2015/03/17 - 2015/03/21
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Takashiさん
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ニューギニア島は世界で2番目に大きい島である。これを25日間でほぼ一周するクルーズ船に乗った。どんな旅になるか、かなり不安であったが、結果は大成功。空調完備のキャビンを拠点にして、原住民と触れ合い、見事なサンゴ礁の海を泳ぎ、飛び回る極楽鳥まで眺めた。その様子を8回に分けて紹介したい。
乗ったクルーズ船はオセアニック・ディスカバラー号。オーストラリアのコーラル・プリンセス・クルージズの誇る新造船である。
クルーズの出発地はオーストラリアのケアンズ。ここではヒルトンに滞在した。海に面して景色が良いし、旅の準備には好都合な所であった。
そして、折角ケアンズにいるならと、キュランダ郊外のカソワリハウスに1泊した。カソワリとはヒクイドリの英名である。期待通り、ヒクイドリを近くで見ることができた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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クルーズは25泊。ケアンズを出発してダーウィンに帰ってくる。船会社のホームページに発表されていた基本プランは図のようだ。年ごとに細部が違ってくる。2016年のものは皆既日食を見ようと出発が早くなっていて、サイクロンを避けるためケアンズからアロタウは飛行機である。
私たちの場合、最終プランではバンダ諸島から直接ダーウィンに帰ることになっており、その分ラジャアンパットが長くなっていた。
図に打ち込んだ数字が、ニューギニア一周クルーズの旅行記の番号に対応している。 -
実際の経路は写真のようだ。クルーズの終わりのころ、壁に張っていたものを写した。
さて、コーラル・プリンセスのニューギニアクルーズはしばらく前から注目していた。時々ホームページを見ていて2015年のクルーズ予定が発表されてからそんなに時間をおかずに、メールで申し込んだ。おかげで希望の船室が取れた。
旅の準備には結構時間がかかった。コーラル・プリンセスからの案内では、現地でパプア・ニューギニアへの入国ビザがとれるとあったが、日本人のあつかいは違うかもしれないと東京まで行ってビザを取得。
この時、抗マラリア薬のマラロンも入手した。後で、名古屋でも手に入ると知った。病気対策には念を入れ、DEET含量の高い虫除け薬も買った。マラリアだけでなくデング熱も怖い。デング熱はケアンズでも発生している。さらに、クルーズ船に船医はいませんという、少し恐ろしい通知をもらったので抗生物質を多めに調達し、救援費用のしっかりした保険に入った。
なおその後、会社の名前はCoral Expeditions, 船名はCoral Discovererに変わったようだ。 -
3月17日。中部国際空港発。成田とシドニーで乗り換えて、18日にケアンズ着。ヒルトンに投宿した。
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ロビーから庭が見える。
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庭に出てみると熱帯風の木が植えてある。
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中庭にも木が茂っている。
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部屋からの景色も良い。
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3月19日。観光に出かけるつもりだったが、サイクロンが接近したので取りやめ。現地でする積りの旅の準備を進めた。虫除け薬は塗り薬を持参したので、ホテルの近くのコンビニでスプレー式のも購入しておいた。さらに両替所を探して、ニューギニアのお金を入手した。
夕食はボードウォーク沿いの店を物色して飛び込んだ。Tha Fishというシーフッド・レストランで、注文したバラマンディ(写真)は良い味だった。 -
3月20日。サイクロンは過ぎ去り、予定通りカソワリハウスを目指した。カソワリハウスにはあらかじめメールで宿泊予約をしてあった。ここはバードウォッチャーに有名な宿である。ヒクイドリとともに極楽鳥の一種、コウロコフウチュウが見られる可能性もある。
ヒクイドリはダチョウの仲間で、メスは体長1.8メートルに達する大きな鳥だ。蹴る力が強く恐れられているが、頭部と首回りが美しく、人気のある鳥でもある。午後1時過ぎタクシーで出発。同時にこれから行くとカソワリハウスに電話した。
タクシーの運転手は場所を知っていなかったが、あらかじめ地図で見当をつけていたので案内できた。最後の段階で運転手は宿に電話して確認していた。駐車するところに行くと、女主人のスーが待っていた。ヒクイドリが来ているそうだ。私は帰っていく途中のヒクイドリを見ることができた。写真はうまく撮れなかったけれど。
写真は本館の入り口。私たちの部屋は別館の2階にあった。空調はないがファンがある。そしてそれほど暑くない。簡単に炊事ができる設備もある。夕食は出ないというのでパンなどを持ってきたが、これならもっとましな食事もできたであろう。 -
すこし寛いでから、近くの鳥を見て回った。たくさんのミツスイが来ている。
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多いのはシラフミツスイ(Macleay's honeyeater)。このあたりの固有種である。
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ヤブツカツクリ (Australian bush-turkey).
ベランダの下にいた。 -
オーストラリアツカツクリ。
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3月21日。朝早くから鳥を探したが、変わったことはなかった。写真はキバタン。ありふれた鳥だがジャングルの中では白が映える。
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朝8時から本館のベランダで朝食。
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トロピカルフルーツが見事だ。ベランダには果物の切れ端などが置いてあり、これを目当てに鳥がやってくる。ベランダの下にも少しエサがある。
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少しして、スーがヒクイドリが来ているといった。
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急いで下へ降りて写真を撮ってベランダに戻ると、またヒクイドリがやってきた。さっきのはオスだが、今度のはメス。一回り大きい。また下へ降りて写真を撮りまくった。
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やがてヒクイドリはジャングルに去った。
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ベランダの下にはニオイネズミカンガルー(Musky rat-kangaroo)が来ているとスーが教えてくれた。カンガルーの中では原始的なものだ。
ゆっくり見物して、タクシーを呼んでもらってケアンズに帰った。 -
ボードウォークを散歩した。
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天候が回復したのでグレートバリアリーフに行く船が忙しく活動している。いよいよ明日、乗船だ。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ろこままさん 2015/11/13 01:43:53
- ありがとうございます
- Takashiさん
はじめまして、ろこままと申します。
アメリカの旅行記へのご訪問、投票をありがとうございます。
お天気に恵まれて、絶景が楽しめました〜
Takashiさんは、いろんな国に行かれてるんですね。
しかも、なかなか行けそうに無いようなとこで。。。
ニューギニアを25日間かけて、一周クルーズですか。
夢のようなお話です〜
どんな景色が待ってるか、ワクワクだったでしょうね。
熱帯の景色、綺麗な海、そして、バードウオッチングも素敵ですね〜
こちらも、ワクワクで楽しませていただきました (*^。^*)
トラベラーページのお写真。。。ペンギンの群れが圧巻です〜
また、お邪魔させて下さいませ。
ありがとうございました。
。。ろこまま。。
- Takashiさん からの返信 2015/11/13 10:20:19
- RE: ありがとうございます
- ろこままさん
お便りとご投票をありがとうございます。来年、小規模な世界一周を計画しアメリカ西部も少し回ろうと、4Tの旅行記を参考にさせていただいています。ありがとうございます。
国内の旅行記も読ませていただきました。駒ヶ岳といい摩周湖といい、ポイントではお天気に恵まれていらっしゃいますね。野付半島の風景、行ってはいませんがウユニ塩湖と思ったら、そのように書いていらっしゃって楽しくなりました。もうウユニ塩湖には行けそうにないので、野付半島を訪問したいと思いました。
ニューギニアは自然も文化もあり、とても楽しみました。クルーズ旅行としては南極と並ぶ経験です。南極の時はサウスジョージア島のキングペンギンも素晴らしく表紙に使っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
Takashi
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- 旅するうさぎさん 2015/06/09 23:34:00
- こんにちは。
- Takashiさん、こんにちは。
ニューギニア一周クルーズに行ってらしたのですね。
最初の地図を拝見して、ニューギニアって
パプアニューギニアだけじゃないんだと思いました。
まずそこのところから分かっていませんでした。
ニューギニア島にしても、
東半分はパプアニューギニアで、
西半分はインドネシアのパプア州なんですね。
国が別々ということからして、知らなかったです。
でも1つ思い出したことがありました。
私が通っていた高校の世界史の先生は、
大学の教授である旦那さんと一緒に
世界中の珍しい国々を沢山旅していて、
その多様な文化を私達に教えてくれました。
先生は教科書というものをまったく使わずに、
彼女自身の言葉で、世界史や世界の文化を語って
くれたのですが、そのお話しが毎回とても興味深い
ものだったのです。
確かニューギニアだったと思いますが、
男性の下半身に付ける装身具の1つについて教えて
下さいました。
女子高だったので、皆、固唾を呑んで(?)
その話しを聞いていました。
色々な国の文化の話しを聞く中で、
世界中には多様な文化があること、
その1つ1つの文化がそれぞれに特色を持っていて、
素晴らしいものであることを教えてもらいました。
25日間のクルーズ、ゆっくり時間をかけて
美しい珊瑚礁や野鳥など豊かな自然を味わったのですね。
原住民の方々にもお会いになったのですか。
今回の旅行記も大変楽しみに拝見させていただきます。
旅するうさぎ
- Takashiさん からの返信 2015/06/10 09:17:55
- RE: こんにちは。
- 旅するうさぎさん
おはようございます。
お便りとご投票、大変ありがとうございます。励みになります。
私もこのクルーズを計画するまで、良くわかっていませんでした。特に奥地の方は危険なところという印象だけでした。
ニューギニアの原住民となると、高地にすむ人たちが有名で、クルーズで行っても大して文化面は味わえないのではと恐れていた時もありましたが、これは杞憂でした。
海岸沿いに住む人たちは海の民とよばれ、ポリネシア文化の影響もあるのか、独自の、ある意味では洗練された文化を発展させていました。世界のあちこちを旅して受けた文化的インパクトではベスト10に入る経験でした。他の乗客も同じ意見の人が多く、高地にいかなくてもこれで十分といっていました。
インドネシア側の寄港地であるジャヤプラから奥地に入るとお書きになった人々が住む村があり、ここはインドネシア側としては有名な所になっているようです。私たちクルーズ客は、もちろん通り過ぎてしまいましたが。
表現力、そして載せることができる写真の制約もありますが、すっかり好きになったニューギニアの人たちについても紹介したいと思います。ニューギニアは日本の文化の根源の一つ、南からの影響ともかかわっている気がしています。
今後ともよろしくお願いいたします。
Takashi
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