2014/11/08 - 2014/11/11
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hornets.homeunix.orgさん
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台北グルメを食べつくす!
そんな目的でふらっと出かけた台湾旅。
食べ続けるのも難しいので、食べる合間でド定番観光地を観光する旅。
そんな台湾旅の1日目。
日本出発から九份、そして饒河街観光夜市と巡ります
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
ふらっと台湾に行きたくなった。旅好きならよくあることだと思う。
旅に出るときは自分で飛行機やらホテルやらその他現地の交通機関とかを手配するが、 台湾みたいな人気の旅行地は、どう頑張ってもパック旅行には金額的に勝てない。 ここは素直に負けを認めて、手ごろなパック旅行を探したところ、 ダイナスティーホリデーというチャイナエアー傘下の旅行会社のフリープランパック が安かったので初めて利用してみた。
安いパックってどんな感じだろう? すげぇ汚いホテルとかだったら・・・。とか 無駄な心配をしていたが、結局ごくごく普通で何の問題もなかった。
今回の旅の予定日数は4日間。台湾旅行にしてはチョイ長め。旅の目的は観光ではなく、 基本「食べること」台湾は今回で2回目なのだが、前回の初台湾でご飯の美味さに 完全に魅了されてしまった。なので、今回は美味しいご飯を食べまくろうかと。
とはいえ、食べ続けることは無理なので、食べる合い間の「レク」として、ド定番 観光地もめぐってみることに。さて、今回はどんな旅になることやら・・・。
出発は羽田発、朝7:40のチャイナエア。日付が変わる時間ぐらいの羽田国際線は 出発ラッシュなので、結構賑わっているけど、この時間の羽田は若干静かめな 感じがする。
クリスマスシーズンが近いので、羽田の国際線チェックインカウンターはイルミネーションが施されていて綺麗だった。 -
正直、チャイナエアに乗るのは今回が初めてだった。何となく今まで縁がなかったのが 主な理由だけれども、個人的な偏見で「中国系のキャリアかぁ〜」という気持ちが あったことは否定できない。チャイナエアはてっきり中国の航空会社かと 思い込んでいたけれども、台湾の航空会社だったのね。知識不足と偏見に反省。
特に期待してはいないけれども、機内食はごくごく普通で美味しい。何故か食事の配布と飲み物の配布が結構忙しめだった。飛行時間が短かったからなのか、客室乗務員的に さっさと仕事を終わらせたかったのか不明。
朝7時台の飛行機となれば、家を出るのは4時台だった。飛行時間は3時間ぐらいだが、 睡眠不足を補う貴重な時間だったのだが、隣の席の女子二人(日本人)が ハイテンションで、離陸から着陸までず〜っと喋っていて全然寝れず。 人の声までカットしてくれるノイズキャンセリングイヤホンが欲しい。 -
飛行時間は3時間ぐらいなので「あっという間だった」と言いたいところだが、 すごく長く感じた。それだけでも久しぶりの台湾への期待が大きかったことが 伺える。
そんなこんなで、無事台北松山空港に到着。イミグレまでの通路にはお茶の缶が 飾られていた。テンションは否応なしに上がっていく。 -
さて、ここでマニアック情報を一つ。simフリーのスマホを持っているなら、 ローミングやwifiのレンタルするよりも、現地のsimを買った方が全然お得。
台北松山空港には 「中華電信」のカウンターが あって、そこでsimが買える。イミグレ・税関を抜けて自動ドアを出ると、正面に 台湾観光局のカウンターがある。その左2件隣ぐらいのカウンターが中華電信の カウンター。 -
ここのカウンターは外国人がsimを買うのがほとんどなのか、店員は かなり手馴れている上に、カウンターの上にデータプランの種類 (日数と値段)が書かれたものが置かれていて、かなり親切。 実際に自分もほとんど係員と会話することなくsimが買えてしまった。
今回の旅程は4日間なので5日間のプランを選択。2014年11月現在で300元 (およそ1200円ぐらい)だった。安い。カウンターにある紙の「5日間」を指さして、 手持ちiphoneを出すと店員はすぐに分かってくれて、すぐにsimを出してくれて 設定もしてくれる。というか、simを入れるだけでたぶん繋がる。 -
今回泊まるホテルは西門付近にある。ホテルはチェックインできる時間ではなかったのでとりあえず荷物だけ預かってもらい出かける。時刻は昼近くなので、腹も空いている。 ということで、台湾での最初の食事をすることに。
(写真:西門付近は若者の街。昼間から夜遅くまで賑わっている)
-
向かったのは「阿宗麺線」。ガイド本にも載ってる超有名店。店に近づいてみると 正直ビックリした。というのも昼時ということもあるが、行列ができている。しかも だいたいの人が店の前で立ち食い状態で食べているのだ。
(写真:西門にある「阿宗麺線」すごい混みよう) -
どうせ食べているのは観光客ばかりだろうと思っていたが、確かに観光客(主に日本人) も食べていたが、結構地元の人も食べていた。
お金を払って、自分の分が出されるのを待っている間、店員に「シャンハイ・・・」と 聞かれたが、なんで上海?と思って不思議な顔をしていたら、前に並んでいる人が 「パクチー」と小さい声で教えてくれた。あぁ、「シャンサイ(香菜)」ね。
われわれは、パクチー全然問題ナシなので、一緒に旅をしている旅友に確認することも無く「OK! OK!」と答えてしまった。とりあえず全員パクチー大丈夫そうだったので、 結果的には大丈夫だったが。
(写真:一応日本人と言うことで店員が「パクチーいれてもいいか?」的に気を使ってくれた) -
さて、我々の麺線をゲットしたら、他の客に混じって店先で立ち食い。
「麺線」とは「茹で過ぎのそうめん」みたいな麺が「かつおだし」の効いたトロッとした汁に浸かっている麺料理。具材としてはホルモンが入っている。台湾料理の一般的な独特な味わいよりは、むしろ日本の出汁の味に近い。 いきなり台湾料理の味を喰らうのも良いが、日本の味に近い味から体を慣らすのも いいかもしれない。
とろみがついているのでアツアツがいつまでたっても冷めないが、やはり美味さは 変わらない。麺料理なので箸で食べたいところなのだが、 安っぽいプラスチックの使い捨てレンゲで食べなければならない。 これが結構テクニックを必要とするので、我々は最初、これで食べることに 苦労していた。
(写真:麺線。トロッとした「かつおだし」の汁にやわらかい麺がベストマッチかつお味なのにパクチーがいいアクセントとなっている) -
麺線で腹ごしらえを済ませた我々は台湾のド定番観光地「九份」に向かうことに。
九份は地下鉄「忠考復興」駅付近からバス乗って行ける。まず地下鉄で 忠考復興駅に向かう。中考復興駅を出たら、デパートの「そごう」を目指せばバス停に たどり着く。
(写真:忠考復興駅付近の道路はかなりの交通量) -
すぐにバスに乗って九份に行くつもりだったが、ここでちょっと寄り道を。
先ほど麺線を食べたばかりだと言うのに、水煎包を食べる。我々が勝手に美味いと 思っている店なのだが、九份行バス停の近くに「尚大娘水煎包」という、 肉まんのような「水煎包」屋がある。
(写真:「尚大娘水煎包」肉まんのような「水煎包」屋さんで通りがかりの人が次々と買っていく) -
「水煎包」とは表現しにくいが、蒸した肉まんの底面をさらに焼いた感じの食べ物。 まあ、肉まんだ。皮がもちっとしており美味しい。中身は肉だけではなく、 野菜とかの具もあったりする。
(写真:水煎包とは肉まんみたいな食べ物ちょっと焼き目がついてて美味い) -
今回食べたのは野菜の水煎包(写真上)と肉の水煎包(写真下)。 野菜の水煎包はあっさりしている。春雨とかが入っていて食感にちょっとした 変化球もあって美味い。肉の水煎包はそれこそ肉の味オンリーで勝負!といった 感じで、味に深みがあり肉汁も相当なものだった。
(写真:野菜の水煎包(上)と肉の水煎包(下)野菜はあっさり系で肉は深い味わいどちらも皮がもっちりで美味い) -
んで、2回目の腹ごしらえを終えた我々は、いよいよ九份行のバスに乗ることに。 が、3年前に乗った場所と乗り場がちょっと変更となっていた。 以前の乗り場には「乗り場は変わりました」的な表示があった。また、間違って この場所に来る日本人を狙ったタクシーの客引きも何人かいたが、そんな客引きでも やさしい人は、あっちだと教えてくれる。
(写真:以前の乗り場だったバス停には「乗り場かわりました」的表示がある) -
3年前は大きな道(北基公路)沿いで、それこそ「そごう」のまん前にバス停があったが、 現在は交差する道路(復興南路)沿いになっていた。といってもそれほど遠くに変わった わけではないので心配は不要(地図参照)
(図:「そごう」を目指して行けば良いことに変わりは無いが角を挟んで反対側にバス停が移動していたついでに水煎包屋は相変わらず美味かった) -
バスは「1062」金瓜石行というバスに乗れば良い。時間にしておよそ1時間から1時間半 ぐらいで着く。バスの座席は埋まっていた。
地下鉄に乗るには当然現金でチケットを買うことはできるが、「悠遊カード」という 日本のSUICAみたいな便利なカードが使えることは、どのガイド本にも書いてある。 バスもこの「悠遊カード」で乗ることができる。ちなみに片道100元ぐらいはしたので、 カードへの残金は300元ぐらいあった方が安心できるので、事前に地下鉄の駅なんかで チャージしておいた方がいい。
(写真:バスの座席は埋まっていたちなみに高速を走るので乗客は座席義務があり立って乗ることはできない) -
バスはアナウンスとかが無いので、自分で降りる場所を確認しなければならないが、 九份では突然たくさんの人が降りるので、そのバス停で降りれば良いので 心配はいらない。
もうちょっと細かく説明すると、九份付近にはバス停が2つあって、下の方にある 「九份派出所」バス停と上の方にある「舊道」バス停。台北から九份に向かうと 先に「九份派出所」のバス停があって、ちょっとあがると「舊道」バス停がある。
九份は坂(階段)の街なので、楽をしたいのであれば、後の「舊道」バス停で降りて、 階段を下りて、帰りは「九份派出所」バス停からバスに乗って台北に帰れば、 階段を登らず下りるだけなので、体力的に楽である。
多くの人は「舊道」バス停で下りるし、「舊道」バス停はキツイヘアピン状の坂道を 上がってすぐのところにあるので、「急なカーブを曲がったなぁ」と思ったら、 下りる準備をすればよい。
(写真:「舊道」バス停からの景色ほとんどの人はここで降りる) -
今日は土曜日ということもあって、九份はかなり混んでいた。日本人観光客も 多かったが、現地の人も結構いた。あと、日本人修学旅行団体とか。プチお祭り 騒ぎ状態。
(写真:このセブンイレブンのところから九份老街に入っていくこの日はかなり混んでいた) -
バス停は下図を参照。一応この2つのバス停の位置関係を頭に入れておけば、 帰りの時の決断にも役立つ。
(図:2つのバス停と九份老街入り口の位置関係はこんな感じ) -
九份は、細い路地の両サイドにお土産屋とか食べ物屋なんかがギッシリ並んでいて 結構楽しい。以前来た時は臭豆腐のにおいがずっと匂っていて、結構キツかった 記憶があったが、今回はあまりそんな感じもしなかった。
(写真:月餅みたいなお菓子タロイモの餡を選択したがやさしい甘さで結構美味かった) -
いろいろな店があるものの、大体店の種類は似たりよったり。 でもすごい混んでいる店もあれば、かなりヒマそうな店もあって(特に食堂系)、 「この差は何なんだ?」という感じ。美味い店はすごい流行るし、あまり美味しく ない店は全然客が入らないんだろうと想像される。
(写真:エリンギを丸焼きして売っていた買ってはいないが美味そうだったただしお値段ちょっと高め) -
おやつ程度に「頼阿婆芋圓(ライアーポーユィユェン)」というお店でデザートを 食べることに。サツマイモ・紫イモなどから作る芋圓(団子)のお店。
作っているところの隣には座って食べれるスペースもあって、たくさんの客で 埋まっていた。
(写真:頼阿婆芋圓(ライアーポーユィユェン)このネェちゃんはガイド本にも載っていた) -
店に掲示してあったメニュー表を見ると 「田イモぜんざい(おそらくタロイモと思われる)」「イモぜんざい」「緑茶ぜんざい」 とあって「どれにしようかなぁ〜」と悩んでいたが、実はメニューは一種類で この3つの団子は同時に入っている。
(写真:店の軒先に掲示してあったメニュー表3種類の選択肢があるように見えるがメニューは1つだけ) -
メニューは1つと言ったが、正確には2つ。「温かい」か「冷たい」か。写真は 冷たいやつで3種類のもちもち食感の団子に、氷と甘さ控えめの汁をかけたものを 渡される。「温かい」ものは氷を乗せずに温かく甘さ控えめの汁がかけられる。 どちらも頼んでみたが、温かくても冷たくてもどちらでも美味しい。その日の 気温と気分によって選べばいいと思う。あと、甘すぎないところが結構いい。
(写真:これは「冷たい」ものもちもち食感の団子に氷と甘い汁がかけられて渡されて、結構美味い) -
それにしても、細い路地は人であふれている。ちょっとウンザリして しまいそうになる。やはり台湾定番の観光地であることが納得できる。
(写真:細い路地は人でいっぱいだ) -
路地を進んでいくと、長い階段と交差する。ここが「千と千尋の神隠し」で モデルとなったところだと思われる。まだ時間が早く提灯に火が灯っていないが、 灯ったらあの風景が見られると思うと、否応なしにテンションがあがる。
(写真:何か見たことあるような景色に出会う) -
日が暮れるまで、お茶して時間を潰すことに。訪れた茶芸館は「九份茶坊」。 店は骨董家具なんかが使われていて、雰囲気が良い。あと地下の方の席には 茶器もいっぱいあった。
(写真:九份茶坊店内は結構いい雰囲気をかもし出している) -
せっかくなので、テラス席を選択。心地よい風に吹かれながらお茶をいただく。
(写真:テラス席をチョイス外もなかなかいい感じ) -
今回選択したお茶はオーソドックスな「東方美人茶」。店員がお茶の支度を してくれて、最初の一杯目は入れ方を教えてくれる。後は、自分達で入れる スタイル。
(写真:お茶の支度が始まるお茶請けは茶梅をチョイス) -
各テーブルの横には、炭火の七輪みたいなのがあり、そこにやかんが載っていて お湯が沸いている。お茶は100gぐらいの葉を持ってきてくれるので、 茶器に茶葉を入れてお湯をそそく。お湯を冷ますための注ぎ器や、各茶碗に注ぐ 注ぎ器なんかもある。店員は日本語が喋れるので、言葉の問題は皆無。
(写真:各テーブルの横にはお湯が沸いている(上) 注ぎ器とかが一通り用意されていて(下) お湯は店員が随時追加してくれる) -
お茶の作法ってなんだか難しそうだなぁ〜、と思ってしまうし、確かに説明された 入れ方はちょっと面倒な感じもするが、何杯か入れていくうちにだんだん適当に なっていく。それでもお茶の味は上品で全然問題ない。だったら自分の好きなように 入れてしまった方が気楽でいいかもしれない。
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そんなこんなでまったりとした時間を過ごしていていると、だんだん日も暮れてきた。 自分達が座ったテラス席からは提灯街が見えなかったが、場所を移動してみると、 ガイド本にも載っているあの「千と千尋の神隠し」的風景が広がっていた。
-
ということで、提灯街を歩くために、九份茶坊を後にした。
で、提灯街を歩いてみたが、想像通りのすごい人。立ち止まって写真を撮るにも 苦労するし、どんな写真を撮っても必ず人が写る。まあ、この雰囲気を心のシャッターに収めるのがいいかもしれない。 -
今回あるいた路地と階段はこんな感じ。
路地をしばらく歩く。そして、階段を下りると帰りのバス停に自動的に出るのだ。 日本人ツアーの団体は逆に下から階段を上がってきていた(たぶんツアーバスの 停められる場所に限りがあるんだと思われる)。しかし、階段の半分ぐらいで 結構な人が疲れていた模様。九份を見るなら、やはり下り経路で見ることを オススメする。 -
下り経路をオススメしたが、この経路には一つ大きな欠点がある。 それは「帰りのバスに乗るのが結構難しい」ということ。
実は結構厳しい問題なのだが・・・。というのも、上のバス停(「舊道」バス停)で 多くの人が乗ってしまうので、満席となり下のバス停(「九份派出所」バス停)では なかなか乗れない。
九份に来るときには「1062」番のバスに乗ってきたので、帰りもこの番号のバスに 乗るのがいいのだが、この路線は高速道路を通るために、客は必ず座らなくては ならない。ということは、ギュウギュウに詰めればもっとたくさんの人が 乗れるのだが、座席の数の分の人数しか乗れない。
たいていの観光客はやはり夜の景色を見たいので、だいたい帰りの時間が集中 してしまう。ということは、上のバス停で満席になってしまって下のバス停では 乗れないというからくり。下のバス停では「1062番」のバスは止まりもせず、 そのまま素通りしてしまう。
どう考えても「1062番」のバスには乗れそうにも無い。若干焦る。んで、1062番以外の 番号のバスもあるが、このバスは立ち乗りもできそうで、わりとギュウギュウに 客が乗っている、どこに行くんだろう?とネットで調べると、途中で「瑞芳火車站」 という駅に止まるみたいで、この駅から電車でも帰れそうだった。ということで、 急遽近くの駅まで乗れそうなバスに乗り、そこから電車で帰る方法に変更! -
九份を通るバスで、瑞芳駅までいく路線は何番のバスだったか忘れてしまったが、 何種類かあった。バス停の路線図を確認すれば、乗っても大丈夫なバスかどうかは すぐにわかる。我々は788番のバスに乗った。
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九份から瑞芳駅まではわりと近く、10分ぐらいで瑞芳駅に到着してしまう。九份から しばらくは急な下り坂とカーブが続くが、この下りとカーブが無くなってきたなぁ〜と 思っていると、すぐに瑞芳駅だ。
当然の如くバスにはアナウンスがないので、車内前方の電光掲示板から目を離さない ようにした方が良いが、多分地元の人が何人か降りるのであまり心配する必要はないと思う。
(図:赤い四角の区間を乗る788番以外にも何本か瑞芳駅を通るバスがあるのでバス停の路線図を確認すべし) -
瑞芳駅の構内に入ってみると正直ビビッた。というのもかなりの人でごった返しており、チケット売り場には長蛇の列だった。「これ並ぶのきついなぁ〜」と思っていたが、別にチケット売り場の窓口でチケットを買わなくても地下鉄が乗れる悠遊カードで乗れた。
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自分達が瑞芳駅に着いた時はタイミングよく特急みたいな電車に乗れた。この電車で 台北市街までおよそ40分。ただ、出発直前だったので空き席は無く、通路に立ち乗りだったが、電車は特にボロくもなく日本と同じ感じの電車なので揺れも少なく立ち乗りでも、足が疲れる以外は問題なかった。
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台北駅まで乗っても良かったが、台北駅までの途中に「松山駅」という駅がある。今回はここで下車。狙いはこれまたド定番の夜市「饒河街観光夜市」に行くこと。この松山駅から饒河街観光夜市は目と鼻の先にある。
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改札を出るとちゃんと「饒河街観光夜市」への案内もあって迷う心配は無し。素直に矢印に沿って行けばちゃんと着く。
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松山駅の改札を出て、地上に出たら北に向かって歩くと饒河街観光夜市。「松山車站」という青いネオンの看板に向かって左手方向に歩いていくと饒河街観光夜市にあたる。まあ、近いので迷ったらその辺の人に聞けば間違いなくたどり着ける。
(図:松山駅と饒河街観光夜市はすぐ近く地上に出たら北に向かえばよい) -
饒河街観光夜市は相変わらずの賑わいっぷりで人もめっちゃいる。入り口の門は昔と変わらず派手派手で「へいっ!いらっしゃい!」的な感じをかもし出していて気分も高揚してくる。
(写真:相変わらず派手な入り口の門自然とテンションもあがる) -
饒河街観光夜市で最初にいただくのは、入り口付近にある「胡椒餅」。ガイド本とかにも載っていて結構有名。入り口付近には胡椒餅の店が何件かあって、たくさんの人が買っていた。
鉄板の上に並んでいたのは以前食べたものより小ぶりな感じで「あれっ?こんなに小さかったかなぁ〜?」と思っていたら、店員のおばちゃんが「これカニ餅! これエビ餅! 向こうのやつ胡椒餅!」と言ってくれた。我々が来た時は胡椒餅は一旦売り切れで次のやつを焼いていたので、鉄板の上にはのっていなかったのだ。
(写真:入り口付近の胡椒餅の店お客さんが次々と買っていく) -
んで、胡椒餅が焼きあがるのを待っていると、焼きたてほやほやの胡椒餅が出てきた。
さすがに焼きたてだけあって、アツアツ過ぎ! 手で持てないぢゃん!ってぐらい熱いのに早速食べる。焼きたてだけあって外は超カリカリ。でも中は程よく蒸された感じで皮はもちもち、肉汁はたっぷりなのだ。中心付近まで食べていくとあふれんばかりの肉汁が皮の外側をつたって自分の手まで垂れてくる。それがまた熱くて肉汁だけで火傷しそう。しかも手はべっとべとになっているが、不思議と食べるスピードは落ちない。それだけ上手い。
胡椒餅はその名前だけあって、胡椒がこれでもかっ!ってぐらい効いている。唐辛子の辛さは正直ちょっと苦手なのだが、胡椒が効きすぎて辛い!ってのは全然大丈夫。「辛い〜!熱い〜!」といいながら食べる不思議な一同。最後に必ず付け加わる一言は「美味い〜!」だ。 -
胡椒餅の焼き方はまるでナンを焼くみたいに釜で焼く。釜の中に綺麗にならんだ胡椒餅はまるで芸術品。何個か下に落ちちゃったりしないのか心配だが、プロがやればそんなことは無いんだろうと思う。
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饒河街観光夜市は、通路が結構狭いのに店がギッシリなので、歩くのは結構大変。道がぶつかる交差点なんかは、全然前に進まないぐらいだ。士林夜市も以前行ったことがあるが、あそこは食べ物屋と雑貨がわりとエリア分けされているが、こちらの饒河街観光夜市はごっちゃなので、さらにカオス感が増す。
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あまりの混雑でウンザリして疲れてしまったので、ここらで休憩がてら食事をすることに(先ほど胡椒餅を食べたばかりだが)。
夕飯として食べたのは「魯肉飯(ルーローハン)」と「豚肉の骨スープ」と「牡蠣のオムレツ」。どれも台湾では定番の料理で、通路の中央にあったわりと混んだ店で食べる。実は魯肉飯を食べたのはこれが初めてだったのだが、結構美味かった。魯肉飯は店によって味が全然違うらしい。それぞれの「店の味」があるらしく、日本で言えば「家庭の味」ってところだろうか。豚肉の骨スープは台湾らしく漢方系の味が効いていて美味い。骨にわずかに残った肉をしゃぶりつきながら食べるらしく、地元の人達も骨にしゃぶりついている姿を見るのはなかなか楽しい。
(写真:魯肉飯(写真上)と豚肉骨のスープと牡蠣のオムレツどれも台湾ド定番の味で間違いない) -
台湾の食事は味の濃いものは濃い。ただしやさしい味のものもあって、緩急の差があるのもまたうれしいところ。魯肉飯は濃い味系の食べ物なので、飲み物が欲しくなる。台湾らしい飲み物と言ったらやはり「タピオカドリンク」だろうか。台湾ではフレッシュなジュースのジューススタンドがそこらへんにいくらでもあるので便利。日本で言ったら自販機の分だけジューススタンドがあるって感じ。
そして、そんなにたくさんあるジューススタンドで生き残っているジューススタンドは、まあどこで飲んでも間違いない美味さなのだ。今回飲んだタピオカドリンクも「もう、これって食事ぢゃないの?」ってぐらい食べ応えのあるたっぷりのタピオカが美味かった。
もうひとつはスッキリ系の柑橘系ジュース。魯肉飯みたいな濃い食事の後にはぴったりだが、太らないかが心配。台湾のジュースは基本「砂糖の甘さ」よりは「果物の甘さ」を軸にその甘さを最大限に引き出す努力がされていてうれしい。要は「味わい深い」のだ。 欧米なんかに行くとジュースは「単に甘ったるいだけ」と言った感じだが、こちらのジュースはそうではなく、体にも良さそうなのがうれしい。
(写真:タピオカドリンク(左)と柑橘系(レモンとカボス)のジュース(右)もっちもちのタピオカでさらにお腹がいっぱいになる) -
台湾到着から九份・饒河街観光夜市とまわって、正直かなり疲れていた。饒河街観光夜市からホテルまではタクシーを使った。今回泊まるホテルは 「パラダイス ホテル (伊楽園大飯店) 」。西門駅から徒歩で5分ぐらいのところにある。タクシー代はおよそ180元だった。
話は戻るが、九份の帰りのバス停でなかなか「1062番」のバスがつかまらないと、タクシーが相乗りで乗車を誘ってくる。1台1000元で一人当たり250元という相場。バスだと100元ぐらいでいけるので「お〜、ぼったくってるなぁ〜」と思ってしまうが、饒河街観光夜市から西門付近まで180元ぐらいかかるのだったら、九份から台北まで1台1000元だったらわりと「アリ」な値段設定で、ビックリするほどボッたくってるわけでは無い感じもする。
話はそれたが、安いパック旅行のホテルなんで、どんだけ酷いホテルか心配だったが、いたって普通。シャワーの出も十分だった。南国のサービスと言えばクーラーで、部屋に入ったとたんにキンキンに部屋が冷えており正直寒かったが、これがこちらの国の最大限のサービスなんだなぁ〜と思うと、ありがたく感じる。
台北のホテルにだいたい共通することは、ホテルの係員は普通に日本語が喋れるという点。正直台湾では言葉に困らないのも、たくさんの旅行者を魅了する一つの理由と思われる。
老体に鞭打ってかなりハードに動き回ったので、本日はベッドに横になったら即寝。
これまでの台湾日記とこれからの日記
Day1 出発・九份・饒河街観光夜市
http://4travel.jp/travelogue/10953771
Day2 阜杭豆漿・中正紀念堂・淡水・占い・小籠包
http://4travel.jp/travelogue/10953898
Day3 朝市・お茶・マンゴー・ミャンマー人街
http://4travel.jp/travelogue/10954035
Day4 朝ごはん3連発・忠烈祠・豆花・牛肉麺・そして帰国
http://4travel.jp/travelogue/10954090
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この旅行記へのコメント (5)
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- ねんきん老人さん 2016/12/11 16:31:37
- 何事にも先達はあらまほしきことなり
- hornets.homeunix.orgさん、こんにちは。
小生の独りよがりな旅行記にご投票くださり、ありがとうございました。
どんな方が読んでくださったのかと思ってhornets.homeunix.orgさんのページを開いてみました。
最初に「つべこべ言う前に行かなきゃいけない」という文言を見つけ、我が意を得たりと膝を打ちました。とかくつべこべ言って、自分が行動しないことの言い訳にしている輩が多すぎます。見もせず聞きもせずに否定だけして、何か収穫があるのでしょうか。
まず一番古い旅行記を拝読しました。
飛行機の中で隣席の日本人女性2人のお喋りに閉口なさった由、まったく同じ体験を何回かした身としては、その場の様子が目に浮かぶような思いでした。
私は「あなた達だけじゃないんだから、静かにしなさいよ」と注意したのですが、その時の女性の鬼のような形相とその後一言も喋らず、却ってこちらがずっと気まずさに参ったことが思い出されます。
さて旅行記ですが、懇切丁寧な解説で大変参考になりました。
私は台湾には一度しか行ったことがありませんが、その時は親しくしていた在日台湾人の紹介があって、向こうの空港についてから離台までずっと現地の方に世話をしてもらったので、何の苦労もありませんでした。
そのときに思ったのは、台湾は個人旅行では無理だなということです。
かといって、ツアーというのはあまり好きではありません。メンバー同士の「海外旅行自慢」「旅慣れ自慢」に相槌を打つのに疲れてしまうのです。
ですが、今回hornets.homeunix.orgさんの旅行記を拝読して、これをプリントアウトしていけば、俺でもなんとか行けるかな、という気になってきました。
年金生活の身でなかなか機会はありませんが、もし行くことになったら、大いに参考にさせていただきます。ありがとうございました。
最後に付け加えるならば、麺線の写真と機内食の写真には目を見張りました。
食べたものの写真を載せる方は多いのですが、こんなに鮮やかな写真は見たことがありません。食べ物の質感がしっかり伝わってきます。
私は食べることにあまり興味がなく、ふだん料理の写真を撮ることはないのですが、たまに4トラベルの皆さんの真似をして撮ると、なんの変哲もない記録写真になってしまいます。
これからも詳しい旅行記を楽しませていただきます。
ねんきん老人
-
- 415さん 2016/06/15 09:47:46
- どんぴしゃの台湾旅行記でした。
たまたま台湾「九分とグルメ」の旅行計画(中止になちゃったけど)をしていました。
私もパック旅行よりも個人手配が好きなもんで。
でも台湾はパックがよいんですね。
航空会社のこととか へ〜そうなんやって感じで読ませて頂きました。
他の国の旅行記もまた拝見させて頂きます。
へ〜ぇへ〜ぇ言いてると思います。
この度はご訪問といいね有難うございました。
415
- hornets.homeunix.orgさん からの返信 2016/06/17 23:47:41
- RE: どんぴしゃの台湾旅行記でした。
- 書き込みありがとうございます。
そして、返信が遅れて申し訳ありません。
九份とグルメの計画が中止になっちゃったのは残念ですね。まぁ、でも、近場なんでいつでも行けちゃいますよね。
近場の人気スポットは、やはり格安ツアーも多く、個人手配ではなかなか勝てないですねぇ〜。でも、ペルーやボリビアに行った時にはツアーで行くよりも断然安く仕上げることができました。人気があっても行くのが多少困難な場所は、ツアーも少しお高めなので、個人手配がグーですね。
また、お暇な時にでもお立ち寄りいただければ幸いです。
そして415さんの新たな旅行記をお待ちしておりますよ〜!
-
- ちちぼーさん 2015/12/09 11:16:58
- 参考にさせて頂きます
- 投票ありがとうございます。
投票をいただき、毎回地図を含めたわかりやすい旅行記を拝見するのが
とてもためになります。
行ってみたいけど行くことはなさそうという場所も多く
私の方から遊びに行けるように、
フォローさせて頂きました。
これからもよろしくお願いします。
みんまま
- hornets.homeunix.orgさん からの返信 2015/12/13 10:54:38
- RE: 参考にさせて頂きます
- 書き込みありがとうございます。
そして、フォローもありがとうございます!
いつも楽しく旅行記を拝見させていただいています。
「行ってみたいけど行くことはなさそう」とは言わず是非行ってみてください!
行ってみたいところにはいつも意外な発見があって楽しいです。
その時にもし私の旅行記がお役に立つ事があったら幸いです。
みんままさんの新たな旅行記をお待ちしてますYo!
今後共よろしくお願いします。
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