2014/07/24 - 2014/07/27
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Weiwojingさん
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ヴィリニュスに続いてカウナスを訪ねた。今回のバルト3国訪問での最後の訪問地である。カウナスにはぜひとも訪ねてみたいと思っていた。ここは第二次世界大戦前リトアニアの首都だったところで、日本領事館が置かれていた。「日本のシンドラー」と言われた杉原千畝領事代理が2000ものユダヤ人にヴィザを発行し、6000人もの人々の命を助けたところである (☆)。
ヴィリニュスから電車で行った。ヴィリニュスとカウナスの間は鉄道が整備されていて、最新式2階建ての電車が走っている。時間にして2時間ほどだったが、沿線の風景を楽しんでいたら、あっという間の乗車時間であった。
カウナスは中世の面影を残すリトア二ア第二の都市で、すでに14世紀に最初の記録に登場しテいる。16世紀後半にはハンザ同盟の代表部が設けられて、貿易や商業の中心地として栄えていた。第一次世界大戦から第二次世界大戦の間の22年間、ポーランドい占領されたヴィリニュスに代わりリトアニアの首都になっていた。
(☆) 杉原千畝 ( すぎはら・ちうね )については次のような別稿で詳しく紹介しますので、こちもご覧ください。
「バルトの国々を訪ねて( エストニア篇 ) ⑥ ー ヴィリニュスとカウナスで杉原千畝の足跡を求めて」
http://4travel.jp/travelogue/10956312
- 旅行の満足度
- 4.0
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<ヴィリニス駅 >
カウナスにはヴィリニス駅から電車で出かけた。ほんの2時間ほどの乗車時間であったが、沿線の風景を楽しんでいると、あっと言う間に着いてしまった。 -
<カウナス駅 ① >
この電車に乗つて、カウナス駅に到着した。このホームはかつて杉原千畝が領事館を封鎖し、隣国へ出発する直前まで列車の中でユダヤ人の日本通過ビザを書き続けたところである。 -
<カウナス駅 ②>
ヴィリニュスからカウナスまでは電車で来た。この国では珍しくこの2都市間には鉄道が整備されていて、最新式の電車が頻繁に走っている。時間は2時間もかからなかった。駅も大きくて、十分整備されていて便利である。 -
駅の中にはカフェもあり、カウナスからヴィリニュスへ戻る際、待ち時間に利用してみた。
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旧市街地の街並みであるが、静かで、落ち着いていて気持ち良い。
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市内中心部にはトロリーバスが走っていて、どこに行くのにも便利である。
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街の中では観光客がそんなに多いほどではないが、時折このように旅行者が地図を広げている風景を見かける。
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民族衣装に身を包んだ女子高校生に会った。写真をお願いすると、気持ちよく撮らせてくれた。
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アコ―デオンを演奏していた青年は小生がカメラを向けると、演奏をいちたん止めてポーズをとってくれた。
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夕闇が迫る頃、市庁舎前の広場前のカフェで休んでいると、美しい夕方の空を背景にバルーン( 気球 )が2つ空に浮かんでいた。左側はイエズズ教会である。
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カウナスでの最初の夕食は旧市街地にある小奇麗なレストランで食べてみた。
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スターターはスモーク・チキン・サラダで、美味しくてあっと言う間に食べてしまった。
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こちらがメーンの肉料理。
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次の晩の夕食に出かけたレストランで、“BERNELIU UZEICA“ という名前のところである。エスト二ア料理の専門店である。
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店に入ると1階はこんな雰囲気で、気軽に食事が出来そうな感じである。
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2階に案内された。1階とは異なり、木のぬくもりが感じられるような造りになっている。
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カウナスでは宿泊したゲストハウスの近くのレストランでコンサートがあるというので、夕食を早やめに済ませ、会場に行った。会場は満員の盛況で、立錐の余地もないほどであった。
コンサートそのものはリトアニアの今人気があるポップスのようで、あまり理解出来ないところもあった。しかし、雰囲気を楽しむことは十分出来たと言ってもよい。 -
コンサートはこの4人のミュージシャンを中心に行われたが、ヴォーカルの女性の歌が迫力があった(写真右側下)。彼女は時にはギターを弾きながら歌い、時には舞台を縦横に動き回っていた。
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ランタンに明りが灯されて、商店街の一角に置かれていた。何とも幻想的で、美くしかった。
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あるショップの店先にこのようなものが置かれていたが、もちろん店のPRを示すものである。
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路地裏を歩いていたら、ノラネコだろうか、目だけは輝かせながらのそのそと歩いていた。
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カウナスにはシナゴーグ( ユダヤ教の礼拝所 )が一箇所あり、見学できる日があったので、出掛けてみた。
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シナゴーグの内部は荘厳な雰囲気が漂い、キリスト教の教会とはかなり異なる。
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室内の装飾はブルーの色で統一されていて、色合いが落ち着いている。
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小生が見学していた時、別の方々が家族で来ていて、この少年は頭に小さな帽子のようなものを被っている。男性はシナゴーグに入る時は必ず被らなければならないものである。
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会堂では戦前のユダヤ人の姿を描いた絵のちょっとした展覧会が開かれていた。
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この絵は「ダビデの星」を胸に付けた青年の姿を描いている。
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カウナス郊外にユダヤ人のゲツトーがあることを教えられ、調査に出かけてみた。そこいは1940から44までの3年間ここにゲツトーがあったことを示す記念碑が建っている。
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<「白鳥」に例えられる旧市庁舎>
1542年に最初の基石が置かれ、18世紀中期に現在のような建物に立て直された。旧市庁舎前広場は中世においては市場があったところで、周囲にはいくつもの古い教会や建物があり、昔の面影がよく残つている。 -
旧市庁舎は現在結婚登記所やパーテイ会場となっていて、内部の見学も可能である。
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ランチに食べたサラダで、簡単にこの程度で済ますことが何度かあった。
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「旧大統領官邸」
リトアニア最初の独立時代(1919〜1940)の間に3人の大統領が住んでいた官邸で、今は記念館として見学が可能である。 -
<St.Michael Archangel ( of Lithuanian Military Forces ) ( 聖ミカエル教会 )>
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礼拝堂の中は静寂に満ち、訪れる人は全くおらず、しばし安息の時を持つことが出来た。
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祭壇部分の天井に見事な絵が描かれている。若き羊飼いの姿をしたイエス・キリストと2人の天使が見える。
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立派なパイプオルガンが設置されている。図らずもはこの日の午後にコンサートがあり、聞くことが出来た。
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ふと訪れたヴィタウタス大公教会で結婚式が行われていた。しばし見学させていただいた。
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<カウナス城>
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<聖ゲオルギ教会>
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古い絵画がたくさん残されているが、保存状態がよくないのか黒ずんでいて、見る影もなくなっている。
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修復された中世の古い絵がある。
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こちらも修復された絵で、イタリア・アシシジの聖フランシスコを描いたものだろうか。
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この教会の司祭が訪問者と話をしていて、この教会のことやキリスト教のことを説明しているようだった。
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教会の中庭を見ていたら、偶然花嫁がブーケを投げる練習をしていた。恐らくこの後、結婚式があるのかも知れなかった。
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これはネムナス川に掛かるアレクソト橋で、1948年に架けられた。
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橋のたもとにケーブルカーがあり、これで展望台まで上ることが出来る。
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ケーブルカーの内部。ほとんど客はいない。
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展望台に上ると、カウナスの街が一望でき、特に旧市街地の光景は素晴らしい。
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旧市街の一角に古そうな水飲場がある。
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