2014/07/20 - 2014/07/24
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Weiwojingさん
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ヴィりニュスでは市内にかなりユダヤ人関係の施設や記念碑等が残されていて、そうしたものものを見て回るのは大変興味のあることであった。しかし、一般的にそんなに関心があるテーマではないので、どこにどんなものがあるのかはなかなか知ることが難しかった。
* このカバーの写真は、ユダヤ人関係の史跡の前でアメリカから来たユダヤ系の大学生が見学しているところである。彼らは祖先のルーツを求めてき来たのかもしれない。
- 旅行の満足度
- 4.5
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<ヴィルニス・ゲツトー所在地図>
ヴィリニュス市内にはゲットーが何か所かあり、それらを示す地図が市内のあちこちに置かれている。ゲットーだけでなくシナゴーグ等のユダヤ人関係の史跡がある場所も示している。今回、これらを参考にして歩いてみた。 -
<国立ユダヤ博物館>
ヴェりニスでユダヤ人に関する足跡や資料を探したいと思うならば、まずはこの博物館に来るのが常道であろう。ユダヤ人たちがこの国に定住するようになってからの歴史と第二次世界大戦中の虐殺そして戦後のユダヤ人たちの歩みを知ることが出来る。
* この博物館については、
「バルトの国々を訪ねて(リトアニア篇)② ー 首都ヴィリニュスで博物館、大学、教会巡り」
http://4travel.jp/travelogue/10954121
をご覧ください。この中で、やや詳しく紹介している。 -
<杉原千畝 ( すぎはら・ちうね )記念碑>
国立ユダヤ博物館の庭先に「日本のシンドラー」とたたえられる杉原千畝の顕彰記念碑が建てられている。彼は日本通過のヴィザを求めてカウナスの日本領事館にやって来た多数のポーランド系ユダヤ人に日本政府の意向に反して、2000人もの人々にヴィザを発行した。
そのおかげで、6000人余りのユダヤ人たちがシベリアを経由して日本に到着し、そこからアメリカへ逃れて行った。 -
ヴィリニュスにはかつて多数のシナゴーグ(☆)があったが、今ではただ一つこのシナゴーグだけが残されている。
(☆)シナゴーグとは、ユダヤ教の宗教施設である。 -
正面入り口。
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シナゴーグの内部。
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かつてこの場所に大きなシナゴーグがあった。しかし、現在はただの原っぱで、ここにシナゴーグがあったとはとても想像がつかない。入口に説明板があり、ここにシナゴーグがあったと記された説明を読んで、それと分かるだけである。
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その説明板には、リトアニア語、ロシア語、英語で詳しい説明が書かれている。
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<DOCTOR TSEMAKH SNABAO>
この方はユダヤ人医者で、地域の人々に大変慕われていたそうである。 -
<GAONUI ELIJAHU 像>
Gaonui Elijahu(1720 〜1797)はヴィリニュスに住んでいた文学者で、著名人であった。 -
銅像のすぐそばに碑があり、エストニア語と英語、ヘブル語の3種類の言葉で説明されている。こちらでは Gaonas Elijahu と書かれていて、銅像の文字と少し違つている。
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<ジードゥ通り( 旧ユダヤ街 )①>
市庁舎広場からそう遠くないところに、ジードゥ通りがある。ジードゥ通リというのはこの通りや周辺がかつて「リトアニアのエルサレム」と呼ばれるユダヤ人街だったところである。 -
<ジードゥ通り( 旧ユダヤ人街 ) ②>
現在のジードゥ通リには昔のユダヤ人街の様子を偲ぶものは何もないが、ただこの通りを歩いているとふとユダヤ人たちの姿が現れてくるような錯覚に陥ってしまった。 -
この通りはそんなに大きな通りではなく、数百メートルあるかないかといった程度で、歩いても10分はかからない。
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ここは旧ユダヤ人通りのすぐ近くの通りで、このあたりもユダヤ人が多く住んでいた。
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ユダヤ人関係の遺蹟を回っていると、小生と同じようにそれらの場所を見学しているグループの人たちがいた。アメリカから来たと言うユダヤ系の人々のようだ。
何人かの人と話をした。小生が日本からユダヤ人の足跡を求めて来たと言うと、興味を覚えたようで、いろいろと質問された。小生もしばらく彼らと一緒に歩いて、見て回らせてもらった。 -
学生たちがGaonas Elijahu 像の前で、彼が作った詩( 恐らく )の朗読をし、彼に捧げているようだった。
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かつてのユダヤ人が住んでいた通りを歩く女性の姿が見られた。彼女はこのあたりは昔ユダヤ人が住んでいたのを知っているだろうか。ぶしつけにも質問すると、「詳しくは知らないが、一応知っている」との答えであった。
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街の雰囲気が少し他とは違うような気がする。
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旧ユダヤ人街の奥まった所にだれも来ないような路地があった。
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ジードゥ通りの中央あたりで機を織る音が聞こえてきたので、窓越しに覗いてみると、年配の婦人が「中にどうぞ」というような仕草をするので、中に入ってみた。
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すると一人の女性が機織り機で作業をしていた。勿論彼女はユダヤ人ではないが、英語が出来るようで、ゆつくりと説明してくれた。彼女が取り組んでいるのは、この国の伝統的な織物で、いろんなものを見せてくれた。
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婦人はこんな本を見てくださいと一冊の本を持ってきた。それは日本語の本である。『旅のコラージュ』 というタイトルの本で、彼女が開けたページのところを見ると、何と彼女のことが紹介されているではないか。
* 『旅のコラージュ』( 著者:les deux、出版社:ピエ・ブックス、発行年:2007年 ) -
作業所を写真に撮らせていただいた。
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珍しい伝統工芸品が置かれている。
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エストニア独特のキリスト教的人形とでも言うのだろうか。
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作業所の壁にはあちこちから寄せられたはがきや手紙が掲示されている。
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旗が掲げられている建物は現在オーストリア大使館になっているが、かつてはここはユダヤ人関係の施設があったところで、建物の壁に次の写真に見られるようなプレートがある。
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プレートには、エストニア語、ヘブル語、英語で書かれていて、次のような英語の説明を抜き出してにみた。
“THIS BUILDING, CONSTRUCTED IN THE 16th CENTURY, SERVED THE JEWISH COMMUNITY FOR 80 YEARS PRIOR TO 1941 AS A HOUSE OF PRAYER.“ -
旧ユダヤ人街の一角に小奇麗なレストランがあり,中を覗いてみると手頃な値段で食べられそうだったので、ここで昼食をとった。
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店内の様子で、ここではメニューから選ぶのではなくカウンターとガラスケースにある料理の中から選ぶようになっていて、実際に目で見て選べるので、大いに助かった。
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選んだのは3種類の料理である。味付けもちょうどよく、美味しくいただくことが出来た。その上、値段も安かった。
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食事の後、書店を覗いていたら、偶然“SYNAGOUGS“(シナゴーグ)という写真集があり、中を見てみた。購入したいと思ったが、荷物になりそうだったので次回に期したいと思う。
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<Vilnius Jewish Community>
あるビルの入り口に掲げられていて、ユダヤ人と思うわれる人々の出入りする姿が見られた。 -
名前を失念したが、ユダヤ人の歴史文化を紹介する施設があり、様々な展示が行われている。
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ちょうど「エストニアにおけるユダヤ人の生活」という展示が開催中で、この国におけるユダヤ人の歴史、習慣、宗教、教育等詳しいく紹介されていて、興味深かった。
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<ユダヤ人墓地 ①>
ヴィリニュス市内にはかつて大きなユダヤ人墓地があったが、第二次世界大戦中にすべてナチスの手によって破壊されてしまったので、現在はこのような姿は全く見られない。 -
<ユダヤ人墓地 ②>
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<ユダヤ人墓地 ③>
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