星の巡礼路☆ブルゴス

2014/08/05 - 2014/08/06

ビルバオを旅立ち、次はブルゴスに到着。ここからはサンティアゴ・デ・コンポステーラへの「星の巡礼路」を辿る一人旅になります。

9世紀の初めに星に導かれた羊飼いが聖ヤコブの骨を発見し、そこにヤコブを祀る教会を建てたので「星」の地への旅で「星の巡礼路」
ルートはたくさんあるけど、一番有名なルート上にある町を訪れつつ、聖地を目指します。歩いてではありませんが。

ビルバオからバスで着き、ホテルに着くと、チェックインの列には巡礼の集団が！　現代の巡礼は大きなリュックとスポーツウェア。ほぼ無料の巡礼宿に泊まることもあれば、ホテルのこともあると聞いていたのですが、早速会えて嬉しい。ビルバオから歩いている巡礼者もたまーに見たけど、ブルゴスは断然増えてる。

宿泊したHotel Risa Maria Luisaはホテルサイトで安く取れたのに、とても良いホテル。予算は変わらないので、ボルドーやバスクより物価が安いのかな？　

フランス・ボルドーから始まり、バスクを抜け、やっとスペイン。バスクもスペイン領だけど、街並みが全然違う。もっと北ヨーロッパの国のような趣だったのに対し、カスティーリャ地方に入ったとたん、想像通りのスペインが出てきた感じ。バスクはやっぱり外国なんだなあ。

ビルバオ編は長くなるので、先にこちらをアップします。

エリア ブルゴス(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビルバオ15:00→ブルゴス16:45のバスで次の町ブルゴスに向かいます。車窓はひまわり畑。スペインに来た感じするなあ。ツアーバスではないので、皆さん何の反応もありませんが、私は一枚撮りました。スピード速くて上手く写ってないかも。

Independent TripというHPで調べたところ、バスが一番便利そう。それにブルゴスの鉄道駅は町から5キロ離れていると。バス1日10本と出ますが、直行(1時間45分）と回り道（3時間15分）のがあるので、注意が必要です。直行は少ないの。ビルバオのバスターミナルの窓口は行列していて、私は自販でチケットを買いましたが、現金のみ、表示はスペイン語なので大変。ALSAのHPで事前に買っておくといいです。ちょっぴり安くなりますし。

到着。バスで着いて、歩いていくと最初に見る旧市街の入り口がこれ。中世ぽくて素敵です。

バスターミナルからホテルはタクシー移動で4ユーロ。歩いて20分くらい（予想）、場所がよく分からないし（旧市街を抜けた辺りだった）、暑いのでムリせずに。北スペインは気温はそれほどではないけど、やはり日差しは強く、午後はとても体感温度が暑いです。

ホテル側から歩くと旧市街の入り口にはブル＝牛の銅像とこのエル・シッドの像がありました。エル・シッドはレコンキスタの英雄、なんだって。ふむふむ。

ブルゴスはカスティーリャ地方の町で、この大聖堂は世界遺産に登録されています。中を見るのは2時間かかるとのことなので、見学は明日にしよう。

この門の中を見学。サンタマリア門。

中世の衣装のお姉さんがいて、気分を盛り上げてくれます。でも、話したり何かするわけではなくうろうろしてるだけ。

対岸の修道院。ブルゴスは修道院も多い。これは今はホテルになっているよう。

サンタマリア門からエル・シッドまで、ずっとこんな並木道。

女の子の像。同じポーズで記念写真が定番みたい。

街並みこんな感じ。

散歩のおやつにポテトフライ。揚げたて1ユーロ。好きなソースをかけてくれます。私はにんにくマヨ（アイオリ）とケチャップを選択。前の人は全部がけを選んで、ベチャベチャになってたよ^^;　

ポテトなんか食べてるから、夕飯が食べられない･･･。タコのサラダのみ。量多くてこれさえ食べきれなかった。

それにメニューがよくわかんない。レストランで頼むとき便利なようにバスクで覚えた単語は魚介ばかりだったと気づいた。でも、ここブルゴスは肉料理の町。調理法もバスクと違うみたい。チャコリもピルピルも、もうないんだ(;o;)　やはり外国なのね。

翌朝も快晴。さあ、大聖堂に行くぞ！

ゴシックの傑作で、スペインではセビーリャ、トレドと並ぶ3大ゴシック教会だそうで、巡礼上外せない教会。

別の角度から。立派！

ズームアップ。この下が入り口。
入場料を払うと音声ガイドが渡されます。この説明がとっっても長い。途中から聞くのをあきらめても見学は1時間半かかりました。まじめに聞いてたら2時間超かかるね。

中にはなんと、１３ものチャペルがある。ゴシック様式の装飾どっさりな礼拝堂が13コ！　1つでも十分なレベルのが13コ！

天井もこんな感じで派手。

ステンドグラスもなかなかです。

2つめのチャペル。キンキラ。

3つめ。上のと同じじゃないんだよ。

これも違うところ。私がしつこく同じのを載せてるわけじゃないの。

教会にシャンデリア。

４つめ。今度は人がいっぱいいる系。

ゴージャスな階段。説明いっぱいされたけど、もう思い出せない。

これが一番メインの祭壇。

5つめ。

よってみましょう。13コもあって、しかも一つ一つにこれほどの細工がしてあるなんて、一体どういうことでしょう。豪華すぎないかい？

町の英雄エル・シッドと妻の墓。

6つめ。

別の天井

7つめ。

こういうタイプの天井もあり。

8つめ。天使がいっぱい。もう十分。大聖堂はこのくらいにしときましょう。

回廊

中庭

カテドラルの横の坂を登ったところにある教会。日差しが眩しくてほんの少し歩くのも辛い。

小さな教会と侮ったら、中はすごかった。またまた、目の眩む祭壇が登場。中央の天使いったい何人？

そのまま坂を登り続けて、城へ向かってみた。暑い･･･。通りすがりの観光客に「城遠いですか？」と訊いてみる。ビーサンの彼らが近いと言うんなら、行ってみようか。坂を登ってみる。

城は崩れていた。頑張って登ったご褒美はこの眺め。ブルゴスが一望できた。さっきの大聖堂もよく見える。

教会・修道院がたくさんある町だなあ。

上の写真、左側にあった修道院に立ち寄ってみた。ここは観光客が全然いなかった。大学生バイトみたいな子が受付してた。

観光用汽車。かわいいね。

そろそろ2時過ぎたのでスペイン人の昼食タイム。店に入ってみよう。

今日こそはブルゴス料理を食べようと、レスタウランテ・ドン・ヌーニョ RESTAURANTE DON NUÑOへ。ワイン・デザート付きでなかなかリーズナブル。
ブルゴス料理といえば肉！！　子羊・子豚の丸焼きをはじめ、チョリソや血のソーセージ・モルシージャもここが本場だそう。
私が食べたのは、肉・ハム・ソーセージたっぷりのシチュー、オージャ・ポドリーダ(Olla podrida)です。コラーゲンたっぷりで美肌になれそうなシチュー。旨っ。

オムレツも具に。しょっぱめだけど、肉はとろとろで美味しかったです。もう夕飯はいらないかも。

隣の人が食べていたローストものもおいしそうでした。

デザートはチーズケーキ。サンセバスチャンのには負けるけど、食後の甘いものは嬉しい。

スペインでは昼食が正餐なので、たっぷりのんびり。このリズムに慣れてきました。

良かったよー、ブルゴス。またいつかこの素晴らしい大聖堂を見に、来たいものです。