2014/08/01 - 2014/08/01
1位(同エリア20件中)
昆虫博士さん
バンクーバーからウォータートン・グレーシャー国際平和公園まで往復3600kmドライブしました。
2014年の夏休み旅行、第1弾のアラスカに続いて、第2弾は自家用車でカナディアンロッキーです。昨夏、カナディアンロッキーの王道であるバンフ国立公園、ヨーホー国立公園、ジャスパー国立公園(アサバスカ氷河のみ)は行ったので、今年はまだ行ったことがない国立公園5ヶ所を周遊しました。
1日目はバンクーバーを出発し、ECマニング州立公園を通って、オカナガン地方のペンティクトンまで行きました。
ECマニング州立公園には針葉樹林に囲まれた美しい湖があり、その湖畔で昼食を取りました。その後、オカナガンに入ると針葉樹林はなくなり、低木や草原が広がる乾燥地帯となりました。フルーツ販売所でチェリーや桃を買って食べたり、湖水浴をして楽しみました。
※ カナディアンロッキー(Canadian Rockies)
BC州北部リアード川(Liard River)から米国モンタナ州グレーシャー国立公園ミリアス峠(Mirias Pass)までの南北1450キロ、東西150キロです。なので、今回訪れたアメリカのグレーシャー国立公園も “カナディアン” ロッキーに含まれます。
■ カナダ西部~モンタナ州 ロッキー山脈&史跡 9泊10日 ■
★1日目) ECマニング州立公園 → オソヨース&ペンティクトン
http://4travel.jp/travelogue/10943941
2日目) ペンティクトン → レベルストーク国立公園 天空のお花畑
http://4travel.jp/travelogue/10950444
3日目) レベルストーク&グレーシャー国立公園 → ラジウム温泉
http://4travel.jp/travelogue/10955462
4日目) クートニー国立公園 ロッキー山脈&峡谷 → キンバリー
http://4travel.jp/travelogue/10958230
5日目) キンバリー → バッファロージャンプ史跡 → ウォータートン国立公園 湖クルーズ
http://4travel.jp/travelogue/10959308
6日目) 野生動物の宝庫 ウォータートン国立公園 → グレーシャー国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10961476
7日目) グレーシャー国立公園 太陽に向かう道&ローガン峠
8日目) グレーシャー国立公園 レンジャー・ハイキング → ネルソン
9日目) ネルソン → 日系人抑留地 ニューデンバー → バーノン
10日目) ケロウナ ワイナリー巡り, 総集編(自然公園, 史跡, 野生動物)
- 旅行の満足度
- 4.5
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朝7時に出発する予定でしたが、寝坊をしてしまって9時15分に出発です。
ハイウェイ1号線(トランス・カナダ・ハイウェイ Trans-Canada Highway)を東に進み、ホープの町を目指します。
天気がよく、米国ワシントン州のベーカー山(Mt. Baker)がきれいに見えます。
■ 関連旅行記 ■
秋のベーカー山 紅葉探し&ハイキング
http://4travel.jp/travelogue/10943918ベーカー山 山・渓谷
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ホープ(Hope)の観光案内所で小休憩です。
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観光案内所の前に顔ハメ看板を発見。
顔ハメ看板 その1。
ヨーロッパ人がフレーザー川を下っています。 -
顔ハメ看板 その2。
映画 「ランボー (Rambo)」 シリーズの第1作 「First Blood」 の撮影が,
ここホープで行われました。
1982年公開の映画で、シルベスタ・スタローン主演です。 -
ホープを出たところで右側に曲がり、ハイウェイ3号線(クローズネスト・ハイウェイ Crowsnest Highway)に入ります。
標識には、その名の通り “カラスと巣” が描かれています。
しばらくはカスケード山脈の山中で、針葉樹林が広がります。 -
ECマニング州立公園(E. C. Manning Provincial Park)のライトニング湖(Lightning Lake)に到着です。
この州立公園は、森林学者のErnest Callaway Manning から命名されています。 -
美しい湖です。
カヤックも気持ちよさそうです。 -
ここで、昼食にします。
昼食は、昨日の残り物とおにぎりです。 -
この公園にはコロンビアジリス(Columbian Ground Squirrel)が、たくさん住んでいます。
名前のコロンビアとは、まさにこのあたり “ブリティッシュ・コロンビア” のことです。 -
コロンビアジリスは、このような巣穴の中に住んでいます。
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ジリスにエサをやって、一緒に写真を撮っている人がいます。
このようなことをする人がいるので、ここのジリスは食事をしていると寄ってきます。 -
この公園では、ジリスの他に ハイイロホシガラス(Clark's Nutcracker)をよく見かけました。
英名の “クラークス (Clark)” とは、探検家ウィリアム・クラーク(William Clark)のことです。
彼は “ルイス・クラーク探検隊”のリーダーの1人で、白人アメリカ人として初めて北米大陸を太平洋側まで行き、帰還した人物です。
※ 鳥の識別を潮来メジロさん(http://4travel.jp/traveler/itako_mejiro)にして頂きました。ありがとうございます! -
ハイイロホシガラスに背を向けて、ジリスが 拾ったか人からもらったであろうニンジンを食べています。
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次の町プリンストンを目指します。
徐々に、針葉樹林帯から乾燥地帯になっていきます。 -
プリンストン(Princeton)に到着し、ここでガソリン休憩です。
暑いので、アイスを買いました。 -
干し草の畑です。
周囲は乾燥地帯ですが、干し草には水を撒いているので、そこだけ青々としています。 -
この後、直線道路で気持よく走っていると、スピード違反で捕まりました!!
一直線の道路の遠くから、速度計で計っていたようです。
制限速度100kmのところを125kmで走っていて、138ドルの罰金でした。
なぜかディスカウントしてくれました。
日本だと先頭の車だけが捕まるような気がしますが、こちらでは この車から連続5台という感じで、一網打尽になります。 -
ガクッと気分が落ち込んだところで、フルーツ販売所(Fruit Stand) “マリポサ果樹園 (Mariposa Orchards)” を発見したので 立ち寄ります。
オカナガン地方は美味しいフルーツが取れることで有名で、道路脇によくフルーツ販売所があります。 -
チェリー、桃、スモモ、あんずなどのフルーツが安く売られて、チェリーとネクタリンを買いました。
このようなフルーツ販売所には買った果物を洗える場所がちゃんとあります。
車の中で食べましたが、新鮮でとても美味しかったです。
また、それら果物のジャムやシロップもあり、あんずシロップを買いました。 -
フルーツの受粉にミツバチを使っているのか、蜂蜜もありました。
蜂蜜と一緒に、ハニードリッパー(Honey Dripper)という、くまのプーさんがよく舐めている棒も売っています。 -
内陸部は乾燥地帯で、海岸沿いとはまったく違う雰囲気です。
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ワイン用のぶどう畑が点在します。
上の写真で、「No」 と書かれたプレートが小さく見えるのは、このあたりを国立公園にする計画があり それに反対しています。
実現すれば、“南オカナガン=シミルカミーン国立公園 (South Okanagan-Lower Similkameen National Park Reserve)” になりますが、現在 計画は中断しているようです。
部外者からすると国立公園を作って自然環境を守ったほうがよいと思いますが、住んでいる人からすると迷惑な話なのでしょう。 -
スポッテッド湖(Spotted Lake)に到着です。
先住民が管理している神聖な場所です。スポッテッド湖 滝・河川・湖
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この湖は、その名の通り 不思議なスポット状の模様ができています。
これは、硫酸マグネシウムや硫酸ナトリウムが析出したものだそうです。
残念ながら、フェンスに覆われていて 中には入れませんでした。 -
スポッテッド湖のすぐそばに、ミュールジカが3頭います。
※ ミュールジカとオジロジカの鑑別
ミュールジカ(Mule Deer): 尻尾の先が黒色、臀部が白色、耳が大きい
オジロジカ(Whitetail Deer): 尻尾の下側が白色、警戒時に尻尾が立つ -
スポッテッド湖とミュールジカを一緒に撮ってみました。
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オソヨースの町が見えてきました。
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オソヨースの町を見下ろす展望ポイントです。
砂漠中のオアシスのような町です。
緑の部分は、ワイン用のぶどうを含めた果樹園です。 -
オソヨース(Osoyoos)に到着です。
カナダのオカナガン地方の南端の町で、アメリカは目と鼻の先です。
人口は4,800人です。 -
観光案内所に立ち寄り、小休憩です。
オソヨース周辺は、メキシコ北部から続く砂漠地帯(大アメリカ砂漠 Great American Desert)の北端にあたるカナダ唯一の砂漠地帯です。
砂漠の生態系を学べる “砂漠センター (Osoyoos Desert Society Desert Centre)” や砂漠の先住民の生活を学べる“インカミップ砂漠文化センター (Nk'Mip Desert Cultural Centre)” がありますが、残念ながら 開館時間に間に合いませんでした。 -
観光案内所の前には、先住民インカミップ(Nk'Mip)族の像があります。
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砂漠センターは諦めて、オソヨースから北上します。
周りにはワイン用のぶどう畑が広がります。
なぜかインド系住民をよく見かけました。 -
この州道97号線沿いのケロウナより南には 多数のワイナリーがあり、オカナガン・ワインルート(Okanagan Wine Route)と呼ばれています。
ワイナリーがあるところには標識があります。 -
オリバー(Oliver)の町を通ります。
この町のキャッチフレーズは “カナダのワインの首都 (Wine Capital of Canada)” です。
この町の人口もオソヨースと同じ4,800人です。 -
スカハ湖(Skaha Lake)の展望ポイントです。
湖の左側の端の町に小さく見える町が、今日の目的地ペンティクトンです。 -
本日の宿泊地ペンティクトン(Penticton)に到着です。
人口は3万3000人で、オカナガン地方ではケロウナ、バーノンに次ぐ 3番目に大きな町です。
オカナガン地方は退職者に人気があり、後ろのマンションも退職者向けかも知れません。 -
もう夕方5時半なので、遅くなる前にオカナガン湖(Okanagan Lake)で湖水浴です。
ペンティクトンの町は、北のオカナガン湖と南のスカハ湖に挟まれていて、両方で湖水浴ができます。
今日は、スカハ湖では若者が音楽祭をしていたので、こちらを選びました。
よい砂浜で、日光浴や水遊びをする人がたくさんいます。オカナガン湖 滝・河川・湖
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こういう滑り台もあります。
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湖水浴は、淡水なので出た後もべたつかず、波も静かでよいです。
水は少し冷ためです。 -
遠くでは、パラセーリングをしています。
パラシュートを付けて、ボートに引いてもらい、空中に凧のように上ります。 -
オカナガン湖(Okanagan Lake)に面したタイ料理店 “カンボビーチ・レストラン (Cambo Beach Restaurant)” で夕食です。
タイ料理の他にも、ハンバーガーやサンドイッチなどもあります。 -
パッタイ(Pad Thai, 14.95ドル)。
タイ料理の定番で、米麺です。 -
クン・パオ・チキン(Kung Pao Chicken, 14.95ドル)。
麺が入っていたりして、同名の四川料理 “宮保鶏丁” とは違うものでした。
これはこれで美味しかったです。 -
本日の宿 カーミ・モーター・イン(Carmi Motor Inn)に到着です。
1泊 148.35ドル(129ドル+税19.35ドル)でした。
残念ながら、部屋は古くて、客層もよくなかったので、あまりお勧めできません。
グーグルマップで距離を計算すると、この日の走行距離は457kmでした。
翌日は、オカナガン地方を北上し、レベルストーク国立公園のお花畑のなかをハイキングしました↓
http://4travel.jp/travelogue/10950444カルミ モーター イン ホテル
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