群馬～良いとこぉ～一度はぁおいでぇ～！ Part 2

2014/05/27 - 2014/05/28

いつも家の事をぜんぶやってくれている彼女への慰労旅行として群馬の草津温泉へ行ってきました。二日目は少しだけ自分の勝手な行きたいスポットへ一瞬だけ寄らせてもらいます。
温泉旅行は楽しいし、温泉も大好きだけど、結局帰宅すると疲労困憊になりがちなのは何故だろう…。謎です。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

妙な時間に一旦目が覚めてしまいましたが二度寝。再び目を覚ますと朝食のお時間です。
低血圧ではないのですが、朝の寝覚めはすこぶる悪い私。従って朝食もおにぎり一個程度が常な私の目の前に並んだのは豪勢な食事の山々。彼女は「朝御飯はたくさん食べた方がいいんだよ！」と言うものの、頭も胃も起きていない私は半分寝ながら頂きます。
こんなしっかりした朝食を食べるのっていつ以来か思い出せません。板場の皆様は何時からご準備なさられているのでしょう…。

草津温泉 草津ホテル 宿・ホテル

部屋の外に目をやると今日は快晴の様子。既に日は高く、窓を開けると清々しい山の空気が入ってきます。
よし、目が覚めたぞ！って事で早速お出掛け。

昨日の大連のご家族に連れ、今度は香港からの若い女性二人連れがレセプションで何やら困っています。レセプションの方が英語を話せないようで対応に苦慮していた模様。やはり温泉地とかでは、日本語が話せない方は大変でしょうね。
宿の前にはには綺麗な花が咲いています。前にも書きましたが、基本的に花を愛でるようなキャラクターではないので花の名前は解りません！

ホテルのすぐ隣には西の河原公園があり、奥の方に行くと露天風呂があるのでそこで一風呂浴びて行こうかと散歩がてらに向かいます。
そう言えば日本の子供の地獄には齋の河原ってのがあって、石を一定の高さまで積み上げなきゃ出られないんだけど、鬼が来てすぐに壊しちゃうから出られないんだよって話をしたら、母国にはそうゆう話はないそうな。
針山地獄が針木地獄とか少し違っていたり、同じ仏教でも所変われば地獄も変わるのですね。
露天風呂に入ろうと思ったら間もなく湯揉みショーの時間である事が判明。ちなみにショーの時間は午前中が09:30、10:00、10:30。午後の部が14:30、15:00、15:30。この回を逃すと今回の旅行では湯もみショーを見れない！って事で露天風呂は諦めて名物の湯もみショーへ向かいます。

西の河原公園 公園・植物園

草津の源泉は90℃以上でそのままではとてもじゃないけど入れません。しかし湯を水で薄めると薬効が薄れるって事で開発されたのが湯畑と湯もみ。昔の方々の知恵ですね。
平日だったからかショーはさほど混んでなく、少し前に行ったら最前列で見る事ができました。二階席もありますが、誰も使っていませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=h4eVnKv0yI8&list=UUS_4PMDIEbpIb0Icb-588dQ

湯畑 自然・景勝地

草ぁ津ぅ〜良いとぉこぉ〜一度はぁおいで〜あーどっこいしょー！
プロフェッショナルな方々の仕事を見た後は希望者を募って湯もみ体験をさせてくれますが、これがなかなか難しい。リズミカルにカッコンカッコンやりたいのですが、お湯が揺れてうまい具合にタイミングを測れません。しかもカッコンと板を風呂の縁に当てる強さも思うようにいかない。
湯もみガールズ、なかなかなやりおるな！

夜の湯畑は辺り一面湯煙で幻想的ですが、昼はさほど湯気も出ていなく、湯畑の様子がよく解ります。
湯の花が咲いているからでしょうが、お湯がエメラルドグリーンに揺れて綺麗ですね。お土産に買おうかと迷いましたが、我が家が硫黄臭に包まれてもたまったもんじゃないのでやめました。

ホテルをチェックアウトして群馬ツアーを続けます。
ちなみに草津ホテルのお湯はかなり刺激が強めです。人によっては皮膚がヒリヒリしたり、デリケートゾーン等粘膜の露出している部分が痛く感じる事もありました。

草津から走る事、40分程。白根山の梺に到着します。白根山は活火山で火口には湖ができています。様々な鉱物が溶け込んでいる為乳白色になっているそうです。乳白色の火口湖って何だか幻想的ですよね。
ちなみに梺の駐車場から火口湖が見下ろせる展望スポットまでは2つルートがありますが、2014年5月の時点では火山活動活発化の為、東側のルートは閉鎖されています。西側のルートで大体30分位の軽いハイキングで展望スポットに到着できましたが、雷鳴が聞こえ始めたのでさっさと下山です。

白根山 自然・景勝地

私が個人的に行きたい場所はただでさえうねりまくっている山道から更に横道に逸れた場所にあるので道程が不安です。
と、言うのも道の整備状態が芳しいとは言えない為、天候次第では閉鎖されているそうなのです。
5月も後半と言うこの頃にも関わらず、雪でも降ったかのようなご覧のような有り様。ドキドキしながらナビでも出てこないスポットを目指します。

やってきましたのは毛無峠。本当に何もない、長野と群馬の県境です。
実はその昔、この峠を群馬側に降りた所に鉱山村があったのですが、廃鉱と共に廃村となり、道も廃れて危険な場所となってしまったそうな。
結果、写真のように「群馬県」「この先危険につき関係者以外立入禁止」と絶妙なコンビネーションの看板が設置される羽目になったのです。ちなみにこの看板、でかいです。ほぼ私の背丈と同じくらいの高さがあります！
何かとネット上で未開の地だとか揶揄される群馬県こと「グンマー」で、調べると必ず行き当たる光景がこの毛無峠って訳です。

いやはや、グンマーは強烈な雹で行く手を阻み、刺激の高い温泉で肌がヒリヒリ、このあと行った太田の現地民の多くが日本語ではない言語を使用していると噂に違わぬ場所でした！

群馬県の名誉の為に申し上げますが、群馬県は良い所で決して未開の地なんかではありません！(笑)

恐らく鉱山が操業していた頃はこのロープウェイを束って鉱物や人が往来していたのでしょうが、廃村とともに使用されることなく朽ち果ててしまっています。
村までは降りれませんが、廃墟マニアな方には萌えそうな殺伐とした風景です。

毛無峠は風が強いので不毛地帯ですが、この地域の山々は緑も多くとても風光明媚な所です。乗り物酔いをしない方でしたら窓を全開にして気持ち良いドライブを楽しめる素晴らしい所ですよ！

草津を通過して沼田方面へ抜けるべく曲がりくねった山道をひた走ります。国道145号線は通称「日本ロマンチック街道」と呼ばれているだけあり、その名に偽りなく、沿道沿いの家の前庭には色とりどりの花が咲いていて可愛らしいです。
この菖蒲(かな？)は道の駅六合の前に咲いていたものです。それにしてもどうしたら「六合」と書いて「クニ」と読むのだ？？

道の駅 六合 道の駅

知らずに通りかかっただけなのですが、沼田市は天狗が有名なのだそうです。知らずにと、言えど通りかかった天狗プラザには日本最大、ひいては世界最大の天狗のお面が奉納されています。生憎天狗プラザには鍵が掛かっていて中には入れませんでしたので、外から写真を撮ってみましたがデカいですね！
なんでも天狗を奉った神社があるらしいのですが、そもそもなんで天狗が奉られているのかは解明できず。誰か偉い方、教えてちょ！

街なか天狗プラザ 名所・史跡

市街地を抜け、養蜂場がいくつも立ち並ぶエリアを抜けて、再び山奥へ。
たどり着いたのがここ、吹割の滝。別名「東洋のナイアガラ」。今年は山間部で雪が多く降ったので水量も豊富だそうです。既に暑かったこの時期ですが、川辺はだいぶ涼しくて気持ちが良い！
結構な迫力なのですが、イグアスの滝から帰ってきたばかりなので感動が半減…。失敗しました(汗)
思い返せばここはスローシャッターで撮影したかったなぁ。

吹割の滝周辺はちょっとした散歩コースになっていて涼みがてらの散歩に最適です。ちなみに対岸にもコースがあるのですが、彼女が「なんか空気が不穏で嫌だ」と言うので諦めました。全く霊的な事を口にしたりしないし、スピリチュアル系な要素も皆無なのに珍しい事を言うものですね。確かに土産物屋の廃墟があったり、ボロボロになった「熊注意」の看板があったりはしましたが。

吹割渓谷 吹割の滝 自然・景勝地

日も暮れて真っ暗になり、このまま家に帰ったら夜遅くなるので群馬にて最後にご飯を食べる事に。群馬旅行最後の食事に相応しい所へ向かったのが大泉町。日本有数のブラジル人タウンです。見ればあちこちに見える看板はポルトガル語標記で、中華街程の露骨な雰囲気出しはしていないですが、明らかに外国人が多く暮らす地域と見てとれます。
入ったレストランはその名も「ブラジル」。まんまです(笑)

「プリマヴェーラ」と「ブラジル」とが二大勢力だそうですが、友達のブラジル人にどっちが美味しいか聞いた所、今は絶対ブラジルとの事。食べ放題のシュハスコではなくなる事には少し後ろ髪(ないけど)をひかれましたが、「肉は絶対ブラジルの方が美味しい」との言葉を信じてこちらへ。

うまい！

大好きなピカーニャのレア焼きをオーダーしましたが、これはうまい！しかも私はレア好き、彼女はミディアム〜ウェルダンが好きと伝えるとそれぞれ焼き方を調整してくれました。

こちらはエスぺトン・ミスト、色々な肉の串焼きを頂きましが、これも美味。
飲み物は勿論ガラナ。結局食べ切れなかったのですが、お持ち帰りように包んでくれます。しかも衝動買いでブラジルのデザートも追加で(笑)
二人でたんまり食べて5000円くらいだったかな？回りのお客様もブラジル系の方が過半数を占めていたのも味の裏付けと勝手に納得しておりました。

お腹も脹れて、明日は仕事。さ、帰りましょう。
またどこかに行こうね！

レストランブラジル 群馬県大泉店 グルメ・レストラン