2014/05/14 - 2014/05/14
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まみさん
なぜいま、赤毛のアンなのかしら。
と思ったら、いまNHKで、「赤毛のアン」をはじめとする数々の翻訳で名高い村岡花子さんの生涯のドラマを放映中でしたね!!
「赤毛のアン」は私も青春時代にとてもハマった作品です。が、もうウン10年以上離れていました。
原作はアンの子供たちが大人になるまであるので、年を取ってから読み直すと、また違ったものが見えてきそうです。
そんな赤毛のアンの庭が、今年2014年の国際バラとガーデニングショウのテーマガーデンの一つだと知って、これは私に限らず、日本全国の元・少女たちが惹かれてやまないのでは、と思いました!
実際の展示を前にしたとき、見学者の中からは「イメージと違う」という声もちらほら聞こえてきましたが、それだけみんなの思い入れが深いのだろうと思います。
あるいは中にはプリンス・エドワード島に行ってきて、モデルとなる家と自然を見てきて、自分の中のアンの家のイメージを固めていた人もいるかもしれません。
赤毛のアンの世界には思い入れがあっても、離れて久しい私は、幸か不幸かそういうこだわりはありませんでした。
アンの麦わら帽子が、アンが不在でもアンの存在をとても感じさせて、なんだかとてもいいなぁと思いました。
そんなアンの庭をはじめとして、今年の国際バラとガーデニングショウの旅行記のラストは、不思議の国のアリスの庭やモナコ公女グレース・ケリーの庭といったテーマガーデン、ベルサイユのバラの登場人物の名を冠したバラ、私の大好きなイングリッシュ・ローズの生みの親のオースチンのお庭屋さん、さらにはショッピング関連の写真を集めました。
国際バラとガーデニングショウは、ここのところ、ディスプレイを見て回るのに忙しく、買い物はあまりしなくなったのですが、今回は比較的さくさくと見学&撮影ができたので、買い物をする余裕もありました。
すでに一眼レフと交換レンズを持参していて荷物が重かったので、重量のある買い物は避けた結果、買ったのはトルコ雑貨と北海道の海の幸の乾物などとなりました。
店の品ぞろえから、1992年に旅行したトルコよりも2011年に旅行したアゼルバイジャンを思い出したトルコ雑貨の店では、写真撮影の許可もこころよく得られました。
なので遠慮なくジャカスカ撮影した私@
<9度目の国際バラとガーデニングショウの旅行記のシリーズ構成>
□(1)ローズアベニューからメインガーデンのプロヴァンスの森
□(2)バラ色の生活が目に浮かぶようなガーデニング・コンテスト部門
□(3)麗しのバラにマクロレンズで迫る〜切り花部門とハンギングバスケット部門
■(4)赤毛のアンや不思議の国のアリスの庭などの特別企画・テーマガーデンからショッピングまで
第16回国際バラとガーデニングショウの公式サイト
http://www.bara21.jp/index.php
これまでの国際バラとガーデニングショウの旅行記のリンクはこちら
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)〜花の展示会を含む〜 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744682
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
PR
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ようこそ、赤毛のアンの世界へ
手前の机は、アンの世界を生み出した原作者のモンゴメリーか、それを翻訳という形で日本の読者に伝えた村岡花子さんを象徴するものかもしれません。 -
机の向こうにアンの世界が広がる
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花を背景にした本たち
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アンの存在を象徴するような麦わら帽子
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黄色いユリはアンの前向きな性格を現しているのかも
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花の中にアンの姿が見られそう@
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ちょっぴり大人になったアンが少女時代の自分の麦わら帽子を見ながら、ひととき過去をなつかしむ
そんなアンがこのテラスに本を片手にたたずんでいそうでした。 -
白樺のある庭でティータイムごっこ
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グリーンに縁取られたアンの家
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グリーンゲイブルズ(緑の切り妻屋根)のある家
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新登場したベルバラ・キャラクターのバラ
「ベルサイユのばら」というバラは、フランスのメイアン社がおととし2012年に新品種発表をしましたが、今度はなんとキャラクターのイメージのバラが登場です!
ただ、残念なことに、開催5日目を迎えて、このコーナーではきれいな状態の花が少なかったです。
ベルバラのバラっていうのでなければ、無理に写真を撮ろうとはしなかったかも。 -
ロザリー・ラ・モリエールのバラはオスカルが「春風のような少女」と呼んだイメージのバラ
ベルバラの中では、主役級のマリー・アントワネットやオスカルの人生がとりわけ劇的ですが、ロザリーの人生も負けないくらい劇的です。
本当は貴族の娘(後のポリニャック夫人)の私生児で下町育ち、オスカルに引き取られてベルサイユ宮殿にも出入りし、後に新聞記者ベルナールと出会って一般市民となり、フランス革命を生き延びるのですから。
キャラクターとしては1番親しみやすいです。
でも、春風のような少女も、オスカルに秘めたる恋心を抱いたことがありますし、芯が強く、気が強いところもあります。
京成バラ園芸の公式サイトのロザリーのバラの紹介はこちら。
http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/rosalie.html -
アンドレの黄色いバラはバラしか撮らなかった@
アンドレはけっして王子さまキャラではないため、少女時代はあまり気にしていなかったキャラクターですが、大人になって、アンドレの頼もしさ、男らしさに気付きました。
公式サイトを見て、男性の深い包容力を現す色は黄色なのかぁ、と納得したような、へええというか。
京成バラ園芸の公式サイトのアンドレのバラの紹介はこちら。
http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/andre.html -
マリーアントワネットのバラはやっぱり華やかなピンク
バラがパネルにぺたっとくっっいていたので、両方なんとかピントが合いました。
ベルバラがきっかけで、シュテファン・ツヴァイクをはじめ、彼女の伝記を読んだり、フランス革命について調べたりしたものです。
でも、1番最初にマリーアントワネットのことを知ったのは、もっと小さい頃に読んだ偕成社の少女名作シリーズの「悲しみの王妃」で、これはツヴァイクの伝記がもとになっていたようです。
京成バラ園芸の公式サイトのアンドレのバラの紹介はこちら。
http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/antoinette.html -
典型的な王子さまキャラクターだったフェルゼンのバラ
王子さまのイメージぴったりのバラです。
フェルゼンは、アントワネットだけでなく、一度はオスカルの恋心も掴んだ王子さまキャラクターですが、彼女らに対して王子さまとして存在するだけで、仕方がないとはいえ、なにもしてやれなかったキャラクターです。
と言ったらミもフタもありませんか@
いや、アントワネットの心の大きな支えになったという意味では、オスカルにとってのアンドレ以上の存在感はあったといえるかもしれません。
京成バラ園芸の公式サイトのフェルゼンのバラの紹介はこちら。
http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/fersen.html -
オスカルのバラは意外にもほんのりレモン色のバラ
残念ながら花の状態がきれいではなかったので、ピントをオスカルのパネル絵の方に合わせました。
京成バラ園芸の公式サイトのオスカルのバラの紹介はこちら。
http://www.keiseirose.co.jp/company/versailles/lineup/oscarfrancois.html
オスカルこそが、メイアン社の「ベルサイユのバラ」のあの赤い、大輪の花のイメージかと思っていたので、意外でした。
しかし、男装の麗人という、日常生活からしてドラマチックだったオスカルも、アントワネットのように歴史の表舞台にいたわけではなく、騎士として控えていたんでした。
長年仕えて心を通わせた友でもあったはずのアントワネットを裏切る形で革命の理想に殉じたオスカルの、自らの信念と正しいと信じることを貫くところが、このバラの色や形に通じるかもしれません。 -
グレース・ケリーの庭にちなんだモナコの紹介コーナー
今回のポスターや公式ガイドの表紙となっているバラは、グレース・ドゥ・モナコでした。
アーチのバラも、ひょっとしたらグレース・ドゥ・モナコかも。 -
白バラのアーチから始まるグレース・ケリーの庭
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ジギタリスとピンクのバラのアーチでむせかえるほどの魅力
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ゲートの向こうに見える公妃のイメージらしい気品あるガーデン
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お花の形の寄せ植えがステキ@
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サイドから見たグレース・ケリーの庭の様子
正面から見るとすっきりしていますが、横から眺めると、ぎっしりと花にあふれてとても華やかになります。 -
これもグレース・ケリーのイメージのバラかも
もっとも、グレース・ドゥ・モナコはやさしいピンクですし、グレースの死を悼んで献げられたプリンセス・ドゥ・モナコも、ピンクに縁取られた白バラ。 -
ベルベットのような肌触りがしそうなゴージャスなバラ
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英国のオブジェ・アーティストの協力も得られたという、ケイ山田さんによる不思議の国のアリスの庭
英国ロイヤルバレエの「アリス・イン・ワンダーランド」がこの庭作りのきっかけのようです。
去年2013年に来日公演が初めて行われ、私も海外旅行前日の夜にがんばって見に行きました@
また見たいバレエの1つです。 -
テーブルセットは帽子屋さんのティータイム
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花にあふれたワンダーランドにたたずむアリス
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アリスの目の前にはちゃあ〜んとウサギさんが@
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たくさんの花のうち、配色が可愛いアルストロメリアにふと注目
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客人はまだ来たらずのテーブルとバラの庭
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きのこのオブジェも可愛くマッチ
おや、木の上には……。 -
いたずらっぽい表情のチェシャネコ
やっぱりアリスの庭には必須です、チェシャネコは@ -
キノコとバラのメルヘンの世界に
アリスの横顔がちらっと見えています。 -
日本バラ協会のコーナーに真紅のバラ
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バラのアーチがドーム天井に合う@
途中でちょっくらマーケットの方に足を伸ばしてみました。 -
トルコの青いガラスの目玉のお守りのナザールボンジュックのデザインの小物にあふれた雑貨屋さん
ここで買い物をしたあと、撮影許可をもらいました。 -
アクセサリーや陶器に惹かれる@
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壁飾りもステキ@
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手頃な値段のキーホルダーなど
ボンジュックはトルコ限定というわけでもなく、中東や地中海世界でも見られるそうです。
どうりで、アゼルバイジャンの首都バクーの旧市街のおみやげ屋さんでよく見たと思いました。
てっきりトルコから出稼ぎでおみやげを売りに来ているのかと思ってしまいましたよ。 -
買い物したきっかけのアニマル陶器
私がひとつ、カメさんを買ったので、その分のスペースが少しあいてしまいました。
買い物した品物の写真はこの旅行記の最後にて。 -
アラブ圏にいるような華やかなみやげ物にうっとり
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すてきな壁掛けに注目
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モスクのタイルのデザインか
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カラフルで手頃な値段のブレスレットにも惹かれる@
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ガラスの飾りやら
自宅でも1992年にトルコ旅行したときのおみやげを玄関先に飾っていたのですが、経年劣化か、目玉がとれてしまいました。
今ではルーマニアで買ったり、国内の神社で手にいれた魔除けのお守りと選手交代です。 -
トルコのイスタンブールのイラストのタイルの壁飾り
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和のテイストのバラの展示〜小山内健さんの和バラであそぶ
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和のテイストの生け花に使われたアプリコットピンクのバラは
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「かおりかざり」という和の品種名のバラ@
咲くごとに花色が変化していくそうです。
そう言われれば若干、グラデーション気味になっているかな -
こちらも和のテイストの生け花
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ここだけでブーケのようになった中心部にズーム@
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陶器の花瓶に可愛らしくおさまった、みさきちゃん@
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私の大好きなイングリッシュローズの生みの親のデイヴィド・オースチンのコーナー
テーブルを囲むバラたちは、すべてイングリッシュローズでしょう。 -
ドレッシーな席にあこがれる@
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黄色いバラ越しに
品種名は、「ザ・ポエッツ・ワイフ」、つまり「詩人の妻」です。
イングリッシュローズだけでもたくさんの品種があるので、知らない品種があっても当然ですが、これは初めて聞く品種名です。 -
テーブルの上のティーセットもステキだし、ケーキも美味しそう!!
ほんものかしら?
ほんものであっても、あとでスタッフで、おつかさま〜と食べちゃえばいいわけですしね! -
やさしいピンクと花弁の多さがすばらしい「オリビア・ローズ・オースチン」
カップ咲きの可愛らしさもたまりません@ -
やさしい気持ちの現れのようなオレンジの「ジェントル・ハーマイオニー」
イングリッシュローズは片っ端から写真を撮ってまわりたいくらいでしたが、閉場時間もせまってきたので、目についたものをいくつかカメラに収めました。 -
咲き始めはほんのりピンクを帯びて
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色とりどりのイングリッシュローズのバラのコーナー
以上、会場で休みなしに、14すぎ時から17時半までめいいっぱい回ってしまいました。
テーマガーデンやコンテストのガーデン部門などでは、思った以上に落ち着いて回れました。 -
閉場後、西武ドームの外の駅前のスペースを飾るマーク・チャップクンさんの「ファン・ファミリーガーデン(お楽しみ家族ガーデン)」を回る
以前は、ユ・メ・ミ・ファクトリーさんが外のスペースを埋めていたことがありますが、今回はそのインフラがプロヴァンスのイメージに合うようなので、屋内展示となっていたため、外のガーデンは1つだけ。
14時頃にやってきたときは、人がいっぱいいて写真が撮れる状態ではありませんでしたが、閉場後の帰り際は空いていました。 -
ドラゴンが可愛い@
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ベンチとガゼボのある「ママのフラワーガーデン」
脇にはキッチンガーデンもあり、料理に使うハーブや野菜が植えられていました。 -
子どもの遊び場には、可愛いトピアリー(植物の刈り込みアート)もあり
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バラを愛でるドラゴン
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可愛いトピアリーはいったいなんのキャラクターかな
見覚えがあるようなないような。
写真には撮りそこねましたが、「パパの趣味の小屋」も少し離れたところにありました。
これらの展示の家具、雑貨、植物は販売しているそうです。 -
国際バラとガーデニングショウのマーケットで買ったもの・その1
閉場間際にもう一度マーケットの方にふらふらっと足を運び、海の幸の乾物を売っているところで、今日はもう最後だから、と差し出されたままに試食しまくってしまいました。
それで買おうという気持ちに揺れ動いたら、最後だからサービスするよ、と言われて、どっちゃり買ってしまいました@
・たらばサラダ
玉ネギを入れてマヨネーズ和えすると美味しいです。缶詰製品はたらばガニのエキスしか入っていないのですが、これはちゃんとカニ肉を使っているそうです。
・がごめ昆布
倍の水で40分ほど戻して、お酢を入れるだけで、手軽に食べられます。ものすごくとろみがでます。
・めかぶ茶
お湯をそそぐだけで出来上がり!
細かく砕いた方が、食べやすいです。
ごはん3合くらいなら5〜6かけらをまぜて、まぜご飯のように炊いてもよいそうです。
・海草ミックス
買った中で、これが一番気に入りました。
とろろとがごめ昆布のとろみの中に、いろんなものが少しずつ入っています。
海の塩分がしみこんでいるので、そのままでもうっすら塩味がします。
試食は、湯を注いで醤油を垂らしただけでしたが、その手軽さもいいです。
味噌汁に入れてもよいようです。
・ゆず昆布
固すぎない程度に歯ごたえがあり、お茶請けにぴったりです!
コーヒーであっても合いそうです。
海草ミックスは気に入ったし、日持ちするので2袋買い、全部で6袋。
1袋1,200円以上でしたが、6袋で1袋分1,000円未満にまけてもらっちゃいました@
ちなみに、バラの花びらラクスはもちろん別のお店で買いました。
京成バラ園でこれを買うのを楽しみにしているのですが、そこは京成バラ園に出荷しているお店でした。 -
国際バラとガーデニングショウのマーケットで買ったもの・その2
トルコ雑貨で買ったものです。
・アニマル陶器のカメさん〜背中にトルコの守りの目玉入り(1,500円)
・ブレスレット2色(600円×2)
・チューリップのペンダント(3,000円)
チューリップのペンダントはメッキで、トルコ石もニセモノですが、デザインが可愛かったので買っちゃいました。
値段も、ふつうに店頭で買った場合と比べてもし、きっと特別割高というわけでもなさそうでした。
以上、バラも撮影も買い物も楽しんだ、私にとって9度目の国際バラとガーデニングショウでした。
おわり。
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