半年振りの高知。今回は、色々観光しました④（１日目その４：高知市にて、宿泊・宴会、飲みは３次会まで）

2014/04/05 - 2014/04/06

高知は、転勤で1991年～1993年の間、過した街。
気がつけばもう、２０数年も経ってしまった～。

今回、元上司の定年退職お祝い会にお呼びがかかり、一泊で行ってまいりました。
半年前には元部下の退職お祝い会の際がありましたが、この時はあんまり観光が出来なかった。
という訳で、今回は少々ハードスケジュールをこなし、レンタカーで観光三昧です。

★１日目その４は、宴会会場の高知市まで来ました。高知での飲みは、いつものように３次会まで・・・。
「たっすいがは、いかん」とは、「張り合いがない、手ごたえがないのはダメ」という土佐弁（笑）。

　１日目その１：やなせたかし「アンパンマンミュージアム」↓
　http://4travel.jp/travelogue/10873998
　１日目その２：北川村「モネの庭」、中岡晋太郎生家↓
　http://4travel.jp/travelogue/10874016
　１日目その３：高知県「安芸市」エリア巡り↓
　http://4travel.jp/travelogue/10874026
★１日目その４：高知市で、宿泊・宴会、飲みは３次会まで
　２日目その１：高知市の坂本龍馬にちなんだスポット巡り
　２日目その２：「長曽我部元親」「坂本龍馬」関連スポット巡り
　２日目その３：高知市観光てんこ盛り

エリア 高知市(高知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー タクシー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

レンタカーを、高知駅前店で返却し、宿泊ホテルにチェックインします。

なお、レンタカー料金は、事前ネット割引など諸々で、一日借りて５５０８円。
満タン返車でガソリン代は１３００円ほど。
トヨタ「ラクティス」、よく走ります。

宿泊は、「高知パシフィックホテル」。

高知パシフィックホテル 宿・ホテル

じゃらんnet予約で、5,600円（税サ込）。

このホテル、駅前で、ＪＲ高知駅改札出て、２〜３分で着くのでは。

トヨタレンタの高知駅前店からも５分程で、極めて便利。

ホテル前から、振り向けばすぐ駅（笑）。

チェックインします。

宴会は１８：００からですので、１時間ほどの余裕があります。
あんなに観光地回ったのに、優秀・優秀〜（笑）。

部屋は、素泊まりなら何の問題もないレベル。
独りだし。

バスルーム・バスタブはやや狭いが、まぁどうせ酔っ払って帰ってきて、シャワーもそこそこで寝るだけでしょうから・・・（笑）。

温水洗浄器付便座は有り難い。

宴会会場は「三翠園」ホテル。

歩こうと思えば歩けるし、土佐電鉄の路面電車でも行けますが、タクシー利用。

なんと高知市内は、タクシー初乗運賃が５７０円！
「高知パシフィックホテル」前でタクシー拾って、「三翠園」まで、７５０円。

思わず、「お釣りいいです〜」。
何年ぶり？（笑）。

三翠園 宿・ホテル

「三翠園」は、歴史あるホテル。
宴会まで時間があるので、園内を散策します。

かつて、ここの庭に「物見亭」という屋敷があり、大政奉還を翌年に控えた慶応3年（1867年）2月17日、薩摩藩主島津久光公の使者「西郷隆盛」と土佐藩１５代藩主「山内容堂」がここで会見しました。

薩長同盟が成立し、薩摩と長州中心に倒幕の流れが形成される中、土佐藩の立場をよくしようとした試みですが、態度が曖昧でどうも効果的な会談ではなかったというのがその後の評価のようです。
ただ、これによって時代が明治維新へと大きく動き出したのは事実。

三翠園 宿・ホテル

昭和天皇行幸記念樹。

昭和２５（1950）年３月、昭和天皇が「三翠園」にご宿泊された記念にと植えたものです。

三翠園 宿・ホテル

高知の観光名所に「はりまや橋」。

歴代のはりまや橋のうち、明治41年から昭和4年まで架設されていた橋が敷地内に保存されていました。
現在は、レプリカとして園内に名残りをとどめています。

はりまや橋 名所・史跡

灯篭とはりまや橋。

「かしわ」の木。

土佐藩初代藩主「山内一豊」公の父君、盛豊公が戦勝した故事に始まるという、山内家の紋、「丸三葉柏」。

年中葉を落とさないという縁起の良い樹です。

園内も丹精されていて美しい。

太平洋戦争直後の荒廃した高知を再生させる観光おこしとして、国際観光ホテルを建設する運動が盛り上がります。
1946年(昭和21年)には、ホテル建設候補地、市内鷹匠町の旧山内藩主邸購入が決まります。
1948年2月、土佐観光施設協会が設立され、工事を着工。旧山内邸の二階及び附属建物に水哉閣を復興。
1949年2月(昭和24年)、「三翠園」開業。

1950年3月(昭和25年)、昭和天皇御宿泊。

三翠園 宿・ホテル

「三翠園」の大門脇に今も残る建物は、「旧山内家下屋敷長屋」跡。

旧山内家下屋敷長屋 名所・史跡

「三翠園」の建つ鷹匠町の一帯は、藩政時代から藩主ゆかりの地で、山内家に仕える武士たちが住まいした町です。

この長屋の立つ敷地は、幕末に家臣7人の屋敷地を召し上げて藩主であった山内容堂の下屋敷がもうけられたところで、長屋についての記録はありませんが、その時建てられたものと思われます。

三翠園 宿・ホテル

屋敷は明治維新後、山内家の私邸となりましたが戦後売却され、その大部分は、三翠園の所有となっています。

昭和53年、長屋（建物）は高知市に譲渡され、同54年、国の重要文化財に指定されました。
同55年2月保存修理に着手、56年9月に完成しました。

三翠園 宿・ホテル

長屋は、旧屋敷地の西端にあって道路に面し、桁行17間半、梁間2間半で南北に長く、2階建、入母屋造、東面に庇をつけ屋根は桟瓦葺です。

建物は、１４０年余りの間に度々改造されていたうえ、白蟻の被害がいちじるしかったのですが、柱等の軸部に当初の材がよく残されていたため、調査と解体修理によって復元することがでたそうです。
本格的な武家長屋は全国的に少なく、貴重だそうです。

新緑の瓦が映えて美しい。

土佐藩山内家の家紋、「丸三葉柏」。

奥に見えるのが、「三翠園」の本館・宿泊棟です。

ブラブラと歩きました。

この川は「鏡川」。

鏡川 自然・景勝地

対岸には、「高知市営球場」と「高知競輪場」。

私が高知で暮らした頃、「高知市営球場」では、「福岡ダイエーホークス」（現福岡ソフトバンクホークス）がキャンプを行っていました。
監督は、田淵幸一さんでホントに弱かった。ルーキー若田部健一などが活躍するも、万年Ｂクラス。田淵監督は解任されます。

キャンプを観戦しても、活気が無く、素人目にみても「これじゃ、勝てないわぁ」という感じでした。当時、県営春野球場で、パリーグ常勝の西武ライオンズがキャンプ中で、違いは明白でした。

ただ、ホークスもその後、根本監督〜王監督によって強化が進み、今日に至っています。

（野球、そんなに好きでもなんでもないんですが・・・）

高知競輪場 名所・史跡

「鏡川」は、高知市内の中心部を流れる川で、坂本竜馬も泳いだといいます。

市内を流れる割には綺麗な川で、夏場の中流域で、市民は遊泳を楽しみます。
監視員が出て、海水浴ならぬ川水浴を楽しみます。
我家の息子達も泳いだものです。

この辺りは綺麗に整備され、公園になっていました。

オブジェもありました。

みどりの広場。

ついでに訪れたのは「山内神社」（やまうちじんじゃ）。

山内神社 / 山内容堂像 名所・史跡

「山内神社」は、土佐藩初代藩主山内一豊、同夫人、および土佐藩歴代藩主が祀られています。

これは、「亀石」とありました。

ＮＨＫ大河ドラマ「功名が辻」や「龍馬伝」のロケ地でもあります。

「山内容堂像」。

土佐藩１５代藩主ですね。

山内神社 / 山内容堂像 名所・史跡

東神門。

ＮＨＫ大河ドラマ「功名が辻」で、山内一豊の妻を演じたのが、仲間由紀恵さんでした。

「丸三葉柏」。

綺麗ですね。

社務所殿。

社殿です。

紫が美しい。

小１時間あったので、観光もできました。

「三翠園」に戻ってきました。

三翠園 宿・ホテル

平成９年に初湧出した源泉。

高知市中心部に湧く天然温泉はここだけとのこと。
これは、陶製のモニュメントで、庭園の松ぼっくりをイメージしたそうです。

三翠園 宿・ホテル

１Ｆロビーの風景。

本館、１４階建て。

元上司の退職祝いの宴会は、なんと４０人近くが集まる大盛況の会になりました。
２０数年ぶりにあった顔、顔。
懐かしい時間が過ぎました。
閉会の挨拶させられました。
仕方がないので、「よぉー、ポン」と１本締めしました（笑）。

なお料理は、高知ではお決まりの、皿鉢料理。
上司の会でしたので、写真は自重し、ございません。
すみません。

二次会はお馴染みのスナック「風車」。
１０月にもここで二次会。

高知市はりまや町３丁目１−６
088-824-7621

高知在住時代、よく来ました。
右端がマスター。
左端がママで、ご夫婦。
４０年間ほどこの地で水商売やってます。
凄い。

で、高知の「飲み」ではお決まりの三次会へ繰り出します。
屋台へ、ＧＯ〜（笑）。

ちなみに、２０数年前高知に着任した際の話。
私の赴任した事務所で歓迎会を開いてくれた。
１次会は普通の宴会・全員参加。
２次会は、スナック。
３次会も、スナック。
以後、各自が行きつけの店を紹介するが如く、「飲み」は６次会ぐらいまで続いた〜。

私の前任者は、三次会でぶっ倒れ、仰向けでゲロの噴水をしたそうです（笑）。

私は、何とか耐えることが出来ました。
あの頃は、若かった〜。

でも、皆がみんな、お酒が強いかと言うと、そうでもない。
要は、高知では、概してお酒を飲む機会が多く、また、酒飲みに寛容な土地柄だということです（笑）。

お目当ての、名物屋台餃子「安兵衛」は満席。

「昴」にしました。

ここも、結構満席に近い。

なんとか空席を見つけました。

青シソ餃子。

＠５００円。
二人前です。
パリッとして美味い！

日本酒熱燗で〜。

こぼれんばかりに・・・。

これが、こじゃんと美味い（笑）。

乾杯〜〜。

にんにくラーメン。

取分けます。

これも美味かった。

飲みなおしと、〆には最高！！

このお二人とは、２０数年ぶりの再開。

元同僚というか、先輩。

このお二人は、前回の昨年１０月以来。

右の方が、スナック「風車」のマスター。
６０数歳ですが、お元気です。

水はセルフで。

観光客や、地元の酔客で賑やかです。

「たっすいがは、いかん」。

「たすい→形容詞　張り合いがない　手ごたえがない。同義語に、たすこい」とあり、「たっすい」は「たすい」の強調語。

高知の男性は、「いごっそう」と言われます。
「いごっそう」は、津軽じょっぱり、肥後もっこすと共に、日本三大頑固のひとつ。
『行動は大胆不敵にして豪快で、己の主義信念を貫くためには時として、自己より優位の権力を持つものとも係争する反骨精神を有する一方で、気乗りしないことは行動に移さない。周囲の意見に傾聴せず独断専行し、あとから自説が間違っていると分かっても考えを改めず反論のための機会を探るといった、議論のための議論を好む傾向にある』（ウィキペディア）

一方、高知の「男勝りの女性」を指す土佐弁が、「はちきん」。
働き者で、太っ腹。
土佐の男は、ギャンブル投資額・飲酒量・テレビや映画の視聴時間の長さ・飲酒以外の浪費などにおいて、全国１位。（『「県民性」なるほど雑学事典』 PHP研究所）

女性（はちきん）に比べ、男性（いごっそう）は、案外「たっすい」のですよ（笑）。

という訳で、憎めない高知の男の人達との酒席三次会も２５時ころお開きに。
ホテルに帰って寝ます。
明日も、観光だぁ！

２日目
http://4travel.jp/travelogue/10874045