2013/10/06 - 2013/10/06
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ドクターキムルさん
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横浜市の港南区と栄区、磯子区の境界にある瀬上市民の森の尾根道からは富士山が良く見える(http://www.yk.rim.or.jp/~kamide/yokohama/enkaizan/)。そのために、「71 瀬上市民の森」(http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kikaku/fuji100/map/kanagawa02.htm)として「関東の富士見百景」に登録されている。「関東の富士見百景」とは国土交通省関東地方整備局が選定した128景である。この拡大できない小さな地図でも3区の区境地点に赤丸が付いていることが分かる。
ここからハイキングコースに入り、トイレを過ぎ、いっしんどう広場を過ぎ、かつての東屋があったという跡の石畳の前に「関東の富士見百景に選定されました。」の看板が立っている。「関東の富士見百景」には看板ではなく、プレートが設置されているので不思議に思い、看板にある写真と看板がある場所からの景色を見比べてみた。見比べるといっても肝心の富士山は雲に隠れて見えない。しかし、鎌倉名越の煙突とその手前に見える鉄塔との関係を見比べると角度がおよそ20°程違う感じだ。それでも六国見山展望台にある富士山の方角(http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10628836/)のように30°までは狂ってはいないので良しとするか。
この看板にある富士山の写真は、ここから200mほど離れた関東地方整備局が「関東の富士見百景」に選定した場所から撮った富士山の写真であろう。「関東の富士見百景」はそのあたりでは最も綺麗に富士山が見える地点を選定しているはずだ。この看板がある場所では狭い開放空間からしか富士山が見えないだろうから堅苦しい感じの富士山になろう。
看板を見ると、栄さとやまもりの会が協力し、栄区役所が設置したものである。善意に解釈すれば、関東地方整備局が選定した場所は3区の境界にあり、ハイキングコース入口の道路は磯子区に属しているので、区境線がハイキングコースを横切り栄区となる東屋跡前に看板を設置したのだろう。しかし、選定地点ではなく、200mほど離れた地点に「関東の富士見百景に選定されました。」の看板を立て、看板のある地点は(単に富士山が見える場所に過ぎないのに、)あたかも「関東の富士見百景」地点であるかのように思わせるのはいわゆる詐欺であろう。いくらお役所仕事とはいえひど過ぎる。
(表紙写真は円海山近くのニセ「関東の富士見百景」)
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