日本最北のプロ野球一軍公式戦＆北海道初の屋外球場ナイター観戦記

2013/06/03 - 2013/06/03

北海道でプロ野球と言えば、殆どの方は札幌ドームでの試合を連想されるかと思いますが、一軍でも年に数試合だけ、道内の地方球場で開催されます。その中でも旭川のスタルヒン球場で開催される試合は、一軍の公式戦としては日本最北のプロ野球ということになります。しかも2013年の6月の試合は、この年に整備された照明設備を使用した、道内初の屋外球場ナイターとなりました。その記憶を留めておくためにも旅行記を作成させて頂きました。

エリア 旭川(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

開門は16時15分とのことでしたが、それでは早過ぎる（試合開始は18時）ので、少し遅めの17時頃に入れるよう、旭川駅方面から歩きます。駅前のバス停は混み合っていましたが、ここは地元民の地の利ということで、駅からはゆっくり歩いても40分程度で行ける球場までは勿論完全徒歩です。途中、旭橋の袂には臨時駐車場が…。

石狩川河畔の旭橋付近は、冬季は冬まつり会場として有名ですので、駐車スペースとして確保される面積も十分にあります。

旭橋から見たスタルヒン球場の遠景はこんな感じです。6基の照明塔が誇らしげに見えました。

そして外野席のゲートへ。入場料金は外野席で大人1500円です。

流石にナイター、という所が注目される試合でしたので、こんなメニューも…（笑）。

ライト側から望むスコアボードです。

17時半頃、日の長いこの時期の旭川ですので、まだまだ不要とは思いましたが、照明塔がいよいよ点灯しました。

まだ試合開始まで時間がありますし、この日は月曜日でしたので、ビジター側の外野芝生席は、まだまだお客さんが少なかったです。

三塁側の内野スタンドは、更にお客さんが少ないような…。
それにしても寒かったです。まだ試合始まってないんですけど…。

この時期の旭川のナイターは、やはり気候的には酷な気がしますね。

外野スタンド付近まで、BBと北海道移転10周年を記念して生まれた、北海道日本ハムファイターズ新マスコットのポリーポラリスちゃんがやって来ました。

尚、彼女の詳細に関しては、
http://www.fighters.co.jp/expansion/polly/

をご参照下さい。

ファイターズガール達もやって来て、踊り始めます。近くのおっさん達のボルテージが一気にマックスへ。自分もか…（汗）。

さて始球式が始まるようです。

投げるのは、何とガッキーと某CMにて共演したことでも知られる旭川のゆるキャラ、あさっぴー君のようです！

尚、あさっぴー君の詳細に関しては、
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankou/asappy/index.html

をご参照下さい。

投げました！

外野席からのズームですので、ピンボケになってしまいました。
すみません…。

そして試合開始。ファイターズの先発は谷元投手です。
プロ野球界一身長が低いといわれる彼には、頑張ってもらいたいものです。

そしてベイスターズの先発は神内投手。

てか、神内って、こんな所にいたんですね。
かつて福岡ドームで見たことを懐かしく思いました。

WBCで一気に知名度を上げた感のある陽選手は、外野からだとよく見えます。

中田も成長しましたね。
そういえば、球場の雰囲気が似ていたので、思わず4年前に稚内の二軍戦で見た中田のことを思い出してしまいました。あの時は内野だったなぁ〜。

私は熱狂的な日ハムファン、という訳でもないので、応援で盛り上がるライトスタンドを避け、DeNA側の応援団に近いエリアで座って観戦していました。知らない間にこちら側のお客さんもかなり増えてきました。

試合はファイターズリードの展開で進みます。
徐々にナイターらしい雰囲気となってきました。

アブちゃん（アブレイユ；キューバ出身）がHRを打ちました！

5回を迎える頃には、いよいよナイターらしい光景になってきましたが、寒さも尋常ではありません。何だか春先のオープン戦を観戦している気分になります。ブルブル…。

五回が終了してダンスパフォーマンスが始まります。

BBが外野スタンドの観客の音頭を取りにやって来ました。

そして、北海道初の屋外ナイターを記念して、花火が打ち上がりました。

すぐ終わるのかなと思ったら、意外と沢山連発です。

寒さに震えながら眺める花火も、またある意味北海道らしいと言えるのかも…（涙）。

7回表の攻撃前には、DeNAの応援団が細々と流れる球団歌に合わせて盛り上がっていました。

そして７回裏の攻撃開始前には、今度は日ハム側が大々的に…。
ジェット風船（ロケット風船）を飛ばす光景は、まだまだ北海道ではぎこちない感があります。（最近まで札幌Dでの風船飛ばしは禁止されていましたし…。）

試合は結局７−１で日ハムが勝利。私はプロ野球の試合が見られれば、対戦相手は実はどこでも良いというタイプなので、周りの異常なテンションほどは盛り上がっていませんでしたが、それでもこの日はアブちゃんが場外を含む2本のHRを放ったり、陽も自分の目の前まで飛ばすHRを打ったりと、なかなか見応えがある試合でした。谷元も８回まで投げたのは立派でした。

ヒーローインタビューは、アブちゃんと谷元でした。
外野席からは選手の表情が見えないのが残念ですが、音声だけはかなりクリアに届き、面白いコメントを発する度に歓声が上がっていました。

そして各選手が凱旋へ。
HRを放った陽選手も、丁寧に外野スタンド前で一礼です。

大引選手もやって来ました。使用手袋を外野スタンドに投げ入れるサービスを敢行。しかしフェンスに当たって下に落ちるという失態を犯して、恥ずかしそうに再度投げ入れに戻ってくる仕草が面白かったです。

選手達は試合後のファンサービスも色々と大変だな、と、しみじみと思ってしまいました。

しかし、私のようなおっさんは、どうしてもこちらの方に視線を向けてしまいます…（恥）。

BBとポリーちゃんもやって来て、勝利の余韻に浸る観客達に愛嬌を振りまいていました。

試合終了時のスコアボードはこんな感じです。

最後にBBとポリーちゃんに挨拶をして球場を去ります。これにて本旅行記は終了となります。最後までご閲覧下さり有難うございました。