湿原だよ～！地平線まで独り占め！！（船旅の記憶　Voｌ.2：ﾌｫｰﾚﾝﾀﾞﾑ①）

2013/04/20 - 2013/04/20

横浜からバンクーバーまでのクルーズ寄港地(釧路)で、湿原を一日散策しました。
フォーレンダム（クルーズ船）からの
・『15時半から16時半までに出国審査を済ませること』
との前夜になってからの船内通知に・・・(-_-メ)
・そうはいっても御上にゃ逆らえまいとアタフタ帰ってきましたが、
あまりのアッサリ通関に・・・(・・?
結果的には、ノロ騒ぎで１時間半遅れの出港になりました。が、気持ち的にも余裕のない釧路でのタイムスケジュール。事前予約のレンタカーと『ファミリーカヌーとうろ』土佐さんご夫妻の暖かなフォローに助けられ、大自然のイオンを期待通りに補充することができました。

移動込み約２時間の超お勧めメニューです。

エリア 釧路(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

実は昨年４月にザーンダムに乗ってあまりに居心地が良かったので、今年も『ホーランドアメリカライン』の同型艦を選びました。

ですがその航路によるものなのか、実社会から体を隔絶させて ”頭をカラ” にというよりも移動手段としての船旅を楽しむ乗客の方が多かったようです。
気ままを愉しむならば日本船でなければＯＫ！と考えた、私の甘さです。

俗世に片足を残したような雰囲気に戸惑いつつも休暇はすでにスタート
とにかく、楽しもう！

釧路に行ったら周辺環境と併せて見てみたかった、市立博物館。
展示もですが、日本建築学会賞を受賞した毛綱毅曠氏のタンチョウです。

市内で釧路湿原道路をドライブした後で塘路からコッタロ湿原展望地方面にクチョロ原野塘路線を５ｋｍほど入ってみました。直ぐに未舗装の砂利道になりましたが、荒れていない平坦路はとても快適でした。

周りはフキノトウがいっぱい少し前に 近所ではツクシすら探せなかった私は大感激！

しばらく行くと釧路川にでます。

周りは一面が釧路湿原、地平線まで 人工物は何もありません。

一本道が地平線までえんえん続きます。

水を飲んでいる エゾシカを見つけました。地元では畑を荒らすイタズラものらしいのですが、私は野生のシカなんか見たことないですから、もう大興奮！

望遠だと手前の草がジャマ。回り込んで…、じゃま。

ベストショット！の予定だったんですけど。

さあいよいよＪＲ塘路駅近くにあるファミリーカヌーとうろ(http://familycanoe106.com/)土佐さんの案内で釧路川をカヌーで下ります。
＊囲み写真は一昨年にカラスの群れに追われていたのをご主人が一晩保護したエゾフクロウだそうです。そういえば我が家にも、黒いですがよく似た丸顔がいます。

塘路湖からアレキナイ川・釧路川を経て細岡までの８kmです。約１時間半の川下りでした。

カワセミだったのでしょうか？何か撮った心算の写真ですが。。。

そして後ろから冷静な一言
「あそこにオジロワシがいますね。」
ワシって、あの鷲ですか？　…驚愕！！！

自慢じゃないですが、トンビより大きい野鳥なんて見たことないですからね。
まして、こんな近くでは(オリバーにも見せたかったですね)。

アレキナイ川を下ります。

釧路川に出ました。一応、群れてる野ガモなんですが。。。

見渡す限り、誰もいません。人工物も全くありません。

飛んでいる影から、たぶんワシ(タカ)類の写真でも撮ったんでしょうか。
『釧路川の穏やかな風景写真』 が撮りたいのではなく、これでも必死で鳥を撮ってます。

ツルだかカモだか何だか、カヌーの行く先々で鳥が一斉に群れて飛び立ちます(拡大してみてくださいね)。

＊ただ残念なことに、このカメラは基本が水中カメラなので、望遠ズームだと川面しか撮れないみたいです　( ^^) _旦~~

またまた初めての物を見ました。
ワシの巣です。

タマゴでもあるんでしょうか？
親鳥がジッと周りを見張っています。

舳先の向う、左上の川面に見えるでしょ！
たぶんカワセミを撮ったと思います。でも…もしかすると、トンビだったかなあ？

ツル類だか、カモ類だかですね。遠くに二羽ですがね。を　まあそのう、撮れてます。。。

『月に雁』なんて切手になった絵がありましたよね。きれいな編隊飛行です(そろそろ誰かコメント助けてー！)。

川面が綺麗です　(=^・^=)

ＪＲ釧網本線が横を走ります。今の時期は２時間に一本の電車でしたが、木の陰に入ったところをサッと撮りました○o。.

さらにその先にはキタキツネがくつろいでいました。一昨年からここに住み着いているそうですよ。

私の写真だけじゃもうひとつ、そのう、なんですから、去年、ご主人が撮影された子キツネと一緒の家族写真も載せておきますね。

終着の細岡に着き、約１時間半の”初めてがいっぱい”のカヌー行は終了です。
奥さまに教えて頂いた細岡展望台には釧路市内への帰路に立ち寄ることが出来ました。

ファミリーカヌーとうろさんのカヌーは開業以来３０年間、一度も『沈』したことのない安全運行だそうです。

蛇行して流れる釧路川と広い湿原台地に名残りを惜しみつつ展望台を後にしました。季節を変えて、今度はゆったり伺いますね?　(=^・^=)