2013/01/05 - 2013/01/06
36位(同エリア129件中)
ころっつさん
正月終わりの週末に久しぶりに宿泊を伴う旅行を…と考え、伊勢志摩に出かけました。奈良からは和歌山街道を越え、松阪・伊勢・志摩を訪ね、その帰りに亀山関宿にも立ち寄りました。
最終弾は、東海道五十三次の宿場町・関宿を歩きました。
- 交通手段
- 自家用車
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関は亀山市の西部にある旧東海道の宿場町で、現在の東海道である国道1号線のすぐ北側に古いまちなみが残っています。
宿場町にあるマンホールは、江戸時代の旅人が宿場町を歩くイメージをしたものです。 -
市役所支所近くにある無料の観光駐車場に車をとめて、散策します。
宿場町は国の伝建地区に指定されており、旧街道沿いにまちなみは細長く広がっています。 -
駐車場から旧街道に出たところにあるのが関地蔵院。
奈良時代に開基したと言われる古刹で、本尊の地蔵菩薩は日本最古とのことです。拝観料を支払えば、抹茶付で庭園なども拝観もできるようです。観光客の多くは、土産物屋などもある、ここから東側のまちなみを散策します。 -
関地蔵院からすぐ東のまちなみ。
関は江戸から京に続く東海道の47番目の宿場町で、東海道にある宿場町では唯一の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。 -
暖簾のかかる町家。
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連続する町家。
関の宿場町は街道に沿って東西1.8kmにもおよび、その大部分がこのような町家が残る風景となっています。 -
昔からの歴史をしのばせるナガオ薬局の看板。
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そして昭和の遺産。かつて薬局の店舗前によく置かれていた懐かしいうさぎ?リス?のキャラクターなんかも保存されています。
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宿場町の中央付近にある高札場。
まちなみ保存事業の一環で、跡地に高札を掲げる復元がされています。 -
江戸時代からの関の味を伝える饅頭屋の深川屋。
和三盆を使った銘菓「関の戸」だけを販売しています。 -
江戸時代からの面影が残る建物には、唐破風付きの木看板が付いています。
この看板には、ちょっとした工夫があり、江戸方面に向かう文字(看板の西側)は漢字で屋号などが表されています。 -
そして、その反対側の京方面(看板の東側)はひらがなで表されています。
この工夫は宿場町全体で統一されており、こうすることで、カーナビなどがない時代でも旅人が自分が向う道を迷わないようにしていました。 -
関の旧東海道は、石畳風に舗装されており、電柱も撤去されているため、まちなみ保存事業が進んでいることがわかります。
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通りから垣間見える町家の内部。
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連なる町家のほとんどが二階建て、または中二階建ての構造となっています。
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まちなみの中央部にある「眺関亭」。関のまちなみを一望できる場所です。
町家風の建物の二階部分から街道に沿った甍の連なり、そして京に向かう鈴鹿峠の山並みを眺めることができます。 -
黒塗籠の中二階と格子など、昔からの面影を残す建物が多くあります。
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こちらはかつて脇本陣であった建物。
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町家の虫籠窓。
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関は、江戸時代には鈴鹿峠に向かう東海道と奈良に向かう大和街道が分岐する交通の要衝でした。そして現在もその当時のルートを活かした国道1号線と国道25号・名阪国道が分岐する場所でもあります。
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格子に掛けられている写真を見ていると…「関」は、これが限界の意味を成す「関の山」の由来となった場所でもあります。
関の八坂神社祭りで登場する豪華な山車(=山)が豪華な贅を尽くしたものであったことから、それ以上贅沢な山は造れない…というのがその語源です。 -
町家を活用した喫茶店で休息。
内部にはここの民芸品などが飾られています。 -
修景された町家もあります。バスツアーの立ち寄り観光地にもなっているようで、多くの観光客が散策しています。
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古い町家の間には、二階部分を洋風に改装した瀟洒な建物も建っています。
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関地蔵院から西追分に向けてのまちなみ。こちらも古いまちなみが残っているのですが、観光客はほとんど歩いておらず、昔ながらの暮らしの場所となっているようです。
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まちなみの中にある「前田屋製菓」は、関宿の名物「志ら玉」という和菓子を販売するお店。
白色の生地は上新粉でできており、その中に餡を包んだ生菓子で、生地の上には紅・緑・黄の三色の彩りがアクセントとしても添えられています。 -
1個85円という手軽さ。買って食べてみましたが、上新粉の生地、そして餡も甘すぎないので、それほど味が濃くない、素朴な味わいのものでした。
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関のまちなみ散策を終え、昼食には亀山市のご当地グルメ・亀山みそ焼きうどんをいただくことにして、国道1号沿いにある亀八食堂に立ち寄りました。
この店、ネットでの評判はよく、味もいいのですが、焼肉がメインのようで、店員にみそ焼きうどんのメニューと食べ方を聞いたのですが、あまりちゃんと説明してくれず、サービス面ではいまいちに感じました。
B-1に出てるんだから、もう少し受け入れ態勢をしっかりして…と思いました。 -
肉の種類を選んで注文し、市販の袋のまま出てくるうどん玉を入れて、味噌だれを混ぜ込むと完成。焼肉+タレにうどんを放り込むというB級グルメの王道の作り方です。
ともあれ、値段は安く、おいしくいただきました。
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