可愛いあじさいシーズン2012年開幕は、あじさい天国10周年のとしまえんから（1）光と影のコントラストのさまざまなあじさい（あじさい坂のあじさいまで）

2012/06/10 - 2012/06/10

バラの季節が終わったら、いよいよあじさいと花菖蒲かな。
この週末、天気がすっきりと良ければ、森林公園のギョリンソウを見に行きたかったのですが……サイクリングするとなると、雨が降りそうな天候のときは気乗りしません。
それに対して、あじさいなら、雨がとっても似合います。

でも、幸か不幸か、日曜日の天気は予想に反して、昼頃は晴天に恵まれました。
となれば、花の写真は、やっぱり晴天下で撮る方がいいです。
薄曇りの方が確かにうるさい影がなくて綺麗に撮れるのですが、私は光と影のコントラストが好きなんです。

としまえんのあじさいを見に行くにはちょっと早いかなと思ったけれど、山あじさいは開花が早いので、としまえんの目玉の１つである水色の丘一面にあじさいが広がる頃には、もう１つの目玉である山あじさいはもう花期がほとんど終わっているはず。

なので、山あじさいさえ楽しめればいいや、と思って出かけたとしまえんですが、いやいやそんなことはありませんでした。
水色の丘は３〜５分咲きというところでしたが、それでも十分と思えましたし、あじさい坂ではガクアジサイや花火アジサイが装いを整えて待っていてくれました。

＜４回目のとしまえんのあじさい旅行記のシリーズ構成＞
■（1）光と影のコントラストのさまざまなあじさい（あじさい坂のあじさいまで）
□（2）水色の丘の涼しげなあじさいと育種家たちの宝石のようなあじさい
□（3）いまぞ見頃の山あじさいの小径をたっぷり楽しむ

この旅行記では、としまえんに入ってすぐにあちこちで見られるあじさいやユリから、模型列車「あじさい号」乗り場付近やあじさい坂で撮ったあじさいの写真までを集めました。
ほとんどは一眼レフEOS Kiss X5で撮った写真ですが、一部、花以外で、コンデジのPowerShot SX 210 ISで撮った写真もあります。

＜タイムメモ＞
9:00すぎ　家を出る
10:50頃　としまえん到着
11:10頃　あじさい祭り会場へ
11:10〜13:30　あじさい坂からあじさい宝石箱まで
─20分ほど休憩─
13:50〜15:55　山あじさいの小径

＜これまでのとしまえんのあじさい旅行記＞
2011年６月11日
「雨上がりのとしまえんであじさい祭り（1）プロローグ：しずくをたたえたあじさい＆エピローグ：「ルドゥーテ美花選」展＆おまけ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575294/
「雨上がりのとしまえんであじさい祭り（2）霧のあじさい坂〜育種家の遊歩道〜あじさい宝石箱」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575297/
「雨上がりのとしまえんであじさい祭り（3）山あじさいの小径〜あじさいトンネル」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575548

2009年６月９日
「今年もあじさいはとしまえんで（1）女性に捧げられたアジサイと宝石のような西洋あじさい」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10345691/
「今年もあじさいはとしまえんで（2）ちんまり可愛いヤマアジサイとやっぱりお気に入りのガクアジサイ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10345692/

2008年６月４日
「としまえんのあじさい祭り（１）咲き始めの「あじさい坂」から「あじさい宝石箱」」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10247956/
「としまえんのあじさい祭り（２）珍しいアジサイがいっぱい！　山あじさいの小径とあじさいトンネル」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10247959/

としまえん公式サイト
http://www.toshimaen.co.jp/
第10回としまえん あじさい祭りのサイト
http://www.toshimaen.co.jp/event_ajisai/index.html

エリア 練馬(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

池袋で西武線の豊島園行き直通電車に乗り換える

池袋発10時40分。
自宅を出たのは９時すぎで、いつもスロースタートの私にしては早くにスタートできました。
この写真はセカンド機であるPowerShot SX 210 ISで撮りました。
本格的な花撮影まで、しばらくセカンド機で撮影しました。

豊島園駅前

池袋を出て直通の各駅でも15分ほどで到着。
３時間ごとの天気予報では日曜日は15時に晴れマークがありましたが、ほとんど曇りでした。
ところが、まだ11時前なのに、こんなにすばらしい青空となりました。

本日は本当はあじさいナイトでライトアップが行われ、入園時間は20時まで延長です。
でも日曜日の夜にそんなに遅くまで出歩くのは厳しいので、残念ながらライトアップはあきらめました。
ライトアップは６月８日から24日の金・土・日曜日だから、チャンスはまだあるかな、と自分の予定表をチェックしてみたら、残念、この先ずっと金曜も土曜も、ばっちり観劇予定を入れていたんでした@

チケットを買って、さあ入園！

チケット売り場は３カ所開いていましたが、少し列が出来てしまったので、チケットを買うまで10分ほどかかりました。
としまえんが休園日の火曜・水曜日なら、あじさい園のみということで入園料は500円ですむのですが、本日はふつうに1,000円かかってしまいます。
でも、駅の改札を出る前にあじさい祭りのチラシを手に入れたら、そこに100円割引券がついていたので、900円になりました。

正門前広場のお楽しみ@

正門をくぐると、早速、ユリやアジサイに出会えます。
一眼レフを専用バックから取りだして撮影！

後ろぼけはガクあじさいの装飾花です。

手まり型のあじさいをバックに、真っ白な白百合を

くっきりと花びらに映ったおしべとめしべの影にも注目しています。

第10回にもなるあじさい祭りのポスター

コスプレイヤーのコスプレ前のお姉さん達がぞろぞろと

本日、としまえん内では、コスプレイヤー集会もやっていました。
あじさい園はコスプレイヤーさんたちは立ち入り禁止でしたが、遊園地のあちこちで、そのコスプレに似合った建物の前で記念撮影をしているところを見かけました。
ぱっと見たところ、アニメのコスプレだろうなぁと思うコスプレイヤーが多かったですが……残念、最近の流行アニメはあまり知らなくて、なんのコスプレか、さっぱり分からない人々ばかりでした。
でも、遊園地というメルヘンの世界では、甲冑姿だろうとマント姿だろうと、ピンクやブルーの頭だろうと、なかなかかっこよかったです。

暗闇の中から浮かび上がるあじさい・その１

日差しが強すぎると花の写真は撮りづらいといいますが、こういう光と背景の影のコントラストが強烈な花の姿を撮るのは、私の大好物です。

暗闇の中から浮かび上がるあじさい・その２

まだ花粉がはじける前の咲きたてのユリ

次世代へと生命をつむぐドラマのプロローグ

準備万端のユリのハーレム@

目が覚めるような鮮やかなブルーで

まるで水の結晶のような美しい装飾花のガクあじさい

これも咲きたてでしょう。
装飾花に痛みがありません。つやつやです。

いざ、あさじさい祭り会場へ

これはコンデジで撮りました。
というのも、本番前にいったんトイレに寄ったので、一眼レフを専用バッグの中にしまってしまったんですもの。

模型列車「あじさい号」の乗車を待つ行列

なかなか盛況です@
１回300円。
でも私はもう前に一度乗ったことがあるし、行列に並ぶ気がしないのでパス。

これもちゃちゃっとコンデジで撮りました。
このあとはずっと一眼レフで撮りました。

ワンちゃんも乗れる、あじさい号

戻って来たあじさい号をパチリ@

光のきらめきのような装飾花のガクあじさい

スポットライトを浴びた装飾花・その１

深い湖の色合いをたたえて

昼間に瞬く紫の星

両性花のテーブルを囲む装飾花

スポットライトを浴びた装飾花・その２

スポットライトを浴びた装飾花・その３

光を受けてきらめく装飾花

青空に向かって

こうやってガクあじさいを下から撮るのは、私の大々好物です。

丸ぽっち２つ@

ひだが可愛い装飾花の花びら

あじさい祭り10周年の特別展示

今までとしまえんのあじさい祭りのこのコーナーで登場した珍しいあじさいが大集合していました。

ブルーのフェアリーアイ

くねくねの妖精の羽のような装飾花ぞろい

ピンクのフェアリーアイとガクあじさいの装飾花

ピンクとブルーのフェアリーアイ

細い花びらの白い装飾花がチャーミングな八丈千島

チャーミングながらも上品な大人の魅力も感じさせる

１つの花なのに、なんてきれいなブルーとピンクの装飾花が同居して

ピンクのフェアリーアイに包まれて

西武鉄道100周年記念のあじさいツリー

あじさいって、こんなにカラフルなんですねぇ。

珍しい品種が勢揃いのあじさいツリー

アングルを変えてみるとみるみる配色が変わる面白さ@

あじさい坂の水色の手まり型あじさいに惹かれて・その１

ここからは、あじさい坂のあじさいの写真です。

あじさい坂の水色の手まり型あじさいに惹かれて・その２

赤紫のガクあじさい

かつて我が家にあったあじさいはこのタイプでした。
装飾花はもっとピンクだったですが、きっと土壌の関係ともいえなくもないでしょう。
でも、お庭事情で、一昨年を最後にカット（泣）。

関連の旅行記
2010年06月05日〜06月20日
「今年の我が家のあじさい開花記録・2010」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10472182/
2009年５月21日〜６月13日
「我が家のあじさい開花記録・2009」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10346849/
2008年６月７日〜６月22日
「今年の我が家と近所のあじさい」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10249608/
2007年６月９日〜６月15日
「今年のターゲットは我が家のあじさい@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10156923/

ガクあじさいのお洒落なシルエット

初夏の陽気の中でひっそりと

小さな花火のように咲く真ん中の両性花

紫のラプソディー

あじさい坂の山あじさい「深山八重紫」

花はもともと紫ですが、中性土ではピンク色にもなるそうです。
土壌によって色が変わるので、あじさいの別名に「七変化」があります。

６月の日差しを浴びて

ガクあじさいのおしゃべりに耳を傾ける

うしろ向きもチャーミングな手まり型のあじさい@

木もれ日の中で

「可愛いあじさいシーズン2012年開幕は、あじさい天国10周年のとしまえんから（2）水色の丘の涼しげなあじさいと育種家たちの宝石のようなあじさい」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10679502

この旅行記へのコメント （8）

• 夏への扉さん 2012/06/14 01:07:48

  めるへんちっく

  表紙の写真、すごっくメルヘンチックですね。
  
  透けるようなアジサイの花に、影絵の小人が似合いそうな雰囲気・・
  
  メルヘンそのものの、フェアリーアイって名のアジサイ、可愛い。
  八条千鳥もかわってますね。
  
  あじさいって、ちょっと前は短く刈られて葉もわずかしか出ていなかったのに、
  季節になると、ぐんぐん大きくなって、大きい花を咲かせるんですね！
  自然ってすごいと思います。
  
  アジサイは、日本のこの時期にぴったりの花！
  どこかへ見に行きたいけれど、今月末まで時間に余裕がない！
  まみさんの旅行記で楽しみます♪
  
  なつ

  まみさん からの返信 2012/06/14 18:12:17

  RE: めるへんちっく

  なつさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  表紙の写真を気に入ってくださってありがとうございます。
  マニアックかなとちょっと心配したんですけど、ふうう。
  なつさんの方がずっと想像力があって、私も小人がいる様子を想像してみちゃいました。
  
  > メルヘンそのものの、フェアリーアイって名のアジサイ、可愛い。
  > 八条千鳥もかわってますね。
  
  あじさい名所は各所にあれど、としまえんは、私の知る限り、こういうのがてっとり早く楽しめるので気に入っています。
  フェアリーアイや八丈千島は特別展示で、ここのコーナーはそう大きくないにせよ、毎年違うので、楽しみなんです。
  
  > あじさいって、ちょっと前は短く刈られて葉もわずかしか出ていなかったのに、
  > 季節になると、ぐんぐん大きくなって、大きい花を咲かせるんですね！
  > 自然ってすごいと思います。
  
  あじさいは生命力が結構強そうですよね。
  
  > アジサイは、日本のこの時期にぴったりの花！
  > どこかへ見に行きたいけれど、今月末まで時間に余裕がない！
  > まみさんの旅行記で楽しみます♪
  
  スペイン旅行近かったんですよね？
  経済不況が治安に影響すると思いますので、気をつけて下さいね。
  スペインの魅力はそんなものでは翳らないと思いますけど。

• コクリコさん 2012/06/13 21:43:14

  紫陽花一番乗り!

  こんばんは〜
  
  まみさんのバラシリーズ今年もいっぱい!と思っているうちにもう紫陽花。
  凄いな〜精力的で!
  私たちの仲間うちでは紫陽花旅行記はまみさんが一番乗りなのでは?
  
  デジイチ使うようになったらますます詩的な写真になりましたね。
  なんかムードが出てきた♪
  豊島園のあじさい園へは一度しか行ったことがありませんが、お馴染みの紫陽花が咲いてる、咲いてるとにんまりしました。
  フェアリーアイは相変わらずチャーミングですね。
  なんてカラフルな紫陽花ツリー。
  ウエディングケーキみたいに甘いツリーですね〜
  あんなの初めて見ましたよ。
  
  昭和記念公園の花木園のアナベラやふれあい広場の丘に咲く紫陽花がそろそろ見頃になると思うので来週あたり行ってみようかと思っています。
  
  まみさん、紫陽花は豊島園だけにとどまらないですよね?
  

  まみさん からの返信 2012/06/14 18:09:14

  RE: 紫陽花一番乗り!

  コクリコさん、こんにちは。コメントありがとうございます〜。
  
  時期的には同じ頃にmorinoさんも鎌倉のあじさいを見に行ってらしてましたね@
  バラとあじさいのはざまの時期はどうしようかと思ったけれど、近所の西洋あじさいもかなり咲いているので、すぐにあじさいシーズンに突入できました。
  今年は７月に海外旅行を予定していないので、６月はゆっくりと撮影散策ができます。
  あじさい撮影はまだやりますよ〜。西洋アジサイは本番はこれからってかんじですものね。
  昭和記念公園にもあるんですね！
  でも今度の週末は、昭和記念公園の方面には行けないんですよ〜。
  コクリコさんがきっと撮りに行って下さると信じて。なんちゃって、強制ではないので、気になさらないでください。
  
  > デジイチ使うようになったらますます詩的な写真になりましたね。
  > なんかムードが出てきた♪
  
  えへ、そうですかぁ。うれしいな。
  
  > 豊島園のあじさい園へは一度しか行ったことがありませんが、お馴染みの紫陽花が咲いてる、咲いてるとにんまりしました。
  > フェアリーアイは相変わらずチャーミングですね。
  > なんてカラフルな紫陽花ツリー。
  > ウエディングケーキみたいに甘いツリーですね〜
  > あんなの初めて見ましたよ。
  
  そう、あれは面白いですよね！
  私も初めてみました。
  としまえん、やるじゃん、ってかんじです。

  コクリコさん からの返信 2012/06/14 21:03:01

  RE: RE: 紫陽花一番乗り!

  今日、府中市郷土の森博物館の紫陽花見てきました。
  
  そんなに広くないのではと思ってお昼前には博物館を出ようと思っていたのに、2時頃までかかってしまいました。
  
  ここ良いですよ〜豊島園に比べると紫陽花の種類は少ないですが、背景が良いです。
  古い武蔵野の農家や役所などの建物を背景に紫陽花。
  それだけでなく、武蔵野の緑の中に咲く紫陽花。
  紫陽花で溢れていましたが、まだ咲き始めの初々しい状態。
  来週あたりから色づきも華やかになり見頃になると思います。
  
  森林公園や昭和記念公園より狭いですが、のどかな感じでした。
  我が家からは昭和記念公園までと同じ位の時間で行けますが、まみさんの所からは遠いですよね。
  今夜は府中のお酒を買ってきて飲んでしまったので旅行記UPできませーん。

  まみさん からの返信 2012/06/18 04:04:27

  RE: RE: RE: 紫陽花一番乗り!

  コクリコさん、こんにちは。レスレスありがとうございます。
  府中の森の旅行記を拝見しました。
  私のこのお返事より先に前後編、アップされましたね！
  天気がよくて、向かうまでもとてもよい散策になったようですね。
  駅から1.2km〜！と思ったけれど歩くと20分ほど、ふむふむ、言われてみればそうですね。
  実は、ここは一度目をつけたことはあるんですよ。ここにはロウバイがなかったですか。そのときに。
  同じ花の名所をあちこち行くには、花の花期は短くて大変ですよね。
  でも、アジサイはガクアジサイか手まり型アジサイかという問題はありますが、比較的花期が長いので、いろんなところに出かけられそうです。
  あ〜昭和記念公園のアジサイはもう終わってしまうかな。
  あっちへ行けばこっちへ行けず、ジレンマ〜。

• Oakatさん 2012/06/13 20:49:49

  あじさい　光と影・・・

  まみさん、こんばんは！
  
  あじさい、光と影・・・
  何れも写真も素晴らしいですね・・・
  花が生き生きとして魅力的で・・・
  楽しく拝見しました・・・
  
  oakat
  

  まみさん からの返信 2012/06/14 18:03:46

  RE: あじさい　光と影・・・

  Oakatさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  楽しんでいただけて光栄です@
  あじさいは雨や曇天の寂しげな様子も似合うけれど、やっぱり天気がいいときのこの光と影のコントラストにチャレンジできるのは楽しいなぁと思いました。
  よかったら続きも見て下さいね。