2012/05/02 - 2012/05/02
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TAKEおじさん
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福島へ3日間
大震災、原発と災害復旧がまだまだの福島だが、少しでも復旧の足しに成ればと福島を訪れた。
今回は、三春滝桜を中心に会津若松まで足を延ばした。
本篇は、三日目前半 塩屋岬、三崎公園、アクアマリンふくしま
三日目はいわき湯元から、日本海の塩屋三崎を訪れる。途中の海岸沿いの町が津波で家が流され土台だけに成っているのを目の当たりにして心が痛んだ。塩屋岬の灯台もまだ立ち入り禁止となっていた。土産物屋で、津波の写真が展示されていて塩屋三崎の津波の凄さに改めて驚く。
午前の最後に訪れた、アクアマリンふくしまも、長い間震災の影響で開館できなかった。県外の支援も受けて開館し、多くの人が訪れているのを見て、東北の復興の日も必ず来ると希望を持った。
日程
1日目 4月30日(月)
夜 三春滝桜ライトアップ、郡山泊
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10666177/
2日目 5月1日(火)
前半 三春滝桜、紅枝垂れ地蔵ザクラ
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10666297
後半 会津若松鶴ヶ城、御薬園、いわき湯本泊
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10667768
3日目 5月2日(水)
前半 塩屋岬、アクアマリンふくしま
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10668426
後半 国営ひたち海浜公園ネモフィラ、チューリップ
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10669840
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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-
松柏館を後に
旅館のこじんまりした庭園は緑が美しかった。展望風呂も眺めがよく、江戸時代からの伝統ある旅館は落ち着いた雰囲気が楽しめた。
今日は、天気が午後から雨になりそうなので、早めに宿を出た。 -
塩屋岬
宿から30分あまりで塩屋岬へ。途中の海岸沿いの集落が津波で流され土台だけを残しているのを見て、少なからずショックだった。 -
塩屋岬灯台
美空ひばりの歌った「みだれ髪」の舞台になった灯台。灯台からは太平洋の海が広がるはず。
震災の影響で、灯台への登山道は閉ざされたままで、灯台には近づけなかった。 -
哀悼の碑
この碑も津波にさらされたが無事だった。
碑には
ひばりさん
あなたの うた声は 永久に あかりとなって
人の世の 海を 照らし つづける
哲郎 -
みだれ髪
碑の近くに立つと自動的に歌が流れてくる。
3番の歌詞みたいだ。
作曲:船村徹
作詞:星野哲郎
春は二重に 巻いた帯
三重に巻いても 余る秋
暗らや 涯てなや 塩屋の岬
見えぬ心を 照らしておくれ
ひとりぼっちに しないでおくれ -
「喜びも悲しみも幾歳月」の記念碑も
ここ小名浜に在住の田中きよさんの昭和31年の手記「海を守る夫と共に20年」に心を打たれた木下恵介監督が映画化したそうだ。
主演 佐田啓二、高峰秀子 の映画は名作だった。
舞台となった観音崎灯台などは何度か行ったが、原作があるのは知らなかった。 -
土産物屋さんには
当時の津波の写真が掲示してあった。 -
津波は
高くなっている駐車場を超えて、この店まで入ってきた。
目の前の平穏な海が信じられない光景だ。 -
美空ひばりの絵も
復興に何もできないが、支援金とせめてお土産を買った。 -
塩屋岬から太平洋
どんより曇って波は荒かった。
塩屋岬を後にして、太平洋を南下していく。 -
塩屋岬方面
海岸に犬と走る人。 -
小名浜が
南下して、小名浜が見えてくる。 -
三崎公園 いわきマリンタワー
灯台に登れなかったので、いわきマリンタワーに登って太平洋を見ることにした。
いわきマリンタワーは、海抜46メートルの丘に高さ60メートルにスカイデッキがある。 -
長い階段を
なんとエレベーターは点検中で使えず、徒歩で登ることになった。
ただし、入場料320円は取られなかった。ラッキーか。
3月に登った東京湾観音とほぼ同じ高さ。
東京タワー第1展望台が125メートルだから、半分くらいまで登る感じだ。 -
ガラス張りの窓から
ぐるぐる外の景色を見ながら登っていく。 -
展望デッキ
ようやく到着する。メンテ用かレールが回りに敷かれている。
360度、見渡せる。 -
展望デッキから太平洋(南方面)
残念ながら青い海と青い空とは成らなかった。 -
塩屋岬方面(北東)
けっこう波が荒い。 -
小名浜港(西方面)
真ん中に見えるのがアクアマリンふくしま。 -
アップで アクアマリンふくしま
青いガラスで覆われた外観。 -
三崎公園
タワーから見る三崎公園は総面積700,000?と広い。真ん中に見える野外音楽堂を始め広場や遊具も多く、ピクニックなどに適している。
天気の崩れが心配だったので公園内をゆっくり散歩はできなかった。 -
アクアマリンふくしま
三崎公園からすぐのアクアマリンふくしま。
ここは、大震災の津波で大きな被害を受けた。地上1階が浸水して9割の魚が死亡した。3月16日にセイウチなど海獣を中心とした動物を他の水族館や動物園へ緊急移送(避難)させた。
7月にようやく再開させた。後に、当時の模様のビデオを見ることになる。 -
アクアマリンふくしまは
黒潮と親潮が出会う海域にあり、生き物の生態を生かした環境水族館である。黒潮と親潮の潮目が見られる巨大な水槽が見もので、都会の水族館のようなきれいなクラゲなどはあまり展示していない。
一階のエントランスホールには、金魚が展示。 -
(1)海・生命の進化
現在に生き残っている水の中の「生きた化石」などを展示。
ヘラチョウザメ。長いへら状の吻(ふん)が特徴でおかしな格好。
サメの仲間ではない。
展示の順番に進んでいく。 -
スポッテッドガー
60〜70cmのやや小柄。ガーパイク類の古代魚。 -
カブトガニ
三葉虫の子孫ともいわれる、2億年前から形を変えていない!
ひらひら泳いでいる。 -
エスカレーターで4階へ
順番に従って今度は4階へ。 -
(2)ふくしまの川と沿岸(4F)
2番目のコーナー。福島の水辺の自然環境を再現した。
全面ガラス張りで温室みたいだ。 -
用水路にはナマズ
地震の時は教えてくれたのだろうか? -
川の中流には
アユ、オイカワ、ニゴイ・・・・
川の流れが蛇行して、流れの速いところと、水の淀んだところとすみ分ける。 -
湧水には
イトヨ、シマドジョウ・・・
水温の変化がなく栄養も乏しい環境。 -
河口にはアメフラシ(雨降らし・雨虎)
これもおかしなスタイル。 -
(3)北の海の海獣・水鳥
子供たちが歓声をあげていた。
大きなトドは体長3mに達し、アシカ科の中では1番大きい。 -
迫力満点
トドは元気よく泳いでいた。 -
ゴマファアザラシ
ゴマちゃんで〜す。 -
エトピリカ
エトピリカとはアイヌ語で「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味で、名のとおり橙色の大きなくちばしをもつ。
なんとも愛嬌のあるトリだ。 -
(4)オセアニア・ガレリア海の博物館・海の科学館(3F)
海に関する科学や資源の保全、環境問題を紹介。 -
珊瑚礁
キレイなサンゴを守らなくては。 -
アンモナイトの化石
いわき市を含むあぶくま東縁は、全国有数の化石の産地である。
アンモナイトは、螺旋の伸張が、下へ下へと伸びていく巻き貝とは異なり、巻かれたぜんまいばねと同じような形で外側へ成長していく。 -
(5)熱帯アジアの水辺
温室で熱帯アジアの水辺を再現する。
魚より、色鮮やかな熱帯植物のほうが目立ったが。 -
色鮮やかな
熱帯植物。 -
マレーハコガメ
可愛く泳いでいた。 -
淡水の生き物
ダトニオイデス・プルケール、熱帯魚にしては地味な感じ。 -
(6)サンゴ礁の海(2F)
サンゴに集まる、鮮やかな色彩の魚たち。
人間が降ってきた。驚いた。 -
サンゴ礁には
原色の色鮮やかな魚がいっぱい -
ツノダシ(角出)
長く伸びた背びれが特徴で、これで角出しかな。
水族館ではよく見かける。 -
大きな水槽に見入って
-
(7)オホーツクの海
親潮のふるさとオホーツク海にすむ魚。
これは、オオカミウオ。
口には数本の犬歯があり、恐ろしい顔をしている。アイヌ語でチップカムイ(神の魚)と呼ばれている。 -
カニがヒトデを制圧
-
(8)潮目の海
合計2050トンの二つの大水槽がある。黒潮と親潮は福島県沖で出会う。
ここの出会いの場がトンネルになっている。 -
黒潮
フィリピン、台湾から、大陸棚の線に沿って北上し、日本の南沿岸を通り福島県沖に達する。
イワシの大群が回遊しているのは圧巻だ。 -
ここが潮目
-
(9)福島の海
飼育の難しいとされるサンマ。
思わず食べたくなる。 -
ベニズワイガニ
これも食べたくなる。 -
マトウダイ
体側面に弓道の的のような斑点を持つので、マトダイ(的鯛)とも呼ばれる。
これも美味しそう。 -
復興日記
震災の被害状況と復興の足取りが掲示されている。
アクアマリンふくしまは震度6弱の地震と約5mの津波に襲われた。
来館者や職員は無事だったものの、飼育生物の約9割を失った。
震災から4カ月後、多くの支援を受けて7月15日に再開した。 -
ビデオ映像が流れている
職員は展望室へ逃れ、そこから撮った映像。
職員は無事だったが、車は総て流された。 -
(10)タッチプール
潮だまりでは、磯の生き物を手にとって観察できる。
ヒトデ、ウニ、ナマコ・・・ -
展望室から
展望室は高さ約34メートル。全体がガラス張りで、360度の眺望が楽しめる。アクアマリンの大きなガラス屋根。 -
展望室から
ここから、大きな津波を観測したのだろうか。 -
(11)子ども体験館「アクアマリン えっぐ」
釣り堀がある子ども向けの体験型施設。
ユーラシアカワウソに餌をやっている飼育員。 -
(12)キッズビオトーブ(屋外)
「蛇の目ビーチ」は4500?の広さをもつ、裸足になって生き物とふれあえる“世界最大級タッチプールだ。
今日は、「さがせ!ほり出せ! タカラガイ」で、タカラガイを発見するとプレゼントがもらえる。
児童が一生懸命砂場を掘っていた。 -
最後はシーラカンス
シーラカンスの貴重な解剖標本。
これで、アクアマリン福島とお別れ。都会の水族館とは一線を画した自然との触れ合いが体験できる。
また、復興なったアクアマリンは東北復興のシンボルとして頑張ってほしい。
続きは以下の旅行記で
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10669840
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