2011/09/04 - 2011/09/06
1位(同エリア2件中)
ももんがあまんさん
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お待たせしました〜 遂に、フランスです。
これまでも、二度(23年前&16年前)来てるのですけれど、一度は、列車で、数か所の町を点々と通過しただけの感じ、二度目は、パリを拠点の競馬観戦が目的、土地の広さと滞在日数からして、ヨーロッパの中でも、一番、歩き足りなかった気がして、今一度、もっとじっくり、体感してみたかった国です。
まず今回は、二か月弱、カレーから入って、海沿いを西へ、ノルマンディー〜ブルターニュを巡り、ナントからロワール川沿いを、パリへと至る旅程を組んでおりました・・・さて・・・
写真は、「モントルイユ・スル・メール」の、町の城壁です、カレーの町から南へ約90km、観光の町としては、あまり知られてませんけれどこれ、実は、「レ・ミゼラブル」(原作・ビクトル・ユーゴー)で有名な町、主人公・ジャン・ヴァル・ジャンが、名前(マドレーヌ)を変えて、工場長から市長へと成り上がった、その町です。
フランスの旅については、いろいろとテーマもあるのですけれど、小説「レ・ミゼラブル」所縁の町を訪ねてみたいと言うのも、その一つ、何と、「城塞都市」でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
9月4日(日) カレー Nord-Pas de Calais
カレーの港は、馬鹿でかい港で、どちらへ走れば良いのか、かなり迷います。
案内板を確かめながら、なんとかかんとか、町の雰囲気が見えてきました・・・ -
カレー 今宵の宿 39ユーロ(朝食ナシ)
「Hotel Victoria」二つ星ホテルです、システムがイギリスとはまるで違います、先ず料金が全て、玄関に表示されてる(法制化されてるのか?)ので、いちいち聞かなくてよいので便利、けれど、朝食は別料金、わりと高い(5〜10ユーロ)上に、大概が、フランスパンとバター&ジャム&コーヒーだけ、値段の割に、お粗末です。
次に、二つ星ホテルには、イギリスならどんな宿にでもある「お茶のセット」が無し、三ツ星ホテルなら有るのかも?、泊まったことが無いので解りません。
宿の評価 ★★ 朝食なし、トイレ別のトラディショナル・ホテル、イギリスなら £25 以下で妥当だが、ユーロにしても、かなり高い感じ、日曜日だし、仕方なし。 -
9月5日(月) カレー ノルド・パ・ド・カレ
カレーのノートルダム教会(Eglise Notre-Dame)です。
ロマネスクな感じですけど・・・さて? -
カレー
フランス庭園です、フランスの庭園には、「柳」の生えてる庭園が多い。 -
カレー
市民公園です。 -
カレー 慰霊碑
「Hotel De Ville」の前にある戦争の慰霊碑。
但し、「インド・シナ戦争」=ベトナムと「アフリカ戦争」=アルジェリア。
さすが、フランス・・・?? -
カレー Hotel de Ville
オテル・ド・ヴィル(市役所)です。
ホテル(宿)じゃないです・・・?
実は、「村のホテル」だと思って、ずいぶん探した・・・ハハ。
フランス語で、「Hotel」と言うのは、「館」とか「家」とか言う程度の意味、「Hotel・・ナントカ」と言うのが沢山あるので、紛らわし・・・。 -
カレー カレーの市民
この町で、是非見たかったのは、これです。
ロダンのカレーの市民。 -
イチオシ
カレーの市民
1347年、英仏百年戦争当時の出来事、エドワード三世に包囲されたカレーの、町の人々の命を救うため、自ら志願して、犠牲となった、六人の市民をモチーフとした、群像のスタチュー、但し、その命は、エドワード三世の奥方の助命により、救われたとか。
像は、普仏戦争敗北(1871年)後の、第三共和制発足当時の彫刻家、オーギュスト・ロダンの作品(1888年作)。
衣装は、エドワード一世により、「裸に近い恰好で出頭せよ」との命令によって、屈辱を強いられたものであるるとか、実際に、こんな格好だったかは?
なんとなくギリシャ風の「トーガ」に見えるけど、ロダンの創意なのか? 彼の政治思想については、彼が若いころ修道僧になることを志したという以外、良くは解らないけれど、ギリシャ風を意図したとすれば、共和制支持者という事か?? -
カレーの市民 ①
多分、この作品の中核をなす人物。
最初に志願したのが、ウスタシュ・ド・サンピエールと言う、町のリーダーのひとりだったとか、多分、僕のイメージでは、こんな人。 -
カレーの市民 ②
語りかける人。 -
カレーの市民 ③
耐える人。 -
カレーの市民 ④
髭面が一人。 -
カレーの市民 ⑤
若いのもいます。 -
カレーの市民 ⑥
あまり目立たないけど、骨の有りそうな感じの人。
この「カレーの市民」は、元の鋳型から鋳造された作品が、世界に12体、存在しているらしい、我が日本の上野の美術館にもあるらしいけれど、やっぱり、この町で見ないと・・・です、僕の勝手な思い込みですけどね。
因みに、このカレーの市庁舎前にあるものが、最初の作品であるとか。
町の印象 ★★★ ロダンの像以外、この町で、あまり見るべきものも無さそう、イギリスへの歴史のある出入り口ですけど、大きな港町特有の、雑駁とした感じ、なんとなく、殺伐として怪しくて、通過点と言う感じの町、トンネルも出来て、やや錆びれたところも有るのかも? -
D 940号線 Nord-Pas de Calais
海沿いの道を西へ進みます、西風が、かなり強い。
浜辺の箱モノは、バンガローのようなものですね。 -
D 940号線
海岸沿いの砂丘の丘です。 -
D 940号線
季節の花(野菊)です。 -
D 940号線 Sangatte
カレーを出て、最初のフランスの村です。 -
Sangatte Nord-Pas de Calais
村の広場に、慰霊碑が立ってます。
なんとなく、フランス風の村。 -
D 940号線
海辺の道、風がもろにアゲインストです。 -
D 940号線 Escalles
海辺の丘陵地帯の中の、谷間の村です。
やっぱり、フランスは大陸、広いなあと言う気がして来ます・・気のせいかもしれないですけど? -
D 940号線
海辺の風景です。
浜辺の丘の上に、第二次大戦時の、ドイツ軍のトーチカの跡が残ってます、このあたりは、ドイツ軍が、連合軍の上陸目標の一つと考えたところ、点々と、要塞が築かれています。 -
D 940号線
ドーバー海峡(大西洋)です。 -
D 940号線
やっぱり、広々です。
やっぱり、大陸。 -
イチオシ
D 940号線 Audresselles
フランスの、美しい、海辺の村です。 -
Audresselles Nord-Pas de Calais
村のカフェ、フランスには「フランスの美しい村」と言う、観光協会の売り物が有って、これ等の村を訪ねるのも、今回の旅のテーマの一つなのですけれど、この村だとて、海辺の街並みは、なかなかに美しいです、推薦したいくらい。
村の印象 ★★★ マア、あまり歴史的な建物は、あまり無いのかもしれないですけど・・・ -
D 940号線 ウィメルー Wimereux
海辺の街です。
町にしろ、村にしろ、入り口には何処にも、名前入りの標識が有ります、旅行者にとっては、なかなか有り難い、道に迷ってもすぐわかるし、花が飾ってあって、良い感じです。 -
ウィメルー ノルド・パ・ド・カレ
綺麗な町です。
建物も、フランスの香り。 -
ウィメルー Wimereux
海(大西洋)に流れ込む、川沿いの風景。 -
イチオシ
ウィメルー 今宵の宿
あまりに西風が強烈で、本日はここまで、Boulogne-sur-Mer くらいまでは行くつもりだったのですけれど、いかにもフランスの安宿と言うイメージの宿を見つけたので、此処で泊まることにします、映画「ヘッドライト」で、長距離トラックの運転手、ジャン・ギャバンが泊まっていたような、飲み屋&レストラン付き「安宿」。
「Hotel Brasserie」、Brasserie とは、ビヤホール、料理店の意味だとか。
宿の印象 ★★★★ 30ユーロ(素泊り)(朝食6ユーロ)、部屋は実用一本やりの飾り気のない部屋、まあこれも、フランスの安宿のイメージにぴったり、それでも、トイレが en-suite なので、昨日のホテルよりは、ずっと安い。
飲み屋は営業していたけど、レストランの方は人がいないのか、流行らないのか休業でした、勿論、給仕女の、フランソワーズ・アルヌールもいません。 -
ウィメリュー
波がかなり荒いです。 -
イチオシ
ウィメルー
ビーチの風景です。
明日は、何とかして、モントルイユ・スル・メールまで行くつもり、風がやみさえすれば、ナントカなるとは思うのですけど・・・さて?
フランスの旅は、まだまだ手探り状態であります。
本日の走行距離 (38km) -
9月6日(火) D 940号線
朝から、猛烈な西風、昨日よりひどい・・・
とりあえず、Bouiogne-sur-Mer へ向かって走ります。
丘の上には、相変わらず、点々とドイツ軍の要塞(トーチカ)の残骸が有ります。 -
D 940号線
空模様も昨日より、かなり怪しいです。 -
ブーローニュ・スル・メール Boulogne-sur-Mer
ブーローニュの港の入り口です、何だか、民族衣装っぽい、おばさんが立ってます、隣には、魚や貝のお店が並んでます、空いてない店舗も多いけど、生活感のある、大きな漁港と言う感じの港です(ヨットもありますけど)。 -
ブーローニュ・スル・メール
町の教会です、良く見かける、フランス風の教会、多分、ロマネスクスタイルだと思う?
ブーローニュは、大きな町ですけど、イマイチ魅力を感じないので、次行きます、通り過ぎただけなので、評価も Pass 。 -
D 901号線 サメル Samer ノルド・パ・ド・カレ
ブーローニュから少し、内陸へ入った村です。
これもまたなんとなく、ロマネスク風教会?に見えるのですけど、ゴシックなのだとか? -
サメル
雨が激しくなったので、教会で一休み、今のところ、フランスの教会は、入場料が要らない感じ、まだ、有名どころに言ってないので、この時点で、確信は無いけれど、やっぱり、カソリックの国ですしね・・・もっとも、アイルランドはカソリックでも、ダブリンあたりの有名どころは、有料でした。 -
サメル Nord-Pas de Calais
教会前の町の広場です、良い広場だと思いますけど、車(駐車場)が邪魔。 -
モントルイユ・スル・メール Montreuil sur Mer
猛烈な風の中を、Pm 3時頃に、ようやく目的の町に到着です、午後からは雨も降りだして、とても9月6日とは思えない寒さ・・・マア、夏も完全に終わったのですね。
♪ 風が吹く吹く やけに吹きゃがると
♪ 風邪に向かって進みたくなるのさ
♪ 俺は行くぜ 胸が鳴ってる
♪ みんな飛んじゃえ飛んじゃえ 俺は負けないぜ
「風速40メートル」 歌 石原裕次郎
作詩 友重 澄之介 作曲 上原兼六
http://www.youtube.com/watch?v=Zb-qPRWPOKM
昨日も今日も、どうとでも、しやがれという感じの風です、ちと考えないと、体力が持たない。 -
モントルイユ・スル・メール Nord-Pas de Calais
此処は、ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」で有名な町、ジャン・ヴァル・ジャンが名を変え、マドレーヌさんとなって、工場長となり、望まれて市長殿と成る町です。
このフランスの旅のテーマの一つは、「レ・ミゼラブル」所縁の町を訪ねること、その一つめの町。 -
モントルイユ・スル・メール 今宵の宿
とりあえず、宿を確保します、「Clos des Capucins」40ユーロ(素泊り)。
宿の評価 ★★★ レストラン付きの宿です、見た感じは、お洒落なホテルなのですけど、二つ星ホテルですので、当然、お茶のセットも付いてません、でもまあ、部屋は普通に綺麗。 -
モントルイユ・スル・メール
ホテルの前の町の広場です、広くて良い広場、周りの建物も、フランスらしくてお洒落なのですけど、やっぱり「駐車場」です。 -
モントルイユ・スル・メール
古い町です、木組みの建物も、チラホラあります。
これはレストランになってます。 -
モントルイユ・スル・メール
マドレーヌさんが通っていた教会(多分?)。 -
モントルイユ・スル・メール
教会前広場にある、 Bar Brasserie「Le Victor Hugo」(1664)。
他に、「Gavroche」と名の付いた、女性服のブティックが有りました、小説の登場人物の、少年の名前ですね。 -
モントルイユ・スル・メール
第一次大戦の「慰霊碑」。
いかにもフランスと言う感じの「慰霊碑」、大袈裟です。 -
イチオシ
モントルイユ・スル・メール
雰囲気のある町並みです。 -
モントルイユ・スル・メール
城壁が残ってます、実は、この町は丘の上の城塞都市なのです。
これは意外でした。 -
モントルイユ・スル・メール
城壁の上から、町の方向の風景。 -
モントルイユ・スル・メール
石畳に、フランス風の屋根の家が良い感じです。 -
イチオシ
モントルイユ・スル・メール
丘の上の町です、城壁が、ぐるりと町を一周していて、その上を散歩することが出来ます。
この町が、日本では、あまり有名でないのが、ちと不思議? -
モントルイユ・スル・メール
眺めもいいし、緑も豊かな散歩道です。 -
モントルイユ・スル・メール
同じく、城壁に沿った「散歩道」。
因みに、僕が「レ・ミゼラブル」について、読んだり見たりしたものは、「小説」と「映画」と「テレビ」ですけど、映画は、ジャン・ギャバンのフランス映画と、リーアム・ニーソンのアメリカ映画、テレビシリーズは、ジェーラ―ル・ド・パルデューのモノ、有名な「ミュージカル」は、ミュージカル自体が苦手なので見てません。
映画は、リーアム・ニーソンのアメリカ映画が、意外に良かったです、展開がスピーディで劇的で解りやすい、リーアム。ニーソンも、良い役者ですけど、ジャベール役の、ジェフリー・ラッシュと言う役者がとてもGoodで印象的、ファンチーヌ役の、ユマ・サーマンも美しかった。
テレビシリーズも、良く出来てるけど、役者がちと、イメージじゃない感じ。 -
モントルイユ・スル・メール
町の屋根の風景、古い町なのです。 -
モントルイユ・スル・メール
城壁から見た、街の風景。 -
モントルイユ・スル・メール
城壁からの眺望です、村が見えます・・・実は、これ・・・ -
モントルイユ・スル・メール
町の城壁です、丘の上の城壁です、なかなか立派。 -
モントルイユ・スル・メール
同じく、町の城壁。
本日は終日、悪天候でした。
町の印象 ★★★★★ 思い入れもあって、五つ星、天気が良ければ、もっと良い写真が撮れたはず。
本日の走行距離 (47km) まだまだ、ゆっくり、手探り状態、特に、安宿を見つける要領が、イマイチ解らない、マア、二つ星ホテル、30ユーロ〜40ユーロくらいなら、安いと言えるのでしょうけれど、朝食が高いのは困りもの、マア、無理に食べなくても良いけれど・・・
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この旅行記へのコメント (3)
-
- milkさん 2016/10/28 23:56:20
- モントルイユ・シュル・メール!!
- ももんがあまんさん、こんばんは。
フランスの旅(番外編?)から飛んできました。
ここがかの有名なモントルイユ・シュル・メールなのですね!
私も行きたい〜(^o^)
城壁もあって、素敵な街なんですね。
「ガブローシュ」と言う名前のお店まであるんですか!
「マドレーヌ村」も気になります。
そして、アラスまで自転車で走ったんですか??
さすがです!!
と言う事は、アラスの旅行記もあるんですね。
この旅行記の初めに「カレー」と出て来た時は、「あのカレー?」と思いましたが、やっぱりロダンの「カレーの市民」があるカレーですね。
最近、ロダンにハマっていまして...。
今まで彫刻にはほとんど興味なかったので、1年前だったらあまり感動していなかったかもしれません(笑)
milk
-
- フルリーナさん 2013/01/10 23:42:50
- すごい!
- お久しぶりです。
すごいシリーズですね!
一度行ってみたいカニグーの旅行記も!!
ゆっくり楽しませていただきますね。
それから、投票ありがとうございました。
- ももんがあまんさん からの返信 2013/01/11 19:49:48
- RE: すごい!
- フルりーナさん、お久しぶり。
またまた、フルりーナさんの、スイスにーと北イタリアの風景、魅力的です、何時かは、このあたりの山岳地帯を、自転車で走ってみたいと思ってるのですけど・・・でも、かなり、厳しそうですね、まだ体力のあるうちに・・・ですね。
それにしても、ソーリオの旅行記、二度目ですけど、「美しい村」です、「スイスの美しい村」シリーズも、走ってみたいです。
また、覗いてみてください、お待ちしてますね。
by ももんがあまん
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