パンダを見なくても十分楽しい上野動物園（5）ジャイアントパンダ編：そうは言っても可愛かったシンシンとリーリー

2012/03/10 - 2012/03/10

ジャイアントパンダを見なくても十分楽しいです、上野動物園は。それは本当です。
だってジャイアントパンダはたくさんいる動物の中の一種類にすぎません。
だから、翌週の３月10日の土曜日も続けて上野動物園に行ったのは、どうしてもジャイアントパンダをリベンジしたかったから、というわけではないのです。
19時から上野公園の東京文化会館でバレエ観劇の予定を入れていたからなのです。

と、言い訳がましくて失礼！
前言を撤回するようですが、あわよくばジャイアントパンダが見られるかもしれないと期待したのも、本当です。

でも、天気が良ければ、そして開花が進んでいれば、近くの湯島天神の梅を見に行ったことでしょう。
あるいはもっと早くに家を出られて時間に余裕があったら、サンシャインシティの水族館あたりに行ったでしょう。
サンシャイン水族館は、大改装される前に１度行ったっきりなのです。

だけど、家を出たのは12時半。
上野に着いたのは14時。
カサがいるかいらないかという曇天。
こんな天気の日に動物園に行こうという人は予想通り少なくて、ジャイアントパンダは悠々と見学できました。

他には、先週の３月３日の土曜日はあきらめた東園の動物たちを中心に回りました。
ホッキョクグマは初めて見ることができました。
そして上野動物園で見るのは初めてではないけれど、ライオンは、オスがしきりに吠えていて迫力ありましたし、ベンガルトラはガラスのすぐ手前を何往復もしてくれました。迫力はもちちろん、その変わらぬ美しさに、うっとりしました。

ただ、クマは冬眠中で見られず、ゴリラは、寒くなったため展示時間が30分短縮されて16時までとなり、一足違いで見ることができませんでした。

というわけで翌週再訪した上野動物園の旅行記は、やっぱり目玉となるジャイアントパンダと、パンダ以外の２つに分けました。

＜「パンダを見なくても十分楽しい上野動物園」のシリーズ構成＞
□（1）動物編〜初めて西園まで足を伸ばして
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10651066
□（2）日本の鳥編：念願のカワセミが間近でじっくり見られた@
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10651221
□（3）レッサーパンダ編：チャオくんとアンアンちゃんのいい顔を撮るまでねばったゾ
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10651228/
＜翌週の観劇前に再訪＞
□（4）観劇前に、迫力のホッキョクグマやライオンやベンガルトラやカラフルで珍しい鳥たちを
■（5）ジャイアントパンダ編：そうは言っても可愛かったシンシンとリーリー

レッサーパンダとジャイアントパンダ。
どっちが可愛いかと言えば、両方見た後でもやっぱりレッサーパンダに軍配が上がります。
ジャイアントパンダはジャイアントでした。
ぬぼーとしていて、動作は鈍く、巨体でした。
だけどやっぱり、愛嬌あって、可愛らしかったです。

ジャイアントパンダが、レッサーパンダと同じ、緑のウンチをするところも見てしまいました。
レッサーパンダの場合、しばらくじっとうずくまり、立ち去った後にウンチだけが残された……というかんじでしたが、リーリーくんは四つん這いで立ったまま、衆人環視の中でボテッ@

本日、時々雨が降ってきたのには閉口しましたが、雨上がりの不安定な天候の日に上野動物園に足を運んだ甲斐がありました。
ホンモノのパンダの檻の周辺はもちろん、パンダの作り物がある記念撮影に格好のスポットも、行楽日和の週末だったら行列ができていて、写真を撮るのは難しかったでしょう。

この旅行記は、ホンモノのパンダと作り物のパンダ、それからパンダの檻や掲示の説明なども含めて、ジャイアントパンダづくしにしてみました。

それにしても───。
ジャイアントパンダ舎は、屋内展示場も屋外展示場も広々としていました。
本当はジャイアントパンダが来るまで、いまのジャイアントパンダ舎がレッサーパンダ舎でした。
レッサーパンダの今の新居には、登れる高い木があって、ほとんど木の上で活動するレッサーパンダにとっては良い環境だと思いますが、旧居に比べたらかなり狭かったです。

でも仕方がないか。
ジャイアントパンダの希少性とか人気とかを比べる前に、ジャイアントパンダはレッサーパンダの10倍以上もの巨体ですから。
それに、夏の暑さが苦手なレッサーパンダは、橋の下の方が日陰が多いことでも今の新居の方がいいのかも。

＜タイムメモ＞
14:00　上野公園に到着
14:05　上野動物園に入園
14:10〜14:50　のんびりパンダ撮影
15:05〜15:15　ホッキョクグマ
15:40〜15:45　ライオン
15:50〜16:00　ベンガルトラ
16:10〜16:30　バードハウス２階
16:30〜16:45　夜の森
17:00　動物園を出る
19:00〜東京文化会館でモンテカルロ・バレエ団「シンデレラ」観劇

上野動物園公式サイト
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/index.html

エリア 上野・御徒町(東京)

まずは上野公園内のリーリーとシンシンの写真入り看板

おお、空き空きのジャイアントパンダ舎入口！

多少は列で待ってもいいと思ったけれど、おお〜ガラ空きです、やった〜！

ここまでは、コンデジのPowerShot SX 200 ISで撮りました。
ここから一眼レフを取り出しました。

まずはジャイアントパンダのお勉強から

ジャイアントパンダはクマの仲間であることが最近分かったそうです。
DNA鑑定までしないと特定できないのですね。

ジャイアントパンダ図鑑・その１

ジャイアントパンダのしっぽは黒くない、ということに、最近気付きました。
しっぽはちょびっとで、しっぽに見えるのは、ほとんどおしりの毛だそうです@

ジャイアントパンダ図鑑・その２

ニンジンやリンゴも食べるなんて、まさにレッサーパンダと同じ@

パンダとは？

はじめはレッサーパンダのことを指したんです。
いまはレッサーパンダの方には、小さい方という意味のレッサーがついて呼ばれます。
英語でレッサーパンダのことをRed Panda、赤いパンダと呼ぶこともあるみたいです。
英語圏の人の感覚では、レッサーパンダの毛の色は赤なんですね。

上野動物園のパンダの系譜

2008年にリンリンが死んでしまって以来、上野動物園にはずっとパンダがいなかったようです。
私が子供の頃に見ることができたのは、カンカンとランランです。
大混雑の中、屋内展示場の薄暗いガラス窓の奥に、死んだように眠っていたのと、食事をしていてかろうじてパンダだと分かった程度しか見られなかったので、がっかりしたのを覚えています。
カンカンとランラン以後、いろんなパンダが入れ替わり立ち替わりやってきたように思っていましたが、こうやって系譜をみると、そんなに世代を重ねていませんでした。

リーリーとシンシンの中国から日本への3700kmの旅の様子

おお、パンダデザインの特別仕様のANAのジェット機！
いまはどうしているのでしょう。

ジャイアントパンダ輸送大作戦！

わりと広々としていた屋内展示場

行楽日和の週末は、このあたりもずらっと人が並んでいるのでしょう。
前列はベビーカーの子供連れ親子のための通路で、子連れでない大人は前列には入れません。

まずはシンシンちゃんから

ご飯を食べている看板の写真も可愛いので、撮っておきました。

おお、早速シンシンちゃんの、表紙候補になるお気に入りの写真をゲット！

だけどシンシンちゃんはほとんど動きませんでした。
ううむ。

やっと動いたと思ったら、ごろん

でもこの怠惰な姿が可愛らしいです。

口を開けた姿も可愛い@

お食事中のリーリー君の方が注目を浴びて人だかり

とはいえ、この日の人だかりはこんなものでした。
行楽日和の週末はきっとこんなものではすまないでしょう。

お食事するリーリー君

ガラス窓がさきほどまで降っていた雨のせいで少々汚れておりました。
リーリー君の汚れではありません。

鋭い歯を見せて、ニカっ！？

目のまわりの黒い毛のせいで、たとえ鋭い目つきでもにこやかに笑っているように見えます。

頑丈そうな竹を、鋭い歯でボリボリ

食べ方はかなりダイナミック！

おなかにのっているのは食べ残し？

お食事はリラックスした姿勢で@

貫禄@

くりくっとしたおめめ

外から眺めたシンシンちゃんの檻

リーリー君はお食事中の写真をたくさん撮れましたが、シンシンちゃんのいい顔、いいポーズの写真が撮り足りないので、空いているのを幸い、もう一度入口に戻って見に行くことにしました。
でも、シンシンちゃんは、まだごろ寝です。

このポーズは可愛いです、シンシン！

あらっ、顔を隠しちゃって

再び眠りに入るシンシン

小雨が降り始めてしまいましたが、へいちゃらなようです。

こちらはリーリー君

お食事も終わって、緑のウンチもし終わって、リラックス@
ホンモノのパンダの写真はこれで終わりです。

ジャイアントパンダ保護サポート基金を募集中！

パンダ、パンダ、パンダ、パンダ……

ジャイアントパンダ保護サポート基金に一定額以上寄付してくれた人の名前が掲示されています。

パンダのぬいぐるみがずらりと並んだ売店！

可愛すぎるぬいぐるみたち

もっているのに……また欲しくなってしまうではないですか@

おすわりパンダ

私がもっているのはこのタイプ。
上野動物園にパンダがいないときに買いましたっけ。上野動物園でなく、上野公園内の売店で。

アルビノ・パンダ@

姪っ子か甥っ子に背負わせたい！

でも２人とももうとっくに小学校に上がっているので、無理でしょう。

カゴの中の子パンダたち

三頭会議@

パンダと記念撮影スポット・その１

パンダはもちろんニセモノですが、写真の背景にすればきっとホンモノの見まごうくらい、よくできています。

リーリーとシンシンの未来図！？

子パンダを背中におぶって嬉しそうなのは、パパかな、ママかな？

パンダと記念撮影スポット・その２

パンダ撮影直後に見かけたときは、小雨が降っていたせいで、ビニールがかかっていましたが、夕方、閉園間際に通りかかったときには、ビニールの中から顔を出していました。
子供なら、パンダの足の間にすっぽり入れます。

パンダと記念撮影スポット・その３

これは上野動物園にパンダが戻って来る以前からありました。
正面ゲートをくぐってすぐのところにあります。

観劇前に再訪した上野動物園の写真はこれでおわり。

でも実は、この後も、観劇会場の東京文化会館のロビーなどの写真を撮りました。
劇場シリーズと称して撮ってきたのと同じ感覚で撮影しましたが、今回はコンデジではなく、一眼レフでやってしまいました@
その写真は次の旅行記「一眼レフで捉えた夜のバレエ観劇会場の東京文化会館」にて。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10652883

この旅行記へのコメント （2）

• eahawkさん 2012/03/15 20:01:45

  こんにちは！！eahawkです。

  まみさん
  
  今日は！
  パンダだらけ良いですね！！
  実際のパンダは間近で見ると結構な迫力ですよね。
  
  ぱんだとシロクマとライオンの縫いぐるみが並んでいる写真、ライオンだけが妙にリアルで笑ってしまいました！！
  
  eahawk

  まみさん からの返信 2012/03/16 12:36:58

  RE: こんにちは！！eahawkです。

  eahawkさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  レッサーパンダだけならいろんな写真が撮れたので一つの旅行記にまとめやすかったのですが、パンダはもっと朝早い方がよく活動するみたいですね。
  でも、ごろ寝のシンシンちゃんも全く動かなかったわけではないし、リーリーちゃんもごはん最中を見せてもらえて、ラッキーでした。
  実際のパンダは300kgぐらいあるから、人間の３〜４倍はありますよね。
  やっぱクマ並みの巨大さ〜。
  
  > ぱんだとシロクマとライオンの縫いぐるみが並んでいる写真、ライオンだけが妙にリアルで笑ってしまいました！！
  
  いわれてみれば〜。
  シロクマとパンダはみょうに丸っこいですよね！
  ライオンは迫力あってこわいんですが、顔だけ見ると垂れ目さんに見えるから、そのままぬいぐるみにしやすかったのかも。