2012/03/03 - 2012/03/03
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まみさん
春うらら、花の季節がやって来た……と思いきや。
ウメの見頃はいつになるやら。
それに、このあいだ宝登山では、ロウバイを始めとする花をたっぷり撮ることができました。
だからか、この週末は花撮影でなく、先週末に行くつもりで行きそびれた上野動物園にどうしても行きたくなって、他は考えられなくなってしまいました。
というわけで、2012年度の3月3日は、本日が雛祭りだということをすっかり忘れて、上野公園に出かけました。
一番目当ては、やっぱりレッサーパンダです。
また、上野動物園は、ガラス越しに眺められる「日本の鳥I」の檻では鳥の写真が撮りやすいので、自然の中ではなかなか撮るチャンスのない鳥撮影も楽しみな動物園です。
でも、初めて上野動物園に撮影しに行った前回、一昨年の2010年2月、カワセミは撮れず、非常に心残りでした。
だから、二番目当てはカワセミ。
その念願のカワセミも、今回はじっくり拝むことができました。
それから、1ヶ月前の埼玉こども動物自然公園では見損ねたマヌルネコも@
マヌルネコは、今まで上野公園の科学博物館で剥製しか見たことがなくて、生きている姿をぜひ拝みたいと思っていたんです。
というわけで、いろいろとリベンジが叶った2度目の上野動物園撮影散策でした。
ジャイアントパンダは、はじめから期待しませんでした。朝一番に動物園に入園したのならいざ知らず、昼頃では、案の定、見学待ちの長い行列ができていたので。
それにしても、動物撮影をしていると、辛抱強くなる!?
と思ったけれど、狭い檻の中にターゲットがいる動物園は、自然の中で狙うより遙かに撮りやすい上、外れがほとんどないんでした。
それでは辛抱強いなんて言えません(苦笑)。
<雛祭りの日に出かけた上野動物園の旅行記シリーズ構成>
□(1)動物編〜初めて西園まで足を伸ばして
■(2)日本の鳥編:念願のカワセミが間近でじっくり見られた@
□(3)レッサーパンダ編:チャオくんとアンアンちゃんのいい顔を撮るまでねばったゾ
シリーズ2番目の旅行記は日本の鳥でまとめるつもりでしたが、なぜか鳥と一緒の檻にいた鳥でない動物も、こちらに入れました。
空中にその動物と鳥の通り道も設けられていました。
その鳥か動物がを通るところは見られませんでしたが、その狭い通り道をめぐって争ったりすることがあるとしたら、面白いです。
一番目当てのレッサーパンダは、どんなに時間をかけても可愛いお顔を撮るつもりでしたが、実はカワセミも、今度こそ撮れるまであきらめないぞ、と思ってやって来ました。
前回はそこまで粘る時間はなかったので。
上野動物園は、古い動物園なので仕方がないのですが、いままで回ってきた他の動物園───東武動物公園、埼玉こども動物自然公園、そして多摩動物公園に比べると、アクリル柵や壁が邪魔になって写真が撮りにくい展示場が多いですが、「日本の鳥I」コーナーはガラス張りで、その手前にエサ箱があるので、エサを食べに来た小鳥の写真が撮りやすいです。
ところが、入ってすぐに、カワセミが魚を捕まえて飛び去る姿が……!
さっそくチャンスを逸したか!?
というのも、同じ檻にいる他のビンズィやキビタキなどと違って、カワセミは食事をするときでなければ、ガラス窓のすぐそばに寄ってきてくれないようなのです。
見学しやすいようにとの配慮からか、カワセミのエサの小魚がいるせせらぎはガラス窓のすぐ手前にあるのに、おなかがすかなければ用はなし、とばかりに近寄らないのかもしれません。
もっとも、どの鳥も、ぽちゃっとした姿、つぶらな瞳がとっても可愛らしいので、他の鳥の写真を撮りながらカワセミが姿を現わすのを待ちました。でも、一向に姿を見せてくれません。
「日本の鳥I」は展示場が5つに分けられているので、さらに他の展示場の鳥たちの写真を撮りながら待ちました。
待った甲斐あって、「日本の鳥I」コーナーに入って30〜40分くらい経過したときに、やっと姿を見せてくれました、バンザーイ!
カワセミがお食事をする姿も撮ることができました。
その後は、カワセミさんは妙にサービス精神が良くて、ガラスのすぐ手前の枝に留まって、その美しい姿をずっと披露してくれました。
こんな好機はめったにあるまい、と、何枚も何枚も写真を撮ってしまいました。
ただ、あまりポーズを変えてくれなかったので、似たような写真にはなってしまいました……なんてぼやくのは贅沢ですね。
丸いおなかのオレンジはよく見えたから、今度は後ろ向いてくれないかなぁ、と思ってしまったけど(苦笑)。
他の見学者の話から気付いたですが、背中の羽根の一部は蛍光ブルーでした。
カワセミからその名をもらった宝石の翡翠は、カワセミの羽根のように美しいから、というのが名前の由来ですが、とろりとした緑の宝石です。
でも、カワセミの背中の蛍光ブルーは、翡翠よりも、むしろ、パライバトルマリンやブルートパーズ、ブルーのアパタイトなどを思わせました。
<タイムメモ>
12:25 上野公園に到着
12:35 上野動物園に入園
12:40〜13:30 日本の鳥I
13:40〜13:50 日本の鳥II
14:45〜15:50 レッサーパンダ
16:00〜16:50 西園の他の動物たち
17:00 動物園を出る
上野動物園公式サイト
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/index.html
<初めて上野動物園に撮影しに行ったときの日本の鳥の写真のある旅行記>
2010年2月11日
「ペンギンのお散歩と冬ぼたんと土偶が見たくて木曜日の祝日は上野公園へ(3)お散歩するペンギンは可愛かった@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10428525/
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「日本の鳥I」の案内看板
この展示場は正面ゲートを入ってすぐ左手、ジャイアントパンダ舎とは反対側で、トイレの隣にあります。
ここで計1時間。
ほとんどの時間はカワセミと夏鳥(夏に飛来する鳥)がいるところに張り付いていましたが、カワセミが姿を見せるのを待つ合間に、ライチョウや留鳥・冬鳥も少し撮れました。 -
ビンズィ(便追)/英名 Olive-backed Tree Pipit
「カワセミと夏鳥」のコーナーで1番元気よく姿を見せてくれたのがビンズイでした。 -
エサを口にしてすぐあたりをキョロキョロ
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真っ正面から見たフォルムも、なんて可愛らしいの@
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お次は……きっとキビタキ
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小さな頭で(笑)考え事の最中
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黄色いところがチャーミングで目立つキビタキ
キビタキの英名はNarcissus Flycatcher。
こんなに美しければナルシスになっても無理もありませんね。なんちゃって。 -
おなかの黄色とつぶらな瞳にノックアウト@
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ノジコ(野路子)
女の子の名前みたいな鳥です。
おしゃべりしているような口が半開きの瞬間を捉えることができました。 -
ツン!
ノジコは全体的にうっすら黄色いようです。
このカワセミと夏鳥の展示場には、ビンズイ、ノジコ、ゴジュウカラ、カワセミ、オオルリ、キビタキがいるようですが、看板の写真を見る限り、この中でいうならノジコが一番近いと思いました。 -
下が気になる(!?)ビンズィ
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仲良くエサを食べようね
ビンズィと……ゴジュウカラでしょうか。
実は、30分以上この展示場に張り付いているときに、2羽以上一緒に仲良くエサを食べている姿はまれでした。
後から別の鳥が来ると、遠慮するのか、勢いに押されるのか、また食べにこられると思って切実さがないせいか。
なので、2羽そろっているところが撮れて、ワタクシ的にはラッキー。 -
目つきはともかく、羽のグラデーションがとても美しいゴイサギ
屋外へと続いているツルとガンの展示場にて。
タンチョウが目玉ですが、タンチョウは外側に回って撮りました。 -
いらっしゃいませ!
ショウビタキです。
カワセミが一向に姿を見せないので、「留鳥と冬鳥」展示場に行ってみました。 -
オレンジの服の上に黒いジャケットを着たよう
ショウビタキ。鮮やかなので、つい目が引き寄せられます。 -
今度はおやつ!
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「このポーズが好きなの」
というか、このショウビタキさんは、くちばしでおなかのあたりを毛繕いするのに夢中でした。 -
フォーマルウェア(!?)のシジュウカラ
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キリッ!
でも丸いお腹が微笑みを誘う@ -
ふうっ、とリラックス
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「おやっ、見たな〜」
このすぐ後に、「あっ、カワセミがいる」という声が聞こえてきたので、慌てて戻ってみると……。 -
光の中のカワセミ
おおっ、こんなに大きく撮れるところに……! -
おなかのオレンジもなんて美しい!
いままでカワセミを見たのは2回っきりです。
でも、コンデジのPowerShotを望遠鏡のように使い、デジタルズーム56倍でやっとそれらしき青とオレンジの2色の鳥の姿が見られた、という程度でした。
野生のカワセミを偶然見かけるチャンスがあったその時と、動物園の鳥のケージに閉じ込められていて、必ずいると分かっていて待っていたのとでは全く違うにしても。
近所の裏の畑の畦川でカワセミを見ることが出来たときの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24164806/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24164807/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24164808/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24164809/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24164810/
関連の旅行記
「カワセミが見られた2012年初詣帰り」(2012年1月1日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10633087/
ヒガンバナを見に巾着田に行ったときに撮れた写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/20294498/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/20294499/
「やっとヒガンバナが見頃を迎えた巾着田へ(1)高麗駅から道々の楽しみと意外に見応えあった遅咲き地点」(2010年9月26日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10504526/
私の野鳥撮影体験は微々たるものなので、こんな写真でも私にとってはとても貴重であり、大切な思い出です。
それはともあれ、カワセミさんを、こうやって自然の中ではあり得ない近さで眺めるチャンスが訪れたので、じっくり観察しましょう。 -
魚を捕まえた!
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ぴちぴち暴れる魚
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魚が大人しくなるのを待つカワセミ
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だいぶぐったりしてきた魚
野生のカワセミはすぐに丸呑みしましたが、こちらのカワセミは恵まれているせいか(!?)、すぐに丸呑みせず、辛抱強いです。 -
「おいしそうでしょ〜。あげないヨ」
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ごくん
鳥は歯がないので、丸呑みです。
あのお魚が、このおなかのどこに入ったのでしょう。 -
何事もなかったかのようにすましているカワセミさん
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場所を変えて、じっと観察する様子
このアングルだと、目つきがなかなか鋭くなります@ -
キョロキョロ
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背中に一筋、美しい蛍光ブルー
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つぶらな瞳をして首を傾げる
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手のひらに乗せて愛でたくなる愛らしさ@
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下から仰ぐようにして見ると
のどのところが白く、くちばしは下の方がオレンジなのがよく分かります。 -
横目でジロリ
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くいっと体を伸ばして
また魚を捕りに行くかな? -
じっとせせらぎを観察中
そして私はあなたを観察中。 -
ふいっと目をそらし
さっき食べたばかりなので、まだおなかがすかないようで。
これ以上は、おなじポーズの写真しか撮れないし、「日本の鳥I」だけでもうすぐ1時間経過するので、次へ行くことにしました。 -
じっとしていて撮りやすかったスバーバルライチョウ
「日本の鳥?」コーナーを去る前に、あとこの写真を。
ノルウェイのスバーバル諸島などに生息しているそうです。 -
雪のように真っ白なスバーバルライチョウ
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頭のてっぺんが赤いタンチョウ
看板の説明によると、タンチョウの頭の赤い部分は羽ではなく皮膚だそうです。
そして、繁殖期は濃い赤になり、体調が悪くなると赤みが薄くなるとのこと。 -
五重塔とタンチョウ
なんだか目出たい組合せ!? -
優美な五重塔
五重塔は、上野東照宮やぼたん苑のときには、いつも柵の外からでしか眺められないので、動物園ではこれもひそかな楽しみだったりします。
最近、上野公園の五重塔を撮ったのは……
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24278677/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24278686/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24278696/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/24278718/
関連の旅行記
「観劇前に、今度は上野公園で、初めて手にした一眼レフEOS Kiss X5の試運転4日目!」(2012年1月8日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10636720/ -
うずくまるコジュケイ
五重塔を通り過ぎてすぐのところにある「日本の鳥II」コーナーにて。 -
リンゴを突っつくオナガ
「日本の鳥II」の中でもとりわけ美しい鳥なので、良い瞬間が撮れないか、すこし粘ってみました。
英名は、Azure-winged Magpie。空色の羽のカササギ。
和名と、目の付け所が違うのが面白いです。 -
ふむ
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再び、ツンツンツン
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つぶらな瞳で見返されちゃった@
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美しい空色の羽根を見せた後ろ姿・その1
そのお口には、さきほどついばんだエサが@ -
美しい空色の羽根を見せた後ろ姿・その2
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頭でっかちさんのカケス
羽根の一部はとても美しいのですが……。 -
カケスと同じ檻にいたニホンリス
カケスとニホンリス。どういう組合せでしょう。
ニホンリスは2頭いて、もう1頭は同じ処を何度も何度も超スピードで往復していました。まるでハツカネズミのように@ -
おなかかゆかゆ、ひょうきんなポーズのニホンリス
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えっ、ここを通ることがあるの、リスとカケス?
もう一つの檻は登るのにちょうどよい木があって、より自然に近い環境かもしれません。
リスはともかく、カケスはこんなところを通れるんですか、ちょっとびっくり。
通っているところをぜひ見たかったです。が、その気配は一向になかったので、この後は一番目当てのレッサーパンダ舎へ行くために西園に向かいました。
「パンダを見なくても十分楽しい上野動物園(3)レッサーパンダ編:チャオくんとアンアンちゃんのいい顔を撮るまでねばったゾ」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10651228/
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