2012/02/18 - 2012/02/18
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ぺこにゃんさん
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雪の京都,三部作の最後を締めくくるのは,門跡寺院の風格漂う仁和寺です。
御室桜に雪が積もり,あたかも満開の桜のような光景を見ることが出来ました。
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龍安寺から西へと移動して,仁和寺へとやってきました。
龍安寺,仁和寺が最近のマイブームでして,仁和寺へは2週間前の2月2日に訪れていたのです。
小雪舞う仁和寺の写真を撮り貯めていたのですが,今回の大雪でお蔵入りとなってしまいました。
そのときに,撮影ポイントはしっかり押さえたので,今回はバッチリのはずなのですが…さて,どうでしょうか? -
二王門をくぐり,境内へと入ります。
二王門から中門へと続く参道の景色は私の好きな景色の一つ。
青空なら言うことなしだったのですが,雪雲が広がってどんよりとしていました。 -
参道脇の松並木。
太陽の光が当たると,雪が輝いて綺麗です。 -
イチオシ
中門です。
モノクロの景色の中に朱色が浮かび上がるようです。 -
仁和寺の伽藍は段状に構成されており,中門の先が一段高くなっています。
中門をくぐって,奥へと進みます。 -
中門をくぐった左手には名勝・御室桜があります。
御室桜の上にも雪が積もっていました。 -
仁和寺のシンボル,五重塔。
高さ36m,1644年江戸時代の建立です。
ちなみに東寺や醍醐寺の五重塔は国宝ですけど,仁和寺の五重塔は国宝ではなく,重要文化財です。
ちょっと意外です。 -
参道の突き当たりにあるのが金堂です。
仁和寺が寛永年間に再興されたとき,京都御所の紫宸殿を移築し本堂としました。 -
先ほど五重塔のところで国宝の話に触れましたが,この金堂は仁和寺の建物の中で唯一国宝に指定されています。
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このとき雪は降ったり止んだり。
シャッタースピードを上げて,雪の動きを止めました。 -
こうやって撮ると,結構降っているように見えます。
実際は小雪程度だったのですが,雰囲気は出ますね。 -
ところで,金堂の屋根瓦に注目してみると,髭を生やした老人らしき人物がいます。
不思議な動物の上に乗り,手には書物(巻物?)を持っています。
仁和寺のHPによりますと,黄石公(こうせきこう)という仙人です。
亀は3000〜4000年に一度,水面に顔出すといわれ,黄石公はその亀を3〜4回見たそうです。
永遠の象徴として安置されています。 -
この亀仙人,左右に一人ずついます。
ちなみにこの亀らしくない亀は,阿吽の口をしています。 -
金堂前から中門,二王門方面を振り返ります。
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中門。
雪はこのときがMAXでした。 -
移動して,金堂の西にある朱色の鐘へ。
「袴腰式」といわれる珍しい形式をしています。 -
鐘楼から南へと下り,観音堂前へ。
雪が小降りになり,青空が広がり始めました。 -
観音堂の南側周辺に有名な御室桜が植えられています。
まだまだ堅いですが,蕾が大きくなっているのがわかります。 -
満開の桜をイメージして。
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イチオシ
桜の海に浮かぶ五重塔(雪の華version)です。
撮ってみたかった定番のアングルです。
露出がイマイチですが… -
次は五重塔東側へとやってきました。
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この石鳥居の先には九所明神があります。
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ここが九所明神。
仁和寺の伽藍を守る社です。
社殿は本殿・左殿・右殿の三棟あり,八幡三神を本殿に,東側の左殿には賀茂上下・日吉・武答・稲荷を,西側の右殿には松尾・平野・小日吉・木野嶋の計九座の明神を祀ります。 -
本殿の屋根は真っ白。
X字の千木の上まで積もっています。 -
九所明神前には燈籠が三基並んでいます。
これらは織部燈籠です。
織部燈籠=キリシタン燈籠みたいなところがありますが,マリア像は彫られていません。 -
燈籠にはつららができていました。
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青空が広がったので,再び金堂へと向かいます。
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もう一度同じアングルで撮り直しましたが,やはり太陽の光を受けたほうが綺麗です。
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イチオシ
カエデの木の下から。
青空をバックにすると,雪景色が映えます。 -
左右対称に撮ろうとしたのですが失敗。
燈籠が左に寄りすぎている… -
今度は中門を眺めて。
ほぼ左右対称だけど,ちょっとずれてるかな… -
イチオシ
五重塔をもう一度写真に収めて,仁和寺を出ます。
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二王門から南へ歩くと,古風な佇まいの御室仁和寺駅があります。
「御室駅」と書いていますが,昔の名残だそうです。 -
踏み切りを渡って,さらに南へ。
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すると,登山口のような入り口があります。
ここは雙ヶ岡(ならびがおか)と呼ばれる丘陵地です。
雙ヶ岡は一の丘,二の丘,三の丘の三峰からなり,北から南へと連なっています。
山腹には古墳時代後期の豪族のものといわれる古墳があります。
一番高いのが一の丘で標高116m。
ここを目指して登って行きます。 -
丘とはいえ,場所によっては結構な急坂となるところも。
雪が積もり,足元が悪いので注意して登って行きます。 -
3分ほどで,頂上が見えてきました。
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ここが一の丘の頂上です。
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ここからの展望はというと…
洛西方面が一望できます。 -
この辺りが嵐山・嵯峨野方面です。
拡大してみると,法輪寺の多宝塔が写っているように見えます。
西山方面は朝の太陽をまともに受けるので,雪解けが早いみたいです。
そんなに雪が積もっているようには見えませんでした。 -
さて,ここまで登ってきたのは北側の眺めが見たかったから。
雙ヶ岡の北側というと…先ほどまで居た仁和寺です。 -
二王門,中門,金堂,五重塔…
雙ヶ岡一の丘からは仁和寺境内がよく見えます。 -
こちらは御殿。
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望遠レンズをセットして,撮影しました。
二王門から中門。
奥には五重塔。 -
イチオシ
五重塔を切り取ってみました。
周囲の木々の寂びた雰囲気が冬を演出しています。 -
雙ヶ岡から下りてきて,再び仁和寺へ。
雪が解けてしまいそうだったので,下手に移動せず,仁和寺の御殿を見学することにしました。
中に入るのは初めてです。 -
本坊表門脇の松が見事で,地を這うように枝を伸ばしていました。
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中に入り,廊下を歩いていきます。
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白書院に来ると視界が開けます。
左手奥の建物が宸殿,その前の庭は宸殿の南側にあることから南庭(だんてい)と呼ばれています。
宸殿は京都御所の御常御殿を移築したものですが,明治20年に火災のために焼失しており,明治時代の再建となります。
宸殿前には左近の桜,右近の橘が植えられています。
写真中央の木が左近の桜です。 -
南庭には白砂が敷き詰められていますが,雪でいつもより白さが増していました。
その南庭の奥に見えるのが勅使門。
右手奥に見えるのが二王門です。 -
勅使門をアップで。
鳳凰や牡丹唐草などの彫刻装飾は見事です。
年期の入ったものに見えますが,大正時代につくられたものです。 -
雪景色を切り取りながら,渡り廊下を歩き,宸殿へと向かいます。
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宸殿も含めて,写真は撮り放題ですが,今回はあえて雪景色に限定しておきます。
次にこんな雪景色に出会えるのはいつになるかわかりませんからね。 -
宸殿から白書院を望みます。
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左側が北庭,右側が南庭。
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宸殿の北にある北庭。
南庭とは趣きが異なり,池泉式の庭園となっています。 -
築山に見える建物は飛濤亭(ひとうてい)といいます。
光格天皇(1771〜1840)遺愛の茶室といわれています。 -
飛濤亭へは行くことはできませんが,おそらくこの石橋を渡って行くのでしょう。
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飛濤亭,中門,五重塔…
一番の眺めですね。 -
イチオシ
最後の写真は,歴代門跡の御霊を祀る霊明殿からの景色です。
雪解けが思ったより早かったので,ここで終了。
雪景色の撮影にもっと慣れないとダメですね。
それでも楽しい時間を過ごすことが出来ました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2012/03/12 21:40:47
- 雪の仁和寺
- こんばんは〜ぺこにゃん様。
御室桜で有名な、この五重塔を見るアングル、、、
雪の頃もすごくすごくいいですね〜〜
なかなか雪のときにお出かけできるチャンスがないのですが、
私もいつか、こんな素敵な雪景色のお寺さんが見れたらいいなぁ〜
たらよろ
- ぺこにゃんさん からの返信 2012/03/13 23:36:14
- RE: 雪の仁和寺
- たろよろさん,こんばんは。
> 御室桜で有名な、この五重塔を見るアングル、、、
> 雪の頃もすごくすごくいいですね〜〜
>
> なかなか雪のときにお出かけできるチャンスがないのですが、
> 私もいつか、こんな素敵な雪景色のお寺さんが見れたらいいなぁ〜
>
雪が降るのを心待ちしていたのですが,今年はなかなか積もりませんでしたね。
寒い日が続いた印象があるのですが,チャンスは1〜2日だけでしたか。
運良く行くことが出来たと思います。
仁和寺は御室桜が咲く頃がベストなのでしょうけど,雪景色もなかなか素敵でした。
寒い日でしたが,写真撮影に夢中になってしまいました^^
次は桜咲く頃が狙い目ですが,どうしようか悩んでます。
人が多すぎなんですよね…
ぺこにゃん
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