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神々の贈り物⇒最高峰の天然岩海苔「十六島海苔」

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    旅行時期 2011/12/28 - 2011/12/28 (2012/01/10投稿

    旧暦10月。全国のヤオロズの神々がこの出雲の地にお集まりになる頃、日本海に突き出す十六島鼻と呼ばれる岬周辺の磯に海苔の胞子が付着する。それから1ヶ月ほど経ち育ったものを、寒風吹きすさぶ師走になってから摘み採る。これこそ知る人ぞ知る「十六島海苔(うっぷるいのり)」である。

    出雲国風土記には当地の名産品として「十六島紫菜(のり)」が記載され。江戸時代の文書には、出雲大社の教えを全国各地へ広めていた「御師(おし)」が冬から春にかけ、信徒の家などを訪れる際に縁起物として十六島海苔をお札と一緒に配布していた事が記されてもいる。

    謂わば「十六島海苔」は神々の贈り物であり、現在でも日本最古のブランド品として、季節と生産地・生産者が限定される希少品である。


    クリスマス寒波が去った後の僅かな晴れ間がのぞく朝、かねてより1回は見ておきたかった、摘み取りの様子を見るため、旧平田市十六島に向かった。


    アクセス:一畑電鉄雲州平田駅から車で15分(車でないと無理)

    写真 34枚

    交通手段 : 
    • 現地移動 :  自家用車
    エリア:
    島根 | 出雲市
    エリアの満足度:
    評価なし
    • 島根県出雲市平田町。

      十六島(うっぷるい)に行く途中の交差点付近にはこのような看板も・・・。


    • 十六島半島の対岸(西側)は出雲風土記のいう支豆支(きづき)の御埼。

    • 十六島町から三津町まで約7キロの尾根には直径が90m、最大で120mの高さになる風車が27基設置されている。
      1基あたり3000kw。総出力は8万1000kwと国内最大級の発電量とか。

      この風景にはちょっと違和感を感じるが、あの震災後の自然エネルギーを取り入れる風潮からは致し方ありません。


    • 海苔島には釣り人が入りこまないように「立入禁止」の看板。

      勿論僕のような者は進入禁止でしょう。


    • でも、こそっと入らせていただきます(笑)。


    • 磯まで降りると十六島鼻(うっぷるいはな)が見渡せます。

      古代から近世に至るまでこの付近の航海者は、この鼻を目印にしていたでしょう。


    • 日本海の荒波が、海苔島を洗い流していました。

      白波が立てば立つほど海苔が育ちます。


    • いつ高波が襲ってくるか分からない・・・

      凪ぐことの少ない、冬の日本海の命がけの作業です。


    • じっと波を見つめ、状態を確かめる・・・。

      この地では「シマゴ」と呼ばれるおばあさん?です。
      (失礼、以下おばさんと呼びます)


    • 海苔島にはスパイク付きの履物でないと滑って渡れません。


    • 僕の友人の自称モノ知り(笑)の話では、海苔島はシーズン前石灰で消毒するそうです。



    • 石灰を撒いても、波ですぐ洗い流されてしまうと思いますがね・・・。

    •  
      十六島海苔の収穫時期は12月から2月まで、2ヶ月間の極めて短い期間。


      最盛期は一月中旬の厳寒の頃だが、一番海苔の今が相場は最も高いでしょう。


    • 正月前もあって今は稼ぎどき。


    • 足場の悪い岩場で、「シマゴ」と呼ばれるおばさんによって、一枚一枚手で摘み取られる。

    • また自称モノ知りは、「指に灰を付け10cmにのびた海苔を絡めるようにはぎ取るのだ」とも言っていました。

    • 「十六島海苔」でも真水で洗ってから竹すだれに並べて乾燥させるのが「板海苔」。

      海水で洗って半干しするのが「かもじ海苔」。


      どちらも磯の香りがとても強く、コシのある食感が特徴です。


    • かっては「シマゴ」のおばさん達は各自お得意さんを持ち、正月前には毎年決まって直接お客さんの自宅や職場に訪問販売していました。

      今はどうでしょうか?


    • 値段は飛び切り高かったが、品物は店で買ったものより上等な気がしたものです。

    • 我が家のように沿岸部の者は板海苔しか食べませんでしたが、奥出雲地方では海水で洗った「かもじのり」の方が珍重されています。

      山間部では塩分がそれだけ貴重だったのでしょうね。

      十六島の板海苔は、もうほとんど店では売っていません。


    • 焙炉(ほいろ)で軽く炙った時の何とも言えないあの香り。


      遠火で炙ると藤紫色が一瞬で緑に変わり、炙りすぎると茶色に変色して焦げ臭くなる・・・今では懐かしい思い出です。





    • そして十六島海苔の最高級品は、干潮時に岩の上に露出して自然に日干しになったものを剥ぎ取ったもので「ハギノリ」と呼ばれている。









    • ※「かもじのり」のかもじとは、漢字にすると髢(髪文字)で、「婦人が髪を結うとき添える毛。いれがみ。」という意味(大辞泉より)。つややかな黒さが女性の黒髪のようだったため、そのように呼ばれるようになった。


    • 松江藩主松平治郷(不昧公)は参勤交代の登城の際、江戸城に十六島海苔の裃か羽織とかを着て登城しお国のPRをしたとか?


    • そして「十六島海苔」は、奈良・平安期には朝廷へ貢納し、江戸時代には将軍家に献上されていました。

      謂わば古代からのブランド品!!


    • 帰り径の急な石段。

      左手にはロープが張ってあります。

    • 磯から数十m上。

      高波が来ても大丈夫な微妙な場所に番小屋が建っていました。


    • ちょっと中を・・・。

    • 帰りに十六島の集落から対岸の鰐淵地区を眺めました。

      山並みにたなびく雲の中に、神々のかくれ里「唐川」や「韓竃神社」、それに「鰐淵寺」があります。

      その上空は、冬の山陰では本当に貴重な、僅かな晴れ間が覗いていました。

    • 十六島地区のメインストリート。

      狭い土地に這うように三階住宅が建ち並んでいます。

      海苔を干している家がないか探しましたが見当りませんでした。

    • ストリートの入り口付近に小さなお地蔵さんが・・・。

      海難事故や交通事故で亡くなった人の供養のためでしょうか?

    • 「十六島海苔」は平田市漁協から仲買を通して消費地に・・・。

      しかし9割が県内で消費され、県外にははたった1割 しか供給されていない。

      県外の人にとってはまさに幻の逸品と言えるでしょう。

    • 「かもじ海苔」

      商品は藤紫色の光沢があり、乾いた状態ではなく湿った感じです。

      ネットで調べると正月前に10g入りで1200円。

    • 2012年 元旦。
      「かもじ海苔」入りの我が家の雑煮。


      その上(かみ)の出雲大社の御師(おし)は、「正月の雑煮に『十六島海苔』を入れて食べれば、その年の邪気を払い難病を逃れる事が出来る」という趣旨の言葉が書かれた包みとお札を一緒に配り布教したそうな・・・。

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