2011/12/17 - 2011/12/17
1544位(同エリア3724件中)
まゆままさん
先日ぷにょさんから京都にタイルがものすごい旅館があるとの情報をいただき、ご一緒させていただいた。
京都の島原にあるきんせ旅館は築250年の江戸時代に揚屋として造られた建物。
その後旅館となり、2年ほど前からカフェ&バーとして営業されてるという。
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この日はお昼過ぎにやってきた私たち。
なんと旅館に着くと扉は固く閉ざされ人の気配はなし・・
えええ〜〜、まさか休み?!
そ、そんな〜〜と焦る私たちの前に家から出てこられたお向かいの住人。
その方にすがりつくようにと尋ねてみると、夜からのお店なのでいつも4時くらいから開いてますよと。
ああ、よかった! -
お店が開店するまでの間、ちょっと遅めのランチをしてから小一時間島原の界隈を歩いてみた。
格子戸がきれいな家。 -
こちらの窓の格子も一風変ってる。
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玄関先に敷かれたタイル
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島原で唯一、現在も営業している置屋兼お茶屋「輪違屋」
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島原大門。
柳の木がいい雰囲気を醸し出していた。 -
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レトロな住居表示板
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丸窓が目をひいた仏具屋さんの建物。
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丸窓を効果的に使ったディスプレイが。
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極太の格子が珍しいお家。
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ぐるりと回ってくると、きんせ旅館の裏手の方へ戻ってきた。
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丸みを帯びた特徴のある二階の窓枠
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そして正面玄関へまわってみると今度こそお店は開いていた!
よかった〜 -
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繊細な格子が美しい外観。
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ガラガラと引戸を開けて目の前に飛び込んできたのは目にも鮮やかなステンドグラス。
鳳凰と牡丹がデザインされた艶やかなもの。
そしてその床に広がっているのは〜〜 -
広範囲に貼り巡らされた泰山タイル!!
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ぷにょさんと私はこのタイル群を見た途端、きぇ〜っと?狂喜!
すごすぎる〜〜 -
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床面だけでなく壁周りにも貼り巡らされているタイル。
シックで落ち着いた泰山タイル特有の色合い、さまざまなデザイン、形のものが組み合わさって絶妙〜なハーモニーを奏でている。 -
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な、な、なんと美しいのか!!
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玄関部分にはこんなモザイクタイルも入れられていた。
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玄関脇の一段高くなったロビーのようなところ。
家具や調度品などは旅館時代から使用されていたものがそのまま使われているという。 -
こちらの床には大理石のモザイクタイルが床を彩っていた。
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扉上部にはつばめのステンドグラス
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ぷにょさんと私は玄関スペースで時間くってしまってなかなか中へ入れない・・
とりあえず、席に座って落ち着こう、と喫茶室へ。 -
この喫茶室も素晴らしい空間が広がっていた。
折り上げ格天井とステンドグラスに囲まれた洋の空間は、外観からはとても想像できない。
こちらはダンスホールとしてや旅館時代にはテレビが置かれ、談話室のようなお部屋としても使われていたそう。 -
この部屋は一組のお客さんが貸し切りで使われていた。
中庭に面した窓には蝶やバラをモチーフにしたステンドグラスが優雅。 -
玄関の牡丹のステンドグラスを喫茶室から。
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鳥モチーフのステンドグラスも素敵で四方をステンドグラスで囲まれた贅沢な空間だった。
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私たちはそのお隣の部屋に通された。
部屋の真ん中にぽつんと置かれた二脚のソファと丸テーブル。
後はカウンター席のみのこの部屋を二人独占状態!
店主の方は一人でお店を切り盛りされているそうで、これ以上席は増やしたくないばかりかまだ減らしたいのだとか・・ -
こちらの部屋も中庭に面したガラス窓にはチューリップと市松模様のステンドグラスが入れられていた。
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カウンター席。
私たちがいてる間も一人、二人とお客さんがぽつぽつ来られてた。 -
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旅館時代からの時計
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こんなお部屋で過ごす至福のティータイム・・
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広間のバラのステンドグラス。
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しかし落ち着いたのもつかの間、トイレへ立って再び興奮の渦に包まれる私たち・・
うぉぉ〜、この床のタイルは〜〜 -
なんと美しい色合いを放っているのだろうか・・
ぷにょさんと、こんな色のタイル作ってみたいよなあと。 -
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トイレの手洗い。
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そして中庭に面する廊下にも床面と壁面にはタイルが貼り巡らされてた。
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床の両端に貼られていたタイル。
きれいな水色の釉薬の下からかすかに覗く茶の布目模様が渋い。 -
廊下から広間のステンドグラスを。
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廊下の壁面には蝶と花の絵付けが施された凝った装飾のタイルも見られ、
またもや廊下にへたり込んでしげしげ眺めてしまう・・ -
廊下に置かれたテーブルに隠れた壁面にも!
いろいろとデザイン豊富な装飾タイルがいっぱい。
よくもまあこんな形も大きさもバラバラなタイルをジグソーパズルのようにぴったりと組み合わすことができたものだなあと感嘆する私たち。
半端タイルをランダムに組み合わせたものでなくこの場所用の特注品なのか?!
疑問が渦巻く〜 -
廊下の壁面には蝶と花の絵付けが施された凝った装飾のタイルも見られ、
またもや廊下にへたり込んでしげしげ眺めてしまう・・ -
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最後には旅館時代のオーナーのお孫さんに当たる現店主さんにもお話をいろいろお聞きすることができた。
来年へ向けて二階を宿泊スペースへと再生中だそう。
二階も見てみたいし、また訪れたいなあ。
興奮冷めやらぬきんせ旅館探訪タイムだった!
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