何もないようで一番あった街オーバートラウン（ザルツカンマーグート・その５／５）

2011/04/08 - 2011/04/23

ザルツカンマーグートを船とバスで巡ろう・その5/5。
最後の街、オーバートラウンに行ってきました。

オーバートラウンは
今回行ったザルツカンマーグートの中で一番好きになった街でした

オーバートラウンに興味がある方や、
これから行かれる方の何かお役にたちますように。

そして、これから
船とバスと電車でザルツカンマーグートに行かれる方は、
「オーストリアの休暇公式ガイドブック」というサイトに、
ザルツカンマーグートの情報があり便利です。

船とバズの時刻表もあるので、私はフル活用し、
２時間ドラマの犯人並みに使いこなしました。
そんな様子がわかるこの旅日記。


★こちらは、
プラハ（チェコ）
↓
チェスキークルムロフ（チェコ）
↓
ザルツブルグ（オーストリア）
↓
ザルツカンマーグート（オーストリア）
↓
ウィーン（オーストリア）
↓
ヘルシンキ（フィンランド）

への一人旅日記たちです。良かったら、他の場所も見てください。

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハルシュタットからオーバートラウンに
船＋徒歩で移動しました。

船は一時間に１本くらいしかないので、
ハルシュタットに到着して、
すぐ船着場の時刻表を確認しました。

もし乗り遅れたら、バスで移動という手もありますが
バスがもうなかったら、
ひたすら湖沿いを約６キロ歩かねばなりません。

なんて、妄想してたら、
おぉ、やってきました、船。
想像より小さくてかわいいです。

船から見たハルシュタットです。

約１０分くらいで
ハルシュタットの電車の駅がある向こう岸に到着。

他のお客さんは、急いで駅の方に歩いていきましたが
私は船着場のベンチで休憩。

そして、ひたすら２キロ、こんな道を歩きます。
でもこんなの好きです。

線路沿い。こんなのも好き。

岩山をお供に歩く。こんなのも好き。

まだかな。

まだかな。

あぁ、そろそろ不安が、、、。

おぉ、宿が見えてきたよ。まだ遠！！

泊まった宿「Haus am See」です。

一人旅ですが、
日本から早めにネットで宿を予約すると、
良さげなホテルやツインベットの部屋が安くとれて、
安心安心。

こちらの宿も部屋はかわいいし、
宿の方々もアットホームで、わんこもたくさんいて、
のんびりできました〜。

この宿は湖沿いなので、
せっかくなのでレイクヴューの部屋を予約しました。
しかも、運良く湖側の角部屋。この眺めです。

脱力感。ほんと地球はすごい！

まだ外は明るいので、オーバートラウンを散歩。

おぉ、来た〜。鉄子の血がさわぐ！

電車のおしりはこんな感じ

そう！！この遮断機、
電車が来る５分以上も前から鳴りだし、
鎖みたいなチェーンがただカラカラいってるだけで、
一向に遮断の兆しなし。

やっと遮断したかと思ったときに電車がやってくる。
おぉ、間に合った！

しかし電車が通ってからも遮断し続けること約５分。

車すら見かけないこの街で、
こんなに危険から身を守っていただき、
遮断機に感謝です。

線路にテンションがあがる。

オーバートラウンはこんな街です〜。

私が見た限り、
やってるお店やカフェは一軒もありません。
それがいい。

宿の横にある公園。
ここで遊んで育った子供の心と頭の中を見てみたい。

宿に戻り、バルコニーからレイクをヴュー。
日がちょっと沈みかけ、
さっき見たときとはまた違う風景のよう。

太陽が落ちていくのを静かに待ちました。

そして、
完全に暗くなるまでバルコニーでたそがれる。
最高の贅沢でした。

翌朝７時。散歩出発。

ちょっとひんやりしてたけど清々しすぎるよ〜、
ばんざい。

こちらがオーバートラウンの駅。

手作り感がかわいい。
このお店は閉店してました。残念。

街のシンボルマークは熊の絵でした。
んん〜、いるんだね、きっと。そわそわ。

ボート小屋。こんなの映画でしか見たことなかったよ。

ハルシュタット駅に向かう一本道。
湖沿いにはベンチもいくつかありましたよ。

なんか、独り占めしている気分。

そうこう歩いていると、
ハルシュタットの駅に着いてしまったよ。

向こう岸に見えるハルシュタットの街。
もう街が目を覚ましかけてます。

後頭部から陽を浴びながら、恒例の一人撮り。

朝露の中からやってきたこの子。
私の前を急いで横切る。

続いて電車がやってきました！意味なく手を振る。

やっほーい。部屋からも電車が見れました！

あ、何だか旅の目的が電車になりかけている。
いかん。

オーバートラウンは
「観光スポットなど何があるの？」と聞かれると、
「、、、、」
黙ってしまうかもしれませんが、
今回行ったザルツカンマーグートの中で
一番好きになった街でした。

かわいいお店やおいしいカフェ、
観光スポットなど、何もなくても
大自然がいつも一緒にいてくれて、嬉しくて、
ただ、何もないことを忘れてしまうのだと思います。

このあとは、またバスで
ハルシュタットとバードイシュルを経由して、
ザルツブルグに戻り、
そこから電車でウィーンに移動しました。

移動時間は５時間ぐらい。
「ひえ〜」と思う方もいるかもですが、
ザルツブルグに着くまでの、
バスから見える景色はまったく飽きないので、
もっと見ていたかったぐらいでした。

そして工事中のザルツブルグ駅をぐるぐるし、
電車に乗り込み、爆睡。
あっという間にウィーンに到着。
オーバートラウンへ向かう一本道を
３０分かけて歩いたときのほうが、
時間の流れを実感でき、ながく感じました。

もしよかったら、このあと行った
ウィーン日記もあるので読んでください。