松戸旅行記(ブログ) 一覧に戻る
徳川幕府最後の将軍慶喜の弟徳川昭武が住んでいた千葉県松戸市にある松戸別邸の戸定(とじょう)邸を訪ねてみました。<br /><br />松戸にこのようなお屋敷があるとは全く知りませんでした。たまたま友人が松戸で個展を開くというので、松戸に行くことになりました。ついでにどこか訪ねるところがないかと調べたところ、戸定邸という徳川末期からここに住んでいた徳川昭武の屋敷があることを知りました。<br /><br />訪ねてみて、びっくりです。広大な屋敷そのものも興味を覚えましたが、それよりも徳川昭武が大の写真好きで、自らの写真だけでなく家族、屋敷、日本各地を撮った写真が残されています。博物館があったので、彼が撮った写真を多数見ることが出来ました。

旧水戸徳川家松戸・戸定邸を訪ねて

11いいね!

2011/05/26 - 2011/05/26

201位(同エリア434件中)

2

37

Weiwojing

Weiwojingさん

徳川幕府最後の将軍慶喜の弟徳川昭武が住んでいた千葉県松戸市にある松戸別邸の戸定(とじょう)邸を訪ねてみました。

松戸にこのようなお屋敷があるとは全く知りませんでした。たまたま友人が松戸で個展を開くというので、松戸に行くことになりました。ついでにどこか訪ねるところがないかと調べたところ、戸定邸という徳川末期からここに住んでいた徳川昭武の屋敷があることを知りました。

訪ねてみて、びっくりです。広大な屋敷そのものも興味を覚えましたが、それよりも徳川昭武が大の写真好きで、自らの写真だけでなく家族、屋敷、日本各地を撮った写真が残されています。博物館があったので、彼が撮った写真を多数見ることが出来ました。

PR

  • 戸定邸のことは、4travel の何人かの方々の投稿で、その存在は知っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。たまたま友人が松戸で絵の展覧会を開くとの連絡があり、それではついでに行ってみてはどうかと思いました。友人に尋ねると、よく知っているので案内していただけると連絡があり、そこで5月も終わりの時期に早速出かけてみました。

    戸定邸のことは、4travel の何人かの方々の投稿で、その存在は知っていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。たまたま友人が松戸で絵の展覧会を開くとの連絡があり、それではついでに行ってみてはどうかと思いました。友人に尋ねると、よく知っているので案内していただけると連絡があり、そこで5月も終わりの時期に早速出かけてみました。

  • 戸定邸入口です。徳川昭武の屋敷にしては豪華な造りというわけでも華美というわけでもなく、むしろ質素なふうで、落ち着いた屋敷です。

    戸定邸入口です。徳川昭武の屋敷にしては豪華な造りというわけでも華美というわけでもなく、むしろ質素なふうで、落ち着いた屋敷です。

  • 庭に面して大きく開けられた広間があり、ここは来客用の場として用いられていました。

    庭に面して大きく開けられた広間があり、ここは来客用の場として用いられていました。

  • 広々としていて、夏は涼しいでしょうが、冬はかなり寒いでしょうね。昔はどこもこんな風で、冬は暖房器具といっても炬燵や火鉢程度で我慢していたのでしょうか。

    広々としていて、夏は涼しいでしょうが、冬はかなり寒いでしょうね。昔はどこもこんな風で、冬は暖房器具といっても炬燵や火鉢程度で我慢していたのでしょうか。

  • 大広間にはこのような床の間があります。

    大広間にはこのような床の間があります。

  • 廊下にとりつけられているガラス戸はずいぶん古いようで、近くで見ると歪んでいるようなところがたくさんあります。

    廊下にとりつけられているガラス戸はずいぶん古いようで、近くで見ると歪んでいるようなところがたくさんあります。

  • 大広間から見た庭園です。

    大広間から見た庭園です。

  • 本格的な日本庭園が広がっています。

    本格的な日本庭園が広がっています。

  • 家族の居室が何室もあり、静かなたたずまいの部屋ばかりです。華美のところはぜんぜんありません。

    家族の居室が何室もあり、静かなたたずまいの部屋ばかりです。華美のところはぜんぜんありません。

  • 大変珍しい手洗い場です。座って顔を洗ったりするような高さです。畳敷きになっています。

    大変珍しい手洗い場です。座って顔を洗ったりするような高さです。畳敷きになっています。

  • こちらは昭武が存命中に利用していた風呂場のように思いましたが、実際は大正10年以降(恐らくは昭和初期)に作られ、家族・来客用の風呂場だったものです。

    こちらは昭武が存命中に利用していた風呂場のように思いましたが、実際は大正10年以降(恐らくは昭和初期)に作られ、家族・来客用の風呂場だったものです。

  • 風呂場の天井を見上げると、換気用の装置がついています。今時珍しい網目模様で出来た換気装置です。湯気が自然に通リ抜けることが出来るようになっています。

    風呂場の天井を見上げると、換気用の装置がついています。今時珍しい網目模様で出来た換気装置です。湯気が自然に通リ抜けることが出来るようになっています。

  • 柱には家紋の入った「釘隠し」があります。

    柱には家紋の入った「釘隠し」があります。

  • 邸内にはあちこちに匠の技を、釘隠しや襖の引き手等に見ることが出来ます。細かい部分の細工が手が込んでいて、素晴らしいです。

    邸内にはあちこちに匠の技を、釘隠しや襖の引き手等に見ることが出来ます。細かい部分の細工が手が込んでいて、素晴らしいです。

  • 廊下に下げられている電燈です。作りは新しいです。

    廊下に下げられている電燈です。作りは新しいです。

  • この電燈も古めかしいですが、オリジナルではないようですね。

    この電燈も古めかしいですが、オリジナルではないようですね。

  • 大広間にある欄間の透かし彫りです。

    大広間にある欄間の透かし彫りです。

  • 窓ガラスに小さな虫が止まっいるのが見えたので、写真に撮ってみましたが、あまりうまく撮れませんでした。

    窓ガラスに小さな虫が止まっいるのが見えたので、写真に撮ってみましたが、あまりうまく撮れませんでした。

  • 屋敷の中にはそう大きくありませんが、蔵があります。中は薄暗くてよくわかりませんが、2階もあるようです。

    屋敷の中にはそう大きくありませんが、蔵があります。中は薄暗くてよくわかりませんが、2階もあるようです。

  • 蔵の中をのぞくと、葵の紋がついた長持ちが2つ置かれています。これらは高松宮喜久子妃殿下が徳川慶喜家から高松宮家に嫁ぐ際に、整えられた調度品です。

    蔵の中をのぞくと、葵の紋がついた長持ちが2つ置かれています。これらは高松宮喜久子妃殿下が徳川慶喜家から高松宮家に嫁ぐ際に、整えられた調度品です。

  • 2階の部分もありますが、こちらは未公開で見学することはできません。

    2階の部分もありますが、こちらは未公開で見学することはできません。

  • 戸定邸は四季を通じて様々な自然の変化を楽しむことが出来ます。春先は桜の花が美しいです。

    戸定邸は四季を通じて様々な自然の変化を楽しむことが出来ます。春先は桜の花が美しいです。

  • 5月になると、このよな花が満開となり、また庭先にはツッジが咲き乱れています。

    5月になると、このよな花が満開となり、また庭先にはツッジが咲き乱れています。

  • 広間から見た松戸の市街地です。中央に大きな高層ビルがそびえています。このビルが建てられる前は富士山をきれに望むことが出来ましたが、このビルのせいで、今では富士山が半分しか見られなくなりました。

    広間から見た松戸の市街地です。中央に大きな高層ビルがそびえています。このビルが建てられる前は富士山をきれに望むことが出来ましたが、このビルのせいで、今では富士山が半分しか見られなくなりました。

  • 庭先にはたくさんの鉢植えのフジの花が見ごろを迎えています。

    庭先にはたくさんの鉢植えのフジの花が見ごろを迎えています。

  • この門からも庭の方に出入りすることができます。しかし、通常は閉まっています。

    この門からも庭の方に出入りすることができます。しかし、通常は閉まっています。

  • 公園内には博物館もあります。ここでは武昭や慶喜に関する資料が展示されていて、戸定邸の見学には大いに役立ちそうです。昭武が撮った写真もあり、当時の戸定邸の様子を知ることができます。

    公園内には博物館もあります。ここでは武昭や慶喜に関する資料が展示されていて、戸定邸の見学には大いに役立ちそうです。昭武が撮った写真もあり、当時の戸定邸の様子を知ることができます。

  • 左側に戸定邸があり、右側に博物館があります。この道路を手前に進むと、公園の方に行くことができます。

    左側に戸定邸があり、右側に博物館があります。この道路を手前に進むと、公園の方に行くことができます。

  • 公園内の道路にはちょうどフジの花が盛りを迎え、きれいな色の花を見ることができました。

    公園内の道路にはちょうどフジの花が盛りを迎え、きれいな色の花を見ることができました。

  • 公園内の広場には芝生が敷き詰められていて、そこでは家族連れや友人同士で食事をしたり、談笑したりしています。天気のいい日には気持ち良いでしょうね。

    公園内の広場には芝生が敷き詰められていて、そこでは家族連れや友人同士で食事をしたり、談笑したりしています。天気のいい日には気持ち良いでしょうね。

  • 戸定邸の隣には「松雲亭」という茶室を備えた建物があります。

    戸定邸の隣には「松雲亭」という茶室を備えた建物があります。

  • 松雲亭の入口です。ここでは茶会は言うに及ばず、様々な催事が行われているようです。5月初めには、昭武がパリで食べたフランス料理の体験会があったというようなニュースも見ました。

    松雲亭の入口です。ここでは茶会は言うに及ばず、様々な催事が行われているようです。5月初めには、昭武がパリで食べたフランス料理の体験会があったというようなニュースも見ました。

  • 松雲亭の南側には広い縁側があり、こんなところでゆっくりするのも良さそうです。

    松雲亭の南側には広い縁側があり、こんなところでゆっくりするのも良さそうです。

  • 茶室に入る手前にこのような待合があります。時々茶会もあるようです。

    茶室に入る手前にこのような待合があります。時々茶会もあるようです。

この旅行記のタグ

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • かもっちさん 2012/04/02 21:39:29
    早速お邪魔しました(笑)
    初夏の戸定邸も良いですね〜!
    日本家屋の本領発揮で、涼しげで開放的です(^o^)/
    お庭の緑もイキイキしています。
    藤の演出がとても素敵ですね。

    月に1度、お庭も公開しているようなので
    外からの建物の様子も見てみたいとは思っています。
    しょっちゅう通る駅なので(^_^;)
    ホントに「へぇ〜こんなところに・・・」と感心しました。
    穴場ですよね〜★

    Weiwojing

    Weiwojingさん からの返信 2012/04/04 08:25:58
    RE: 早速お邪魔しました(笑)
    戸定邸+公園ってほんとにのんびり出来ていいですね。
    近くならば何度も出掛けてみたいです。ただ、現在では松戸まで行く
    のが大変です。

    今回は戸定邸だけしか行けませんでしたが、松戸には水戸街道沿いに
    古い商家等が残されているのですね。またお寺もいくつかあるよう
    ですね。

    私は今のところ首都圏を中心にあちこち出没しております。行きたい
    ところがありすぎます。今度はオランダ大使公邸を見学に出掛けるつもり
    でいます。

    Tamegai

Weiwojingさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP