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JR・新京成線松戸駅から線路に沿って上野方面に徒歩で約15分の松戸城跡(まつどじょう、千葉県松戸市松戸)を訪問しました。<br /><br />築城時期は不明ですが15世紀中頃千葉氏一族の原信濃入道が関東管領の上杉氏に反抗し当城に籠もったとの事からその頃の築城と思われます。<br /><br />1538年の第一次国府台合戦では当地域が戦場と化します。つまり江戸川下流の国府台城から松戸城北東の相模台城に進軍した小弓公方軍が陣を構え対岸を渡る小田原北条氏綱・氏康軍を迎え撃ちますが重臣の進言を聞かず作戦を誤り、相模台城周辺の戦いで小弓義明は討ち死に小弓公方は滅亡に至ります。<br /><br />以降北条氏の配下小金城(常磐線北小金駅徒歩15分)城主である高城氏の管理下に置かれますが1590年の北条氏滅亡に伴い廃城となります。<br /><br />江戸時代には当地域は水戸藩徳川家所領となり、1885年(明治17年)水戸藩最後の藩主徳川昭武(とくがわ・あきたけ、1853~1910)の別邸が置かれます。<br /><br />1951年(昭和26年)邸宅と敷地が昭武の子息武定氏から松戸市に寄贈、1991年(平成3年)11月に「戸定が丘歴史公園」として整備され一般公開されます。<br /><br />元々の松戸城は現在の常磐線を越えて江戸川河岸近くまでの広範囲な城郭だったと思われますが、それでも寄贈された敷地は二千百余坪、建物二百三十八坪を有しています。<br /><br />自分が訪問した日はまだまだ夏日の続く日でしたが、公園内部に入りますと樹木に囲まれた青々とした芝生や「あずまや」を配置した庭園がひじょうに印象的で久々に静寂に感じ入りました。

下総松戸 戦国時代の国府台合戦の舞台を経て小田原北条氏の勢力下となり江戸時代は徳川水戸藩主別邸となった『松戸城(戸定歴史公園)』訪問

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2011/09/13 - 2011/09/13

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滝山氏照

滝山氏照さん

JR・新京成線松戸駅から線路に沿って上野方面に徒歩で約15分の松戸城跡(まつどじょう、千葉県松戸市松戸)を訪問しました。

築城時期は不明ですが15世紀中頃千葉氏一族の原信濃入道が関東管領の上杉氏に反抗し当城に籠もったとの事からその頃の築城と思われます。

1538年の第一次国府台合戦では当地域が戦場と化します。つまり江戸川下流の国府台城から松戸城北東の相模台城に進軍した小弓公方軍が陣を構え対岸を渡る小田原北条氏綱・氏康軍を迎え撃ちますが重臣の進言を聞かず作戦を誤り、相模台城周辺の戦いで小弓義明は討ち死に小弓公方は滅亡に至ります。

以降北条氏の配下小金城(常磐線北小金駅徒歩15分)城主である高城氏の管理下に置かれますが1590年の北条氏滅亡に伴い廃城となります。

江戸時代には当地域は水戸藩徳川家所領となり、1885年(明治17年)水戸藩最後の藩主徳川昭武(とくがわ・あきたけ、1853~1910)の別邸が置かれます。

1951年(昭和26年)邸宅と敷地が昭武の子息武定氏から松戸市に寄贈、1991年(平成3年)11月に「戸定が丘歴史公園」として整備され一般公開されます。

元々の松戸城は現在の常磐線を越えて江戸川河岸近くまでの広範囲な城郭だったと思われますが、それでも寄贈された敷地は二千百余坪、建物二百三十八坪を有しています。

自分が訪問した日はまだまだ夏日の続く日でしたが、公園内部に入りますと樹木に囲まれた青々とした芝生や「あずまや」を配置した庭園がひじょうに印象的で久々に静寂に感じ入りました。

交通手段
JRローカル 徒歩
  • 一般道路から松戸城跡へのアプローチ<br /><br />入口に案内看板と共に入口を示すモニュメントが建立されてます。<br />「戸定(とじょう)が丘歴史公園」への入口はなだらかな坂になってます。

    一般道路から松戸城跡へのアプローチ

    入口に案内看板と共に入口を示すモニュメントが建立されてます。
    「戸定(とじょう)が丘歴史公園」への入口はなだらかな坂になってます。

  • 「戸定が丘」紹介<br /><br />江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の弟昭武が明治17年に戸定邸を建てます。<br />昭武は1867年、パリ万国博覧会に兄慶喜の名代として派遣されました。<br />

    「戸定が丘」紹介

    江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の弟昭武が明治17年に戸定邸を建てます。
    昭武は1867年、パリ万国博覧会に兄慶喜の名代として派遣されました。

  • アプローチ通り<br /><br />夏日の坂道を汗をふきつつ登ります。

    アプローチ通り

    夏日の坂道を汗をふきつつ登ります。

  • 松戸駅方面を望む<br /><br />道路の途中を振り返ってワンショット、市街が見えてきます。

    松戸駅方面を望む

    道路の途中を振り返ってワンショット、市街が見えてきます。

  • 利用案内<br /><br />芝生を用い洋風を取り入れた庭園は指定名勝だそうです。桜、つつじ、紅葉、梅など四季折々の花と緑を楽しめるそうです。

    利用案内

    芝生を用い洋風を取り入れた庭園は指定名勝だそうです。桜、つつじ、紅葉、梅など四季折々の花と緑を楽しめるそうです。

  • 説明文

    説明文

  • 戸定公園入口<br /><br />結構急勾配な階段を登ってゆきます。

    戸定公園入口

    結構急勾配な階段を登ってゆきます。

  • 「かやぶき」の入場門<br /><br />簡素なかやぶき門は好感が持てます。

    「かやぶき」の入場門

    簡素なかやぶき門は好感が持てます。

  • 入場門近景<br /><br />(逆光の関係で画面がぼやけてしまいました)

    入場門近景

    (逆光の関係で画面がぼやけてしまいました)

  • 戸定館由来説明板

    戸定館由来説明板

  • 戸定歴史館<br /><br />徳川昭武と兄の徳川慶喜に関する博物館です。昭武の遺品や徳川家伝来品、実兄慶喜の遺品が収蔵されています。<br /><br />自分が訪問した日は戸定邸の都合で残念ながら閉館していました。<br />

    戸定歴史館

    徳川昭武と兄の徳川慶喜に関する博物館です。昭武の遺品や徳川家伝来品、実兄慶喜の遺品が収蔵されています。

    自分が訪問した日は戸定邸の都合で残念ながら閉館していました。

  • 戸定邸案内板<br /><br />建物は8棟あります。この日は歴史館閉場につき料金は¥150を支払いました。

    戸定邸案内板

    建物は8棟あります。この日は歴史館閉場につき料金は¥150を支払いました。

  • 玄関先<br /><br />間口はそれほど広くありませんが奥行きがあり、しかも広めに部屋が造られ歴史資産だけに建物に重みがあります。

    イチオシ

    玄関先

    間口はそれほど広くありませんが奥行きがあり、しかも広めに部屋が造られ歴史資産だけに建物に重みがあります。

  • 葵のご紋付長持<br /><br />徳川慶喜家から高松宮家へ嫁ぐ際に調えた婚礼調度品です。葵のご紋がいやが上にも格式を高めます。

    葵のご紋付長持

    徳川慶喜家から高松宮家へ嫁ぐ際に調えた婚礼調度品です。葵のご紋がいやが上にも格式を高めます。

  • 説明文

    説明文

  • 邸説明文<br /><br />簡素の中にも杉の柾目をふんだんに使い、旧大名にふさわしい重厚さと気品を備えています。

    邸説明文

    簡素の中にも杉の柾目をふんだんに使い、旧大名にふさわしい重厚さと気品を備えています。

  • 重要文化財指定証等

    重要文化財指定証等

  • 説明文<br /><br />当時は木々が低かったので両国、箱根、富士山が遠くに見渡せたそうです。

    説明文

    当時は木々が低かったので両国、箱根、富士山が遠くに見渡せたそうです。

  • 客間<br /><br />襖や障子を取り払った客間と廊下があります。

    客間

    襖や障子を取り払った客間と廊下があります。

  • 庭園に関する説明

    庭園に関する説明

  • 邸から東京方面を望む<br /><br />画面右端に江戸川が流れます。当時の邸主の昭武が今の遠景を見ると驚く事でしょう。

    イチオシ

    邸から東京方面を望む

    画面右端に江戸川が流れます。当時の邸主の昭武が今の遠景を見ると驚く事でしょう。

  • 広々とした芝生<br /><br />まるでグリーンのじゅうたんのようです。思わず寝転がりたい心境になります。

    広々とした芝生

    まるでグリーンのじゅうたんのようです。思わず寝転がりたい心境になります。

  • 行届いた庭園<br /><br />すっかり手入れされています。見ていると気持ちが安らぎます。<br /><br />

    行届いた庭園

    すっかり手入れされています。見ていると気持ちが安らぎます。

  • 書斎の説明<br /><br />昭武はもっぱら書斎でフランス語の学習に励んでいたそうです。+

    書斎の説明

    昭武はもっぱら書斎でフランス語の学習に励んでいたそうです。+

  • 洗面所<br /><br />大正11年以降に増築された洗面所です。昭武の孫夫婦が朝の洗面の際使用していたそうです。

    洗面所

    大正11年以降に増築された洗面所です。昭武の孫夫婦が朝の洗面の際使用していたそうです。

  • 庭園から見た邸<br /><br />周囲の樹木が高く邸がよく見えません。<br /><br />すっかり整備公園化された為いささか無機質的な庭園であり、周辺にも目を通しますが土塁・空堀等城跡らしき遺物は確認できず少々落胆した気持ちです。

    庭園から見た邸

    周囲の樹木が高く邸がよく見えません。

    すっかり整備公園化された為いささか無機質的な庭園であり、周辺にも目を通しますが土塁・空堀等城跡らしき遺物は確認できず少々落胆した気持ちです。

  • 庭園に向かう路<br /><br />中央の瓦のような物が左右の石畳に挟まれています。面白いレイアウトですね。

    庭園に向かう路

    中央の瓦のような物が左右の石畳に挟まれています。面白いレイアウトですね。

  • 帰路の樹木<br /><br />散歩道でしょうか。数日ぐらい住んでみたいと思います。<br /><br />

    帰路の樹木

    散歩道でしょうか。数日ぐらい住んでみたいと思います。

  • 駐車場前の樹木<br /><br />手前にバスやその他車両の駐車が可能です。

    駐車場前の樹木

    手前にバスやその他車両の駐車が可能です。

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