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 トレッカーに人気のジョムソン街道。その最終目的地といえるのが、聖地ムクティナート。今も昔も多くの巡礼者がこの地を目指してやってきます。そこで待っているのは、燃え続ける炎と美しき風景。時代を越え、民族を越え、宗派を越えて人々を引き付けます。<br /><br /><br />**情報は2009年12月のもの。1ルピー=1.2円で計算。<br /><br />最速のアンナプルナ シリーズ: <br />①アンナプルナ・ベースキャンプの一日 (A.B.C.)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10444950/<br />②みんなのプーンヒル (ゴレパニ)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445604/<br />③新時代のジョムソン街道 その1 (バス、ジープ)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445981/<br />④新時代のジョムソン街道 その2 (ムクティナート) &lt;==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10448794/<br />⑤あのジグザグの先にあるもの (カグベニ)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10449248/<br />⑥ムスタン 各駅トレック (トゥクチェ、マルファ他)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10451421/<br />⑦ダウラギリ・アイスフォール - はじめての遭難 (ラルジュン)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10570147/<br />⑧自転車 vs トレッカーの巻 (カロパニ、ガサ)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10570153/

最速のアンナプルナ④ 新時代のジョムソン街道 その2 (ムクティナート)

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2009/12/20 - 2009/12/21

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世界攻略者

世界攻略者さん

 トレッカーに人気のジョムソン街道。その最終目的地といえるのが、聖地ムクティナート。今も昔も多くの巡礼者がこの地を目指してやってきます。そこで待っているのは、燃え続ける炎と美しき風景。時代を越え、民族を越え、宗派を越えて人々を引き付けます。


**情報は2009年12月のもの。1ルピー=1.2円で計算。

最速のアンナプルナ シリーズ:
①アンナプルナ・ベースキャンプの一日 (A.B.C.)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10444950/
②みんなのプーンヒル (ゴレパニ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445604/
③新時代のジョムソン街道 その1 (バス、ジープ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445981/
④新時代のジョムソン街道 その2 (ムクティナート) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10448794/
⑤あのジグザグの先にあるもの (カグベニ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10449248/
⑥ムスタン 各駅トレック (トゥクチェ、マルファ他)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10451421/
⑦ダウラギリ・アイスフォール - はじめての遭難 (ラルジュン)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10570147/
⑧自転車 vs トレッカーの巻 (カロパニ、ガサ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10570153/

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  • [目次]<br /><br /> ムクティナートへの道<br /> ムクティナート<br /> ラニパウワ<br /> ムクティナートの朝<br /> まとめ <br /><br /><br />**この旅行記は「最速のアンナプルナ③ 新時代のジョムソン街道」のその2です。まだ、その1を読まれていない方は、そちらを先にご覧ください。<br /><br />その1<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445981/<br />

    [目次]

     ムクティナートへの道
     ムクティナート
     ラニパウワ
     ムクティナートの朝
     まとめ


    **この旅行記は「最速のアンナプルナ③ 新時代のジョムソン街道」のその2です。まだ、その1を読まれていない方は、そちらを先にご覧ください。

    その1
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10445981/

  • [ムクティナートへの道]<br /><br /> 宿をチェックアウトして、オールドジョムソンのジープスタンドに戻ってきました。正午発の乗り合いジープで、ムクティナートに向かいます。<br /><br /> ジョムソンからカグベニまでは、幅広の川原が続きます(写真)。ジープはカリ・ガンダキ川の右岸(東)の道を、たまに川原に下りたりしながら進んで行きます。この一帯は、午後になると川上から強風が吹くのですが、ジープなので関係ありません。

    [ムクティナートへの道]

     宿をチェックアウトして、オールドジョムソンのジープスタンドに戻ってきました。正午発の乗り合いジープで、ムクティナートに向かいます。

     ジョムソンからカグベニまでは、幅広の川原が続きます(写真)。ジープはカリ・ガンダキ川の右岸(東)の道を、たまに川原に下りたりしながら進んで行きます。この一帯は、午後になると川上から強風が吹くのですが、ジープなので関係ありません。

  •  対岸にはヒマラヤ形成の跡を残すひん曲がった岩肌が散見されます。川原をよく探せば、今でもアンモナイトの化石が見つかるそうです。

     対岸にはヒマラヤ形成の跡を残すひん曲がった岩肌が散見されます。川原をよく探せば、今でもアンモナイトの化石が見つかるそうです。

  •  途中、エクレバティのロッジ街を通過します。ここで道が2手に別れ、カグベニへ続くジープ道と、丘を登ってムクティナート方面へ行く近道があります。ジープはそのままカグベニ方向に進みます。

     途中、エクレバティのロッジ街を通過します。ここで道が2手に別れ、カグベニへ続くジープ道と、丘を登ってムクティナート方面へ行く近道があります。ジープはそのままカグベニ方向に進みます。

  •  出発から30分後、桃源郷のような村、カグベニに到着しました。ここから北はアッパームスタンで、許可のない旅行者は入れません。<br /><br /> 聞くところによると、ジョムソン-カグベニ間を走るトラクターの荷台に乗れば、この区間50ルピーほどで移動できるとの噂です。

     出発から30分後、桃源郷のような村、カグベニに到着しました。ここから北はアッパームスタンで、許可のない旅行者は入れません。

     聞くところによると、ジョムソン-カグベニ間を走るトラクターの荷台に乗れば、この区間50ルピーほどで移動できるとの噂です。

  •  カグベニはカリ・ガンダキ川と、ムクティナート谷から流れるジョン・コーラが合流する場所。ジープは右(東)に曲がりムクティナート谷の奥(写真上)を目指します。村のそばの斜面をジグザグに登った後、エクレバティからの道と合流し、谷沿いの道を進んでいきます。

     カグベニはカリ・ガンダキ川と、ムクティナート谷から流れるジョン・コーラが合流する場所。ジープは右(東)に曲がりムクティナート谷の奥(写真上)を目指します。村のそばの斜面をジグザグに登った後、エクレバティからの道と合流し、谷沿いの道を進んでいきます。

  •  ムクティナート谷には、いくつか集落があります。谷の先には、トロン峠(5416m)のあるトロンピーク(右)とヤク・ワカン(左)の雪山が見えます。道路はこれらの山の麓にあるムクティナートまで続きます。森のない荒涼とした土地ですが、農作が行われており、電気もきています。

     ムクティナート谷には、いくつか集落があります。谷の先には、トロン峠(5416m)のあるトロンピーク(右)とヤク・ワカン(左)の雪山が見えます。道路はこれらの山の麓にあるムクティナートまで続きます。森のない荒涼とした土地ですが、農作が行われており、電気もきています。

  •  フォトジェニックな村、ジャルコットに到着しました。小丘のような場所に集落があり、その一番端にゴンパがあります。ここで、5分ほど客待ちをした後、再び出発しました。

     フォトジェニックな村、ジャルコットに到着しました。小丘のような場所に集落があり、その一番端にゴンパがあります。ここで、5分ほど客待ちをした後、再び出発しました。

  •  ここまで途中の景色を紹介してきましたが、すべて後から撮影したものです。ジープは、一列目2人、二列目4人、荷台に向かい合って6-8人座ります。私は二列目左端の席を狙っていたのですが、希望叶わず、窓際には座れませんでした。そこからの景色は限定的で、今日もやはり「速く移動しただけ」の旅でした。

     ここまで途中の景色を紹介してきましたが、すべて後から撮影したものです。ジープは、一列目2人、二列目4人、荷台に向かい合って6-8人座ります。私は二列目左端の席を狙っていたのですが、希望叶わず、窓際には座れませんでした。そこからの景色は限定的で、今日もやはり「速く移動しただけ」の旅でした。

  •  1:30PM、ラニパウワ(3700m)に到着。ラニパウワは、ムクティナート手前のロッジ街。ムクティナート(3800m)はお寺があるだけなので、ジープもここで終点です。<br /><br /> ジープから降り、ジョムソン方向(南西)に目をやると、ダウラギリ連峰がきれいに横一列に並んでいました(写真)。ただ残念なことに、午後のこの時間は、山の東面がすでに影になっているため、「白く輝く雪山」という訳にはいきません。

     1:30PM、ラニパウワ(3700m)に到着。ラニパウワは、ムクティナート手前のロッジ街。ムクティナート(3800m)はお寺があるだけなので、ジープもここで終点です。

     ジープから降り、ジョムソン方向(南西)に目をやると、ダウラギリ連峰がきれいに横一列に並んでいました(写真)。ただ残念なことに、午後のこの時間は、山の東面がすでに影になっているため、「白く輝く雪山」という訳にはいきません。

  • [ムクティナート]<br /><br /> ラニパウワとムクティナートは少し離れています。写真中央の白い石垣で囲まれているエリアがムクティナート。右下の青い屋根の上の建物はラニパウワのゴンパです。石垣の先の道は、トロン峠へと続きます。<br /><br /> 昔からこの場所は、仏教徒とヒンズー教徒により聖地として崇められてきました。毎年シーズンには、たくさんの信者が訪れます。行者は徒歩で、お金持ちは飛行機でやってきます。大金持ちのためにヘリポートまであります。<br /><br />

    [ムクティナート]

     ラニパウワとムクティナートは少し離れています。写真中央の白い石垣で囲まれているエリアがムクティナート。右下の青い屋根の上の建物はラニパウワのゴンパです。石垣の先の道は、トロン峠へと続きます。

     昔からこの場所は、仏教徒とヒンズー教徒により聖地として崇められてきました。毎年シーズンには、たくさんの信者が訪れます。行者は徒歩で、お金持ちは飛行機でやってきます。大金持ちのためにヘリポートまであります。

  •  ムクティナートに向かって歩き始めると、すぐに息苦しさを感じました。それもそのはず、ここはジョムソンと比べ、1000mほど標高差があるのです。ジープで突然やってきたので、まだ体が順応していません。<br /><br /> 20分ほどで正門(写真)に到着。敷地の中にはムクティナート寺院を中心として、4つの建物があります。<br /><br />

     ムクティナートに向かって歩き始めると、すぐに息苦しさを感じました。それもそのはず、ここはジョムソンと比べ、1000mほど標高差があるのです。ジープで突然やってきたので、まだ体が順応していません。

     20分ほどで正門(写真)に到着。敷地の中にはムクティナート寺院を中心として、4つの建物があります。

  •  正門から少し歩た先に、ムクティナート寺院(写真)があります。中には入っていませんが、シバ神が祀られているようです。この寺院を囲む壁から108個の流水が出ており、その水を1つずつ飲んだり浴びたりするとご利益があるとそうです。

     正門から少し歩た先に、ムクティナート寺院(写真)があります。中には入っていませんが、シバ神が祀られているようです。この寺院を囲む壁から108個の流水が出ており、その水を1つずつ飲んだり浴びたりするとご利益があるとそうです。

  •  ムクティナート最大の見所は、敷地右端のジュワラマイ(火の神)寺院にあります。中には地下水の上で燃え続ける不思議な炎があり、大切に祀られています。ムクティナートが聖地と呼ばれるのも、この自然現象があってこそです。<br /><br /> 寺院の中央に観音様が祀られた祭壇があり、炎はその下のカーテンの奥、網戸ごしに見ることができます。目を凝らすと、親指大の炎が岩の間に揺れているのがわかります(写真)。その下では水が流れる音が聞こえます。見ての通りただの炎で、期待して行くとがっかりするかもしれません。<br /><br />ここを1901年に訪れた河口慧海は、クールにこう書き記しています。<br /><br />「これは無知な現地人のファンタジーでしょう。炎の正体は、岩の間から噴出す天然ガスに過ぎません。周囲の地形を見れば、昔火山があったのは明らかです。」<br /><br />無知とは言いすぎですが、ムクティナート巡礼者がこれを目当てに来ているとすると、ちょっと気の毒です。

     ムクティナート最大の見所は、敷地右端のジュワラマイ(火の神)寺院にあります。中には地下水の上で燃え続ける不思議な炎があり、大切に祀られています。ムクティナートが聖地と呼ばれるのも、この自然現象があってこそです。

     寺院の中央に観音様が祀られた祭壇があり、炎はその下のカーテンの奥、網戸ごしに見ることができます。目を凝らすと、親指大の炎が岩の間に揺れているのがわかります(写真)。その下では水が流れる音が聞こえます。見ての通りただの炎で、期待して行くとがっかりするかもしれません。

    ここを1901年に訪れた河口慧海は、クールにこう書き記しています。

    「これは無知な現地人のファンタジーでしょう。炎の正体は、岩の間から噴出す天然ガスに過ぎません。周囲の地形を見れば、昔火山があったのは明らかです。」

    無知とは言いすぎですが、ムクティナート巡礼者がこれを目当てに来ているとすると、ちょっと気の毒です。

  • [ラニパウワ]<br /><br /> 寺院見学を終え、ラニパウワまで戻ってきました。ここには、3階建てのロッジが何軒かあります。すぐに山を下ることも可能ですが、せっかくなので一泊することにしました。<br /><br /> 私が来た12月終盤は完全にオフシーズンで、観光客の数も限られています。それでも、土産物売りのおばさん(写真)は、朝まだ暗いうちから道端に品物を並べ、いつ来るかわからない客を気長に待っています。そういう姿を見ると、何か買ってあげたい気になってしまいます。

    [ラニパウワ]

     寺院見学を終え、ラニパウワまで戻ってきました。ここには、3階建てのロッジが何軒かあります。すぐに山を下ることも可能ですが、せっかくなので一泊することにしました。

     私が来た12月終盤は完全にオフシーズンで、観光客の数も限られています。それでも、土産物売りのおばさん(写真)は、朝まだ暗いうちから道端に品物を並べ、いつ来るかわからない客を気長に待っています。そういう姿を見ると、何か買ってあげたい気になってしまいます。

  •  ここでは、チベット風民芸品に加え、 カリ・ガンダキ川で拾ってきたアンモナイトも売られています。

     ここでは、チベット風民芸品に加え、 カリ・ガンダキ川で拾ってきたアンモナイトも売られています。

  •  標高3700mの高地のため、日が暮れるとかなり冷え込みます。アンナプルナでは、場所が変われば暖房の方法も異なります。森林のほとんどないこの村では、木炭がよく使われるようです。ダイニングのコタツ式テーブルの下に置いたりするのですが、宿泊客は私ひとりのため、宿の家族といっしょにキッチンで炭火に当たります。<br /><br /> 火鉢の上では圧力釜でオジヤのような物を作っています。隣にいるオジサンは数珠片手に何かぶつぶつ唱え、その隣の猫はおとなしく夕飯を待っています。このシュールな光景に、「思えば遠くに来たもんだ」を思わずにはいられません。<br /><br />夕食の後、外に出ると、上空はプラネタリウムの世界。トロン・ピークの上にはオリオン座が輝いていました。

     標高3700mの高地のため、日が暮れるとかなり冷え込みます。アンナプルナでは、場所が変われば暖房の方法も異なります。森林のほとんどないこの村では、木炭がよく使われるようです。ダイニングのコタツ式テーブルの下に置いたりするのですが、宿泊客は私ひとりのため、宿の家族といっしょにキッチンで炭火に当たります。

     火鉢の上では圧力釜でオジヤのような物を作っています。隣にいるオジサンは数珠片手に何かぶつぶつ唱え、その隣の猫はおとなしく夕飯を待っています。このシュールな光景に、「思えば遠くに来たもんだ」を思わずにはいられません。

    夕食の後、外に出ると、上空はプラネタリウムの世界。トロン・ピークの上にはオリオン座が輝いていました。

  • [ムクティナートの朝]<br /><br /> 6:30AM起床。室温は0度。部屋の外に出て日の出を待ちます。6:50AM、ダウラギリ(左端)の先端に光が当たり始めました。7:10AM、トゥクチェなど隣に並ぶ山にも線を描くように日が当り、そのラインが少しずつ下に移動していきます。これらの山は基本的に南北に並んでいるため、見事な陰を描きます。<br /><br /> 時間が経つと、今度は手前の丘が日に照らされ、やはり少しずつ、光のラインが落ちていきます。この村の人々は早起きで、まだ手のかじかむ7時頃から、ロッジの掃除や店の準備を始めます。

    [ムクティナートの朝]

     6:30AM起床。室温は0度。部屋の外に出て日の出を待ちます。6:50AM、ダウラギリ(左端)の先端に光が当たり始めました。7:10AM、トゥクチェなど隣に並ぶ山にも線を描くように日が当り、そのラインが少しずつ下に移動していきます。これらの山は基本的に南北に並んでいるため、見事な陰を描きます。

     時間が経つと、今度は手前の丘が日に照らされ、やはり少しずつ、光のラインが落ちていきます。この村の人々は早起きで、まだ手のかじかむ7時頃から、ロッジの掃除や店の準備を始めます。

  •  ラニパウワで一番眺めのいい場所がゴンパ(写真)の屋上。そこからは、南西にダウラギリのスノーライン、西にジャルコット村など川下方向の景色がよく見えます。<br /><br /> ここからダウラギリまでは30km以上離れているため、それほど大きく見えるわけではありません。しかし、角度が違うため、ダウラギリ麓の村とは違った趣があります。遠目ながら、南北に並ぶダウラギリ連峰を見えるのはムクティナート谷だけでしょう。

     ラニパウワで一番眺めのいい場所がゴンパ(写真)の屋上。そこからは、南西にダウラギリのスノーライン、西にジャルコット村など川下方向の景色がよく見えます。

     ここからダウラギリまでは30km以上離れているため、それほど大きく見えるわけではありません。しかし、角度が違うため、ダウラギリ麓の村とは違った趣があります。遠目ながら、南北に並ぶダウラギリ連峰を見えるのはムクティナート谷だけでしょう。

  •  昨日ムクティナートで撮った写真を見ていて、あることに気付きました。ラニパウワからダウラギリを見ると、手前の丘が邪魔で、見える雪山の面積が小さいのです。ちょっと悔しいので、今日もムクティナートに行くことにしました。

     昨日ムクティナートで撮った写真を見ていて、あることに気付きました。ラニパウワからダウラギリを見ると、手前の丘が邪魔で、見える雪山の面積が小さいのです。ちょっと悔しいので、今日もムクティナートに行くことにしました。

  •  ムクティナートで一番眺めがいいのが、寺院からトロン峠方向に5分ほど歩いた場所。ラニパウワより100メートルほど高いため、ダウラギリ頂上(左端)の三角形がすべて見えます。<br /><br /> 寺院の敷地内からの眺めも悪くありません。場所を選べば、ストゥーパを入れて面白い構図の写真が撮れます。ただし、一つだけ問題があります。ラニパウワやムクティナートは高い山の西側にあるので、なかなか太陽が当たらないのです。ラニパウワに日が当たるのが朝9時頃、ムクティナートに至っては10時になってもまだ日陰のままです。午後一時を過ぎると、今度はダウラギリの東壁が暗くなるので、絶景ながら時間を選びます。

     ムクティナートで一番眺めがいいのが、寺院からトロン峠方向に5分ほど歩いた場所。ラニパウワより100メートルほど高いため、ダウラギリ頂上(左端)の三角形がすべて見えます。

     寺院の敷地内からの眺めも悪くありません。場所を選べば、ストゥーパを入れて面白い構図の写真が撮れます。ただし、一つだけ問題があります。ラニパウワやムクティナートは高い山の西側にあるので、なかなか太陽が当たらないのです。ラニパウワに日が当たるのが朝9時頃、ムクティナートに至っては10時になってもまだ日陰のままです。午後一時を過ぎると、今度はダウラギリの東壁が暗くなるので、絶景ながら時間を選びます。

  • [まとめ]<br /><br /> この素晴らしい風景を見ていると、来てよかった、チャレンジしてよかった、とつくづく感じます。<br /><br /> 今日が8日目の朝。たった一週間でA.B.C.、プーンヒル、ムクティナートと、アンナプルナの主要な見所をすべて回りました。最速にこだわった今回の旅は、とりあえず成功といっていいでしょう。もちろん、ジョムソン街道に関しては、バスで通過しただけなので、帰りにじっくり攻めていくつもりです。<br /><br /> 道路が造られ、電気が引かれても、ムスタンの素朴さ、ダウラギリの美しさは変わりません。徒歩、バス、ジープ、飛行機、どのような方法であれ、一度ムスタンの地に足を運んでみてください。濃紺の空、純白のピーク、こげ茶色の大地、シンプルな生活、すべてが目に焼きつき、あなたを魅了することでしょう。<br />

    [まとめ]

     この素晴らしい風景を見ていると、来てよかった、チャレンジしてよかった、とつくづく感じます。

     今日が8日目の朝。たった一週間でA.B.C.、プーンヒル、ムクティナートと、アンナプルナの主要な見所をすべて回りました。最速にこだわった今回の旅は、とりあえず成功といっていいでしょう。もちろん、ジョムソン街道に関しては、バスで通過しただけなので、帰りにじっくり攻めていくつもりです。

     道路が造られ、電気が引かれても、ムスタンの素朴さ、ダウラギリの美しさは変わりません。徒歩、バス、ジープ、飛行機、どのような方法であれ、一度ムスタンの地に足を運んでみてください。濃紺の空、純白のピーク、こげ茶色の大地、シンプルな生活、すべてが目に焼きつき、あなたを魅了することでしょう。

  • [リンク集]<br /><br />==ネパール・トレッキング==<br />最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)<br />http://4travel.jp/travelogue/10444950<br />エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)<br />http://4travel.jp/travelogue/10581163<br />ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)<br />http://4travel.jp/travelogue/10759203<br />トレッキング装備購入ガイド 全2作<br />http://4travel.jp/travelogue/10571988<br /><br />==ネパール旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;level1=1&amp;level2=771&amp;level3=&amp;sort=when<br /><br />==海外旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;sort=when&amp;view_mode=list<br /><br />==国内旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&amp;sort=when&amp;view_mode=list

    [リンク集]

    ==ネパール・トレッキング==
    最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)
    http://4travel.jp/travelogue/10444950
    エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)
    http://4travel.jp/travelogue/10581163
    ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)
    http://4travel.jp/travelogue/10759203
    トレッキング装備購入ガイド 全2作
    http://4travel.jp/travelogue/10571988

    ==ネパール旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when

    ==海外旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

    ==国内旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list

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