初・流氷！　(2)急行まりも

1993/03/13 - 1993/03/17

釧路から急行まりもで札幌へ。

私の田舎である松本を走っていた急行アルプスを除けば、夜行列車
では、やはり北海道の急行大雪（札幌〜網走／1992年03月廃止）の
７回に次ぐ、今回が通算5回目の乗車になる急行まりも。
そのすべてを札幌〜釧路全区間・指定席に乗車。
自由席なら急行料金不要の周遊券利用時であっても、グリーン車並の
リクライニングで快適な指定席の魅力には勝てず、急行券・指定席券を
購入しました。

まりも略歴
1949年　函館〜釧路間運転の夜行急行列車として誕生。
1951年　「まりも」と命名。
1965年　運転区間を札幌〜釧路に変更。
1968年　同区間を運転していた 狩勝 に統合、まりもの愛称が消滅。
1981年　石勝線開業に伴い、同線経由で運転される急行が設定され、
　　　　　　まりもの愛称復活。
1993年03月のダイヤ改正で特急おおぞらに格上げ。急行まりも廃止。

2001年に、夜行・おおぞらの愛称が まりも に。特急として愛称再復活。
2007年10月　臨時列車に格下げ。

2008年08月31日の運転をもって廃止。
これにより、北海道内のみを運転する夜行列車が消滅。

エリア 北海道

ラストランへ

特急おおぞら（夜行13・14号）へバトンタッチまであと5日。

もちろん今回も指定席利用です

北海道フリーきっぷ利用なので、本来は急行・指定料金は
不要ですが、フリーきっぷ購入前にまりも指定を取っていたため 1540円の出費となりました。

寝台車は、18日から連結される特急おおぞら用に、
車体のカラーリングが変更されています。

指定席の通称 ドリームカー

ドリームカー車端部にはミニサロンが設置されています

車内で記念オレンジカードを購入

車掌さん手書きのカード付

未明の車内

リクライニング角度が深いので楽！

夜明け前の車窓

札幌に到着

一晩走り抜け真っ白となった車体と一緒に。

「急行まりも」の表示も残り数日

快速ミッドナイト・急行ニセコ・特急エルム、といった
懐かしい列車名も。

別行動をとっていた友人と合流、函館へ向います。
でも、昨日いた網走からなぜ函館までなのか、それも
たった数時間の滞在のために。今となっては謎です。

駒ケ岳（函館本線から）

函館に着いたらまずは昼食。新鮮な海の幸にも食指は
動きますが、やっぱりこれでしょう 『朝市ラーメン』。
入ったことのある、ホテルニューオーテ内のレストランで。

器はでっかいすり鉢？　具はイカ・海老・殻つきホタテ・
カニ脚・ワカメ・とうもろこし・ジャガイモ、と豪快。

ラーメン入り『ワカメ』か？

完食！

以前に完食した時と同様、店員のおばちゃんから
「あらまぁ〜、全部食べちゃったの？」と、またしても。
おかしい？

ラストは函館山へ

【番外編】

17日札幌発の急行まりも最終運転の、寝台（上段）ですが
指定が取れたので、中2日で北海道をリピートする計画も
立てていました。

そのために、13日に網走駅で、7日間（19日まで）有効の
北海道フリーきっぷを購入し、

自分自身で初めて航空券も発券（途中ですが）。
（見る人が見れば、記入方について指摘されそうですが、
それはそうとして。）

17日、20：15羽田発で千歳へ。
23：00札幌発、まりも最終運転に乗車。
翌18日は釧路着後、一番早く帰京できる10：50釧路発の
便にて羽田へ。午後から出社の強行パターン。

さあ、準備万端。
のはずだったのに・・・



仕事の都合（といっても、本当に、ホントーに、しょーもない
理由…）で出発数時間前に行かれなくなることが決定。
退社できたのは搭乗予定だった札幌行きが離陸したあと。

あまりのショックに、払い戻しがまだ可能な時間では
あったのですが、わざわざ遠回りして JR の駅精算所に
立ち寄る気力すらありませんでした。

このせいで1ベッド穴を空けてしまい、寝台券が取れず
乗車が叶わなかった方が恐らくいるはずで、誠に申し訳
ございませんでした。この場を借りてお詫びいたします。