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北陸2日目は、ローカル線に乗り、懐かしき内灘砂丘と白山比咩神社、鶴来を巡る。内灘砂丘は、かなり前に一度訪れたことがあり、懐かしくて立ち寄ることにしたのだ。白山比咩神社と鶴来は、今回が初めてであった。<br /><br />(2023.09.11投稿)<br />

夏の終わりの北陸路【2】~内灘砂丘と加賀一ノ宮~

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2009/09/05 - 2009/09/05

1位(同エリア54件中)

旅行記グループ 【加賀国・能登国】

6

40

旅猫

旅猫さん

北陸2日目は、ローカル線に乗り、懐かしき内灘砂丘と白山比咩神社、鶴来を巡る。内灘砂丘は、かなり前に一度訪れたことがあり、懐かしくて立ち寄ることにしたのだ。白山比咩神社と鶴来は、今回が初めてであった。

(2023.09.11投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
3.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 早朝5時半過ぎに起きて、まずは朝風呂を使う。無料の貸切風呂を巡ったりと、山代の湯を堪能した。この日は、山代西口バス停から、6時42分発のバスで発とうと思っていたのだが、何と、フロント係が7時半にならないと出て来ないとのこと。朝早く出ることを伝えていなかったことも迂闊であった。しばらく宿直の方と問答する。

    早朝5時半過ぎに起きて、まずは朝風呂を使う。無料の貸切風呂を巡ったりと、山代の湯を堪能した。この日は、山代西口バス停から、6時42分発のバスで発とうと思っていたのだが、何と、フロント係が7時半にならないと出て来ないとのこと。朝早く出ることを伝えていなかったことも迂闊であった。しばらく宿直の方と問答する。

  • 結局、電話で管理者に連絡を取ってもらい精算出来たのだが、バスには間に合わなかった。とは言え、急ぐ旅ではないので、問題は無い。次のバスまで時間があるので、山代西口バス停の長椅子で朝食とした。それでも時間があるので、山代温泉東口バス停まで歩き、7時20分発のバスに乗り、加賀温泉駅へと向かった。

    結局、電話で管理者に連絡を取ってもらい精算出来たのだが、バスには間に合わなかった。とは言え、急ぐ旅ではないので、問題は無い。次のバスまで時間があるので、山代西口バス停の長椅子で朝食とした。それでも時間があるので、山代温泉東口バス停まで歩き、7時20分発のバスに乗り、加賀温泉駅へと向かった。

  • 普通列車で小松駅まで行き、特急『はくたか5号』に乗り継ぎ、金沢駅には8時17分に到着した。まずは、懐かしい内灘砂丘へ向かうため、駅前の地下にある北陸鉄道浅野川線の金沢駅へと向かう。すると、8時36分発の内灘行が、すぐに出るところであった。

    普通列車で小松駅まで行き、特急『はくたか5号』に乗り継ぎ、金沢駅には8時17分に到着した。まずは、懐かしい内灘砂丘へ向かうため、駅前の地下にある北陸鉄道浅野川線の金沢駅へと向かう。すると、8時36分発の内灘行が、すぐに出るところであった。

  • 電車は、住宅街の中をのんびりと走り、17分で終点の内灘駅に着いた。改札を出て駅前に立ったが、前に来た時の記憶ががまったく無い。海岸まではかなりの距離があるのだが、当時は歩いて行ったのだろうか。今回は、駅前から地元のコミュニティバス『なだバスナディ』に乗り、最寄のコンフォモール内灘バス停へ向かうことにした。

    電車は、住宅街の中をのんびりと走り、17分で終点の内灘駅に着いた。改札を出て駅前に立ったが、前に来た時の記憶ががまったく無い。海岸まではかなりの距離があるのだが、当時は歩いて行ったのだろうか。今回は、駅前から地元のコミュニティバス『なだバスナディ』に乗り、最寄のコンフォモール内灘バス停へ向かうことにした。

  • 駅前から、9時3分に出る全町回りに乗車。少し遠回りしたものの、7分ほどで到着。バス停から2,3分歩くと、すぐに気持ちの良い景色が目の前に現れた。だが、以前見た時は、もう少し砂丘らしい風景だったような気がする。場所が違うのかもしれないが、とにかく内灘砂丘に来たということで十分であった。

    駅前から、9時3分に出る全町回りに乗車。少し遠回りしたものの、7分ほどで到着。バス停から2,3分歩くと、すぐに気持ちの良い景色が目の前に現れた。だが、以前見た時は、もう少し砂丘らしい風景だったような気がする。場所が違うのかもしれないが、とにかく内灘砂丘に来たということで十分であった。

    内灘砂丘 自然・景勝地

  • 砂浜と海と青い空。しばらく眺めていたかったが、次のバスの時間があるので、のんびり出来ないのが残念であった。懐かしい場所に、短い時間でも佇めたのは嬉しかった。

    砂浜と海と青い空。しばらく眺めていたかったが、次のバスの時間があるので、のんびり出来ないのが残念であった。懐かしい場所に、短い時間でも佇めたのは嬉しかった。

  • バス停へ戻り、9時35分発の南部回りに乗車。『ナディ』は、小型の可愛いバスである。最近、このようなコミュニティバスや、観光周遊バスが多くの町で運転されるようになり、公共交通機関を使って旅する者にとっては、とてもありがたい。

    バス停へ戻り、9時35分発の南部回りに乗車。『ナディ』は、小型の可愛いバスである。最近、このようなコミュニティバスや、観光周遊バスが多くの町で運転されるようになり、公共交通機関を使って旅する者にとっては、とてもありがたい。

  • 内灘駅に戻って来た。良く見ると、小粋な佇まいの駅舎である。この後、9時48分発の北鉄金沢行に乗り、隣の栗ヶ崎駅へと向かう。

    内灘駅に戻って来た。良く見ると、小粋な佇まいの駅舎である。この後、9時48分発の北鉄金沢行に乗り、隣の栗ヶ崎駅へと向かう。

  • 栗ヶ崎駅で降りたのは、往きに駅の手前で渡った鉄橋に興味を持ったからである。降りてすぐのところに架かる鉄橋の袂でしばらく待つと、内灘行の電車が橋を渡って来た。風情のある光景である。

    栗ヶ崎駅で降りたのは、往きに駅の手前で渡った鉄橋に興味を持ったからである。降りてすぐのところに架かる鉄橋の袂でしばらく待つと、内灘行の電車が橋を渡って来た。風情のある光景である。

  • 駅へ戻り、再び電車に乗り金沢駅へと戻る。腰掛けた座席に、誰かがいたずらしたのだろう、可愛い顔がほほ笑んでいた。

    駅へ戻り、再び電車に乗り金沢駅へと戻る。腰掛けた座席に、誰かがいたずらしたのだろう、可愛い顔がほほ笑んでいた。

  • 金沢駅で乗り換え、今度は、駅前のバスターミナルから野町へと向かう。バスターミナルのある東口には、2005年に完成した総ガラス製の『もてなしドーム』があるのだが、これがなかなか美しかった。

    金沢駅で乗り換え、今度は、駅前のバスターミナルから野町へと向かう。バスターミナルのある東口には、2005年に完成した総ガラス製の『もてなしドーム』があるのだが、これがなかなか美しかった。

  • 野町へ行くには、駅前バスターミナル8番乗り場に来るバスに乗れば、まず間違いなく連れて行ってくれる。野町駅行のバスもあるのだが、本数を考えると野町バス停のほうが便利である。15分ほどバスに揺られて下車。バス停からは、道路を渡った反対側の路地裏へと入り込む。すると、野町駅が忽然と姿を見せるのである。

    野町へ行くには、駅前バスターミナル8番乗り場に来るバスに乗れば、まず間違いなく連れて行ってくれる。野町駅行のバスもあるのだが、本数を考えると野町バス停のほうが便利である。15分ほどバスに揺られて下車。バス停からは、道路を渡った反対側の路地裏へと入り込む。すると、野町駅が忽然と姿を見せるのである。

  • ここ野町駅は、北陸鉄道石川線の始発駅である。外観は立派だが、実はバスターミナルに鉄道の駅が間借りしている感じで、駅の方はかなり寂しい雰囲気が漂っていた。<br /><br />

    ここ野町駅は、北陸鉄道石川線の始発駅である。外観は立派だが、実はバスターミナルに鉄道の駅が間借りしている感じで、駅の方はかなり寂しい雰囲気が漂っていた。

  • ホームに出ると、街並みの中に単線の線路が続いている。右側に分岐している線路があるが、これは、石川線の終点加賀一の宮駅にある白山比咩神社への初詣客輸送の際、臨時電車の発着に使っていたものだそうだ。車社会の今、地方のローカル線はどこも大変だが、ここ北陸鉄道も例外ではなく、石川線の鶴来駅と加賀一の宮駅の間も廃止となるそうである。

    ホームに出ると、街並みの中に単線の線路が続いている。右側に分岐している線路があるが、これは、石川線の終点加賀一の宮駅にある白山比咩神社への初詣客輸送の際、臨時電車の発着に使っていたものだそうだ。車社会の今、地方のローカル線はどこも大変だが、ここ北陸鉄道も例外ではなく、石川線の鶴来駅と加賀一の宮駅の間も廃止となるそうである。

  • 11時23分発の加賀一の宮行に乗車。車内は、長閑な時間が流れている。地元の方たちがほとんどで、ローカル線の旅らしい雰囲気が良い。それでも、客室乗務員も乗務していて、少し観光地的なところもある。電車は、こまめに停まりながら、のんびりと走って行く。そして、車窓が長閑になると、11時57分に終点の加賀一の宮駅に到着した。

    11時23分発の加賀一の宮行に乗車。車内は、長閑な時間が流れている。地元の方たちがほとんどで、ローカル線の旅らしい雰囲気が良い。それでも、客室乗務員も乗務していて、少し観光地的なところもある。電車は、こまめに停まりながら、のんびりと走って行く。そして、車窓が長閑になると、11時57分に終点の加賀一の宮駅に到着した。

  • ホームの先に線路が続いている。かつて、この先の白山下駅まで、金名線という路線が伸び、13もの駅があったそうである。その線路跡は、現在、自転車道になっているそうだ。

    ホームの先に線路が続いている。かつて、この先の白山下駅まで、金名線という路線が伸び、13もの駅があったそうである。その線路跡は、現在、自転車道になっているそうだ。

  • 加賀一の宮駅は、とても趣のある駅舎であった。参拝客が鉄道を利用していた頃は、人で溢れたであろう待合室も、今は閑散としている。<br />

    加賀一の宮駅は、とても趣のある駅舎であった。参拝客が鉄道を利用していた頃は、人で溢れたであろう待合室も、今は閑散としている。

  • 駅舎は、木造のいかにも参宮駅といった趣が漂う駅舎である。かなり立派な駅舎であるが、やはり無人駅であった。<br />※現在、鶴来駅と加賀一の宮駅間は廃止されています。

    駅舎は、木造のいかにも参宮駅といった趣が漂う駅舎である。かなり立派な駅舎であるが、やはり無人駅であった。
    ※現在、鶴来駅と加賀一の宮駅間は廃止されています。

  • 駅から坂道を登って行くと、20分ほどで獅子吼高原の山麓、パーク獅子吼に着いた。そこからゴンドラリフトに乗り、獅子吼高原へと登る。『獅子吼』とは、「ししく」と読むそうだ。

    駅から坂道を登って行くと、20分ほどで獅子吼高原の山麓、パーク獅子吼に着いた。そこからゴンドラリフトに乗り、獅子吼高原へと登る。『獅子吼』とは、「ししく」と読むそうだ。

  • 高原は、パラグライダーが飛び立つ場所となっていて、そこから見る手取川の景色は素晴らしかった。遠くに日本海も望む雄大な景色である。

    高原は、パラグライダーが飛び立つ場所となっていて、そこから見る手取川の景色は素晴らしかった。遠くに日本海も望む雄大な景色である。

  • 次に訪れたのは、パーク獅子吼から歩いて15分ほどの場所にある白山比咩神社である。その社は、全国に三千余りもある白山神社の総本宮で、祭神は白山比咩大神、伊弉諾神、伊弉冉神の三柱である。奥宮は、霊峰白山の山頂にあるそうだ。

    次に訪れたのは、パーク獅子吼から歩いて15分ほどの場所にある白山比咩神社である。その社は、全国に三千余りもある白山神社の総本宮で、祭神は白山比咩大神、伊弉諾神、伊弉冉神の三柱である。奥宮は、霊峰白山の山頂にあるそうだ。

    白山比咩神社 (白山ひめ神社) 寺・神社・教会

  • 創建は、崇神天皇の頃(紀元前97年~紀元前29年)と云われ、二千年以上の歴史がある。現在の御座地は、末社三宮のあった場所で、以前は、加賀一の宮駅の向かいにある古宮公園にあったそうだ。加賀国一宮で、『白山さん』と呼ばれている。

    創建は、崇神天皇の頃(紀元前97年~紀元前29年)と云われ、二千年以上の歴史がある。現在の御座地は、末社三宮のあった場所で、以前は、加賀一の宮駅の向かいにある古宮公園にあったそうだ。加賀国一宮で、『白山さん』と呼ばれている。

  • 神門を潜ると、落ち着いた感じの拝殿がある。しかし、白山神社の総本宮だと言うのに、境内に人影は疎らであった。

    神門を潜ると、落ち着いた感じの拝殿がある。しかし、白山神社の総本宮だと言うのに、境内に人影は疎らであった。

  • ご挨拶と旅の無事を祈願した後、杉木立が続く表参道を下って行く。脇から入ってしまったので、帰りは表参道を歩くことにしたのだ。

    ご挨拶と旅の無事を祈願した後、杉木立が続く表参道を下って行く。脇から入ってしまったので、帰りは表参道を歩くことにしたのだ。

  • その参道の途中に、小さな滝があった。琵琶滝と言うらしい。神様のいるところに、清らかな水ありである。

    その参道の途中に、小さな滝があった。琵琶滝と言うらしい。神様のいるところに、清らかな水ありである。

  • 駅へと戻る途中、猫に出会った。立ち止まり、こちらを警戒しているようだった。駅で時刻表を見ると、ちょうど出たばかりであった。次は1時間近く無いので、表参道の入口にあった『おはぎ屋』と言う土産物屋で食事をすることにした。

    駅へと戻る途中、猫に出会った。立ち止まり、こちらを警戒しているようだった。駅で時刻表を見ると、ちょうど出たばかりであった。次は1時間近く無いので、表参道の入口にあった『おはぎ屋』と言う土産物屋で食事をすることにした。

  • 店内の食事処で、十割蕎麦と名物と言うどぶろくを注文する。鰹節の載った蕎麦も美味しかったが、どぶろくがとても気に入った。

    店内の食事処で、十割蕎麦と名物と言うどぶろくを注文する。鰹節の載った蕎麦も美味しかったが、どぶろくがとても気に入った。

    いっぷく処 おはぎや グルメ・レストラン

  • 駅へと戻り、14時28分発の野町行に乗車。廃止になるのは残念だが、加賀一の宮駅とも、これでお別れである。

    駅へと戻り、14時28分発の野町行に乗車。廃止になるのは残念だが、加賀一の宮駅とも、これでお別れである。

  • すぐ隣の中鶴来駅で途中下車。この駅も廃止される駅だ。

    すぐ隣の中鶴来駅で途中下車。この駅も廃止される駅だ。

  • 中鶴来駅で下車した理由の一つは、加賀菊酒の蔵元小堀酒造店へ立ち寄るためである。加賀菊酒とは、霊峰白山の清水により鶴来で醸された酒のことで、古来より銘酒とされていた。かの豊臣秀吉による醍醐の花見でも振舞われた酒である。菊酒という名の由来は、手取川の上流に菊科の花が多く、その花から滴った水が流れる手取川を菊水と呼び、その水から醸すからだそうだである。

    中鶴来駅で下車した理由の一つは、加賀菊酒の蔵元小堀酒造店へ立ち寄るためである。加賀菊酒とは、霊峰白山の清水により鶴来で醸された酒のことで、古来より銘酒とされていた。かの豊臣秀吉による醍醐の花見でも振舞われた酒である。菊酒という名の由来は、手取川の上流に菊科の花が多く、その花から滴った水が流れる手取川を菊水と呼び、その水から醸すからだそうだである。

    小堀酒造店 専門店

  • 店内に入ってしばらくすると、濁り酒のようなものをいただいた。お酒ではないと言うことで飲んでみたが、悪くは無い。ただ、やはりお酒の方が良い。色々とお酒を物色していると、店番の女性が声を掛けてきて、大吟醸や純米吟醸など6種類も試飲をさせていただいた。美味しかったので、2本購入した。この蔵元の代表銘柄は『萬歳楽』。この日の夜、金沢で再びこの酒と出会うことになる。

    店内に入ってしばらくすると、濁り酒のようなものをいただいた。お酒ではないと言うことで飲んでみたが、悪くは無い。ただ、やはりお酒の方が良い。色々とお酒を物色していると、店番の女性が声を掛けてきて、大吟醸や純米吟醸など6種類も試飲をさせていただいた。美味しかったので、2本購入した。この蔵元の代表銘柄は『萬歳楽』。この日の夜、金沢で再びこの酒と出会うことになる。

  • 小堀酒造店を後にして、鶴来の街を散策する。鶴来には、古い町並みが、そこかしこに残っていた。

    小堀酒造店を後にして、鶴来の街を散策する。鶴来には、古い町並みが、そこかしこに残っていた。

  • もう一つの酒蔵に向かう途中にあった古い町家を利用した無料観光案内所『横町うらら館』に立ち寄ってみた。建物は、天保3年(1832)に建てられた江戸時代の商家をそのまま利用しているそうだ。『うらら』とは、方言で『私達』という意味とのこと。気軽に中が見学出来るようになっていたので、拝見させていただいた。

    もう一つの酒蔵に向かう途中にあった古い町家を利用した無料観光案内所『横町うらら館』に立ち寄ってみた。建物は、天保3年(1832)に建てられた江戸時代の商家をそのまま利用しているそうだ。『うらら』とは、方言で『私達』という意味とのこと。気軽に中が見学出来るようになっていたので、拝見させていただいた。

    鶴来横町うらら館 名所・史跡

  • 次に立ち寄ったのは、加賀菊酒の蔵元『菊姫合資会社』である。看板銘柄は、『菊姫』。名の知られた蔵元なので、試飲が出来るだろうと期待していたのだが、残念ながら何も無かった。

    次に立ち寄ったのは、加賀菊酒の蔵元『菊姫合資会社』である。看板銘柄は、『菊姫』。名の知られた蔵元なので、試飲が出来るだろうと期待していたのだが、残念ながら何も無かった。

    菊姫合資会社 グルメ・レストラン

  • 鶴来の街を散策しながら、鶴来駅まで歩くことにした。途中で見かけた鶴来別院という寺に立ち寄ってみる。そこは、東本願寺真宗大谷派の別院とのこと。本堂は明治32年の建立だそうだが、ちょうど修繕中であった。

    鶴来の街を散策しながら、鶴来駅まで歩くことにした。途中で見かけた鶴来別院という寺に立ち寄ってみる。そこは、東本願寺真宗大谷派の別院とのこと。本堂は明治32年の建立だそうだが、ちょうど修繕中であった。

  • 鶴来の名の由来となった金剱宮の南参道に、不動滝と言う小さな滝があった。落差は、15mほどである。厳冬期に滝が氷結する様は、安政年間の『鶴来十二勝景』に選ばれていたとされ、現在の鶴来八景にも名を連ねているらしい。金剱宮は、祟神天皇三年(紀元前95)の創建とされる古社で、古くは『剱宮』と呼ばれていたそうだ。

    鶴来の名の由来となった金剱宮の南参道に、不動滝と言う小さな滝があった。落差は、15mほどである。厳冬期に滝が氷結する様は、安政年間の『鶴来十二勝景』に選ばれていたとされ、現在の鶴来八景にも名を連ねているらしい。金剱宮は、祟神天皇三年(紀元前95)の創建とされる古社で、古くは『剱宮』と呼ばれていたそうだ。

    金劔宮 寺・神社・教会

  • 40分ほどの散策で、鶴来駅に着いた。瀟洒な佇まいの駅舎が、駅が町の玄関口だった頃を髣髴とさせていた。その駅舎は、大正4年(1916)開業当時の建物だそうだ。

    40分ほどの散策で、鶴来駅に着いた。瀟洒な佇まいの駅舎が、駅が町の玄関口だった頃を髣髴とさせていた。その駅舎は、大正4年(1916)開業当時の建物だそうだ。

  • 鶴来駅15時38分発の野町行で金沢市内へ戻る。東京の京王井の頭線と東急で活躍していた車両が、遠く北陸の地で仲良く走っているのが不思議な感じである。古い車両が、大事に使われているのは嬉しいものだ。

    鶴来駅15時38分発の野町行で金沢市内へ戻る。東京の京王井の頭線と東急で活躍していた車両が、遠く北陸の地で仲良く走っているのが不思議な感じである。古い車両が、大事に使われているのは嬉しいものだ。

  • 野町駅から、北鉄金沢中央バス(現・北鉄金沢バス)のシティライナーで金沢駅へと向かう。そして、駅近くの『ダイワロイネットホテル金沢』に入った。部屋が広いのが、この系列の良いところである。<br />※『ダイワロイネットホテル金沢』は、廃業となっています。

    野町駅から、北鉄金沢中央バス(現・北鉄金沢バス)のシティライナーで金沢駅へと向かう。そして、駅近くの『ダイワロイネットホテル金沢』に入った。部屋が広いのが、この系列の良いところである。
    ※『ダイワロイネットホテル金沢』は、廃業となっています。

    ダイワロイネットホテル金沢 宿・ホテル

  • 一休みした後、宿の近くで夕食がてらに呑むことにする。入ったのは、居酒屋『ちょん兵衛』。お酒の品書きには、先ほど寄ってきた小堀酒造店の『萬歳楽』がずらりと並んでいる。偶然の再会に、迷わず注文。美味しい焼き鳥などをつまみに、幸せな時間が過ぎて行く。

    一休みした後、宿の近くで夕食がてらに呑むことにする。入ったのは、居酒屋『ちょん兵衛』。お酒の品書きには、先ほど寄ってきた小堀酒造店の『萬歳楽』がずらりと並んでいる。偶然の再会に、迷わず注文。美味しい焼き鳥などをつまみに、幸せな時間が過ぎて行く。

    居酒屋 ちょん兵衛 グルメ・レストラン

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この旅行記へのコメント (6)

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  • Noririnさん 2009/12/25 19:26:32
    アルコールは必須です(^0^)v
    旅猫さん こんばんは〜

    おはぎ屋のどぶろく美味しそうですね!
    加賀菊酒の蔵元にも行ってみたいし♪
    寒い季節になると日本酒が恋しくなるんですよ。
    おこたに入って熱燗でキュッ!がお気に入りなので。

    風情あるお寺や建物がいっぱいで
    ゆっくりきままな旅が似合いますね。
    焼き鳥が美味しそうで、晩酌の肴にしたくなりました。

    Noririn

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/12/26 23:26:50
    RE: アルコールは必須です(^0^)v
    Noririnさん、こんばんは!
    いつもありがとうございます!

    どぶろく、美味しかったですよー
    「萬歳楽」もおすすめですよ!
    確かに、日本酒は寒くなってくると熱燗ですよね。
    といいながら、昨夜も冷で呑んでいた(笑)

    北陸路も、なかなか風情があって良いですよね。
    最近、金沢自体は訪れていないけど。
    そのほかの場所が、なかなかいい味出していると思います。

    近いうちに、そちらにも顔を出しますね!
    旅猫
  • 前日光さん 2009/12/07 23:23:35
    白比神社
    旅猫さん、こんばんは!
    ご訪問いただくばかりで、なかなかコメントできずに
    心苦しく思っていました。

    加賀一の宮、風情溢れるすばらしい所ですね!
    神寂びた神社と人慣れしていない猫、いいですねぇ。
    石川県は、一度ゆっくり訪れなくてはと思っている所の
    ひとつです。
    昭和55年に行って以来なんですよ。

    金沢は変わった(都会化された?)かもしれませんが、
    この神社周辺は、ずっと昔からこんな感じなのかなと
    そんな雰囲気が漂っていますね。

    この路線も、もう廃止されてしまったのですね?
    寂しい限りです。

    小堀酒造の「萬歳楽」、飲んでみたいです。
    おいしそう。。。
    ご紹介ありがとうございます。

    話は全然違いますが、飛騨高山の「鬼ころし」純米吟醸と
    青森六花酒造の特別純米酒「じょっぱり」、おいしいと思いませんか?

     前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/12/07 23:39:33
    RE: 白比神社
    > 旅猫さん、こんばんは!
    いつもありがとうございます。

    白山比神社、厳かな感じは弥彦神社や鹿島神宮に劣りますが、
    参道の雰囲気はなかなかです。
    大きな駐車場が隣接しているのは興ざめですが。
    表参道側(駅のあるほう)は、昔ながらの佇まいで良かったです。
    そこで、あの猫君に出会ったのです。
    笑顔で挨拶したのに睨まれた(笑)

    > 昭和55年に行って以来なんですよ。
    金沢はずいぶん変わっていますよ。
    駅前なんか驚くほどです。

    > この路線も、もう廃止されてしまったのですね?
    二駅間だけ廃止されてしまったのです。
    鶴来まではまだ頑張っています。

    > 小堀酒造の「萬歳楽」、飲んでみたいです。
    偶然ですが、今夜、仕事の打ち上げで入った店に、
    この蔵の梅酒が置いてあり、思わず飲んでしまいました。

    > 話は全然違いますが、飛騨高山の「鬼ころし」純米吟醸と
    > 青森六花酒造の特別純米酒「じょっぱり」、おいしいと思いませんか?
    高山の鬼ころしは旨いですね。
    「じょっぱり」は、10月に浅虫温泉に行った時飲みました。
    ただ、ちょっとしか飲まなかったので印象が残っていない(笑)

    旅猫
  • ツーリスト今中さん 2009/12/01 02:16:48
    北陸路(*^_^*)
    お久し振りです(-_-;)

    日常の忙しさと4トラ画面が変化して見にくくなったのと
    などなどで旅猫さんをはじめすっかり皆さんにご無沙汰しています。

    北陸路、夏は行ったことがないかもしれないなぁ、、、。
    冬場か仕事で6月初めくらいに何度か。
    三編続けて拝見しました(^^♪

    白山比女神社、お正月に境内に接する宿に泊まった時に
    初詣で制限がある中通行許可証をもらって運転して行ったことを思い出しました。電車で行けたんだなぁなどと思いながら廃止を残念に思いました。

    夏の終わりの日本海、きれいですね。
    真夏の海が苦手な今中、この夏の終わりの海はとっても気に入りました。

    今回も旅猫さんの列車とバスの(そして歩いての)旅、
    いろいろ自身の旅を考えさせられました。
    すっかりせっかちになっちゃったなぁって。

    それぞれに一票投じて失礼します。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2009/12/02 01:23:29
    RE: 北陸路(*^_^*)
    ツーリスト今中さん、こんばんは!
    お久しぶりです!
    でも、閑古鳥の無く我がブログに顔を出していただき嬉しい限りです(笑)

    えっ、画面変わったのですか?
    まったく気付かず。。。

    旅猫も、帰宅が日付変更線越えが多くて、どうにもならず。
    自分の旅行記のUPも約3ヶ月遅れの状態。
    来週を過ぎれば少しは忙しさも緩和されそうなのですが。

    北陸鉄道の加賀一の宮までは、旅猫が訪れたほぼ2ヵ月後に廃止されてしまいました。
    ローカルムード一杯だったのに。。。

    日本海に面した半島は大好きです。
    男鹿も能登も丹後も。
    海がほんとに綺麗で。
    そして、夏に見せる穏やかな姿がとても印象的。

    北陸3編、すべて読んでいただきありがとうございました!
    旅猫

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