クロアチアの旅（３）・・スプリットにディオクレティアヌス宮殿を訪ねて

2009/10/15 - 2009/10/15

スプリットのディオクレティアヌス宮殿の外壁、宮殿の正門（南門）、地下宮殿、ディオクレティアヌスの胸像、宮殿の前庭、大聖堂、大聖堂の礼拝堂、大聖堂の鐘楼、宮殿の銀の門（東門）、宮殿の金の門（北門）、グルグール・ニンスキの銅像、ナロドニィ広場、ナロドニィ広場の時計塔、民俗学博物館、ブラチェラディカ広場、詩人の像を、巡った旅行記です。

スプリットは、アドリア海沿岸の最大の港町で、ローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿がそのまま旧市街になっているという珍しい起源をもつ町です。その特殊な成り立ちと町並みによって、その史跡群と宮殿は１９７９年にユネスコの世界遺産に登録されました。

そもそも宮殿であったスプリットに、人が住み着くようになつたのは、ローマ帝国が滅亡し、異民族（特に南スラヴ人）が大挙してこの地に入り込んできた７世紀のことで、近郊のサロナから追われた人々が、頑強な城壁に囲まれた宮殿内に退避してきたのが発端です。

人々は宮殿の基礎部分はそのままで、その上から建物を増築する形で町を築いていきました。そのため地下は古代ローマ時代のまま残され、地上は古代ローマ時代から中世の建物が複雑に絡み合う、独自の町並みが生まれることになったのです。

エリア スプリット(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

スプリットのディオクレティアヌス宮殿の外壁

ローマ時代のディオクレディアヌス宮殿

ディオクレティアヌス宮殿の正門（南門）

宮殿の地下。ローマ時代そのままの姿を見事に残す地下宮殿。

地下宮殿の柱

地下宮殿には、ローマ時代の木の柱が保存されていた。この地下は、穀物やワインの貯蔵庫として使用されていたが、住民が住み着くようになってからはゴミ捨て場と化していた。正面のアーチの中にその様子が伺えます。

地下宮殿のディオクレティアヌスの胸像

宮殿内より見た正門

宮殿の前庭でアカペラのコーラス。クロアチアのトップアーチストでＣＤも直接販売している。

宮殿の前庭の天井

ディオクレティアヌス宮殿の大聖堂。もともとディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられ、後にキリスト教の教会として利用されることとなった。

大聖堂の礼拝堂。ユライ・ダルマティナツ制作の聖スタシュの祭壇は必見です。

大聖堂の十字架のキリスト

大聖堂の鐘楼の階段

大聖堂の鐘楼より銀の門（東門）を望む。銀の門の外側には青空市場があります。

大聖堂の鐘楼よりスプリットの新市街を望む

大聖堂の鐘楼よりスプリット港を望む

大聖堂の鐘楼よりスプリットのフェリー埠頭を望む。イタリアやクロアチアの主要港を結んでいる。

宮殿内の街並み

宮殿内の建物にはブーゲンビリアが満開

宮殿内から見た外壁

宮殿の金の門（北門）

ニンの大司教、グルグール・ニンスキの銅像。

銅像の左足の親指に触ると、幸福が訪れるという。

スプリットのナロドニィ広場

ナロドニィ広場の時計塔

ナロドニィ広場の小道。敷地が限られていたため、道の上も、渡り廊下や小部屋として使用されていた。

スプリットの民俗学博物館

スプリットのブラチェラディカ広場

ブラチェラディカ広場の詩人の像

宮殿の正門側のカフェテラス。地元の人々の憩いの場になっている。

宮殿を中心とした現在のスプリットの模型。

アドリア海を南下

バチスカジェゼラ（湖沼群）を通過。

ネウムの海岸（ボスニア・ヘルツェゴヴィナ）。ネウムではスーパーに立ち寄りました。税金の関係でクロアチアより２割位安いとか。チョコレート（Bajadera）と味付き塩（瓶入りのVEGETA）を、お土産に買いました。