2008/05/02 - 2008/05/06
123位(同エリア254件中)
松村博司さん
5月4日。
上洛の旅二日目!
松尾芭蕉、奥の細道むすびの地である大垣。
それを無視して最初に訪れたのは大垣城は関ヶ原の合戦の前哨戦、杭瀬川の戦いの舞台となった場所です。
石田三成率いる西軍が大勝。
このまま勢いに乗るかと思われたのですが・・・
そして大垣離脱後今度は北上。
今回の旅、ここと3日目に訪れる場所がルートから大きく外れている場所になります。
地図を見ても、この後大垣に戻り関ヶ原経由で長浜へ行くより北陸の福井県へ抜けた方が近いように思います・・・
こんな北の方にまでわざわざ来たのは即身成仏のミイラを拝観するためだったわけですが、
そこには私の大好きな美しい寺院の風景がありました。
無理をしてここまで来て本当によかった。
挫折禁止(松村博司の貧乏旅日記)
「三河発!東海・中山道、上洛の旅」
http://bonkuraii.blog56.fc2.com/blog-category-50.html
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
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9時16分、大垣城到着です。
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意外と時間がかかってしまいました。
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ちょっとホテルでゆっくりしすぎましたね^^;
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さあ、大垣城です。
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このお城は関ヶ原の前哨戦、杭瀬川の戦いの舞台となったお城です。
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中は主に関ヶ原関連の資料館となっています。
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本来なら今日、ここで予習をした後に関ヶ原入りする予定でしたが、昨日の夕方の予定変更により、順番が逆になってしまいました。
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この日一日の行動を後になって振り返ってみると、結果オーライだったのですが、それはまた後日。
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正直言ってここに来た理由はありませんw
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まあ、岐阜で良さそうな宿が無く困っていたところでちょっと場所を西に移動した大垣に安くていい感じのシティホテルがありました。
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そのすぐ近くに復元天守を持つお城があったとさw
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状況説明、以上!
てか、本当のこと言っちゃダメだってw -
まあ動機としては充分でしょうw
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ちなみに杭瀬川の戦いは関ヶ原の戦いの前日、9月14日に行われた局地戦です。
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団結力の乏しかった西軍の士気を戦勝により上げるために行った奇襲戦でこの時、西軍の大勝となりました。
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その後、家康率いる東軍は中山道を西へ向かう動きを見せ、それにつられるように大垣城から出陣した石田三成は翌15日に関ヶ原で激突することになるわけです。
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お城の方は明治の破却を免れ昭和に入ってから国宝の指定も受けたのですが1945年の空襲で焼失してしまいました。
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現在の天守は鉄筋コンクリート製で1959年に復元されました。
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しかし、史料館内部には入れたのですが天守閣周辺はあちらこちら立ち入り禁止になっていました。
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老朽化により、石垣崩落の危険性があるのかな?
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それにしても修復作業をしているようには見えないのですが。
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そうそう、入館料は100円です。
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こちらは入り口でもらった冊子。
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艮櫓、ああこの写真の右が北になるんですね。
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ちょっと方向感覚が狂っていました^^;
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ここも立ち入り禁止ですね。
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さて、大垣城離脱です。
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朝、一発目としてはなかなかいい感じの場所でした。
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時間は9時40分。
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ここからは昨日行きそびれた横蔵寺へ向かうことにします。
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てか、ちょっとゆっくりしすぎましたね^^;
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ざっと見ただけのようなイメージがあったのですが。
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昨日、横蔵寺に行くかそれともやめて関ヶ原に行くか、ギリギリまで悩んだ河間交差点です。
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ここからは郊外となっていくのでペースも上がっていくはずです。
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そのはずだったのですがなかなかペースが上がりません。
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すてきな社名、しかしこのご時世、運だけでどこまでやっていけるかな?w
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ペースはなかなか上がらないんですが、風景は一気に変わってきましたね。
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何も考えずにこの場所を通過したのですが、帰りにどえらい目に遭うとは予想もしていませんでした^^;
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藤橋城の看板、って何その城?
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後で調べてみると南北時代の砦跡に築いた鉄筋の城っぽい建物でしたw
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中はプラネタリウムになっているそうです。
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怪しい、鮎の炭火焼きのオブジェ。
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ちょっと不気味でした・・・
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しかし、行きたいの一念で横蔵寺行きが決定したのですが、実際想像以上に北上しています。
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後で地図を見るとこの場所だけ、異常に北に離れた場所にありました。
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しかし、この後長浜に向かうためには一端大垣まで戻らなければなりません。
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迂回路がないんですよね。
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全く時間の無駄です。
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それでも行きたかったんです。
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そして10時30分、横蔵寺・・・のかなり手前の駐車場に到着ですw
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10時30分、横蔵寺・・・のかなり手前の駐車場に到着。
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今にして思うと公民館か何かだったのかな?
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駐車して本当によかったんでしょうか・・・^^;
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まあ、深くは考えずに歩いていきましょう。
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何で目的地の手間に駐車したかというと、ナビを見ているとこの先道が無くなっていたから。
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うわ、道が無くなる寄って思ったときに大きな駐車場を見つけたので反射的にそこに入ってしまったというのが事の顛末です。
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この先、道も急激に細くなっていましたし、素直に入っていく気にはなれなかったんです。
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実際にはちゃんとした駐車場がありました。
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有料でしたがw
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さて、今度こそ横蔵寺に到着です。
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本来なら昨日寄る予定だった場所です。
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そして、昨日よれなければキャンセルする予定だった場所でもあります。
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結局ごり押しできてしまいました^^;
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そして、ルートは改めてみるとえらい北上しています。
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この後、一端大垣まで戻って関ヶ原ICから長浜に向かうわけですが・・・
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すごい遠回りになってる><
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実はこの後、とんでもない事態が発生するのですが、そんなことは知るはずもなく。
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今はただただ、森の中にひっそりと佇む美しい境内の中をため息をつきながら歩いているのでありました。
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しかし、すばらしいですね、この寺の境内は。
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さて、この横蔵寺。
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日本の天台宗の粗、延暦寺を開いた最澄が自作した薬師如来を祀った寺です。
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その薬師如来像、比叡山の薬師如来像と同じ木から作ったと伝えられています。
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信長死後、比叡山の再建にあたり薬師如来像は延暦寺へ移され根本中堂の本尊となりました。
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その後、新しく本尊となった薬師如来像は鎌倉時代の前期作とされ国重文に指定されていますが秘仏となっていて60年に一度しか開帳されないとのことです。
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横蔵寺は焼き討ちにこそ遭いませんでしたが信長によりすべて接収された歴史を持ちます。
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他の寺と違い焼き討ちに遭わなかったのは、抵抗せずに素直に接収に応じたからなんでしょうね。
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信長といえば比叡山焼き討ちが有名ですが大津まで行くと、けっこういろんな所に焼き討ちされたという寺があるようです。
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自ら第六天魔王と名乗って、特に後生では一向宗の根切りなど残虐非道な行いが語られています。
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しかし、当時の日本の状況から信長一代で天下統一を果たすためにはある程度仕方がなかったのかもしれません。
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残虐非道でいえば今年の始め、天草・島原の旅でその土地の藩主の悪政と乱の鎮圧のために徹底的な殺戮の歴史を見てきたわけですし、先日は「その時歴史が動いた」で大阪夏の陣図屏風の事についてやっていましたしね。
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そう考えると信長が特別非道だったのか?
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と思ってしまうのですが。
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特にこの頃、仏教徒は強大な力を持ち、独立国家のような状態で権力者も手出しできない状態だったわけですし、それを打ち破るために力でということだったのでしょうね。
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今でいう所の、どんなに志の高い政治家が現れた所で、利権にまみれた官僚と族議員の抵抗になにも出来ないという感じでしょうか。
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そんな日本を替えるためには・・・?
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短期間でもっとも効率のいいのは、ある意味根切りなんでしょうね・・・
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話がそれましたが即身成仏のミイラがまつられている舎利堂に到着です。
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こっちは国重文の仏像が十数体並んでいる宝物館、瑠璃殿でどちらも撮影禁止です;;
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1815年頃、修行を重ねた妙心上人は山梨にて入定、何の処置もせず自然にミイラ化したそうです。
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上人は村人の手により祀られていましたが、明治になり県庁へと移され明治天皇の天覧の時に、生まれ故郷に戻すようにとの一言で現在の横蔵寺に戻ってきたそうです。
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元々上人は、この地方の生まれで両親の没後、この寺に預けられた経緯もあったというわけです。
撮影は出来ないので頂いた冊子をスキャンを載せておきたかったのですが、こちらでは規約違反になるので掲載は控えておきます。
本家ブログではスキャンした絵を載せているのでよろしければそちらを見てやってください。 -
さて、横蔵寺をそろそろ離脱しましょう。
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実は大垣城でゆっくりしすぎ、思いの外移動に時間がかかっているため、時間がおしています。
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その影響で横蔵寺の滞在時間は30分。
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もう一回、ゆっくり見てみたいと思ったのですが仕方がありません。
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この後は本日のメインであり、この度のメインといえる場所がつづきます。
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ここはぐっと涙をのんで離脱!
つづく・・・
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