2007/07/28 - 2007/08/05
82位(同エリア111件中)
うめいちさん
8月3日(金)、ハンガリー東部のエゲルから、西の端に近いヘーヴィーズまで一気に移動。目当ては、湖がまるごと温泉になっているという温泉湖。
翌8月4日(土)も朝からたっぷり浮かんで堪能。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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■8月3日(木)■
今日もいい天気です。朝5時半ごろの日の出を、ホテルの部屋のベランダからのんびり眺めていました。これは、朝焼けのエゲルの街。
今日は、ハンガリー西部のケストヘイ(Keszthely)という街を経由して温泉湖ヘーヴィーズ(Heviz)まで移動します。
なので、エゲルともお別れです。次来たときは、美女の谷で呑みまくるぞ〜。 -
昨日、ホルトバージに向かったときに乗ったのと同じ、9:36発のフェゼシャボニ駅行きに乗り、フェゼシャボニ駅で10:06発のインターシティ(急行列車)へ乗り替えました。あとは、ケストヘイまで直行です。
写真は、インターシティの機関車です。
客車は6人がけのコンパートメント(個室)になっており、いちばん後ろの車両に空きを見つけて確保。まだ具合の悪い相方は、熱さまシートをおでこに貼り、3人がけの椅子をまるまる使って横になっていました。 -
11時半すぎにブダペスト東駅に到着。11時40分には出発するはずだったのだが、なぜかずーっと停まったまま。
ホームの表示板も、「11:40 Keszthely」と書かれていながら、時計は既に12時10分です。右の方に「30分遅れ」とも表示されていますが、実際に列車が動き出したのは、12時20分頃でした。 -
ハンガリー西部には、「ハンガリーの海」と呼ばれるバラトン湖(Balaton)が横たわっています。中央ヨーロッパ最大の湖で、東西に約80キロ、南北に約10キロという細長いかたちです。
13時半すぎにセーケシュフェヘールバール(Szekesfehervar)という街を過ぎると列車はバラトン湖南岸に沿って走り、やがて、森の向こうに、くすんだアイスブルーの湖面が見え隠れし始めました。 -
15時40分、予定より50分遅れで、バラトン湖の西の端に位置するケストヘイに到着しました。エゲルからだいたい6時間かかりました。
途中、雨が降っていましたが、ケストヘイは曇り。相方はずっと寝ていられたので、だいぶ復活したようです。 -
駅前のバス停(2番)から、ヘーヴィーズ行きのバスに乗ります。
16:10のバス。料金は一人200Ft。バスは街の郊外を北上し、20分弱でヘーヴィーズに到着しました。 -
少々迷いましたが、無事ホテルに到着。手前のピンク色の2階建ての建物ではなくて、その向こうの高いビルです。
HOTEL PANORAMAは、外見からしてビジネスホテル風ですが、部屋は明るく清潔で居心地は良さそうでした。 -
もう午後5時でしたが、いちおう温泉湖の入り口を確認しておこうと町をぶらぶら歩きました。町は土産物屋やレストランがたくさんあり、いかにも観光地風。浮き輪を持って温泉湖から戻ってくる家族連れなどと三々五々すれ違います。
きれいに手入れされた花壇が並んでいる舗道を歩いていくと、左前方にとんがり屋根が二つ並んだ建物が見えてきました。 -
温泉の西口です。出てくる人だけじゃなく、これから入っていく人もいて、ひょっとしてまだ営業中?
入り口で営業時間を確認すると、朝8時から夜20時まで。まだやってる!
大急ぎで、お風呂セットを取りにホテルに戻りました。 -
料金は、3時間以内で1,500Ftでした。
湖の中央に突き出した建物の真下が、温泉の主な湧出源なのだそうです。建物の中にはちょうど「田」の字のように区切られた4つの「内湯」があり、場所によってはかなり硫黄の臭いがしました。
内湯と言っても、湖面を区切って屋根をかけているだけですから、足の下は水深36メートルです。 -
外はこんな感じ。広い湖面に、豆粒のように人が浮かんでいます。
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建物のデッキから、タラップを下りて湖に入れます。
温泉で貸し出している浮き輪は、味も素っ気もないタイヤチューブみたいな真っ黒な浮き輪です。料金400Ftとデポジット1,000Ftを支払います。もちろん、浮き輪を返すとデポジット分は返金されます。 -
湖につかりながら建物を見ると、こんな感じです。
お湯はぬるいくて、室内で34度、屋外は31度と掲示がありました。
もう夕方なので「遠出」はせず、建物の近くで浮き輪に任せてぷかぷかと浮いていました。 -
一旦ホテルに戻ってお風呂セットを置いてから、夕食のために繁華街の方へ。
バスターミナルのあたりがいちばんにぎわっているようです。広場ではさまざまなバンド演奏やパフォーマンスが行われており、テントが張られてテーブルといすがぎっしりと並び、屋台では巨大なソーセージがじゅうじゅうとうまそうな匂いの煙をあげていて、多くの人が飲み食いしたり、バンドを眺めたりしていました。 -
バスターミナル脇の大きめのレストランMALOMKEREK VENDEGLOに入りました。
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グヤーシュ(メニューにはHungarian Kettle Goulash Soupと書かれてました)とRac ponty(セルビア風鯉料理 : Grilled Carp, Potatoes with Sour Cream and Letcho in a Pan)、Fried Carp with Parsle Potatoes and Tartare Saouceを注文。
飲み物は、水とジンジャエールです。
料理は美味いです。でも全体的に味が濃くてこってりこってりで、分量も多かったです。胃袋が元気でないと太刀打ちできないかも。 -
ついでながら、ガラスの小鉢に、黄緑のパプリカのスライスがトッピングとして置かれ、ウェイターの兄ちゃんは「very Hot!」と言ってました。試しに、グヤーシュに入れてみましたが、確かにこりゃ辛いわ〜。でも、ちょっとクセになるかも。
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レストランMALOMKEREK VENDEGLOです。
この後、ホテルに帰って、胃もたれで苦しんでいました。 -
■8月4日(金)■
昨日とはうってかわって青空が広がりました。
今日は12時過ぎにケストヘイを出発するインターシティでブダペストに戻る予定ですが、なんとかこの青空の下で温泉湖に浮かばねば!
8時過ぎにチェックアウトして、荷物をかついだまま温泉湖に向かいます。 -
まずは内湯。昨日も気になったのですが、湯につかったまま壁沿いにじーっと湯治客が並んでいるところがありました。その上には、ベルのマークと矢印。
行列に並んで、その壁にたどり着くと、水面下にパイプが通っていて、ジャグジーのように温泉が噴き出していました。1分ちょっとごとにリーンとチャイムが鳴り、すると一つ先にずれていくのが決まりのようです。
これで15分ほど暖まった後、外へ。 -
サンデッキにはさんさんと陽光が降り注いでいますが、風があって「さむ〜!!」。
大急ぎで階段を下りて湖の中へ。「ぬく〜(^^)」。
ちょうど傍らにはピンクの蓮の花が咲いており、気分は極楽であります。 -
浮かんでいるのは、圧倒的にじいさん、ばあさんが多く、湯治に来ているようです。
湖にはところどころ「止まり木」があるので、浮き輪を使わず悠々と泳いでいる強者もいます。聞こえる会話はほとんどがドイツ語。陽光があるので帽子をかぶっている人が目立ちました。 -
いざというとき?のために、救命艇(ただの手こぎボートですが)が巡回していました。
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湖には海流のような流れがあり、浮かんでいるだけでゆっくりと移動します。また、場所によって湯温はまちまちで、たまに足の下に湧出源からの暖かい温泉の噴き出しが感じられたりもしました。
流れに乗って、ゆっくりと湖を一周。 -
最後に内湯で少し暖まってから10時過ぎには上がりました。
1、2時間なんてあっという間です。
シャワーも温泉のお湯なので、身体が硫黄臭いです(笑)。
いや〜、楽しかった。また来たいなぁ。
さて、これからブダペストに戻ります。
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