2007/07/28 - 2007/08/05
9位(同エリア12件中)
うめいちさん
8月2日(木)、エゲルから、プスタ(Puszta)のど真ん中にある街ホルトバージ(Hortobagy)へ日帰り旅行。
プスタとは、ハンガリー東部に広がる大平原で、世界遺産に登録されています。ホルトバージでは、ハンガリー民族がかつてアジア系の騎馬遊牧民であったことを彷彿させる馬術ショーや、プスタに住まう珍しい家畜を見物するプスタツアーに参加しました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
-
■8月2日(水)■
相方の胃痛が続いているので、出発を予定より2時間遅らせて9時半頃の列車で出発することにしました。時間に余裕があるので、大聖堂(Foszekesegyhaz)の周りをぶらぶらと散歩。
大聖堂の設計者はエステルゴムの大聖堂と同じヒルド・ヨージェフだそうな。左右の塔の高さは54メートル。 -
というわけで、エゲル駅へ。これは表側から見た駅舎です。
例によって窓口のお姉さんにメモを見せ、「けーれく、けーと、いぇじぇっと」(ハンガリー語で「切符2枚お願いします」)という言うと、お姉さんにっこり笑って大きくうなずき、さくさく発券してくれました。しかも、経由するフェゼシャボニ駅からホルトバージへの乗り替え時刻もぜんぶメモに書いて渡してくれました。ありがたやありがたや。 -
フェゼシャボニ駅で乗り替え。相方は「行けるウチに」とトイレへ。50Ftかかったクセにトイレットペーパーが切れていたとぷんぷんしながら戻ってきました。
ホーム下の地下道にある発着表示が、手回しの時計盤になっていて面白かったです。電車が来るたびに、駅員さんが短針長針を回しに来るんでしょうね。
私たちの乗るのは、いちばん下のデブレツェン(Debrecen)行きでVI番ホーム。 -
デブレツェン行きの普通列車です。ディーゼルでした。
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ヒマワリ畑やトウモロコシ畑が続いたあと、大きな湿地帯を横断しました。時々、釣り人を乗せた舟が見え、白い鳥が群れをなしていました。
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その後、風景はだだっ広い茶色の荒野に変わり、その中に浮かぶ島のような小さな町に到着したらそこがホルトバージでした。11時半。
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小さな駅舎は白塗りの壁に茶色の屋根。
ガイドブックによると、プスタツアーの受付オフィスに行くには、駅の北側の農道を通っていくらしいがホームの脇には木立が続いており道らしい道は見えません。
仕方がないので、町の側に出てインフォメへ。 -
ホルトバージのインフォメーション(Visitor center)は、駅から300メートルばかり町中に行った交差点の手前左。赤い屋根に白い壁の真新しい建物が芝生の中に建っていました。
スタッフのお姉さんは「あ〜、こっちに来てしまったのね〜」という、ため息が聞こえてくるような表情で、プスタツアーの受付場所を地図に書いて教えてくれました。
ツアーは10時、12時、14時、16時の一日4回。場所はここから2キロ先、ガイドブックとも場所が異なるところがなんとも……。 -
次のツアーは14時なので、とりあえず観光と昼食に。
まずはホルトバージの観光名所「ハンガリーで最も長い石橋」を観ました。全長92メートル。 -
石橋を望むポイントには、民族衣装を着た女性たちの彫像がありました。
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こちらは、牧畜博物館。ちょっと覗いただけでした。
この裏手が、さっきまでいた、「ハンガリーで最も長い石橋」のビューポイントです。 -
牧畜博物館と車道をはさんだ、交差点わきのレストラン「ホルトバージ・チャールダ(Hortobagy Csarda)」で昼食。屋外に面して真っ白なアーチが連なる廊下のようなスペースに、赤いチェックのテーブルクロスがかかったテーブルが並んでいる明るい席でのんびり。
ホルトバージ・パラチンタとパスタを注文して相方とシェアしました。飲み物はピーチ・ジュース。 -
ホルトバージの名物料理であるホルトバージ・パラチンタ(HORTBAGYI HUSOS PALACSINTA)は、薄いパンケーキで春巻きのように挽肉を包み、パプリカのソースをかけたもの。中華料理の腸粉のようです。今回食べたハンガリー料理の中ではいちばん美味かったです。
写真は、少しかじったところ。 -
さて、時間はあるので、駅に戻って農道を探すことにしました。インフォメで描いてもらった地図によると、車道をたどるならかなり遠回りする必要がありそうなのです。
線路を渡って、茂った藪木立を注意深く見て歩くと、石段がついている箇所があり、小道が曲がりながら木立の中に消えていました。標識も無しにこれを見つけろと言うのは酷でしょ〜!!
木立と丈の高い草ぼうぼうの中を抜けると、広い原っぱに出て、その中をほこりっぽい小道がまるで踏み分け道のような様子で続いていました。 -
すたすた歩くと5分ちょっとで細い川を渡り、その先は様子が一変。広々としたリゾートホテルHortbagy Club Hotelの敷地になっていました。お決まりのオレンジの屋根に白壁というデザインの建物の間を歩いていきます。
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あちこちの建物でプスタツアーについて尋ねてみましたが、軒並みNG。
私たちはひたすら歩き、やっとプスタツアーのポスターを発見。午後1時半でした。
これが、ツアーの事務所のある建物です。 -
プスタツアーは一人2,200Ft。お金を払って、英語のプリントを1枚もらいました。
団体さんなどもいて、ツアーは二頭立ての馬車4台に分乗して出発。1台の馬車に10〜12人座ります。
いよいよプスタツアーの始まりです。
馬車はゆくゆく大平原。私たちはしんがりの馬車だったので、風向きによっては前の馬車の立てる砂埃をまともに浴びました。できれば1台目に乗るのがよいなぁ。 -
説明員はラフな格好のおばさん一人で、あちこちに馬車を停めては声を張り上げて案内してくれます。ただし、ハンガリー語とドイツ語なのでちんぷんかんぷん。
しかし、私たちの隣に乗っていたドイツ人のおばさんが、ツアー受付で渡してくれた英語のプリントを見て、「同じことを喋っているわよ」と教えてくれました。 -
まず、水浴びする水牛(Water Buffalo)の群れを見学。気持ちよさそうに池に入っていた焦げ茶色の水牛たちが次々と水から上がって平原の向こうへ列になって去っていきました。2〜30頭はいたかな。
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続いて、汚らしくエサをがっつく縮れっ毛のマンガリツァ豚(Mangalica Pig)。いいベーコンになるんだそうな。小さなロバも一緒にいました。
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またしばらく平原をゆくと、50頭はいようかという灰色牛(Hungarian Grey Cattle)の群れが寝そべっていました。灰色というよりは薄い黄土色。頭には立派な2本の角。
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少し近づくとこんな感じです。
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さらに、畜舎には、ねじれた螺旋状の2本の角をもつ羊「ラツカ(Racka)」がいて……と家畜の見学も興味深いのですが、見所は馬術ショーです。
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民族衣装を着た騎手が3騎、ムチを鋭く鳴らしながら草原を駆けます。
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そのまま、馬を寝そべらせたり……、
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お座りさせたり……。
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相方は、まんまとプスタで騎乗するという幸運に恵まれました。鞍はぺらぺらのものを馬の背にまたがらせただけで腹帯もなし、けっこうびくびくものだったらしいです。
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灰色牛の牛車です。
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有名な、5頭立てを一人で操る馬術。3頭を前に行かせ、2頭それぞれの鞍に片足ずつを置いて駆けます。これはもう観光客から拍手が起こりました。
けっこう充実した一時間半で、オススメです。
ツアーは乗馬クラブの馬房で解散。私たちは、来た道とは逆方向に、農道をたどって駅へ。 -
フェゼシャボニ駅行き16:16の列車でエゲルに向かいました。
午後6時半くらいにエゲルに到着。再度美女の谷に向かうことも考えましたが、相方の胃痛がひどいため諦めて、一旦ホテルに戻ってから、エゲルの街の散策に出かけました。 -
エゲル城(Egri-var)までぶらぶら歩き、重厚な城壁にたどりつきましたが、既に午後7時半で、お城の中に入るのはやめて、城壁沿いに歩いていきました。
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ミナレット(Minaret)へ。トルコによる支配を受けた17世紀に建てられたモスクの付属施設で、高さ40メートル。夕陽を浴びてオレンジ色に照り映えてそそり立つ尖塔は、まるで鉛筆が突っ立っているようです。
ミナレットから市庁舎に抜けた先のあたりは繁華街で、カフェやレストランがけっこう並んでいました。が、相方は何も食べられないと言うので、マクドナルドに入って私だけビッグマックとポテト。やっぱり不味いね。
ホテルに帰って、風呂入って寝ました。相方は明日には回復すればいいのだけど。
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この旅行記へのコメント (2)
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- まみさん 2009/04/23 09:17:02
- 広々としてますねー
- 私はケチケメートからプガツ・プスタに行きましたが、ホルバージは馬術の舞台も大地そのものですし、水牛たちの群れにもだいぶ近くから見られたようですねー。
1日にツアーの回数は結構あるんですね。一時間半だからかな。
なるほど日帰り可能そうです。
- うめいちさん からの返信 2009/04/24 00:18:45
- RE: 広々としてますねー
- ヨーロッパで、地平線が見えるような大平原に立てるってのがちょっと感動でした。一時間半ですがわりと盛りだくさんですので、オトク感あります。
ブダペストからも日帰りのツアーがありましたので、お手軽に行けそうです。
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