2007/07/28 - 2007/08/05
1859位(同エリア3212件中)
うめいちさん
7月29日(日)、ブダペスト観光がてら温泉巡りです。
「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城、アンドラーシ通り」は世界遺産として登録されています。主な登録物件は、ブダ城(王宮)、マーチャーシュ教会、国会議事堂、くさり橋、アンドラーシ通りです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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■7月29日(日)■
そもそも、なぜこのホテル・ゲレールトの宿泊を決めたかと言うと、有名なゲレールト温泉に併設されたホテルであるからです。温泉は朝6時から開いており、水着の上からバスローブを羽織り、サンダルを履いていそいそと温泉へ向かいます。欧米のホテルではこんな格好でホテルの廊下を歩くなんて想像もできませんが、ここではそれが推奨されているんです。部屋に置かれているパンフレットにちゃんと書かれています。
ホテルの隅にある、鉄柵で囲まれた鳥かごのようなクラシックなエレベータで1階(GF)へ。上品なエレベーター・オールド・ガール(つまり、おばあちゃん)が「Good Morning」とにこやかに挨拶してくれて、クレジットカード大の温泉入場カードをくれます。エレベータを出ると温泉のホールの入口脇に出て、カードのバーコードをゲートのセンサにかざして入場。 -
温泉のホールは天窓から採光される3階ぶんぶち抜きの大きさで、「ヨーロッパでは数少ないアールヌーヴォ様式の豪華温泉」という紹介が納得してしまえる壁のレリーフやら彫像やら円柱やら……。で、そのホールを歩いているのがバスローブ姿の私たち二人だけってのがなにやら非常に場違いで気後れしてしまいます。
さて、ここの温泉は本来男湯と女湯に分かれているのですが、ちょうど女湯が工事中で、男湯に男女とも水着で入ることになっていました。
脱衣所はもちろん男女別で、私は超無愛想なおっさんが指さすのに従って、男湯入口から右に進んで2階に上がります。キャンパス地の白い布で仕切られた小部屋が並んでおり、それぞれの中に小さなベッドとロッカーが置かれていました。そこにいる兄ちゃんは愛想よくて、一つの小部屋に案内してくれました。私がロッカーにバスローブを入れると、兄ちゃんが鍵をかけて、小さな金属片にひもを結んだのをくれました。 -
相方もいろいろ手順がわからず大変だったようですが、なんとか首尾良く風呂の入口で合流し、シャワーを浴びてから風呂へ。大きなカマボコ型の、水色を基調としたタイル張りの空間で、やはり天窓から朝日の光が差し込んでいる。入って左右に、数十人は入れる巨大な湯船があり、湯温は右が38度、左が36度。のんびりするにはちょうどいい頃合いです。(本来裸で入る場所なので撮影禁止の表示がされているが、当時は水着で入るようになっていたので、こっそり撮影。ごめんなさい)
さらに奥に行くと、ミストサウナがありましたが、暑いので早々に退散。その間に相方は日本人の初老のおばさんと話し込んでいました。そのおばさん、肌が浅黒いので、相方は最初は日本人なのか決めかねていたらしい。なんでも、ハンガリーに来て「日焼けした」のだそうな。 -
また、有名なのが、レトロな円柱で支えられた回廊式の空間にある室内プール。暖かいと思いきや、思いっきり水でした。プールの奥に半月型の温泉コーナーがあったので、そこで身体を温めてから、プールに突撃! プールの手前側は水深2m、奥側は1.2mくらい。のんびり泳ぐおじさんたちに混じって、2周ほどする。その後、温泉に戻って暖まってから上がりました。
脱衣所に戻って、兄ちゃんに金属片を渡して、ロッカーはここと示すと、兄ちゃんがロッカーの錠を開けてくれました。 -
ホールで相方と待ち合わせて、ホテルに戻ります。この写真は、ホールの奥から玄関の方を撮ったところ。朝早いので、お客さんはほとんどいません。けっこう贅沢な気分です。
帰りは、温泉のゲートでカードをスリットに入れて出ます。カードはそのままゲートに回収される仕組みです。
エレベータで、上品なエレベーター・オールド・ガールに「Good Bath!」と言うと、にこにこと笑ってくれました。 -
朝食は中二階(エレベータのボタンは「R」)のレストランで充実したビュッフェ形式でした。紅茶はティーバッグですが、テーブルに置いてあるのより、ビュッフェコーナーに置いてあるものの方が上等なものでした。
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一時間ほどかけてのんびりと食べます。
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9時すぎとなり、それではブダペスト観光に出発〜♪
まずは、ホテルのベランダから自由橋を見物。
自由橋は、建国1000年目を記念して、1896年に造られました。もともとは皇帝の名をとってフランツ・ヨージェフ橋と呼ばれていましたが、皇妃エルジェーベトと違ってハンガリー国民にあまり人気がなかったためか、第二次世界大戦後に修復されたときに改名されてしまったのだとか。
緑色に塗られており、ハンガリー国王の紋章や伝説の鳥トゥルルを頂く美しい橋らしいですが、工事中でベニヤ板やシートが張られ、見る影もありませんでした。 -
ホテルの前のトラム乗り場から、ホテル・ゲレールトを望みます。
私たちの部屋は、向かって左側の茶色い屋根のすぐ下あたりです。 -
市内交通乗り放題の7日券を買うため、まずはホテルの売店で買った一回券(230Ft)でメトロの駅に向かいます。ちなみに、ハンガリーの通貨はFt(フォリント)。当時は1Ftが約0.6円でした。
新しい地下鉄路線の工事の影響で、途中でバスに乗り換えさせられて、なんとか、メトロのハブ駅のデアーク広場に到着。 -
交差点の地下がトラムの駅になっており、チケットオフィスで7日券(HETIJEGY)を購入しました。1枚3,600Ft。これで、あとはいちいちチケットを買う必要がありません。
チケットのモザイクになっているところは、私の署名です。 -
まずはドナウ川の方に歩いていくと、河畔の広場に出ました。広場を見下ろすように建つ優美な3階建ての建物がヴィガドー(Vigado)で、有名なコンサートホールなのだそうです。
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ヴィガドーと反対側には、ドナウ川東岸に沿って走るトラム2番線、そして、ドナウ川をはさんで、王宮が見えました。
とって返して、聖イシュトヴァーン大聖堂に向かうことにします。 -
途中、ヴェレシュマルティ広場に出ます。その北側にはカフェがオープンテラスの席を出しており、繁盛していました。あとで気がついたのだけど、そこが、エルジェーベト王妃が常連だったという有名なジェルボー(Gerbeaud)でした。立ち寄り損ねたのが残念。
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そのまま東に歩き、エルジェーベト広場を横切ります。
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すると、聖イシュトヴァーン大聖堂の正面脇に出てきました。
いや〜、でかい! 石造りのずっしりとした重量感。正面のだだっ広い、なにもない広場の端まで行って、ようやくカメラのフレームに収まるくらいです。カメラを構えた人が、同様に広場の端に横一列に並んでしまっているのがおかしかった。
ハンガリー建国の年(西暦896年)の下二桁から、高さ96メートルで作られたそうです。
大聖堂の玄関に至る幅の広い階段には大勢の人がたむろしていました。日曜日の午前中でミサが行われていて、観光客は中に入れないようです。
仕方がないので、デアーク広場に戻って、メトロM1で市民広場のセーチェニ温泉へ。 -
メトロをセーチェニ温泉駅で降りて地上に出ると市民公園の中で、木立の向こうに黄色い石造りの平べったい建物が見えました。玄関も見えている側にあり、スムーズにたどり着けました。
ここも、脱衣所ではロッカーに荷物を入れて水着姿になったら、兄ちゃんに鍵を閉めてもらって金属片をもらうシステムでした。
脱衣所の向かいには、室内風呂があっていい湯加減。(一部、水風呂もあるので注意)
相方と一緒に暖まってから、屋外へ。 -
真っ青な空の下、広々としたプールサイドにはカウチを並べたり、ボスタオルを敷いたりして沢山のひとが陣取り、日光浴をしてはてんでに温水プールに入っています。カップル、家族連れ、友人グループと様々で、ホントに市民の憩いの場という感じです。
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温水プールには、桟橋のようにプールの中に着きだした2メートル弱の露台があり、そこにはチェス盤が描かれていました。風呂につかりながらのチェスがここの名物で、ちょうど一組だけ、おっさん二人が真剣な表情でチェスを指していました。
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また、女性の裸像の下から放射状に何本もの打たせ湯が噴き出ており、これがなかなか人気で延々と浴びているおっさんやらじいさんやらばあさんやらがいます。その脇で順番待ちをして、場所が空いたらすっと入ってみたり。
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この温水プールの奥に、長方形の50mプールがあります。こちらは水で、水泳帽着用が義務づけらた競泳用プール、まじめに泳いでいる人ばかりです。なので、私はパス。
一時間ほどたっぷり楽しんで、屋内温泉経由であがりました。
脱衣所の兄ちゃんに金属片を渡して自分のロッカーを指さすと、うなずいて開けてくれます。周りではあまりチップも渡していなさそうだったので、チップは出さなかのですが兄ちゃんはいやな顔ひとつしませんでした。
出口のゲートにカードを挿入するとレシートが出てきて、それをゲート脇にいるスタッフに渡すと、温泉にいた時間が短かったらしく、400Ft.を硬貨で払い戻してくれました。 -
メトロM1でデアーク広場に戻るともう12時半。お腹が空いたので、レストランを探して、ブダペストいちばんの繁華街ヴァーツィ通りをてくてくと南下(写真はヴァーツィ通りの北の端のヴェレシュマルティ広場)。
ヴァーツィ通りは歩行者専用道路で、だいたいは両側が建物でレストランやショップが続き、テーブルが道路にはみ出して置かれているオープンカフェ状態になっている場所が多いです。 -
結局、「地球の歩き方」に紹介されていた「ファタール(Fatal)」というレストランへ入りました。ヴァーツィ通りの西側に目立つ看板があり、お店は横の小道に入ってすぐ。玄関のドアから地下に降ります。
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ビールはドレヘル(Dreher)です。ハンガリーの代表的なビールで、日本で言うとキリンラガーやアサヒスーパードライみたいなものですが、コクのある味で美味いです。
それから、勢いでトカイワインを注文。出てきたのは、お店の名前がラベルについていました。
トカイワインは貴腐ワインで、ブドウに一種のカビがついて糖度が高まった果実から作られる甘い高級ワインです。ハンガリー東部のトカイがその名産地の一つ。トカイワインにはその糖度によりプットニョシュ(PUTTONYOS)というランクにわけられており、6が、いちおうその最高ランク。いちおう、と言ったのは、実は更に上の「超級」があり、エッセンシア(ESSENCIA)といいます。
ともあれ、6プットニョシュのトカイワインで乾杯〜♪ すごく甘いですが、上品な甘さでGood! -
料理は、お店の名前がついた「ファタール・プラッター」を注文しました。メニューには2人用(for two)と書かれていたのですが、ほどなく運ばれてきた料理に驚愕。差し渡し50センチあまりの大きな皿にに山盛りでしかも揚げ物だらけ。丸っこいキノコの揚げ物は美味だったが、とにかく分量が多く、3分の1は残してしまいました。
若者向けのパーティメニューであり中高年者には決してオススメできないです。また、他の客に出てくる料理も眺めていましたが、やはり相当なボリュームですので覚悟が必要かな。
これで1万フォリントばかりが飛んでしまって、トホホであります。 -
ホテルに戻って胃薬を飲んでから、午後3時すぎに、今度は王宮に向かいます。
ホテル前の停留所から、19番トラム(あとで41番でもオッケーだとわかる)で、ドナウ川西岸をゴトゴトと揺られながら北上。エルジェーベト橋(Erzsebet hid)、くさり橋(Lanchid)とくぐって終点で降りると、対岸にででーん!と重厚壮麗なネオ・ゴシック建築の国会議事堂(Orazaghaz)が! 右半分が工事中で、無粋な足場に覆われているのが残念です。 -
長い長いエスカレータを下ってメトロM2に乗り替え、モスクワ広場で長い長いエスカレータを上ります。ここで、王宮行きのバスに乗ります。
他に三組くらいの観光客を乗せて出発したバスは、坂道を上り、王宮の城壁のウィーン口を入ると、石畳の道を勢いよく突っ走ります。城壁の中もごく普通の街の風景です。 -
マーチャーシュ教会前の広場で、ほとんどの乗客といっしょにバスを降りました。
19世紀にフランツ・ヨーゼフ皇帝と王妃エルジェーベトがハンガリー国王・王妃となる戴冠式を行ったというマーチャーシュ教会(Matyas templom)が非常に美しいと言うことで楽しみにしていたのですが、壮麗なゴシック様式の塔は残念なことに工事中で、国会議事堂同様無粋な足場に覆われていました。でも、カラフルなタイルで葺かれた屋根はとても鮮やかです。
ちなみに、三位一体の像も工事中で、台座しか残っていませんでした。残念……。 -
マーチャーシュ教会から東に歩くと、イシュトヴァーン王の青銅製の騎馬像があります。
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こちらは、騎馬像のアップ。
イシュトヴァーン1世は、ハンガリー王国の初代国王で、西暦1000年に戴冠式をしています。「キ」の字型の二重の十字架は、ハンガリー国王として政治を司ることと、キリスト教の聖職者であることの二つを表しているのだそうな。 -
さらに漁夫の砦(Halaszbastya)へ。白石灰岩でできた異国風のデザイン(ネオロマネスク様式なのだそうだ)の塔が回廊でつながっています。
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なんだか、独特のデザインです。
展望台と町に美観を添えるための施設として1905年に建築されました。ですので、「砦」として機能したことはないそうな。かつて、中世に魚市がたった広場のそばに建設されたのが、名前の由来だとか。 -
漁夫の砦からは、ブダペストの街が広々と一望できます。オススメ。
ブダペスト……って、ドナウ川をはさんで西側が「ブダ」で、東側が「ペスト」なんですが、ブダ側には丘陵が連なり、ペスト側はだだっ広い平地なのがよくわかります。
ドナウ川にかかっている橋が見えるでしょうか?
手前から、くさり橋、エルジェーベト橋、自由橋です。 -
国会議事堂もこの通りよく見えます。
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せっかくなので、マーチャーシュ教会に入ってみました。聖堂の内装もカラフルで、ヨーロッパの他の大聖堂とは趣が異なって楽しいです。宝物殿には、十字架や法衣などが並んだ奥に、王冠のレプリカと詳しい説明のパネルがありました。
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この王冠、てっぺんの十字架が傾いているのですが、その理由がパネルに妙に詳細に述べられています。結局のところ、外圧(箱に入れるときに無理にふたをしたらしい)なのですけどね。また、王冠に描かれた絵が、マンガチックでユーモラスです。
ちなみに、本物の王冠は国会議事堂で展示されています。 -
ちょっと疲れたので来たときと同じコースでホテルに戻り、午後8時半ごろ(まだ明るいです)ホテルのブラッスリーで軽い夕食にしました。
昼食の反省とダメージから、グヤーシュ(Gulyas)とハラースレー(Halaszle)、野菜サラダ、そしてビールだけ。ウェイターさんは「それだけ?」という表情でしたが、今日のところはそれで勘弁。
初ハンガリー料理(今日の昼食はハンガリー料理とは言わん!)です。グヤーシュは牛肉や野菜がたくさん入った具沢山のパプリカスープ、ハラースレーは白身魚のパプリカスープです。写真はグヤーシュをかきまぜてみたところ。
ホテルのレストランらしく、器が小ぶりで分量的にちょっと物足りませんでした。 -
土日はくさり橋が歩行者天国になるので、9時過ぎにまたまたトラムで出かけてみました。
くさり橋の車道には屋台が一列に並んでいて、夕涼みに出てきた人たちでにぎわっていました。 -
くさり橋だけでなく、丘の上に見える王宮なども綺麗にライトアップされていました。
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王宮のアップです。
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こちらはマーチャーシュ教会。返す返すも、工事中なのが残念〜!
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くさり橋です。定番の構図ですね(笑)。
いや〜、体調が少し悪いけど出てきてよかったです。 -
■おまけ■
さて、ブダペスト温泉巡りとか言いつつ、ゲレールト温泉とセーチェニ温泉の二つだけ?ということになってしまいましたが、実は他も検討したのです。でも、諸般の事情で行けませんでした(笑)。
左のマンガは相方が描いたものです。本人、「ちゃんと仕上げてないのに、不本意だ〜」と文句を言ってますが、温泉巡りには欠かせないネタなのでフライングで掲載してしまいます。
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