2007/07/28 - 2007/08/05
35位(同エリア46件中)
うめいちさん
8月1日(水)、ブダペストから東へ、エゲル(Eger)という街に向かいます。
目当ては、エゲル郊外の街エゲルサローク(Egerszalok)の温泉と、穴蔵のようなワイン蔵が数十も並び格安で試飲できるという「美女の谷」です。
ただ、相方の具合が悪いので心配でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
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■8月1日(火)■
ブダペストには3つの駅があり、東方面への列車が発着するのは東駅です。デアーク広場経由でバスを乗り継いで到着。黄色い壁のがっしりとしたたたずまいの建物です。 -
東駅の正面入り口を入ったところ。広々とした高い屋根がトラス構造で支えられる、ヨーロッパのターミナル駅でよく見かける構造です。
相方がつらそうだったので、駅に入ってすぐのところにあるカフェの前で待っていてもらい、しんどかったらカフェに入るよう言って切符を買いに行きました。
切符売り場は、駅の正面入口すぐの幅広の階段を下りて左側です。どの窓口も一人二人並んでいるだけで、すぐに順番が来ました。あらかじめハンガリー語で行き先を書いておいたメモを出したので、購入はスムーズ。 -
次のエゲル行きは11:05発です。
時間があるので、駅前のバーガーキングで早めのお昼を食べてました(ハンバーガー不味いなぁ)。 -
列車が定刻通りに出発すると、すぐに大きな黒いカバンを肩から提げたおばさんが検札に回ってきました。
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車窓の風景は、しばらく緑の濃い低い丘陵の中にオレンジ色の屋根が点在する郊外の様子でしたが、ほどなく平原に広がった畑が続き始めます。
赤茶色の穂を出したトウモロコシと、花が終わって頭が重そうにうなだれたヒマワリの畑が延々と続きます。7月上旬のころはヒマワリの花が見事なのでしょう。 -
途中のフェゼシャボニ(Fusesabony)駅で、上りのインターシティ(特急)の待ち合わせ時間があり、終点のエゲル駅には少し送れて午後1時40分に到着しました。
田舎の駅ですね〜。
左に停まっているのが、乗ってきた列車です。 -
こちらが、客車を引っ張ってきてくれた機関車。
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エゲルで宿泊するホテルは、Hotel Eger&Park。駅の北側に広がる大きな公園の中にあります。いちおう地図で見当をつけて歩き出したのですが、曲がり角を一度間違えたりして、ホテルにたどり着いたのは午後2時すぎでした。
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ホテルはいかにもなビジネスホテルで、部屋の作りも効率いいですがわりと狭いです。
カードキーを2枚くれたのがありがたかったです。外出するときに預けなくてもいいですし。 -
さて、まずは、エゲル郊外の温泉に向かいます。
相方が体調を崩しているので、私一人で行こうかと思ったのですが、相方は「大丈夫」と言い張るので、ともかくホテルを出発。
ホテルから歩いて10分ほどのバスターミナルへ。差し渡し100メートル弱のロータリーになっており、ドーナツの形になった屋根にバス停の番号がぶら下がっています。 -
午後2時45分のバスで温泉へ。料金は200Ft。
温泉はエゲルサロークという町の更に向こうにあるので、エゲルサローク行きのバスではたどりつけません。温泉を通るバスは1時間に1、2本しかないので注意が必要です。
15分ちょっとで温泉のバス停へ到着。
道の向こう側に広々とした駐車場。バス路線の道から外れて、新しく舗装された道をたどるときにイヤな予感はしていました。
エゲルサローク温泉はあまり設備も整っていない鄙びた感じで、さらにトルコのパムッカレのような真っ白な石灰華が間近に眺められるという紹介を読んでいたので楽しみにしていたのですが……、 -
歩みを進める私たちの目に入ったのは、真新しい大きなスパ施設と、プールの周りでなお動き回る重機の群れだったのです!
施設の右手には、真っ白な巨岩が鎮座しています。あれが石灰華なのでしょうが、周りは工事中で近寄れそうもありません。 -
ともかく入ってみました。2時間半の利用で1,900Ftですが、入るときににデポジットとして3,500Ftが必要です。差額は出るときに返してくれます。ICチップ入りのリストバンドをもらい、それでロッカーをロックするという近代的な設備でした。
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ロッカールームからパウダールームを経て出ると、そこは水風呂というかプールのスペースで、ウォータースライダーや2m強の高さから飛び込みできる深いプールで子供たちが遊んでおり、その向こう側に温かい風呂のスペースがありました。
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屋外プールからは真っ白な石灰華がわりと近くに見えるのですが、遊歩道の工事中でダンプや重機が動いています。どうにもマズイ時期に来てしまったものです。
ほどほど楽しんだ後、午後6時3分のバスでエゲルの町に戻りました。 -
さて、一旦ホテルに戻ってから、美女の谷を目指します。相方は具合が悪いクセに意地でも行く構え。「ワインの試飲は一蔵だけ」と約束させて出発しました。
所々、町中に標識が立っており、"SZEPASSZONY-VOLGY"の方向を確認しつつ歩きます。英語も併記されていて"NICE WOMAN VALLEY"とあるのがちょっと可笑しいです。 -
20分ほどだらだらとした上り勾配の道を歩くと、谷……と言うよりは小さな盆地を見下ろす場所に出ます。そこから左にカーブした坂道を5分ほど下り、大きなレストランを通り過ぎた向こう、斜面に穿たれた穴蔵の並びが「美女の谷」です。
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穴蔵と言っても斜面に殺風景な扉が並ぶわけではなく、各蔵ごとに衣装を凝らした構えになっており、屋根や垣根、試飲のできるテーブルなどが並べられています。
ただいま午後7時過ぎ、半分以上の蔵はもう店を閉めていたし、廃業したとおぼしき荒れた蔵もありました。 -
「一蔵だけ」ということで、相方は相当迷っていましたが、結局勢いで37番の"JUHASZ PINCESZET BOROZOJA"という蔵に入りました。中は確かに穴蔵で、奥行きが5メートル強。手前にテーブルとベンチが並び、奥にカウンターがあってお姉さんがワインの試飲の対応をやっていました。
赤の辛口と甘口のとを頼む。一杯が100ccで50円程度。特に甘口が美味しく、相方が「買う!」と言い出しました。でも「販売は2リットルから」と言われて、退却〜。どうりで、大きなペットボトルやポリタンクを持ち運んでいるわけです。
今度は、体調のいいときにのんびり回りたいなぁ。 -
その後、美女の谷の入口にあるレストラン「Kulacs Csarda」で夕食。インタネットで調べると、ここのフォアグラライスが一食の価値ありということらしいのでチェックしていたのです。
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お目当てのフォアグラライス(Libamai szeletek roston)です。
ライスにフォラグラのソテーがてんこ盛り。フォアグラと言うよりは「緩いレバー」(笑)であり、フォアグラの高級感はありませんががお腹いっぱいにはなります。 -
エゲル風肉のスープ(Egries husleves)。
肉の脂はあるがあっさりめの味付け、パスタも入っていてボリュームもあります。
パプリカたっぷりのグヤーシュやハラースレーに辟易したときにはちょうどいいかもしれません。 -
果物のスープ(Hideg gyumolcsleves)です。
具合の悪い相方はこれだけを注文。サクランボたっぷりの赤紫のスープに生クリームが浮かび、甘酸っぱいです。
ハンガリー旅行中何回か食べましたが、ここのがけっこう美味しかったです。
このお店はホテルもやっているので、リベンジの時にはここに泊まって試飲三昧しようねと話しました。また、ハーフポーション(半量)を6割の値段で出してくれるようなので、もうちょっといろんな料理を楽しんでもいいな。
その後ゆっくり歩いてホテルに戻りましたが、相方はけっこう具合悪そう。明日はホルトバージに日帰りの予定なのですが、大丈夫だろうか……。
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