雪と氷の車轍巡遊 　?サロベツから

2009/02/27 - 2009/03/02

《覚書》

（1日目）
ANA571便　羽田11:15発　稚内13:10着
稚内空港→抜海（バッカイ）→サロベツ原野→稚内泊

（2日目）
稚内→宗谷岬→猿払（サルフツ）→枝幸（エサシ）→雄武（オウム）→興部（オコッペ）→紋別（モンベツ）泊

（３日目）
紋別→名寄（ナヨロ）→美深（ビブカ）→音威子府（オトイネップ）→クッチャロ湖→枝幸（エサシ）泊

（4日目）
枝幸（えさし）→宗谷岬→ノシャップ岬→稚内空港
ANA572便　稚内13:45発　羽田15:45着

エリア 豊富・サロベツ(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

【十和田湖上空】

少し雲で視界が霞むが御倉半島と中山半島の形も確認できる。
羽田を出る際、稚内は視界不良のために着陸出来ない時は旭川か札幌に降りるという条件付きフライトだった。

【サロベツの海岸線】

本日の天気予報では雪で視界不良
のはずだったが青空も見えるまずまずの天気。
しかし、リイシリは見えない。

【抜海港のゴマフアザラシ】

冬の間、抜海港で越冬するらしい。
消波堤の上で気持ち良さそうに昼寝をしていた。
ここは観光バスも来るほど賑わいを見せていた。

【除雪車フル稼働】

今年の稚内は積雪が多い。
レンタカーを借りるとき、店のひとはそう言っていた。
写真は海岸線のため風で飛ばされて然程でもないが市街地はかなり積もっていた。
片側二車線の道路は一車線が雪に埋もれている。

【サロベツのキタキツネ】

小さくて分かりづらいが尻尾の先が白い。
こちらの姿を察知し、一目散に雪原を駆ける。

【サロベツのキタキツネ】

暫く駆けたあと立ち止まり、こちらの様子をうかがい見る。
そしてまた駆ける。

【サロベツのキタキツネ】

やがて風景の一部に溶け込む。
クルマは通らない。
ヒトもいない。
遠くにキタキツネが一匹いるだけ。

【光芒】

雲の切れ間から光が差し込む。

【薄明光線】

オオワシが悠然と飛んでいた。

【レンブラント光線】

画家レンブラントの描く宗教画のような

【ヤコブの梯子】

旧約聖書の創世記28章12節でヤコブが夢に見た光の梯子。

【天使の梯子】

天使がその光を伝うように天と地を行き来する。

【天使の階段】

そんな光景が目に浮かぶようなひと時。

『雪と氷の車轍巡遊　?オホーツク街道南行』に続く。

この旅行記へのコメント （2）

• こざくらさん 2009/03/07 20:11:43

  厳かな海です

  海老庵さん、
  
  ご訪問ありがとうございます。
  道北を周られるのですね。
  今年は降雪が多いようですね。
  サロベツは夏にしか行ったことがありません。
  雪原のキタキツネがおで迎えしてくれましたね。
  抜海のアザラシは、いまや、この地の観光スポットになったようです。
  私も見てみたいと思っていますが。
  漁師さんにとっては招かざる客です。
  かなり、お魚を食べれれてしまうそうです。
  死活問題にまで発展しているようです。
  
  流氷が薄くなって、宗谷海峡を閉ざせなくなったので、
  アザラシが大挙して押し寄せてくるそうです。
  年々、流氷は薄くなり、体積も少なくなってきています。
  
  光芒は素晴らしいですね。
  厳かな雰囲気をかもし出しています。
  素晴らしい出会いでしたね。
  １票入れさせていただきます。
  続きを楽しみにしています。
  こざくら

  海老庵さん からの返信 2009/03/07 22:26:32

  RE: 厳かな海です

  こざくらさま
  ありがとうございます。
  今年の稚内は雪が多いようです。
  除雪車も昼夜を問わずフル稼働している様子でした。
  
  一見、微笑ましい抜海港のアザラシも、実は深い問題を抱えている様ですね。
  流氷が年々、その密度を薄くしていることは取り沙汰されていますが、それに伴う因果律が思わぬ方向で展開されているという事実も深刻です。
  環境に対する意識付け等、いろいろと考えさせられます。
  
  光芒は当に想定外のことで、本来サロベツから利尻富士を狙うつもりでした。
  生憎、その日は利尻富士の輪郭さえ写せませんでしたが、思わぬ出会いが待っていたという次第です。
  カメラの設定をコントラスト強めにしてありますが、それを差し引いても素晴らしい光景でした。
  感じ取って頂き感謝致します。
  
  
  海老庵