大昔、軍艦島に上陸した話

2003/05/20 - 2003/05/20

相当昔の旅行記なので、旅行日程などは曖昧ですが、記録として残しておきます。

以前から軍艦島へ行きたいなあと漠然と思っていたのですが、廃墟で無人島であっても私有地であるので、何をどうやったら軍艦島に行けるのかさっぱり分からずその夢を忘れかけていた頃でした。
偶然、知り合いがかつて軍艦島に行ったことがある、という話を聞き、色々心得を教えて貰ったので、勢いのままにメンバーを集め、さて行こう、と言うことになりました。
当時周遊ツアーなどなかったので野母崎から漁師さんの船をチャーターしたり、色々裏技を使いました。詳しいことは言えませんが。
（２０１２年現在は上陸ツアーがあるんですね。良い時代になりました）
そんなわけで当時無職だった私は、失うものも何もなく、意気揚々と長崎へ向かったのでした。

ネガをスキャンしてデータ化してるので、写真にゴミとか多くてすみません。

エリア 長崎

• 同行者: 友人
• 交通手段: 船 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

上陸開始。軍艦島に上陸したのは、私たち３人と、カメラマンの方と、あと軍艦島生まれだったか親が軍艦島育ちだったか、何かゆかりのある方（軍艦島のホームページを作っている方でした）の、計５人でした。

先輩に貰った地図を見ながら散策。ここは社員用マンションの前。足下がグチャグチャで怪我しないように慎重に歩いた。

床屋さんですね。

ぼろぼろ

社宅は増築、増築で入り組んでいる。九龍城のようだ。九龍城いったことないけど。

当時の新聞。昭和何年だったか。

ダイナマイト発見

地盤が浸食されて、あちこち基礎が剥き出しになり、海水が溜まっている

小学校全景。チャーターした漁船の出発が夜中だったので、校庭で少し昼寝していたらガシャーン！って音で飛び起きた。小学校のガラスが落ちたみたい。あぶねー

学校の入り口に色鮮やかなタイル画と、あと、おや？何か張り紙が…

校内は心ない者たちがサバゲーでもやっていたのか、コンビニ弁当のゴミと、あとＢＢ弾が散らばっていた。廃墟好きとしては自然に朽ちていくのを見るのがいいので、後から壊されたり汚されたりするのは耐えられない

学校の裏。ここも浸食されて海水が入り込んでいる

廊下

教室

９０円の浦島太郎

体育館。

社宅付近に戻ります。学校の近くに病院もあったんだけど、さすがに何か怖くて写真は撮らなかった。

誰かが書いたようだ

島の上のほうに行こうとしたんだけど、ものすごく建物が入り組んでる＆通れないくらい壊れてるで道に迷っていたら、船の中で会話をした軍艦島出身の方が合流してきて、道案内してくれた。ありがとうございます！

島の上に行けば行くほど、役員の社宅になる。この辺はコンクリート作りなので原型を保っている（一般社員の社宅は木造なので劣化が激しい）

島のいちばん高いところにお社があった。少し休憩。

なんかサークル活動もしていたようですね

みんなで記念撮影。午後に船が迎えに来たので野母崎に戻る。
野母崎はこれまた色々と面白い町で、午後８時には開いてるレストランが無かったり、町にコンビニ一件しか無かったり、タクシーを呼ぶといつも同じオジちゃんだったり、町の人がみんな私たちの動向を把握していたりした。（初対面のおばちゃんに「あなたたち民宿○○に泊まってる人達よね」とか声かけられたり）

おつかれさまでした！