マルタでは滞在中に≪勝利の日≫という祝日があった。<br />これは１５６５年９月８日にトルコが大包囲を解除した日。そればかりではなく、その後の１８００年のフランス軍からの解放、１９４３年の第二次大戦の包囲終結をもまとめて祝う祭の日。<br /><br />マルタに到着した６日の夜には、既にグランド・ハーバーに面した砦から盛大な花火の打ち上げ。<br />思いもよらない所で久しぶりの花火観賞。<br /><br />マルタの花火は一発一発の　<br />ボスッ、ヒュルヒュル、ピカッ、ドドーン！！　<br />…の間がちょっと空き過ぎ？（最終日は連発もありましたが。）<br /><br />でも、カメラを構える時間が取れるので、素人の私でもそこそこきれいな花火の写真が出来ました。<br />風が結構あったせいか、「大体あの辺で花火の花が咲くだろう。」とフレーミングして待って撮っても、方向や高さがうまく決まるとは限らないのが難。(ーー;)<br />続く７日、本番の８日と連続で咲いた花火をメインにマルタの祭と喧嘩もご紹介します。<br /><br />表紙の画像は、その中の一発の花火。<br />友人には「何だ、これはゲゲゲの鬼太郎の目玉親父か！？」とバカにされた一枚です。(ーー;)＋(^○^)<br />

★マルタ共和国（４）ヴァレッタの祭と喧嘩と花火と…

8いいね！

2005/09/08 - 2005/09/08

423位(同エリア768件中)

エリア

ヴァレッタ(マルタ)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

ヴァレッタのシティー・ゲートからも近いアッパー・バラッカ・ガーデンから見た９月８日の≪勝利の日≫当日午後。
グランド・ハーバーを隔てた砦の下に人々が集まる。

何が始まるのか。
人々のざわめきが風に乗って始まったのは、レガッタ戦。

護衛のボートの方が目立つ…。
このイベントは午後いっぱい続き、

夕暮れには思いがけない出来事が…。
レガッタ戦が終わり、舟が引き上げられた岸壁付近の坂を歩いていると、異様に大勢のお巡りさんが巡回中。

「？？？」と思っていたら、

市内に戻る途中のサポーターたち（？）が、トラックから飛び降り、坂の下と上から何やら野次を浴びせ始め…、
突然、お巡りさんたちが行動開始。

喧嘩！？
屋台の陰で詳細は見えず。

商売中のおじさんが慌てて中に引っ込んだ。
一旦はお巡りさんに連れられて、それぞれのトラックに戻ったものの…、
また野次が飛び始め、ビール瓶まで飛び交い始めた。

SUR SHANGHAIの近くにも着地。
それまで高みの見物していた周りの人々は蜘蛛の子を散らすように退却。

もちろん、その中にはSUR SHANGHAIも。
喧嘩の勝敗は…？？？
一難去って、アッパー・バラッカ・ガーデン付近から見たグランド・ハーバーは、何事も無かったかのように静か。
アッパー・バラッカ・ガーデンに祭の日の夕闇が降りてきた。
イチオシ

夕映えが消え残るアッパー・バラッカ・ガーデンには恋人たちのシルエット。

人も花火も、美しく輝く時を待つ頃。
昼の人々のざわめきも消えて…、
闇が濃くなっていく。
イチオシ

ライト・アップを受けて、金色に輝くアッパー・バラッカ・ガーデン。
花火の音が聞こえ始めた。
庭園の噴水も金色に輝く。
花火の写真は、前夜祭の物も混じっています。

まずはスタンダードな形の花火が一発ドドーン！
ボスッ、ヒュルヒュル、ピカッ！！

んー、これはあまり高く上がらなかった。
「たまやー！！」
「かぎやー！！」
…とは、さすがに叫びませんでしたが…。
表紙の花火と同じ形の花火。

大輪の花が咲く。
イチオシ

最終日の連発花火。

ん〜、煙幕が…。
散りかけた花火。

網膜と鼓膜に余韻を残して消えた祭の花火。

華やかさと賑わいのあとの静寂。

…祭や花火は、どこで見ても、終わったあとがやけに寂しい…。

この旅行記のタグ

この旅行記へのコメント（14）

開く

閉じる

リンガ・リンガさん 2008/02/20 12:24:17

マルタ大好き！！

SUR SHANGHAIさま

忙しくしていて、４トラにもずっとご無沙汰していました。
”そうそうSHANGHAIさんはどうなさっているかな？”とお邪魔しましたら、私の大好きなマルタ旅行記に出会いました。
リンガリンガは今までにマルタを4回訪問していますが、最後の仕上げにもう一度行こうと常々考えています。このブログを拝見して、数年の内に、9月8日の勝利の日を狙って行くことに決めました。
アッパー・バラッカ庭園の夕暮れ時の恋人たちのシルエット素敵です！
さすが、目の付け所が違います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リンガリンガ

SUR SHANGHAIさんからの返信 2008/02/23 08:11:46

RE: マルタ大好き！！

お久しぶりです。(^o^)丿　ご訪問と書き込み、ありがとうございます。

マルタは個人で行くとちょっと交通が不便だったりしますが、あの島国独特の明るさ、そしてその歴史ある石造りの街並み景観がいいですね。
ぜひ、お祭りの日のマルタも見てきてください。(*^。^*)

この時には一人旅で旦那は行っていないので、次は時期を変えて行ってみたいと思います。

ログインして返信する
Krisflyerさん 2007/09/30 15:34:11

お久しぶりです

Krisflyerです。

僕も今月初めマルタに行ってきましたが、ちょうどその勝利の女神記念日に会いました。その日はゴゾ島をドライブして回ったのですが、ジュガンティーヤの有るシャーラの町では、町中にタペストリーがはためき、風車の前では楽団が演奏し、酔っ払った親父共が音楽にあわせて踊っておりました。

教会前の広場でもイベントが催され、昼飯を食べようと思ったレストランはその日はバーのみの営業。しょうがなくビクトリアで昼食を食べる事に。

昼間から花火を打ち上げてましたね。何とも楽しそうな1日でした。みんながおそろいの女神の絵を描いたシャツ着ているのが印象的でした。

SUR SHANGHAIさんからの返信 2007/10/08 11:43:59

RE: お久しぶりです

こちらこそ、ご無沙汰しております。
出先にいましたので、お返事が遅れて失礼いたしました。m(__)m

旅先で出会うその土地の行事は楽しいものですね。(*^。^*)
それを目当てに行くほかに、たまたま出会ったりすると驚きも重なって楽しさ倍増になるような気がします。
その土地の雰囲気も大いに盛り上がりますし、そんな様子を見られたKrisflyerさんはラッキーでしたね。(^_^)v

その土地を挙げての大きな行事以外では、私の場合、中国での旅では結婚式やお葬式に出会うことが多いんですよ。(^^ゞ
人生の喜怒哀楽も垣間見える旅とは色々考えさせらるものがあると思います。

帰って来たばかりですので、今日はここで失礼いたします。m(__)m

ログインして返信する
けーしちょーさん 2006/01/09 22:01:41

オヤジ。

これですね。目玉のオヤジは。

うーん、お椀のオフロには、さすがに入っていなかったか！！

トラベラーさんの写真を見比べをして、祝日が終わろうとしてマス。
一眼レフと買おうかどうしようか。
買うなら、どのメーカーにしようか。
いや、買わずにその予算で旅行にいくべきか。

でも、SUR SHANGHAIさんのオヤジ花火を見たら、欲しい。。

でも、カメラとレンズがバラ売りだってことをこの前知ったばかり。
カメラ屋の店員には鼻で笑われるし。
ホフクゼンシン、すっごいノロノロしてます。

SUR SHANGHAIさんからの返信 2006/01/10 23:10:21

RE: オヤジ。

いや〜、私もカメラについては無知。(^○^)
旦那に選んでもらって、あてがわれたのを使ってます。^^;
今のカメラになってやっと一年。
どんどん新しいのが出てきてるし、焦らなくてもいいのでは？

そのうちSUR SHANGHAIのD70なんてバカみたい！
になるかも知れないし。(^○^)＋(ToT）

ログインして返信する
kaz-ykさん 2005/12/15 08:33:52

暫くです

SUR SHANGHAIさん　今日は
マルタ島の夜景、花火の画像は、素晴らしい。
本当にデジカメは、優れものですね！
ドイツのケアハウス編を拝見しました、羨ましい施設ですね。
１０年以内には、いずれかの施設に入所必要か、と人事ならずと、興味深く拝見しました。

最近日本のTVでは、老後の住まいについてのレポートが、頻繁に放送される様になりました。
郊外の一般家屋に共同で生活して、ボランティアの協力を、得て生活している人、家を処分して、都市部のバリアフリーのマンションに移り住んだ人、
私立のホテルの様な施設に入所している入所費８０００万円、都立の老人養護施設で、金曜日には、病院内に赤提灯（一杯飲み屋）が、開設される所
等々
昨日のTVでは、国民健康保険がピンチに、保険代を払う意思の無い若者、
保険代８万円/年が払えない人達、彼等の年収は、１００万円以下、そんな人達が、いるなんて驚きでした。

どうも日本の将来は、明るくない様です。

SUR SHANGHAIさんからの返信 2005/12/15 23:32:58

RE: 暫くです

お久しぶりです。m(__)m

今回のドイツへの旅も、お見舞いを兼ねたものになりましたが、
冬という季節もあり、こちらまで行き暮れた気分になってしまいました。
中途半端な年になって、中途半端な不安感が湧くようになったのかなあ、などと思っています。
あまり考えたくないことですが、自分もいずれは…、という感想です。

ログインして返信する
オジラーさん 2005/11/18 22:42:45

はじめまして、、、。

私の旅行記に訪問頂き、有難うございました。
お礼の返事が遅れましたこと、お詫び致します。
凄い旅行暦にびっくりしております。
世界地図が黄色く塗りつぶされており、残すは南米大陸
のみですね。
旅行記の数も凄く、ただただ感心しております。
これからゆっくりと拝見させて頂きます。
マルタの写真、特に花火の写真、すごく綺麗ですね。
日本の花火と趣が違うように感じられるのですが、
如何でしたか？ダイナミックさを感じますが、、、。
花火の写真を撮ったことはないのですが、このように
綺麗に写すことが出来るのですか？デジカメで、、、？
私も機会があれば挑戦してみます。

タイ経由ヨーロッパ方面へ旅行されるとのこと、
いいですね。羨ましいです。
ヨーロッパはどちらへ行かれるのでしょうか？
寒さに気をつけて風邪などひかぬように、お元気に
良い旅行をなさってきて下さい。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。
では、またの日まで、、、。　　　　〆

SUR SHANGHAIさんからの返信 2005/11/19 14:52:09

RE: はじめまして、、、。

書き込み、ありがとうございます。m(__)m

地図上で黄色に塗られた面積は大きいですが、カナダ、アメリカ、ロシアはそのほんの一部しか行った事がないので恥ずかしく思ってます。

世界は広い！
まだまだ行った事のない所は山ほど。
これからもお互いに旅を楽しみましょう。
その後の旅行記も！　(^^♪

出かける前に！と頑張って９５年、００年のミャンマー編のアップ。
やっと終わって、心置きなく行ってきま〜す。(^o^)丿

ログインして返信する
kioさん 2005/10/08 23:25:57

美しい写真

こんばんわ〜SUR SHANGHAIさん

マルタ旅行記、読ませて頂きました。
画像センスの素晴らしさは相変わらずですね
高架橋に夕陽が映える写真は素晴らしいの一言です。

SUR SHANGHAIさんからの返信 2005/10/10 17:13:02

RE: 美しい写真

ありがとうございまする〜。m(__)m

一つ訂正がありまする。（*^_^*）
高架橋のように見える黄金色の物体は、アッパー・バラッカ・ガーデンという庭園の中にある、連続したアーチを持つ塀（？）でございまする〜。

デジカメを使い始める前は、夜景とかはあまり撮った事がないのですが、デジカメは夜景に強い！！と分かってからはジャンジャン撮ってます。

メカに弱い私の強い味方、です。(^_^)v

ログインして返信する
つーさん 2005/10/08 06:56:43

風景画

SUR SHANGHAIさんこんにちは☆いつも楽しく旅行記拝見させて頂いてます♪

マルタの旅行記、美しい風景画を見た後の気分に浸っています。素晴らしい
瞬間を沢山カメラに収められたようですね。こんな旅行記を見させて頂いたら
すぐにでもマルタという地に行きたくなってしまいます★
建物の窓一つ一つをとっても、本当に美しくてその前でカメラを構える自分を
想像してしまいました。
これからも良い旅を沢山されて切なくなるほど美しい風景沢山見せて下さい。
朝から頭の中に色々な想い、情景が浮かんできます。そんな力を写真から
感じました。ありがとうございました☆
それではまた遊びに来させて頂きますね！

SUR SHANGHAIさんからの返信 2005/10/09 11:37:40

RE: 風景画

お返事遅れてすみません。m(__)m

旦那の留守を狙って、マルタ編を一気にアップさせるのに時間がかかってしまいました。
指がプルプル、目もショボショボ…。(^○^)

マルタは、スケールの大きいものすごい大景観という物は無いんですが、
平和で絵になる小さい風景に、そこかしこで出会えました。
昔はたびたび戦争の歴史もあったようですが、今は穏やかな地中海に浮かぶ国、という印象。

そんな印象を撮った…、つもりです。（*^_^*）

ログインして返信する