インドネシアの味

2017/08/10 - 2017/08/12

過去3回のインドネシアは、バリ島2回、ビンタン島1回。
世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアにあって、バリ島はヒンズー教、ビンタン島は近年政府がリゾート開発した実質無人島。どちらも「インドネシアに行った」感に乏しかった。
4度目となる今回は、バリのお隣ロンボク島へ。たった2泊のリゾート滞在だったので、今回もインドネシアらしさ（って何だ？）に触れられたかというとビミョーだけど、確かにバリとは雰囲気が違った、

で、食べ物。初回のバリでは、正直「ピンとこない味」と感じた。
が、二度目で開眼。サンバル（辛いソースというかなんというか）を、加減せずに混ぜて食べると、味に奥行きが出て、美味しいのだ、何でも！

ビンタン島ではリゾートに引きこもっていて（当時は出ても何もなかったし）、料理の写真もなし。

ロンボク島では、何せ滞在が短かったので、ほとんど観光客相手のビーチエリアから出ておらず、そういう場所のレストランはピザやパスタがメイン。インドネシア料理があっても、ロンボクのローカル料理ではなく、広く知られたインドネシア料理（ナシ・ゴレン、ミー・ゴレン島）を出す傾向にあり、あまり土地の味を味わうことができなかったのが残念。

※インドネシアの旅写真はこちら
https://goo.gl/photos/jzUhvdmVJQuc62bw7

訪問４回（９９年、００年、０５年、１７年）

エリア インドネシア

老舗「カフェ・ワヤン＆ベーカリー」＠ウブド　バリ島
05年7月

定番ナシ・チャンプル。
観光客向けのお店では、たいていおかずはお任せで、こんな風にキレイに盛られて出てくる。
これが庶民的なお店になると、その日のおかずが並ぶ中から、好きなものを選び、ドチャッと盛ってもらうのが一般的らしい。
小皿に入っているのは、辛味のサンバルで、どの味のおかずにも、不思議と合う。
というか、御飯にサンバルだけでも美味しい！

カフェ ワヤン アジア料理

観光客向けレストラン＠ウブド　バリ島
05年7月

ソト・アヤム（＝チキン・スープ）。
春雨が入っていて、これをおかずに御飯を食べる人もいるし、小食な女性や、夕方におやつ食べちゃって．．．というときは、これ一品で食事にもできる。
バリの鶏はそこらを走り回っていて美味しいので、スープにしても、ダシが素晴らしい。

観光客向けレストラン＠ウブド　バリ島
05年7月

アヤム・パンガン．．．だったかな。
スパイシーな鶏肉のグリル。
とにかく、チキンがうまい！
つけあわせは多分、プルチン・カンクン（空心菜の炒め物）。
本命の登場前に、クルプック・ウダン（えびせんべい）が出てきた。

低価格の観光客向けレストラン「ビアビア」＠ウブド　バリ島
05年7月

ソト・サユール（＝野菜スープ）。
野菜不足も気になるけれど、生野菜はお腹が心配．．．という人には、これがおすすめ。
辛くないし、ホッとする優しい味。
お腹が不調でもいけるのでは？

ワルン ビア ビア アジア料理

同上

カレ・アヤム（チキンカレー）。
とにかくチキンが．．．！（しつこい）
このお店では、ひとつひとつのおかずは少量で「いろいろ取って、自分のチャンプルにしてください」というスタイル。
単品の御飯は、すごい量が出てくるので、一人では食べきれない（表紙写真のカゴがそうです。上げ底だけど、四膳分は絶対ある）。
ちなみに、ナシ・チャンプルも観光客向けにしては安く、御飯はお代わり自由だそうな。
欠食児童はこちらへ（笑）。

ローカルな食堂＠ウルワツ寺院前　バリ島
05年7月

多分、日本で最初に有名になったインドネシア料理、ナシ・ゴレン。
私は、ここで初めて「うまい！」と思うナシ・ゴレンに出会った。
これ以前に食べたものは、なんか妙に甘いというか、ピントのぼけた味がほとんどだったのだが、ここのはいけた。
パラリとした炒め具合、ほどよくピリ辛な醤油系の味、香ばしいスパイスの香．．．悪かった、私が間違っていた！美味しいじゃないか、ナシ・ゴレン！

観光客向けカフェ＠ウブド　バリ島
05年7月

ココナツケーキ。
バリというと、ココナツクリームパイの方が有名と思うけれど。こちらも素朴な味で美味しい。

老舗「カフェ・ワヤン＆ベーカリー」＠ウブド　バリ島
05年7月

テイクアウトしたマンゴーパイ。
マンゴーのパイって珍しくない？どんなだろう？と思って買ってみた。
一度食べれば十分です(^_^;)。
いや、別にまずくはないけど．．．。

カフェ ワヤン アジア料理

観光客向けカフェ＠ウブド　バリ島
05年7月

ブブール・インジン（ブラックライスプディング）。
黒いもち米を黒砂糖で煮たもの。この店では、ココナツミルクを加えてあった。
黒米のプチプチする歯ごたえと、素朴な甘さが幸せ。
お米なので当り前だけど、けっこうお腹にたまるので、食後のデザートにするなら食事を控えめに。じゃないと動けなくなります（私だ）。

観光客向けカフェ＠ウブド　バリ島
05年7月

観光客に人気のおやつのひとつに、バナナパンケーキというのがあって、ホットケーキのようなものを想像していたら、くるくると巻いた厚めのクレープが出てきた。
こちらの「バリニーズ・パンケーキ」は、形は同じでも、巻き込んであるのがココナツの黒砂糖煮。
バリの人も黒砂糖が好きなんだなぁ。
隠し味（？）の塩が効いていて、ちょっとしょっぱい感じもするけど、なかなか美味しい。

空港のカフェ＠スカルノ・ハッタ空港第３ターミナル　ジャカルタ
17年8月

空港で待ち時間が長かったけど、新しい第3ターミナルはきれいで充電できるコンセントもたくさんあって快適。
でもちょっとカフェにも入ってみたくなり、アジア系のカフェへ。
これはシンガポール・マレーシアの朝食の定番、カヤトースト。
インドネシアでも食べるのか、マレー風の食べ物という位置づけなのかは不明。
食べた感じでは、シンガポールだとイギリス風の薄いトーストが多い気がするので、この厚切りにまずおおっとなる。味は、シンガポールで食べたことのあるものより、ややクセがあるというか、何と説明できないハーブっぽい香りがあり、これがなかなか気に入った。
飲み物は、アイスコーヒー。甘さをどうするか聞かれ、ミディアムに。けっこう甘かったけど美味しかった。
これで５００円くらいだったか．．．インドネシアの物価からしたら、腰の抜けるお値段。

観光客向けレストラン「ロータス・ベイビュー」＠スンギギ　ロンボク島
17年8月

スンギギビーチで一番にぎわっているレストラン。
イタリアンメインみたいだけど、インドネシア料理をはじめ、アジア料理（中華・タイ）もある。
8月はイタリア人観光客が多く、ビーチのテーブルは予約の札が立ちまくり。が、西洋人の夕食時間は日本人より遅いので、少し早めに行けば何とか入れる、かな。
飲み物にライム・ココナツジュースというのを頼んだら、おっと、そういうことだったのね。だいぶ色変わっちゃってるけど（笑）。これかなりの量が入っていて、飲んでも飲んでもなくならなくて難儀した。

ロータス ベイビュー イタリアン

同上

食事に頼んだのは、インドネシア料理のペペス・イカン。魚の蒸し焼き。
バナナの葉を開くと、とってもアジアらしいスパイシーな香りが広がり、くーっ！この瞬間こそ、東南アジアのプレシャスタイムじゃ！って感じ。
これとってもオススメ。レモングラス、ショウガ、唐辛子、ターメリック．．．その他もろもろ。タイ米にすごく合う。
ジュースと合わせて、千円ちょいくらい。当然観光地価格。

観光客向けレストラン＠スンギギ　ロンボク島
17年8月

ロンボク島名物、アヤム・タリワン。若鶏（もしくはヒナ鶏）の丸焼き。
甘めと辛めがあり、このときは甘めスパイシーという微妙な注文を。
甘めのタレというか、ハチミツ的なものを塗って炭火で焼き、スパイスを塗ってまた炭火で焼き、という感じの炭火焼。そりゃ美味しいに決まっております。
難点は、手がベタベタになることと、この角度だと良く判らないけど、鶏の頭までついてること。トサカはないけど、裏返したときにコロンと現れる丸いもの、なんだこれ、と良く見ると、、、わわわ、これはけっこうビビります。
1羽で５００円くらいだったかな。

観光客向けレストラン「ココ・ロコ」＠スンギギ
17年8月

ロータス・ベイビューのお隣のレストラン。料理の種類はこちらの方が多かったかな。
まず、イカのレモンサラダ。
イカが柔らかく茹でであり、甘酸っぱく爽やかなレモンの香るドレッシングが、とても美味しかった。

同上

こちらもインドネシア料理の定番、牛肉のレンダン。
甘めのカレーのような、牛肉の煮込み。
甘めといっても、甘みのある（塩辛くない）味という意味で、かなりスパイシーで辛い！鼻通りのよくなる料理です（笑）。
暑い南の島で食べてこそ、な味。大好き。

同上

何かデザートも食べたくなり、あまりしっかりした粉モノは無理だけど、フルーツプレートという気分でもなく、アイス盛り合わせもお腹が冷えそう．．．ということで、焼きバナナのアイス載せを選択。
実はバナナって好きじゃないんだけど、パームシュガーソースというのに惹かれた。
うん、美味しい。
美味しいけど、ちょっと多くて飽きた（笑）。バナナ好きなら飽きないと思うけど。

きれいめワルン＠スンギギ　ロンボク島
17年8月

私は食べてないけど、スンギギのメインストリートにあった、まあまあ庶民的ながらきれいなワルン（食堂）。
写真があるので観光客でも指さし注文が可能と思われ、ビーチの観光客向けレストランはちょっとね、という方には、こんな感じのところもあります。
本気で庶民的なワルンはまた全然違った趣でワイルドだけど、スンギギのメインストリートには多分ないと思う。

スーパー＠スンギギ　ロンボク島
17年8月

スーパーと言っても日本のコンビニクラスの規模だけど、スンギギにも何軒かある。
これはその中の1件で買ったインスタント麺。
上のふたつは、インドネシアのインスタント麺の定番、インドミーというメーカーの物。一般的なミー・ゴレン（焼きそば）と、スープ麺。
下はカレー味のスープ麺と思われる。
3個買って7000ルピア。60円くらい。人バカにしてんのかって安さ。
観光客がビーチのレストランで千円超える食事をしてるのを、地元の人はどんな気分で見てるんだろうか、、、と思わなくもないけど、陽気でフレンドリーな地元の人に接すると、シリアスになっても何のタシにもならないし、お金使ってあげた方がいっか～ってなっちゃうんだよね。