懐古の旅「岐阜・愛知」ｂｙ Meitetsu

2005/02/12 - 2005/02/12

岐阜での名鉄の路面電車（市内線＆美濃町線）が平成17年3月31日をもって廃止されるそうです。以前、岐阜市に住んでいて（7年間）通勤にも利用したことがある路線だったので、とても寂しい思いがしました。無性に懐かしさを覚えたので、廃止される前にもう一度乗ってみようと、そして懐かしいスポットを名鉄を利用して訪ねていきます。
旅行行程:京都〜（東海道本線）〜岐阜〜野一色〜手力〜犬山〜名古屋〜（新幹線500系）〜京都

エリア 岐阜

「新岐阜駅前」
…岐阜の繁華街の一つ新岐阜です。市内線はここを起点としています。以前はここから高富や揖斐・谷汲へと路線が延びていました。名鉄の駅名は「新〜」とされるのが特徴的ですが、いつのまにか「新岐阜」から「名鉄岐阜」という駅名に変わってました。

「徹明町」
…柳ケ瀬ブルースで有名な「柳ケ瀬」にほど近い駅です。ここから刃物で有名な町「関」へと美濃町線は延びています。

「名鉄岐阜駅」
…名鉄岐阜駅から岐阜市内線（路面電車）に乗り込みます。

「行先表示」
…この行先表示も3月31日までです。ここから、酒に酔って電車に乗り込んだことがありました…。

「駅の食堂」
…名鉄本線と市内線の両ホームをつなぐ場所にある立ち呑み可能なスポット。どて煮なんかをいただけます。

「新関行き」
…乗り込みます。僕が以前住んでいた場所の最寄の駅まで約15分です。

「野一色駅」
…以前住んでいた場所の最寄駅「野一色駅」です。途中、かなりの鉄道ファンがカメラを手に撮影していました。

「岐阜城」
…金華山上にある岐阜城を裏手（東南）から眺めます。

「駄菓子屋」
…以前住んでいたところの近くにある駄菓子屋さん。懐かしい…。

「駄菓子屋店内」
…子供のころの記憶までよみがえってきそうです。このごちゃごちゃした感じが堪りません。綿菓子、味カレー、チョコバットetcを旅のお供にするべく買い込みます。ちなみに写っているのは神戸の友人です。岐阜在住のときは何度も訪ねてくれました。今回、一緒に懐古の旅に付き合ってもらってます。

「さっぽろ亭」
…近所にあったラーメン屋さん。よくお世話になりました。ちなみにこのラーメン屋さんは、岐阜では有名なラーメン屋さんの姉妹店!?です。

「塩ラーメン」
…岐阜では絶賛される方が多いですが、関西出身の僕としては、美味しいとは思いますが、正直「絶賛」とまではいきません。ご贔屓にされている方にはごめんなさい。人にはそれぞれ好みというものがありますので、ご了承ください。

「名鉄:手力駅」
…お昼をとった後、名鉄各務原線の手力駅へと向かいます。

「コガネパン」
…ママも坊やもコガネパンのキャッチフレーズで有名なコガネパン。郷愁を感じる看板です。岐阜、愛知の名鉄沿線は、昭和30年代〜40年代を思い起こさせてくれる風景が多いと感じるのは僕だけでしょうか。

「犬山城」
…次の目的地は犬山です。ここのお城は個人（尾張藩家老だった成瀬家）が所有するお城として有名でしたが、数年前から個人の所有ではなくなったようです。犬山は城下町ということもあり、歴史ある古い町並みが残るいい町だと思います。春には13台の車山がくりだす豪華絢爛な犬山祭がおこなわれます。

「犬山橋」
…鉄道に興味ある方以外には意味不明な写真だと思います。以前この橋は、自動車と鉄道の両方が走る橋として有名でした。鉄道といっても路面電車ではないんです。普通の名鉄電車が走っていたんです（車で走っていると、その横を大きな普通の電車が走るので怖かったです。）が、これも平成12年に自動車専用の橋が隣にできて、なんの変哲もない鉄道専用橋となりました。

「犬山のマンホール」
…犬山の有名なもの。お城、鵜飼。

「なり田?」
…歩いていて見つけました。江戸時代の商家を改造したフレンチのお店です。とってもいい感じです。

「なり田?」
…町並みにしっくりとけ込んでいます。今度は泊まりできて、晩御飯にでも利用したいと思いました。

「名鉄7000系」
…まだまだゆっくりと見たい犬山ですが、寒いわ、時間がないわで、後にすることにします。またもや名鉄を利用して、一路名古屋に向かいます。写真は向かいのホームに停車していた、子供のころの憧れの電車、名鉄パノラマカー（7000系）です。

「セントレア」
…今、東海地方は中部新空港開港（17.2.17）を目前に控えヒートアップしてる感じがしました。中部新国際空港行きの新型特急電車です。

「世界の山ちゃん」
…名古屋に到着する頃には日も随分と傾いてしまいました。菓子問屋街へ行きたかったのですが、あいにく土曜日は閉まっているとのことでしたので、今日の最終目的である名古屋名物･手羽先を食べに「世界の山ちゃん」へ向かいます。

「どて煮＆ビール」
…時々、名古屋へ来ては楽しみます。手羽先がでてくるまでどて煮をアテにビールで乾杯！

「手羽先」
…これで3人前です(一人前は5本…約400円)。もちろん、追加注文もしました。ホント安くて美味しいので、どこのお店もすぐ一杯になります。飲んで食べて、3人で7,500円でした。

この旅行記へのコメント （6）

• Lailaさん 2005/06/05 15:47:56

  散歩しているような旅行記ですね。

  こんにちは。savonです。
  岐阜は訪れたことのない街で、とても新鮮ですが
  どこか懐かしい「散歩記」として拝見しました。
  
  もともと広島出身なんですが、市内とは
  程遠く、路面電車の文化もいまひとつ
  ぴんときてなかったのですが。
  
  スナフキンさんの旅行記で、あ、こんな旅したいな〜
  って思っちゃいました。
  
  なつかしの駄菓子やさん、ステキですね。
  ああいう町並みはずっと残って欲しいです。
  

  スナフキンさん からの返信 2005/06/06 11:21:56

  RE: 散歩しているような旅行記ですね。

  savonさんへ
  
  ご訪問ありがとうございます。
  岐阜、愛知といったあたりは"昭和レトロ"を感じさせる町なみが多いと個人的に思ってます。路面電車もその一つだったんですが…。
  
  > 散歩しているような…
  とのことですが、まさしく以前の散歩ルートや通勤ルートをホント単になぞっただけですので。
  でも思うのは、普段の生活の範囲でも旅行者の視点から見れば"非日常的""新鮮"と感じられるものが多々あるのでしょうが、生活していて"日常"になってしまうと見落としてしまっているものが多いのでしょう。旅行者の視点で日常の生活圏を見直すと、新たな発見があって楽しいものだなと最近よく感じます。

  Lailaさん からの返信 2005/06/06 16:22:27

  RE: RE: 散歩しているような旅行記ですね。

  >"昭和レトロ"を感じさせる町なみが多い
  古きよきものにこそ、ココロを奪われます。
  以前京都の旅行記にでの感想でも
  お伝えした？かもしれないのですが
  古くよいものこそ、残していかなければならないんですよね。
  以前はそんなこともわかりませんでしたが、最近やっと
  わかるようになって来ました。
  
  >普段の生活の範囲でも旅行者の視点から見れば"非日常的""新鮮"
  ＞旅行者の視点で日常の生活圏を見直すと、新たな発見があって楽しいものだなと最近よく感じます。
  
  ほんとうにうなづけるお言葉です。観光地のふとした
  違う表情や、いつも通る道にこんなものがあったんだ、なんて
  新しい発見でもありますし、旅行者視点なら
  思っていた○×と違う！と新しい魅力を見つけられるきっかけに
  なりますよね。そういった意味で、こちらのサイトは非常にステキだな、と
  思います。
  
  今路地写真にはまってまして、旅行者として訪れても
  すっと日常に溶け込めるような気がします。
  
  またおじゃましますね♪
  

  スナフキンさん からの返信 2005/06/07 09:42:11

  RE: RE: RE: 散歩しているような旅行記ですね。

  毎々のカキコミありがとうございます。
  
  ＞古くてよいもの
  友人知人からは「同じような家や町なみの写真ばっかりやん！」との批判を甘受しています。
  
  路地の探訪、楽しそうですね。路地の奥に店を見つけたり、抜け道を発見したりというのは、子供のころの探検ごっこに感覚が似ていると思います。また写真のupを楽しみにしております。

• satsukiさん 2005/02/14 01:00:28

  こんにちは〜

  お久しぶりですsatsukiです。
  
  旅行記拝見させてもらいました。岐阜の路面電車なくなるんですね？
  なんか淋しいな〜。時代の流れって奴で東京の都電も邪魔者扱いさ
  れたあげく１路線を残してあっという間になくなったようです。
  
  以前、ＴＶで欧州のある都市で乗用車を無くしてトラム（路面電車）
  と歩行者だけの街にしようという運動をしている街の特集を見ました。
  都市で自家用車は本当に必要なんでしょうか？という投げかけを最後
  にしていたのが印象に残ってます。私も同感です。
  
  採算がとれなくなっていたのでしょうか？魅力ある町のシンボルとして
  是非残して欲しかったなというのが私の本音です。
  
  satsuki

  スナフキンさん からの返信 2005/02/14 09:29:22

  RE: こんにちは〜

  satsukiさんへ
  
  カキコミありがとうございます。
  たしかにsatsukiさんのおっしゃるように、ヨーロッパでは都市部ではトラムの見直しと再活用が盛んになってきているのに…と思います。日本ではまだまだこれからなのか、それとも廃止が時代の流れとなってしまうのか、どちらになるのでしょうか？
  
  僕が住んでいる京都では路面電車復活論議がよく聞かれるようになってきました。岐阜でも再活用の方法がないか議論はあったようですが、結局採算性があまりに悪いのがネックとなったようです。僕が住んでて感じたのは、関東や近畿の人ように岐阜、愛知の人は鉄道を利用しないということです。これが結局、鉄道をどんどん不便なものへとしてしまっているのです。ですから、この廃止は地元民のニーズの結果なんだと思います。
  
  しかし、僕はこれからの高齢化社会、環境型社会というものを考えた場合には、都市交通におけるトラムというのは有効な交通手段だと思いますので、この廃止については大きな失敗をしたのではないかと思います。