2000/09/23 - 2000/09/30
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le_cielさん
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ル・コルビュジェはスイス生まれの建築家であるが、その創作活動は幅広く、都市計画、建築、絵画、彫刻、著作、雑誌の編集と多岐にわたって才能を発揮しています。また、数多くの住宅を設計しています。彼にとって住宅は原点であり、78歳の生涯の間創作活動は続けられました。
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スイス学生会館
ル・コルビュジェのスイス学生会館です。国際大学都市の中にあり、建設はスイス大学協会から特命でル・コルビュジェとP.ジャンヌレに1930年に発注されました。コルビュジェにとっては初めての公共建築になりました。この会館の建設は敷地と予算的に厳しい状況だったので、近代建築の実験の場としての役割がありました。建物は、ピロティの上に大きな直方体がのっている明快なフォルムですが、後にコルビュジェの作風につながる作品となりました。また、屋上庭園、水平な窓、自由な平面、立面とコルビュジェらしさが出ています。 -
サヴォア邸(1931年)
自動車メーカープジョーの工場があるパリ郊外のポワシーという街にあります。パリ市内より、高速地下鉄(RER)からバスを乗り継いで1時間程度の距離でした。駅からは歩いても行けます。ポワシーは緑の多い静かな住宅地です。バス停を降りたところで老人に「サヴォア邸はどこですか?」と道を尋ねたら、「わからない」と言われましたが、「コルビュジェはどこ?」って聞いたら教えてくれました。 -
木々に覆われたアプローチを進んで行くと突然視界が開け、白の外壁が見えてきます。緑の中、白の鉄骨円柱により白い箱が宙に浮かんでいます。空中の箱は途切れることなく、窓が建物全体を横長に連なっており、箱の下がピロティーになっています。
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玄関ホールに入ると緩やかなスロープがあり2階まで続き、空中庭園に出ます。
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空中庭園は思っていたより緑が少なかったです。スロープの先の人が腰掛けている開口はコルビュジェ得意のピクチャー・ウィンドウになっていて景色を切り取っています。左下のサロンは3面開口の開放性のある空間です。
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サロンにはコルビュジェ・チェアーが置かれていました。ここの座って本を読んだり、昼寝したいものです。
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バスルームにはトップライトから光が降り注いでいました。陶器エナメル製の小さい青いタイルを使ったバスタブが印象的でした。
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ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸宅
パリ市内南西部オートイユ地区の袋小路の突き当たりに、ラ・ロッシュ氏とコルビュジェの兄の2軒の住宅として建てられました。現在ラ・ロッシュ邸が開放され、ジャンヌレ邸はコルビュジェ財団本部として使用されています。ピロティーで宙に浮いたギャラリーのあるL字形平面の住宅で、近代絵画のギャラリーのある独身者の住まいと、子供のいる家庭の住まいが1枚の壁で分かれたプランになっています。 -
救世軍難民病院です。青赤黄色のカラーリングがマルセイユのユニテ・ダビタシオンと似ています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 一歩人さん 2009/05/05 16:46:09
- グルメじゃな〜い!
- le_cielさんへ
すみません、グルメ飛ばしちゃいました。
ふ、ふ、近代建築ファンの一歩人です。
なぜって、醤油がないと海外へいけないので、
味の想像ができません。申し訳ありませんでした。
でも、ル・コルビュジェ建築の解説を
楽しませていただきました。
ありがとうございます。
失礼しま〜す。
- le_cielさん からの返信 2009/05/05 18:57:29
- RE: グルメじゃな〜い!
- 一歩人さんへ
コメントありがとうございます。
近代建築ファンなのですね。
6月4日より上野の国立西洋美術館でル・コルビュジェ展が開催されます。
もしご興味があれば、建物と共に是非御覧下さい。
le_ciel
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