キーウ (キエフ)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
中欧、東欧圏は世界でも親日が多い地域なので、自分にとって大変居心地が良いが、中には相性が悪く、何故か順調に滞在できていない国もある?それがウクライナだ。ウクライナには95、96年の二回訪れているが、いずれもハプニングの連続だった。<br /><br /> 95年ベラルーシのミンスクから陸路ウクライナに入りした。事前にキエフで宿泊するプライベートルームとその民家までの足となるトランスファーを旅行社を通じ手配しており、三日間滞在するつもりでキエフ駅に到着した。列車が到着すると、私はホームに降り立ち、辺りを見回したがトランスファーらしき人物は見当たらない。初めのうちは、時間にルーズなソ連圏だから待っていれば来るだろうと楽観視していたが、どんなに待てど暮らせど現れる気配が全くない。流石に一時間も待っていると不安になり、手にしていたバウチャーに現地旅行社らしき住所が記載されていたので、私はその旅行社に直接行くことにした。<br /><br /> 駅前にタムロする白タクの運転手の一人をつかまえ、バウチャーに記された住所をみせながら拙いロシア語でここに向かうように指示するも、運転手は首を傾げるばかりだった。何故彼が首をかしげているのかこの時わからなかったが、私はとにかくこの住所へ向かうように強く言うと渋々車を出発させた。住所の場所はキエフ駅から凡そ15分位の場所にあった。旅行会社ごときオフィスはなく、そこにあるのは大きな郵便局だけ・・・、そう、住所は旅行社の私書箱だったのだ。なるほど、住所を見て運転手が首をかしげていたはずだ。<br /><br />バウチャーには旅行会社の連絡先はこの住所が書かれているだけ、電話番号すらも明記されていない。私は当時手配していた宿を充てにしていた上、旅行社に宿泊代金を既に前払いをしていたのでキエフでの滞在は僅かな予算でしか組んでいなかった。当時情報の少ないキエフでどうやって安宿を捜そうかと、私は途方に暮れてしまった。<br /><br /> 困った顔をしていた私を見ていた運転手はウクライナ語やロシア語が全く通じない自分に、腕枕を作り、寝るような素振りのボディーランゲージで「寝る場所を探しているのか?」と尋ねて来た。人口200万人の大都会を殆ど情報のないまま安宿を探すのは、時間と体力が必要だ。その為独力で探すことをあっさりと諦め、私は彼を頼ることにし、紙に”15$↓hotel&quot;と書いて金額を提示し、私は彼に安宿を探してくれることを期待した。すると白タクの運転手は「ハラショー(OK」といってエンジンにキーを差込み、車を走らせた。<br /><br />するとどういうわけか、彼は再び駅前のロータリーに戻った。白タクなので、警察に見つかったら面倒なので、「車の中で伏せて待っていろ」と運転手は指示し、彼は駅舎へと歩いてむかった。これから何があるのか不安ながらに暫く車の中で伏せていると、彼は一人の老婆を連れて来た。キエフ駅に降立つと何かロシア語で書いた紙を持ちながら列車から降りてくる人を待ち構えて、声をかけてくる女性が多くいたが、彼女達は家の空き部屋を自ら旅行者に紹介している。彼が連れてきた老婆もその一人だ。確かに彼女達のプライベートルームは一泊10?20ドルと安いが、老婆はウクライナ語とロシア語を話すことができるが私は当時ロシア語の「スパシーバ(ありがとう)」位しか分からない。宿でどうやって会話をすればよいのだろうか、お互い全く意思の疎通がとることのできる言語がない。しかし贅沢を言っていたのでは安宿が見つからないので、不安を抱えながら、彼女の家にお世話になることになった。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

何故かハプニングに見舞われるウクライナ 3−1 旅行会社がない!

15いいね!

1995/02/10 - 1995/02/13

126位(同エリア393件中)

0

3

worldspan

worldspanさん

中欧、東欧圏は世界でも親日が多い地域なので、自分にとって大変居心地が良いが、中には相性が悪く、何故か順調に滞在できていない国もある?それがウクライナだ。ウクライナには95、96年の二回訪れているが、いずれもハプニングの連続だった。

95年ベラルーシのミンスクから陸路ウクライナに入りした。事前にキエフで宿泊するプライベートルームとその民家までの足となるトランスファーを旅行社を通じ手配しており、三日間滞在するつもりでキエフ駅に到着した。列車が到着すると、私はホームに降り立ち、辺りを見回したがトランスファーらしき人物は見当たらない。初めのうちは、時間にルーズなソ連圏だから待っていれば来るだろうと楽観視していたが、どんなに待てど暮らせど現れる気配が全くない。流石に一時間も待っていると不安になり、手にしていたバウチャーに現地旅行社らしき住所が記載されていたので、私はその旅行社に直接行くことにした。

駅前にタムロする白タクの運転手の一人をつかまえ、バウチャーに記された住所をみせながら拙いロシア語でここに向かうように指示するも、運転手は首を傾げるばかりだった。何故彼が首をかしげているのかこの時わからなかったが、私はとにかくこの住所へ向かうように強く言うと渋々車を出発させた。住所の場所はキエフ駅から凡そ15分位の場所にあった。旅行会社ごときオフィスはなく、そこにあるのは大きな郵便局だけ・・・、そう、住所は旅行社の私書箱だったのだ。なるほど、住所を見て運転手が首をかしげていたはずだ。

バウチャーには旅行会社の連絡先はこの住所が書かれているだけ、電話番号すらも明記されていない。私は当時手配していた宿を充てにしていた上、旅行社に宿泊代金を既に前払いをしていたのでキエフでの滞在は僅かな予算でしか組んでいなかった。当時情報の少ないキエフでどうやって安宿を捜そうかと、私は途方に暮れてしまった。

 困った顔をしていた私を見ていた運転手はウクライナ語やロシア語が全く通じない自分に、腕枕を作り、寝るような素振りのボディーランゲージで「寝る場所を探しているのか?」と尋ねて来た。人口200万人の大都会を殆ど情報のないまま安宿を探すのは、時間と体力が必要だ。その為独力で探すことをあっさりと諦め、私は彼を頼ることにし、紙に”15$↓hotel"と書いて金額を提示し、私は彼に安宿を探してくれることを期待した。すると白タクの運転手は「ハラショー(OK」といってエンジンにキーを差込み、車を走らせた。

するとどういうわけか、彼は再び駅前のロータリーに戻った。白タクなので、警察に見つかったら面倒なので、「車の中で伏せて待っていろ」と運転手は指示し、彼は駅舎へと歩いてむかった。これから何があるのか不安ながらに暫く車の中で伏せていると、彼は一人の老婆を連れて来た。キエフ駅に降立つと何かロシア語で書いた紙を持ちながら列車から降りてくる人を待ち構えて、声をかけてくる女性が多くいたが、彼女達は家の空き部屋を自ら旅行者に紹介している。彼が連れてきた老婆もその一人だ。確かに彼女達のプライベートルームは一泊10?20ドルと安いが、老婆はウクライナ語とロシア語を話すことができるが私は当時ロシア語の「スパシーバ(ありがとう)」位しか分からない。宿でどうやって会話をすればよいのだろうか、お互い全く意思の疎通がとることのできる言語がない。しかし贅沢を言っていたのでは安宿が見つからないので、不安を抱えながら、彼女の家にお世話になることになった。








同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク
航空会社
アエロフロート・ロシア航空

PR

15いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

worldspanさんの関連旅行記

worldspanさんの旅行記一覧

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ウクライナで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ウクライナ最安 510円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ウクライナの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP