夏の東欧旅行 ～ウクライナの首都キエフを歩く。2手目～

2006/08/15 - 2006/08/15

キエフに来て既に2日目、午前中はペチェールスカ大修道院の観光を終え、午後はキエフ市内にある世界遺産以外の名所巡りの観光を開始。

キエフの見所は結構東西南北に散ってはいるのであるが、元々規模の小さな町なので、地下鉄を利用して移動している内に大体殆どが徒歩圏内に有る事が判る。

昨日歩き回ったおかげで足にまめが出来てしまったが、その豆の痛みを気にする事無く、相変わらず激しく動き回る。おかげで足が棒よりも酷い状態になってしまった。

エリア キーウ (キエフ)(ウクライナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: LOTポーランド航空 オーストリア航空 タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

昼頃のフレスチャーチク通りの光景。朝の光景とはうってかわり、人で一杯に溢れています。皆何をしている人なんでしょう？

名前：【元フンダクレイェブ・ジム】
場所：No.6, Vul B.Khmelnitsky

この建物が元々フンダクレイェブ通りFundukleyevskayaに面していたのでこう名づけられた。ちなみに通りの名前はソビエトの創設者として有名なレーニンに由来するもの。現在は通りの名前は既に聖人の名前に変えられてしまっている。

この建物は1859年の建築。

ボダナ通りからフレスチャーチク方面を臨む。正面に見えるのはフレスチャーチク通り23番地から27番地の建築群。大体が1950年代の建築である。

オペラ・バレエ劇場

ゾロチ・ボローダ(黄金の門)

ウクライナ出身の作曲家ムソルグスキーは、この門を見て非常に感銘を覚え、組曲展覧会の絵の中で「キエフの大きな門」という曲を作った。曲の荘厳さからは想像も付かないくらい、微妙な門であった。既にジンギスカンによって破壊された門は再建されたのはつい最近のはず。

黄金の門の内部。かつて1000年前にジンギスカンによって破壊されたオリジナルの門の残骸が残されている。

名前：【ウラジミール大聖堂】
　　　　St.Vladimir\\\'s Cathedral
場所：20, T/Shevchenko Blvd.

黄金の門よりとりあえずはテアトラルナ駅へ戻り、そこからメトロでウニベルシテット駅まで移動。駅より地上に登りシェヴチェンカ通りを東に向かって歩いて5分くらいのところに有るのが、この大聖堂。

ウラジミール大聖堂の聖壇。

メトロのポトシバプローシャーの駅からミハイル大聖堂に向って伸びているケーブルカー。

これがケーブルカー。乗る為には0.5uahのコインを入れれば中に入れる。上まで5分程度。

ケーブルカーを上りきると、昨日やって来た聖ミハイル黄金のドーム修道院に再びやって来ました。

そこでは、結婚式の写真を撮っていたので、便乗してこちらもちょっと失敬。

中央聖壇です。

聖ミハイルからアンドレイ教会に向けて伸びているデシャティンナ通りVul Desiatynnaです。道の向こうにアンドレイ教会の青い屋根のドームと金色の十字架が見えています。聖ミハイルから歩いて5分くらいです。

【アンドレイ教会】

1749年にエカテリーナの来訪を記念して建てられたバロック様式の正教会。
伝説の聖人アンドレイがここに十字架を建てたとされることからアンドレイ教会と呼ばれている。

建築はイタリア人建築家によるものらしい。

アンドレイ教会の聖壇。内装はロココ調の仕上がり。内部の写真は撮ってもいいが、写真撮影料を撮られる。

聖壇(イコノスタシス)は三層になっておりこちらはバロック様式。デザインはRastrelliによるもので、実際の作業はJoseph Domash、Andrey Karlovsky 、Matvey Manturovら3名の彫刻家によって行われた。

夕方になると男女二人によって讃美歌が歌いあげられている。

アンドレイ教会から北に向って続くアンドレイの坂道。この坂道沿いには、ウクライナの民芸品を販売する屋台がずらっと並んでいる。

アンドレイの坂道沿いの屋台。マトリョーシカ等の定番土産から、Tシャツ、イコンのレプリカ、イースターエッグ、壁飾等、数多くの土産物が選り取り緑。

こんなものも売っています。

【ゴスティニ・ドゥヴォール】

アンドレイ坂道の終点となるコントラクトバ広場。後に有る建物はゴスティニ・ドゥヴォール(Hospitable Courtyard)と呼ばれ1809年に建築が始められた。

名前：【元ギリシャ僧院】
場所：Kontraktova Pl. 2b

コントラクトバ広場に有る。

名前：【聖エリアス教会】
場所：2, Vul Pochayninskaya

コントラクトバ広場より北東の方角にイリンスカ通りを5分程歩くと金色のドームを持つ小さな教会が見えてくる。この教会はコサックの家族によって1692年に建てられたもの。ウクライナバロック様式である。

と、その中の聖壇。

名前：【川べりの聖ニコラス教会】
　　　　Naberezhno-Nikolskaya Church
場所：Vul 12 Grigory Skoviroda

聖エリアス教会の前の通りを北西に向かって1ブロック歩いたところにある。そもそもエリアス教会から見えるような至近距離。

1772-1775年にかけての建築でウクライナバロック様式。ドーム部分は後にビザンチン様式で建て直された。聖ニコラスに因んだ教会がキエフにはたくさん有ったので見分ける為にNaberezhno(川縁にある)と枕詞が付けられた。

名前：【ニコライ・プリティスク教会】

元々ここには木製の教会が有ったが、後に石造りの教会に建て替えられたらしい。鐘楼が付けられて現在の形になったのは19世紀の事。

と、その中の聖壇。

名前：【フロロフスキ僧院】
場所：5, Vul Pritissko-Nikolskaya

この旅行記へのコメント （4）

• ばりこ３さん 2006/09/19 23:51:27

  一気にみんな見ちゃいました

  キエフ、いいですね〜。
  ムソルグスキーの「展覧会の絵」の終曲（・・・たぶん）は「キエフの大門」という名前でした。その「キエフ」かぁ〜、どんなだろ〜と思って見せていただきました。華やかですね。お天気も良かったようで、素敵です。
  また行ってみたいところが増えました。
  
  ウィーンも私が行ったのは去年ですが、プラハとザルツアンマーグートがあまりにも気に入ったので印象が薄いのですが、今、Krisflyerさんの写真を見せていただいたら結構そうでもなく、素敵なところでした。今更。。
  

  Krisflyerさん からの返信 2006/09/22 00:49:07

  RE: 一気にみんな見ちゃいました

  ばりこ３さん、どうも訪問有難うございます。
  
  実は僕もキエフと聞けば、「展覧会の絵」がまず思い浮かびますね。ですが、実はムソルグスキーの原曲はキエフの大門まで全部は聴いたことが無く、70年代のプログレロックのEL&Pによって編曲されて歌まで付けられたバージョンを聴きました。それによると終曲でした。
  
  夏のヨーロッパはウクライナを始めとしてウィーンやドイツも天気が良かったですね。オーストリアはウィーンしか行ったこと無いのですが、観光名所がリンクの中に集中しているので観光しやすい街ですね。
  

• すずかさん 2006/09/04 18:44:54

  ウクライナ良いですね〜

  Krisflyerさん、こんばんは〜。
  足のマメは治りましたか？
  
  ウクライナの旅行記拝見してます〜。
  いやーいいですね。ウクライナ(^0^)
  
  我が家は毎年夏が欧州方面なんですが、来年旧東の国に行きたいね〜。
  と話しておりまして・・（気が早いんですが）
  ウクライナ・ブルガリア・ルーマニア・ポーランドと候補を話してたんです〜。
  こんなに美しいとは♥
  
  ウクライナってピンとこなかったんですが、Krisflyerさんの旅行記でかなりイメージできました。
  ありがとうございます(^0^)
  
  また遊びにきますね〜(^-^/~~
  
  すずか

  Krisflyerさん からの返信 2006/09/04 20:50:23

  マメは治りました

  すずかさん、こんにちは。何度もページ訪問有難うございます。
  
  マメは治りましたよ。いつもの事ですけど旅行に行けば足が棒になっても歩き続けているのでマメを作ってしまいます。食事の量が多いのでダイエットとの意見も有りますが・・・。
  
  夏の東欧はいいですね。南欧は夏だとちょっと暑すぎる感が有りますからね。エアコンが要らないあの気候は本当に過ごし易かったです。僕も来年から夏はヨーロッパをデフォルトにしようかな・・・。
  
  またいろいろと情報交換お願いします。