2008/06/15 - 2008/06/15
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utamiumiuさん
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この日はkumustaさん夢ちゃん私の3人でヴェリチカ岩塩抗、ティニェツ修道院へいきました。
本当はこの2ヵ所を周る現地ツアーバスを探していたのですが
ティニェツ修道院のほうはあまりポピュラーではないらしく二つ込みのバスツアーはありませんでした。それで
「3人だし、きっと割勘ならツアーを2回やるより安いだろうし」ってことで宿泊したホテルの契約観光タクシー(いわゆるタクシーとはちがいます。どうもドライバーとホテルが契約している会社、あるいは個人のようでした)で豪華に2ヵ所まわってもらいました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー
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岩塩抗への入り口です。ダニウオビチ立抗17世紀の前半に作られ現在は観光客用です。
-
ヴェリチカ岩塩抗で現在知られている最古のゴリシェフスキ立抗は13世紀にできたもので岩塩を採掘する作業の始まりとなったとガイドブックに書いてありました。
ガイドブックは日本語表記もあります。
この絵のように採掘されていったようですが私達が見学したのは全体のうちのたった2キロメートル3%にすぎません。
けれど3%でも充分ヘトヘトになる距離でした。
昔は観光コースになっていた採掘室や塩湖のボートツアーは観光客が多いため損傷が激しく今は保存のため閉鎖されているところもずいぶんあるようです。 -
各国語のグループごとに順番にガイドツアーで中に入ります。
日本語ガイドツアーはないので英語のグループに加わりました。
でも、あんまり言葉は関係ないみたい。
見れば分かる凄さでしたから。 -
ここは入場切符を買うところ。
私達のはクロコダイル皮のウェスタンブーツを履いたドライバー君が勝って用意してくれました。
これもこのタクシーツアーの料金に含まれていたようです。 -
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一番古い採掘抗への通路
ここに来るまでに真っ白な塩の壁の通路などを通ったのですがなにぶん急げ急げのガイドツアーで立ち止まって写真を撮っている間がありませんでした。 -
地下64.4メートルのところにある1785年以前から掘られていたところです。
コペルニクスの岩塩像がありました。
このあといたるところに岩塩像があるのですが驚かされるのは当時の抗夫たちの芸術性の高さです。
暗いあなぐらで過酷な採掘労働をしながらこんな芸術を嗜む才能があったんですね。 -
塩一グラムと金一グラムが同じ価値だった時代です。
塩で指輪を聖キンガに奉げている抗夫の岩塩彫刻。
いまでも塩、金が同じ価値ならよかったのに・・・
と思いながら見学したアタシ・・
あ、イエ、塩が金一グラム分の値段を出さなければ買えないのは困るんですが・・
「うちの台所の塩一グラムで一グラムの金がかえればなぁ〜」
なぁ〜んて思ったわけです。 -
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見学ルートではガイドさんの説明のほかに
どんな風に塩を採掘していったかという歴史がなんと、岩塩の彫像で分かるようになっています。 -
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同じ抗山とはいえ岩塩抗は体によかったらしいです。
地中のミネラルを含んだ空気を一杯吸えたので。
事実ドイツには塩を使ったクーアハウスがたくさんあります。
それにしても重労働に変わりはありませんが・・ -
この人は岩塩ではありません。
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このお馬さんたちも岩塩製ではありませんがこんな地中深くで仕事をするのは人も馬も大変だったことでしょう。
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私達が周った3%以外の部分へ繋がる坑道。
奥深く先が見えません。 -
カジミェシ大王
1368年に鉱山法を作った王の胸像
岩塩でできています
1968年:ブワディスワフ・ハペク作 -
鉱山関係者の(たぶん雇う側の人々)服装です。
かなり豊かだったことがわかります。 -
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横穴の狭い坑道には・・・
「白雪姫と7人の小人」にでてくるような可愛い小人さんがたくさん岩塩で作られていました。
私は「ディズニーみたいで可愛い」と暢気な感想をつぶやいたのですが・・・
「いや、狭いところで採掘するために、本当の小人症の人を働かせたんだと思う」
とkumusutaさんの鋭い指摘!
全くだと思いました。
まねたのはディズニーのほうだと思いました。
そうおもうと「白雪姫」は白馬に乗った王子様に助けられる恋物語ではなく
小人症で森にしか住めなかった人たちの悲しいお話でもあったんだと気が付きました。 -
塩の精製過程。
まわりに白く付着しているのも塩です。 -
写真中央の白いポッチや数枚の写真のレンズの汚れは見学している間にレンズに付着した塩の湿り気です。
中はかなりの湿度で知らないうちにカメラのレンズに塩のシミがたくさん付きました。 -
こんな狭いところにも小人さんが働いています。
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手前の水は岩塩から不純物を沈殿させて取り除く塩湖
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ガイドブックなどでよく見かける一番大広いところ。
聖キンガ礼拝堂。
今は時々音楽会なども催されるらしいです。
シャンデリアの電球に見える一つ一つが塩の結晶でできています。 -
ローマ法王
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キンガ礼拝堂の主祭壇
キンガ礼拝堂の由来は聖キンガという聖人から採られたそうです・・って・・
えらそうに言うけどその聖人、知らないナー。 -
キリスト最後の晩餐
抗夫をはじめ人々の信仰の厚さが伝わってきます -
この像は文豪ゲーテです。
文豪として名高いゲーテですがその前は地質学者が本業でした。
ワイマールの王様の命令でヨーロッパ各地の地質調査をしていました。
その時々に集めた民話や伝説が彼の多くの作品の土台になっています。
手に持っているのは鉱山から採掘された鉱物のサンプルだそうです。
私にはハンバーガーに見えたんだけど・・ -
地下110メートルまで降りてきました。
とても大きい塩湖など見所がたくさんあり、ちょっとした光のショーなどもあったのですが
写真は失敗。
写真を撮っている間にレンズに塩の水分がついてしまいました。 -
下りてきたところを撮ったのですがレンズについた塩の霧とあたりが暗すぎてうまく取れませんでした。
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岩塩抗内のレストラン。
あとが押していたので写真だけです。 -
行きは地上から地下124メートルまで延々と歩いて降りてきたのですが
帰りは簡単近代的な作業用エレベーターで一気に地上へと昇っていきます。 -
このエレベーターはなかなか演出効果あり。
ガッチャンガッチャンと開閉する扉や坑道が見える機内は私達を抗夫になった気分にさせる?
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