2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現【第3日目:モスクワ】(2)落ち着ける美しいアレクサンドロスキー公園からおしゃれな地下ショッピング街のアホートヌイ・リャートまで
2013/07/08 - 2013/07/08
981位(同エリア1830件中)
まみさん
2013/07/08月 モスクワ観光2日目
・クレムリン(約6時間半)<世界遺産>
ボロヴィツカヤ塔から入場
武器庫&ダイヤモンド庫
教会広場:
ウスペンスキー聖堂、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂、アルハンゲリスキー聖堂
リザバラジェーニヤ教会、イワン大帝の鐘楼の1階の企画展
パトリアーシェ宮殿と博物館
トロイツカヤ塔から出る
・アレクサンドロスキー公園でひと休み
・アホートヌイ・リャート(ショッピングモール)散策
・ロシア青年劇場で Russian National Ballet Theatreのバレエ「ジゼル」鑑賞
【モスクワ泊:マキシマ・パノラマ・ホテル】
モスクワ観光2日目の本日は、なにがなんでもクレムリン。
あとは19時からのボリショイ劇場の隣のロシア青年劇場が会場のサマー・バレエ・フェスティバルの「ジゼル」鑑賞。
その2点さえしっかり観光・鑑賞できれば本日の目的を果たせたものとし、それ以外は、どう過ごすか、敢えて決めておきませんでした。
クレムリンの教会広場で休んでいたとき、教会見学はどうせ内部撮影できないのだから、さくっとすませてしまえば、もしかしたらモスクワ動物園もハシゴできるかな……なんて考えたりもしましたが───。
午前中の武器庫とダイヤモンド庫、教会広場のすべての教会と展示をじっくり見ていたら、途中で早くも足がじんじん痛み出し、座り込むとそのまま下半身が石になりそうなくらい疲れ切ってしまいました。
動物園どころではなく、クレムリンとバレエ以外の予定を入れなかった自分の先見の明(!?)をほめたくなりました。
それに、クレムリンのチケット代はそんなに安いわけではないし(350ルーブル+ダイヤモンド庫700ルーブル=1,050ルーブル。2013年7月現在1ルーブル=約3.5円で換算すると、約3,675円)、本来なら1日いても鑑賞し足りないくらいの価値あるもののオンパレードです。
なので、逆に、一日めいいっぱいクレムリンで過ごすことができて、それでも飽きるどころか、まだまだ鑑賞したりないと思えたくらいなのですから……これぞコスト・パフォーマンス!?
とか思いながら、クレムリンで6時間半過ごして出て来たのは17時。
結局、閉場までぎりぎりめいいっぱいいました。
そしてバレエの開演まで2時間。
でも、とかくモスクワは巨大な都市!
クレムリンから地下鉄一駅分もない、十分徒歩で行ける劇場広場まで───地図上ではクレムリンに隣接する赤の広場のすぐ目の前なのに、ふつうに歩いて向かうだけでも(つまり、街中撮影でやたら足を止めなくても)、今の疲れ切った私の足では30分以上かかりそうでした。
なので、ショッピングセンターであるアホートヌイ・リャートのカフェで軽く夕食をとる以外、体を休めてバレエ観劇にそなえるだけにしておきました。
アホートヌイ・リャートに出る前に、クレムリンのすぐ外のアレクサンドロスキー公園でひと休みしました。
というか、クレムリンのすぐ外にそんな公園があって、すぐ休めたので、助かりました。
いや全く、地図上ではクレムリンの周囲にあるただの空間としか認識していなかったところに、こんなにステキな公園があたなんて、知らなかったです。
花壇はきれいに整えられ、クレムリンの城壁が見えていてかっこよく、幹線道路に隣接していても距離があるので静かで、のんびりくつろぐモスクワっ子たちが大人も子供もいて治安も良さそうで。
いったんベンチに座ったら、あっという間に30分たってしまいました。
でも、この公園そのものも、ただ休むだけでなく、もっとゆっくり散策したいくらいでした。
アレクサンドロスキー公園からアホートヌイ・リャート近辺にいるときは、モスクワもだいぶ欧米の都会的並みにおしゃれになったなぁ、なんて、思ったりしました。
かなり今さらな感想でしょう。
でも、4年前の2009年にトランジットでちょこっとだけモスクワに寄ったとはいえ、私の中のロシアは、初めて訪れた13年の2000年から時が止まっていたのも同然でしたから。
13年間の変化と記憶の中の印象との違いに、いちいち驚いてしまうのです。
ただ、地元ロシア人たちとっても、いやモスクワっ子でも、まだまだそういうおしゃれさを当たり前のように享受できているのはあくまで一部の人たちで、ほとんど人にはまだ定着していなくて、モスクワっこもたくさんいるかもしれないけれど、ロシア人のおのぼりさんがたくさん見学に来ている、というかんじが、なんとなくしました。
埼玉に住んで長らく東京に勤める私が、おしゃれな都心ではいまだおのぼりさん気分になるのと、通じるような?
<2013年ロシア旅行:簡易旅程>
7/06土 出国&モスクワ到着
7/07日 モスクワ1日目(国立歴史博物館と民芸品博物館)
7/08月 モスクワ2日目(クレムリン)★
7/09火 モスクワ3日目(トレチャコフ美術館)
7/10水 ズズダリ
7/11木 ウラジーミル
7/12金 モスクワ4日目(コローメンスコエ)
7/13土 ペトロザヴオーツク経由でキジ島へ
7/14日 ソロヴェツキー島1日目
7/15月 ソロヴェツキー島2日目(ザヤツキー島エクスカーション)
7/16火 サンクトペテルブルグ1日目(ロシア民族学博物館ほか)
7/17水 サンクトペテルブルグ2日目(エルミタージュ美術館)
7/18木 パヴロフスク宮殿&庭園
7/19金 ノヴゴロド1日目
7/20土 ノヴゴロド2日目
7/21日 サンクトペテルブルグ3日目(宗教博物館・ユスポフ宮殿ほか)
7/22月 サンクトペテルブルグ4日目(ロシア美術館)&出国
7/23火 成田空港着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はこちら。
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現させた旅行【旅程一覧】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10797557
準備編や帰国後の全体の感想は、ブログ「まみ's Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/)に掲載しました。
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観光客が出入りできるゲートのあるトロイツカヤ塔をめざす
左手にクレムリン大会宮殿があります。 -
ソ連チックな建物で思いっきりミスマッチのクレムリン大会宮殿
あの裏が教会広場です。
ここでバレエを観劇できたらいいな、と思っていく前に公式サイトをチェックしまたが、私のモスクワ滞在期間中は特に公演予定はありませんでした。残念。
「オペラやバレエの劇場にもなるクレムリン大会宮殿
クレムリン内にある最も新しい建物で、1961年に完成した。ガラスとアルミニウムとウラルの大理石から造られ、銀色に輝いている。周囲の景観を圧迫しないように設計されたが、それでも何かミスマッチの感は否めない。
かつては、ソ連共産党大会や中央委員会総会に用いられた。演壇には書記長、最高会議幹部会議長、政治局員、書記局員らがずらりと並び、長い演説の区切れごとに拍手を送っていた。現在では、国際会議やオペラ、バレエの劇場としても用いられている。客席数は6000。」
(「地球の歩き方 ロシア(2012〜2013年版)」より) -
美しい山吹色のロシアン・バロック建築の兵器庫
博物館となっている武器庫ではなく、兵器庫。ちょっとまぎらわしいです。
立入禁止エリアにあるので、近づくと警備員に警笛を鳴らされます。 -
兵器庫の奥に見えた美しい塔
ニコリスカヤ(聖ニコラス)塔です。
塔のゲートに聖ニコラスのイコンがあるのが名前の由来だそうです。 -
トロイツカヤ塔のゲート前で見上げる
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トロイツカヤの塔の下からモスクワの町とクスタフィヤ塔を眺める
朝から6時間半もクレムリンにこもって、中世のロシア美術・建築に浸ってきたので、ああ現世に戻って来た、という感慨がありました。 -
かつてネグリンナヤ川に架かっていたという橋を歩きながら出口へ向かう・その1
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かつてネグリンナヤ川に架かっていたという橋を歩きながら出口へ向かう・その2
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外から見上げたトロイツカヤ塔
この塔の名の由来はかつてネグリンナヤ川に架かっていたトロイツカヤ橋ですが、トロイツカヤの意味はふつう聖三位一体です。 -
橋からアホートヌイ・リャートの方を見下ろす
ここはアレクサンドロスキー公園となっていました。
ベンチがあったので、クレムリンを出た後、旅日記を手書きで書き殴りながら一休みすることができました。 -
中世ロシアらしい建物のクスタフィヤ塔からクレムリンを出る
もともとはクレムリンに向かって架かる橋の防御塔だったようです。
クスタフィヤはロシア語で「不格好」という意味だそうです。
こんなにステキなのに、ひどーい! -
トロイツカヤ塔とトロイツカヤ橋とクレムリンの城壁を振り返り眺める
「クレムリンを囲む城塞と望楼
クレムリンは周囲2235m、そこをぐるりと城壁が囲んでいる。城壁の上には銃眼が並び、適当な間隔で20の望楼が連なっている。最も高い塔はトロイツカヤ塔で80m。
スパスカヤ塔には、クレムリンが城塞としての意義を失い始めた17世紀の初めに、時計が取り付けられた。スパスカヤ塔をはじめ6つの塔の頂上には、ルビー色に輝く星が取り付けられている。
トロイツカヤ塔の名は、昔ここを流れていたネグリンナヤ川にかかっていた橋に由来する。塔の基部からなるトロイツキエ門は皇帝や軍隊が戦いを終えて帰還した入口であり、また1812年にナポレオンがモスクワに攻め込んだ際、クレムリンに入場し、大火によって追い出された門でもある。
スパスカヤ塔は現在公用の入口となっており、政府要人、外国の賓客が大型リムジン車に乗って通過する門となっている。」
(「地球の歩き方 ロシア(2012〜2013年版)」より) -
クスタフィヤ塔を見上げて
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クスタフィア塔の脇からトロイツカヤ塔を眺める
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花壇がきれいに整備されたアレクサンドロスキー公園とトロイツカヤ塔
アレクサンドロスキー公園は思いがけず気持ちがよい、庶民がくつろげる公園で、もっとゆっくりしていたいくらいでした。 -
ロシア十字架を掲げる聖職者の像とクレムリンのスレドナヤ・アルセナルナン塔
兵器庫の途中、という意味の名の塔だそうです。 -
マネージ広場の噴水
アレクサンドロスキー公園からアホートヌイ・リャートの方に向かって歩いたら、マネージ広場に出て来ました。
噴水の水は不規則に突然吹き上がったりするので、油断した通行人やまわりではしゃいでいた子供たちの何人かは水を思いっきり浴びてしまっていました@
「地下はショッピングモール マネージ広場
(前略)マネージとは乗馬、調教の意味。広場の西端にある中央展示ホールが、かつては調馬場だったことに由来する。中央展示ホールの建物は1817年に建てられ、宮廷士官の馬術練習に使用されていたが、後に展示場として利用されるようになった。帝政時代の建造物として貴重な存在であったが、2004年に火災に遭って全焼し、現在は新しく建て替えられている。(後略)」
(「地球の歩き方 ロシア(2012〜2013年版)」より) -
噴水と馬の彫刻の背後に、レニングラード図書館
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水遊びする馬@
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美しいマネージ公園
美しいだけでなく、ゲートなどは19世紀末のようなレトロな美しさもあって、クレムリンや赤の広場のイメージを損なっていませんでした。 -
人工水路のあるアホートヌイ・リャート
アホートヌイ・リャートはいつも地下鉄の駅名としてしか認識していなかったので、地下ショッピングモールとしてのここを訪れるのは初めてです。 -
なんと、イソップ童話の彫刻か!?
それともロシアの童話にそっくりなのがあるのかしら。 -
アホートヌイ・リャート沿いの水路に架かる橋のある眺め
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カエルの王様と折り鶴がいる彫刻
これはどんな童話の場面かしら。 -
地下ショッピングモールのアホートヌイ・リャート
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世界地図が描かれた、吹き抜けのガラスの天井
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生息する動物たちが描かれたガラスの天井の世界地図
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吹き抜けの下は噴水
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ショッピングモールの噴水
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噴水の彫刻群はギリシャ神話の神々たち
全然ロシアっぽくない地下ショッピングモールでした。
19時からのバレエ観劇前に、ほんとは赤の広場近くのロシア料理のレストランでゆっくり食事をとりたかったのですが、そうすると1時間や2時間はあっという間にたってしまうでしょう。
アホートヌイ・リャートから会場の青年ロシア劇場のある劇場広場まで、近いとはいっても私の足では30分くらいあっという間にたってしまいそうです。
方向音痴の私がショッピングモールでうろうろしたら訳が分からなくなるし、それでなくてもクレムリンでの6時間半で疲れていたので、これ以上歩き回るのはやめて、このショッピングモールの目の前のカフェで夕食をとることにしました。
思いっきりイタリアンなカフェと思いましたが、仕方がありません。
もしかしたらドイツ資本のチェーン店だったかも。
ここでとった夕食の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現〜ハイライトその6【モスクワのレストランと食事(ホテルの朝食以外)編】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10802324/
そのあとのバレエ観劇もようは、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2013年ロシア旅行〜13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現〜ハイライトその15【モスクワとサンクトペテルブルグでバレエ観劇】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10814202/
モスクワ第2日目おわり。
トレチャコフ美術館でほとんど過ごしたモスクワ第3日目(2013年夏のロシア旅行第4日目)へとつづく。
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