2012/07/21 - 2012/07/21
448位(同エリア1177件中)
まみさん
ロープウェイ山頂のパノラマ台から富士山の眺望が見られなかったのはあきらめられるにしても(往復1,000円はムダになったけれど)、もし昇仙峡のシンボルともいうべき覚円峰が見られなかったとしたら!!
ああ、泣くに泣けないところでした。
ぎりぎりでした。
霧深き雨の中で、一時、白いベールに覆い隠されてしまいましたが、しばらく待ったおかげで、なんとかその雄姿を拝み、カメラに収めることができました!
昇仙峡の散策を滝上から下るというコースをとったため、先にロープウェイでパノラマ台まで往復し、それからミュージーアム2つ見学しました。
ミュージーアム見学も終えて散策を再開したとき、残念ながらスマフォでチェックした天気予報のとおり、しっとりと雨が降り始めてしまいました。
傘を差し、足元の石がぬれているので、滑らないように気をつけながらの撮影散策。
背中のリュックはびっちょりになるし、運動靴の中はしめっぽくなって不快でしたし、傘の下から見上げるアングルは撮りにくいし、カメラに雨滴がかかったりなど、なにかと不便を強いられました。
それでも、仙娥滝は良いのです。
仙娥滝や荒川は、昨日から降り続けた雨のために、水量が増えて、迫力が増していたのではないでしょうか。
もっとも、私は仙娥滝を見るのはこれが初めてですし、ピーク時の荒川の水量は川に架かった橋をも越えるすさまじさのようなので、比べるべくもないのですが。
でも、富士山眺望だけでなく、覚円峰までも、霧で覆われて全く見えない可能性については、考えていませんでした。
霧がかかった姿は神秘的で神々しくていいだろうな、と思っていたけれど、全く見えないのでは話になりません。
幸いなことに、昇仙橋のところで数分ほどぶらぶらしていたら、なんとか岩肌が見えるほどに霧が晴れ、望み通り、霧がかかった神秘的な姿を拝むことができました。
その頃には雨も止んで、その後の昇仙峡口へ下るまで約5km約3時間(休憩時間を含む)は傘要らずとなり、一眼レフで撮影しまくりの散策となりました。
覚円峰は昇仙橋や石門を過ぎてもいろんなアングルで顔を見せてくれたので、嬉しくて何枚もしつこく写真を撮ってしまいました。
<石和温泉&昇仙峡の旅行記のシリーズ構成>
□(1)母と母のお友達と一緒に薬石の湯「塊泉」へ
□(2)富士山眺望にまたしても恵まれず(泣)~甲府からバスで昇仙峡滝上のロープウェイでパノラマ台へ
□(3)昇仙峡の2つのミュージーアム:水晶宝石博物館クリスタルサウンドと影絵の森美術館
■(4)仙娥滝・覚円峰・石門~ハイライトがつまった散策道
□(5)思った以上に絶景続きだった天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
<タイムメモ>
08:35 石和温泉駅発の普通列車に乗る
09:00 甲府駅発・敷島竜王線のバスに乗る
10:00頃 ロープウェイ駅でバスを下りる
10:20発 ロープウェイでパノラマ台駅へ上る
11:00発 ロープウェイで仙娥滝駅へ下りる
11:15~11:50 水晶宝石博物館クリスタルサウンド
12:00~12:40 影絵の森美術館&ティータイム
12:45~14:30 仙娥滝~覚円峰~石門
14:30~15:00 岩魚塩焼き休憩タイム
15:00~17:15 天神森エリアの渓谷道路沿い約3km
17:20頃 昇仙峡口バス停到着
17:51発 甲府駅方面のバスに乗る
甲府市観光協会公式サイト
http://e-kofu.com/
昇仙峡公式サイト
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/index.html
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影絵の森美術館付近の荒川と渓谷の様子
影絵の森美術館は散策路の対岸にあったので、美術館見学のためにいったん橋を渡りました。
橋の上から撮った写真です。
昨日からの雨のせいか、荒川の流れは、このような平坦そうに見えるところでも、水音は激しく、なかなか迫力がありました。 -
岩場を彩るヤマユリ@
雨が降っていたので、傘を差しながら見上げて撮るのはなかなか大変でした。 -
静観橋から静観する
荒川の流れがごうごうと言っています。
山には霧が掛かっています。
地元の人は、私が一眼レフを持っているのを見て、「今日は全然ダメでしょう」と残念そうに言っていましたが、この時点では私はなんのことか分かっていませんでした。 -
仙娥滝に向かって階段を下りる
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階段の途中で洞穴を形成していた奇岩
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筋模様が美しい@
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日本の滝百選に選定されている仙娥滝
「滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のことであり、ひいては月を意味する言葉である。
富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置する。昇仙峡のシンボルである覚円峰の麓にある。この滝は地殻変動による断層によって生じた。花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で落差は30mである。駐車場から徒歩約5分の場所にあり、秋の紅葉シーズンには数多くの観光客が訪れる。」
(ウィキペディアフリー百科事典より引用) -
ごうごうとうなるように流れる仙娥滝
このあたりでは外国人観光客とも何人もすれ違いました。
「仙娥滝(せんがたき)
地殻の断層によってできた。高さ30mの壮麗な滝は新緑から紅葉、雪景色と四季にその美しさを装います。」
(昇仙峡観光協会公式サイトの見どころより)
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/viewpoint.html -
水しぶきの勢いもすごい仙娥滝
シャッタースピード優先モードにして、2500分の1秒くらいで撮りました。 -
うねりを上げる水の流れ
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滝底で波打つ
さらにシャッタースピードを上げて、最高の4000分の1秒で撮ってみました。 -
遊歩道にせり出した奇岩
人1人がやっとすれ違うことができるような遊歩道を通って、昇仙橋へ向かいます。 -
昇仙橋から眺めた覚円峰はぎりぎり
すでに頂上の方は霧で見えなくなっていました。
これを撮った後、そうだ、スマフォでも写真を撮って、友人に送ったれ、と思って進みかけたところを少し戻ってきてみたら、覚円峰は、今度はすっかり霧に隠れてしまっていました(泣)。
地元の人が、全然ダメでしょう、と言ったのはこういう意味かと、やっと分かりました(泣)。
「覚円峰(かくえんぼう)
日本一の渓谷美、昇仙峡の主峰『覚円峰』はその昔、覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で修行したと言い伝えられています。」
(昇仙峡観光協会公式サイトの見どころより)
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/viewpoint.html -
渡ってきた昇仙橋の向こうの奇岩ぶり
でも、霧には動きがあったので、しばらく待ったら、覚円峰がひょっとしたらまた姿を見せるかもしれない、と思って、東屋があったのを幸い、少しここで待ってみることにしました。 -
霧の中から姿を現した覚円峰
待った甲斐あって、覚円峰の雄姿が少しずつあらわになってきました@ -
霧がかった姿も神々しく
この景色、紅葉だったら、もっとすばらしかったでしょう。
青空の紅葉の覚円峰の写真は、昇仙峡マップにありました。
でも、霧がかった姿も、なかなか良いと思います@
そして、待っている間に、雨がやみました。バンザイ。
「覚円峰
花崗岩が風化水食をうけてできたもので、急峻で直立約180メートルあり、この峡中奇勝の最たるものである。この岩頭に、澤庵禅師の弟子覚円が座禅を組んだといわれ覚円峰と呼ばれている。」
(近くにあった説明看板より) -
昇仙橋を振り返り
向かって左側の岩壁っぷりが見事です。
と思ったけれど、あとで観光マップをよく見たら、向かって右側に「めまい岩」だの「天狗岩」だのがあったはずでした。
でもこのアングルではよく見えなかったです。 -
こんな遊歩道をてくてく進む
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昇仙橋と荒川渓谷
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再びその雄姿を現した覚円峰
霧はさっきよりも晴れてきました。 -
壮大な岩壁と昇仙橋
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緑の紅葉の向こうに覚円峰を望む
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人の顔のような岩と覚円峰
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巨石ごろごろの荒川・その1
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巨石の間にできた小さな滝
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葉っぱの影に隠れた、薄藤色のあじさいのような花
あじさいかな? -
あじさいの両生花のような花
葉っぱの上に両生花がぽろんぽろんと落ちている様も風情がありました@
あじさいかなぁ? -
幾重もの奇岩の向こうに、かの「石門」
あとで気付いたのですが、アーチを形成している石の先端は、支え合っていないんです。わずかに離れているんです。
このときに気付いていれば、もっとよく分かるような写真を撮ったのに。
「石門(いしもん)
巨大な花崗岩に囲まれた石門は先端がわずかに離れスリリングな不安定さを満喫できます。」
(昇仙峡観光協会公式サイトの見どころより)
http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/viewpoint.html -
石門というより、ゾウ石!?
こうしてみると、手前が大きな耳で、鼻面を子ゾウさんにすりすりしている母ゾウに見えたりします@ -
石門の向こうの景色
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抽象画のような石門
石門をくぐりぬけた後に、ふりかえって撮りました。
昇仙峡口から上ってくるコースの場合は、先にこの光景が目に入るはずです。 -
兜みたいなでっかい石があるなぁと思ったら
近くに「浮石」と書かれた看板がありました。たぶん、あの岩がそうかな。 -
可憐に咲くノリウツギ
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激しい水の流れに惹かれて
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水音しかしない、静かな遊歩道
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再び現れたる覚円峰
来た道を振り返って撮っています。 -
覚円峰の頂上を見上げる
あの頂上は畳数畳分なのですね。
確かにそんなかんじがします。 -
どの瞬間も目を離せないような美しい景観が続く
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鋭いナイフのように直立した覚円峰と巨石だらけの荒川
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巨石ごろごろの荒川・その2
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すがすがしい森林浴の道
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キングサイズの岩のベッドで
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新緑のようなみずみずしい緑と、1つ1つ飽きない奇岩続き
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さわやかな緑の道
本日は気温もさほどあがらず、まさに初夏のような気候の中での散策となりました。
湿度は高めだったのですが、遊歩道は水場だからか、あるいは緑に囲まれているおかげか、意外に涼しく感じられました。 -
長田円右衛門の碑
観光マップにも印があります。
誰でしょう、あとで調べよう、と思って撮っておきました。
どっちにしろ、碑文の意味はさっぱり分かりませんでした。
「(前略)江戸後期の天保5年(1834年)には長田円右衛門・勇右衛門が地元の生活道路として御岳新道を開鑿し天保14年(1843年)には完成しているが、やがてこれが渓谷沿いの観光ルートとして利用される。(後略)」
(ウィキペディアフリー百科事典より引用) -
と思ったら、長田円右衛門の碑文の解説がありました@
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長田円右衛門の碑のそばの東屋
背景の緑がすばらしかったです。 -
巨石ごろごろの荒川・その3
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覚円峰の雄姿と巨石だらけの荒川
表紙候補でした。 -
そそり立つ岩壁と巨石ごろごろの荒川
県営駐車場の近くまでやってきました。
近くには売店が何軒かありました。
いままでは車両通行止めの道でしたが、ここから先は車道となります。
といっても、この先の車道は長潭橋(ながとろばし)まで、平日は一方通行、土・日・祭日は車両通行止めとなった、ハイキング優先道です。 -
景観を楽しみながら、岩魚塩焼き休憩タイム@
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味覚と視覚を同時に楽しんでいる最中@
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こちらの景色もすばらしい@
岩魚を食べながら。 -
キズが入った、まるで現代抽象画のような巨石
-
すばらしい自然の造形
小さな石が巨石を支えているところと、そこの水の流れの速さに目をつけました。 -
青紫のあじさいに魅せられて
「石和温泉郷に泊まって昇仙峡へ行こう!(5)思った以上に絶景続きだった天神森エリアの渓谷道路沿い約3km」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10691380/
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この旅行記へのコメント (2)
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- ElliEさん 2012/07/28 03:14:58
- 懐かしい子供の頃の思い出
- まみさん、こんにちは。
霧の間からでも、何とか覚円峰が見えてよかったですね。
昇仙峡のハイライトですものね。
昇仙峡は、子供の頃に夏休みのドライブで何度も行きました。
石和でぶどう狩りをして、ぶどうの濃縮ジュースを買って、昇仙峡に行って、ほうとうを食べて・・・っていうコースでした。
車の中で、私と妹はよく武田節を歌わされたものです。
小学生が「ときことかぜのごとく、しずかなることはやしのごとし」なんてわけもわからずセリフを言っていたんですよ。
大人になってから、その意味をやっと知りました。
懐かしい子供の頃を思い出させてくれてありがとう。
- まみさん からの返信 2012/07/30 14:08:43
- RE: 懐かしい子供の頃の思い出
- Ellieさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
Ellieさんにとってなつかしの場所だったんですね!!
有名だったんだ〜っていまさら@@
私は昇仙峡をこのときまで知らなかったので行く前はなかなか地名を覚えられず、母に向かって、「昇り〜」とか言って笑われていました。
ほうとう食べなかったんですよ。温泉でおなかがはち切れるくらい朝食バイキングを食べてしまったせいで。
撮影散策をあちこちして、よくお菓子のおみやげは買うんですが、その場の名物って意外にありつけずに終わっていたりします。
途中まで車で行けるので家族ドライブ先としてもよさそうですね!!
>武田節を歌わされたものです
ご両親ですか?
意味が分からずとも歌詞を覚えるくらい子供に歌わせるのって、大人になって味わいがでてきますね〜〜。
歌わせた方は、分かってらっしゃったんですねぇ。
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