2009/07/11 - 2009/07/11
113位(同エリア177件中)
まみさん
2009/07/11土 クリミア半島3日目(現地英語ガイド&車付)
・マリー・マイアーク村(Malyi Maiak)の聖ニコラス教会
・ガリツィン邸のワイン博物館
・ノーヴィ・スヴェット(Novy Svet)植物保護地区&絶景海岸
・スダック(Sudak)のジェノヴァ要塞跡
【ヤルタ泊:ホテル・ブリストル(Bristol)】
「ガリツィンがワイナリーにしていた洞窟は、今は修復中で閉鎖されているけれど、入口までだけでも行く?」
と現地ガイドのニーナに言われたとき、私はNOと答えてしまいました。
海岸に向かって石段をずっと下りて行くようでしたので、肝心の洞窟が見られないなら、帰りの上り階段がしんどそうで、行く気がしなくなったのです。
そのときの私は、コロッと忘れていました。
旅行のプラン中、ノーヴィ・スヴェットを日程に入れることにした決め手はなんだったか。
プランの手伝いをしてくれた現地旅行代理店の担当者が挙げてくれた見みどころが決め手だったのですが、それこそが、入口まですら行かなかった、ガリツィンのワイナリーと洞窟(ガリツィンの路とシャリャピン洞窟(Golitsyn’s path and grotto of Shalyapin))だったんでした。
後でポストカードを見たら、ガリツィンの洞窟ワイン貯蔵庫は、ザルツブルグの音楽祭の会場、「サウンド・オブ・ミュージカル」でマリアたちトラップ一家が歌った、あの洞窟の中に建物があるような会場を連想させてくれそうなところでした。
残念です。
でも、洞窟に至るまでは、コバルトブルーの海と、ラリマーのような爽やかな色の空、東にファルコン・マウンテン(Mt. Sokiljまたはタタール語でKush-Kaja、474m)、西にイーグル・マウンテン(さらに低いMt. Orelまたはタタール語でKoba-Kaja)がある絶景海岸です。
それで良しとしましょう。
入口まで行っても、どうせ洞窟には入れなかったんですから。
もっとも、はじめは、海風にひん曲がった奇形の松がぽつぽつと両側に並ぶ緑と茶色のコースがくねくね続きました。
ニーナはあっちこっちでお気に入りの木との再会を喜び、ここの木がいかに珍しいか説明してくれましたが、合間から時折海が見えなければ、私は飽きてしまうところでした。
海岸の先に続く岩は、滑りやすくて危険なのか、立入禁止でした。
ただし、立入禁止の札があるわけでもなく、軍服姿のまだ若そうな見張りが1人ぽつんと立っているだけです。
一時、ニーナから離れて撮影していた私が、写真に良いアングルを求めてちょっとだけ近付こうとしたら、彼はダメだという風に大袈裟に首を振りました。
ちょっと近付いただけなのにな。
クリミア半島には、ヤルタをはじめ、あちこちに海水浴ビーチがありますが、ノーヴィ・スヴェットのビーチは、その絶景ゆえにクリミア半島でもトップクラスに入るようです。
海にせり出した岩盤の山が入り江をいくつも作り出し、そのうちの1つは、かつてロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世の一家のプライベート・ビーチでした。
そんなビーチで有名なノーヴィ・スヴェットだけど、海水浴をする気のない私は水着を持参していません。
ニーナはもちろん、ニーナから話を聞いた植物保護区域の入口のお姉さんも、残念がっていました。
でも、旅先でパスポートを肌身離さず持っていたいし、水着に着替える手間と、海水に濡れる髪や足にへばりつく砂などのわずらわしさや日焼けを思うと。
そのためにだけ出かけるのならともかく、観光の合間の海水浴なんて、とんでもない!
ニーナは、「まみが海に入らないのにこんなことを言うのはどうかと思うけど、でも一生にいくつもない心からのお願いなの」と前置きして、「5分でいいから泳がせて」と私に手を合わせました。
そこまで言われて断る私ではありません。
ちゃっかりしてるナと思いましたが、堂々としていて憎めません@
でも、5分といっても少しはオーバーするんだろうなぁと思っていたら、ニーナはほんとにきっちり5分で出てきました。
もう天にも昇る心地だった!───と、それはそれは嬉しそうに繰り返したニーナですが、私はというと、たった5分で真っ赤に焼けたニーナの背中、ぼさぼさになった髪、砂まみれの足を見て、やっぱり入らなくて良かったと思ってしまいました。
※2009年ウクライナ旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2009年ウクライナ旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10359084/
詳細版「2009年ウクライナ旅行の詳細旅程」(もう1つのブログ「まみ’s Travel Diary」より)
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2009/07/2009-2271.html
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ノーヴィ・スダック(Novy Sudak)の植物保護地区にて
あの岩は東側にあたるので、おそらくファルコン・マウンテン(Mt. Sokiljまたはタタール語でKush-Kaja、474m)。 -
海風にひん曲げられた奇形な幹がたくさん
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来た道をふりかえると、背後にも山あり
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保護されている木々よりも、合間から見える海に魅了される
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ニーナお気に入りの木の一つ、背景にはでべその山@
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目的地はあそこかな、ワクワク@
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岩山に見下ろされて
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私にとって、このあたりは若干、刺激が足らないかな
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ファルコン・マウンテンとスカイブルーの黒海
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戻っていくグループを振り返って
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もったいぶるように時々顔を見せる目の覚めるような美しい海
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海辺に到着@
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ニコライ2世一家がよく利用したロイヤル・ビーチ
西側にあたるので、イーグル・マウンテン(さらに低いMt. Orelまたはタタール語でKoba-Kaja)かな。 -
正面のとんがり山@
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コバルトブルーに輝く黒海とファルコン・マウンテンと、海水浴を楽しむ人々の豆粒のような姿
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イーグル・マウンテンに囲まれた、コバルトブルーのロイヤル・ビーチ
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ロイヤル・ビーチの宝石のように青さ
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いままでとろけるようにぼやけていた地平線も、ここではくっきり
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コバルトブルーの海とスモークツリー
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ロイヤル・ビーチの入り江
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かつてのガリツィンの洞窟に向かう途中
ニーナはどんどん先に行ってしまうので、写真の中に入ってしまいます。 -
階段を下りながら、ロイヤル・ビーチを眺める
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まだまだ続く、ガリツィンの路
でもここで引き返してしまいました。 -
洞窟への階段、もどる途中
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階段から再び、コバルトブルーのロイヤル・ビーチを眺める
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ファルコンというより寝そべるネコのような巨岩と海
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翼を広げたワシに見えるところがなくもなく
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振り返って見た景色
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立入禁止地点での見張り人がぽつん
あの岩場は危険なのでしょうか、それとも一般の人々の目に触れさせたくない何かがあるのでしょうか。
こんな離れた地点なのに、来ちゃダメだとゼスチャーで示されたら、戻らないわけにはいきません。 -
アングルが違うと印象が変わるファルコン・マウンテン
※ちなみに、ここでは他にも写真を撮っています。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649856/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649857/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649858/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649859/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649860/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその2:ウクライナでも植物に注目(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361799/
そしてカメラで追いかけて偶然撮れたカモメのいる写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16628497/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその1:ちょっとだけ動物たち」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10360936/ -
ニーナに懇願されて行ったビーチ
こんな絶景地で海水浴をするのが夢なんですって。 -
私は屋根の下の長椅子でニーナを待つ
待っている間に、今日これまで撮った写真をコンデジの液晶で眺めていたら、終わらないうちにニーナが戻ってきました。
ほんとにぴったり5分で出てきたので、驚きました。
時計も持っていなかったのに。
※そして、このビーチ沿いの歩道ではこんな写真を撮っています。街灯のアカシア(ネムノキ)があんまり美しかったから。
ニーナがビクターと車を探しに行っている間だったので、12倍ズームでじっくりと撮ることができました。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649866/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649867/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16649868/
関連の旅行記
「2009年ウクライナ・ハイライトその2:ウクライナでも植物に注目(前編)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10361799/ -
この植物保護区で買ったポストカードより、ガリツィンの洞窟ワイン貯蔵庫
このアーチの列と洞窟の中というところから、「サウンド・オブ・ミュージカル」でマリアたちトラップ一家が歌ったザルツブルグの音楽祭の会場を連想してしまいます。
ここは残念ながら修復中で入れなかったわけですが、洞窟の入口の景色もなかなか見ごたえがあったようです。
もういまさらですけど、入口まででも行けばよかったです。
ネットで見つけたシャリピンの洞窟の写真
http://ja.tixik.com/image-203890.htm
「2009年ウクライナ旅行第7日目(4)クリミア半島:中世のお城のようなスダックのジェノヴァ要塞跡と夕方のヤルタ」に続く。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10394061/
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