2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目(6)シギショアラ：カラフルな町並み

2006/10/24 - 2006/10/24

2006/10/24（火）第17日目：シギショアラ
シギショアラ着4:40頃
駅前ホテル・シクに飛び入りで部屋をとり（早朝５時頃）、少し仮眠をとった後、旧市街へ
改革派教会（入れず）、ルーマニア正教会、中世武器博物館と歴史博物館と時計塔はどれも入れず、屋根付木造階段、山上教会と墓地散策

シギショアラのハイライトの旧市街では、いっとき、「時間を持て余す〜！」とぼやいたりしましたが、昨日までのハンガリー、いやブダペストと違って、いきなりゆったり過ごすことがハイライトとなる地方都市に来たものですから、観光ペースがつかめなかったせいと言えます。
1日を振り返ってみれば、まずは、夜明け前の星空のもと、草茫々の駅のホームに降り立ち、駅前の安ホテルにはルーマニアのお金がなくて前払いできず、代わりにパスポートを預けてチェックインし、一眠り。
そして、「これがヨーロッパの田舎と言われているルーマニアの地方都市か！」と、何もかも物珍しく、心もとなさを意識的に抑え込んで歩いているうちに、ルーマニア正教会と旧市街の景色に感動し。
旧市街散策中、特に山上教会前の墓地あたりから観光「運気」が再び上がり、写真撮影意欲が蘇り、お土産屋でも写真を撮りまくり。
焦ったりホッとしたり、感激したり、がっかりしたり、序々に気を取り直し、穏やかなワクワク感に満たされたり。
気分はめまぐるしく揺れ動きながら、なんだかんだと充実したシギショアラ1日だったといえましょう。
ところが、それで終わりではありませんでした。なんと、夕食を食べ終わり、薄暗くなり始めた今頃になって、パステルカラーの家並みが並ぶ華やかな12月1日通りと、駅前に続く素朴な民家に、もっともっと歩きたい、写真を撮りたいという意欲が最高潮に高まってきたのです。
ううーん、シギショアラ、あなどりがたし！
最初からそうと気付いていれば……。

エリア その他の都市(ルーマニア)

12月１日通りの洒落た家

右手の黄色い家は、切り妻が凝っています。出窓も美しいです。

ヘルマン・オベルト広場（Piata Herman Oberth）

特に右の建物がすばらしいです。
その左隣の２軒も、オレンジ屋根がいい雰囲気@

オレンジ屋根がいいかんじの、ヘルマン・オペルト広場の家並み

山上教会と時計塔を背景に
赤・緑・黄……カラフルです@

12月１日通りで見つけた彫刻
ひょっとして、オオカミの乳を吸うロムルスとレムスでしょうか。
古代ローマ発祥の伝説がなぜここに？

そりゃ確かに、日経BP社の「旅名人ブックス　ルーマニア」によると、シギショアラは古代ローマ時代、カストラム・ゼクスという名前の町で、ローマ軍も駐屯したそうですが。

カラフルなパステルカラーの家並み、12月１日通り
緑・赤・ピンク@

カラフルな12月１日通り
黄色に赤@

12月１日通りの化粧漆喰がお洒落な家

カラフルな12月１日通りのりんごの看板
「野菜・フルーツ」と書かれてあります。
八百屋かな〜〜と思ったのですが、窓の中を覗いてみると、空き家のようでした。

カラフルな12月１日通り
緑・白・黄色

ルーマニア国旗の色の車、と思ったら、ハンガリーの国旗の色の車でした。
ルーマニアの国旗は青・黄・赤。

12月１日通りにて

カラフルな12月１日通りももうすぐ終わり
緑・オレンジ、赤・灰色
最後までカラフルでした。すっかり気に入ってしまいました。
そろそろティルナヴァ・マーレ川近くの交差点です。

ちなみにルーマニアにとって12月１日はどういう意味をもっているのかしら、と思って調べてみたところ、現在12月１日は統一記念日の祝日で、第一次世界大戦の終戦まもない1918年12月１日にトランシルヴァニア地方を統合して今のルーマニアに統一されたことを記念する日でした。
おそらくそこから来ているのでしょう。

N. ロンガ通り
テイルナヴァ・マーレ川のそばで12月１日通りと交差していた通りです。
この家屋はまだ新築みたいでした。
というか、下の店舗が全部埋まっていませんでした。