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毎年恒例のドイツ旅行。今年は北ドイツとオーストリアを重点的に周遊することにしました。まずはドイツ北東部のリゾート・リューゲン島と世界遺産の街シュトラールズントへ。

ドイツ・オーストリア旅行記2004(その1:リューゲン島へ)

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2004/08/31 - 2004/09/07

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たま

たまさん

毎年恒例のドイツ旅行。今年は北ドイツとオーストリアを重点的に周遊することにしました。まずはドイツ北東部のリゾート・リューゲン島と世界遺産の街シュトラールズントへ。

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  • 8月31日、台風が近づく中の出発である。今回はANAの早割GET35の利用だが、行きはNH6001便、つまりルフトハンザLH711便のコードシェアを利用することにした。LH便自体は国内線で乗ったことはあるが国際線ではドイツ8度目にして初である。<br />LH711/NH6001便は定刻9:50発と早く、頑張って空港までたどり着いたのだが、LH710便が台風の影響で到着が遅れ、そのため折り返し9:50発の予定もずるずると遅れだした。

    8月31日、台風が近づく中の出発である。今回はANAの早割GET35の利用だが、行きはNH6001便、つまりルフトハンザLH711便のコードシェアを利用することにした。LH便自体は国内線で乗ったことはあるが国際線ではドイツ8度目にして初である。
    LH711/NH6001便は定刻9:50発と早く、頑張って空港までたどり着いたのだが、LH710便が台風の影響で到着が遅れ、そのため折り返し9:50発の予定もずるずると遅れだした。

  • 結局機内に案内されても出発せず、離陸したのは11:10過ぎであった。平日出発のため徹夜準備で死んでいた私は離陸前から撃沈モードであった。<br />北海道西部で多少の揺れがあったが、LH711便は離陸後は快調に進み、機内食である。鰻丼かポテトダンプリング・野菜のローストの選択、ということで後者を選択。味は良くも悪くもドイツ風味で、ちょっと鰻丼がうらやましかったりした。

    結局機内に案内されても出発せず、離陸したのは11:10過ぎであった。平日出発のため徹夜準備で死んでいた私は離陸前から撃沈モードであった。
    北海道西部で多少の揺れがあったが、LH711便は離陸後は快調に進み、機内食である。鰻丼かポテトダンプリング・野菜のローストの選択、ということで後者を選択。味は良くも悪くもドイツ風味で、ちょっと鰻丼がうらやましかったりした。

  • ルフトハンザはエコノミーにTVがなく、エアショーをずっと見ていたい私には面白くないエアラインであるが、シートはレカロ製で黄色いヘッドレストも心地よく、狭いエコノミーながらかなり快適で、寝不足だったこともありほとんど寝てすごした。機内もドイツらしいシンプルなサービスで居心地は悪くない。

    ルフトハンザはエコノミーにTVがなく、エアショーをずっと見ていたい私には面白くないエアラインであるが、シートはレカロ製で黄色いヘッドレストも心地よく、狭いエコノミーながらかなり快適で、寝不足だったこともありほとんど寝てすごした。機内もドイツらしいシンプルなサービスで居心地は悪くない。

  • 結局1時間弱遅れて15:10頃着陸。16:09発のICE Amsterdam行に乗り込む。Frankfurt/M Hbfを経由しない便であったが結構混んでいたが、何とか席を確保することができた。<br />

    結局1時間弱遅れて15:10頃着陸。16:09発のICE Amsterdam行に乗り込む。Frankfurt/M Hbfを経由しない便であったが結構混んでいたが、何とか席を確保することができた。

  • 17:38にDuesseldorf Hbf着。今回現法の人にお土産を渡す必要があり半年振りのデュッセルに立ち寄った。<br />デュッセルドルフからは23:13発の夜行列車で最初の目的地リューゲン島へ向かう。さすがに夜の中央駅は静かでお店もほとんどやっていない。

    17:38にDuesseldorf Hbf着。今回現法の人にお土産を渡す必要があり半年振りのデュッセルに立ち寄った。
    デュッセルドルフからは23:13発の夜行列車で最初の目的地リューゲン島へ向かう。さすがに夜の中央駅は静かでお店もほとんどやっていない。

  • 予約したクシェットは旧来からの3段寝台の中段で、途中駅からの乗車のため非常に難儀した。<br />久々の3段クシェットではあったが、さすがに横になれば楽であり、起きたらすでに8:30、ロストックに着いたところであった。

    予約したクシェットは旧来からの3段寝台の中段で、途中駅からの乗車のため非常に難儀した。
    久々の3段クシェットではあったが、さすがに横になれば楽であり、起きたらすでに8:30、ロストックに着いたところであった。

  • 北ドイツ地方は平坦な土地と強い風を利用した風力発電が盛んで、あちこちに風車が見える。沢山並んだその姿は壮観であった。

    北ドイツ地方は平坦な土地と強い風を利用した風力発電が盛んで、あちこちに風車が見える。沢山並んだその姿は壮観であった。

  • 定刻どおり9:53にStralsund到着。ここでSassnitz行のRB普通列車に乗り換える。

    定刻どおり9:53にStralsund到着。ここでSassnitz行のRB普通列車に乗り換える。

  • 発車してしばらくすると、シュトラールズントとリューゲン島を結ぶ小さな鉄橋を渡る。あまり良い天気ではないのが残念だが、バルト海と港が良く見える。<br />とはいえリューゲン島はドイツ最大の島、所々池や海が見えるが、あとはこれまでと同じような平原が広がってゆく。

    発車してしばらくすると、シュトラールズントとリューゲン島を結ぶ小さな鉄橋を渡る。あまり良い天気ではないのが残念だが、バルト海と港が良く見える。
    とはいえリューゲン島はドイツ最大の島、所々池や海が見えるが、あとはこれまでと同じような平原が広がってゆく。

  • 10:55にSassnitz着。港町にふさわしいレンガ造りのどっしりとした駅舎である。<br />首尾よく11:00発のバスがあったのでこれに乗り、ヤスムント国立公園の王家の椅子(Koenigsstuhl)へ行くことにする。

    10:55にSassnitz着。港町にふさわしいレンガ造りのどっしりとした駅舎である。
    首尾よく11:00発のバスがあったのでこれに乗り、ヤスムント国立公園の王家の椅子(Koenigsstuhl)へ行くことにする。

  • バスは国立公園に入り、森の中の道を抜けて20分ほどでKoenigsstulバス停に着いた。ここは一般車の乗り入れが禁止されており、車利用者は駐車場から連絡バスに乗らなくてはならない。観光客が結構多い。

    バスは国立公園に入り、森の中の道を抜けて20分ほどでKoenigsstulバス停に着いた。ここは一般車の乗り入れが禁止されており、車利用者は駐車場から連絡バスに乗らなくてはならない。観光客が結構多い。

  • 王家の椅子は標高108m。展望台からはバルト海が一望でき、白亜の断崖から見下ろす景色は壮大で素晴らしい。

    王家の椅子は標高108m。展望台からはバルト海が一望でき、白亜の断崖から見下ろす景色は壮大で素晴らしい。

  • 見事なブナ林を散策する。涼しくて気持ちが良い。ふと、下へ降りる道を発見したので降りてみることにした。

    見事なブナ林を散策する。涼しくて気持ちが良い。ふと、下へ降りる道を発見したので降りてみることにした。

  • 先ほど王家の椅子から見えた海岸にたどり着くことができ、今度は断崖と森を下から見上げる。今日は海も静かで沢山の人が水遊びをしていた。<br />ドイツでの海のイメージはあまりなく、かえって新鮮であった。

    先ほど王家の椅子から見えた海岸にたどり着くことができ、今度は断崖と森を下から見上げる。今日は海も静かで沢山の人が水遊びをしていた。
    ドイツでの海のイメージはあまりなく、かえって新鮮であった。

  • 13時少し前にSassnitzへ戻り、港を散策する。リューゲン島の港町であるザスニッツは、鄙びたリゾート地ではあるがのんびりした雰囲気だ。港は対岸ともいえるビンツ行の遊覧船がちょうど着いたところで、人で賑わっていた。

    13時少し前にSassnitzへ戻り、港を散策する。リューゲン島の港町であるザスニッツは、鄙びたリゾート地ではあるがのんびりした雰囲気だ。港は対岸ともいえるビンツ行の遊覧船がちょうど着いたところで、人で賑わっていた。

  • 13:55にStralsundに戻る。ここからは世界遺産の街シュトラールズントを散策する。旧市街へ入り、ノイアーマルクト広場の横にあるマリエン教会を通る。この塔の上から眺めるバルト海の眺めは最高らしいが、今回は先ほどリューゲン島から眺めたこともあり、省略する。

    13:55にStralsundに戻る。ここからは世界遺産の街シュトラールズントを散策する。旧市街へ入り、ノイアーマルクト広場の横にあるマリエン教会を通る。この塔の上から眺めるバルト海の眺めは最高らしいが、今回は先ほどリューゲン島から眺めたこともあり、省略する。

  • アルターマルクト広場の市庁舎とニコライ教会。<br />市庁舎は見事なファサードを持つが、裏側は何もないのがまた面白いつくりだ。そして茶と黒の混ざったレンガの力強さはどうだろうか。北の海に勢力を誇ったハンザの町の力を見せ付けられた思いだ。

    アルターマルクト広場の市庁舎とニコライ教会。
    市庁舎は見事なファサードを持つが、裏側は何もないのがまた面白いつくりだ。そして茶と黒の混ざったレンガの力強さはどうだろうか。北の海に勢力を誇ったハンザの町の力を見せ付けられた思いだ。

  • ニコライ教会の内部。うって変わってかわいらしい人形像と色とりどりの壁画が印象的であった。

    ニコライ教会の内部。うって変わってかわいらしい人形像と色とりどりの壁画が印象的であった。

  • 広場にはゴシック様式の商人、漁師の家が建ちならび、古くからの繁栄を物語っている。<br />あまり人通りや店の活気も多くはなく、現在のシュトラールズントは今日の天気もあろうが、なんとなくうらぶれた街、という印象であったが、それがまた魅力的だ。

    広場にはゴシック様式の商人、漁師の家が建ちならび、古くからの繁栄を物語っている。
    あまり人通りや店の活気も多くはなく、現在のシュトラールズントは今日の天気もあろうが、なんとなくうらぶれた街、という印象であったが、それがまた魅力的だ。

  • 港へ出てきた。観光船で真夏であれば賑わうことだと思う。倉庫も見える。<br />ここを出ればすぐバルト海であり、この立地の良さがかつての繁栄の原動力となっていたことがよくわかる。

    港へ出てきた。観光船で真夏であれば賑わうことだと思う。倉庫も見える。
    ここを出ればすぐバルト海であり、この立地の良さがかつての繁栄の原動力となっていたことがよくわかる。

  • もう少しゆっくりしたいところもあったが、悲しいかな時間がなく、そして雨も降ってきたので15:24発のRegionalExpressに乗り、一路ベルリンを目指す。今日はベルリンに泊まる予定である。

    もう少しゆっくりしたいところもあったが、悲しいかな時間がなく、そして雨も降ってきたので15:24発のRegionalExpressに乗り、一路ベルリンを目指す。今日はベルリンに泊まる予定である。

  • 一面の平原に風力発電の風車や湖が所々見えてくる景色にかれこれ3時間、飽きてきた頃ベルリンの街が遠く見えてきた。今回は東側から入ってきたので、空き地や無骨なマンションが多く見える。そしてテレビ塔。<br />夕方になり、天気は回復してきた。

    一面の平原に風力発電の風車や湖が所々見えてくる景色にかれこれ3時間、飽きてきた頃ベルリンの街が遠く見えてきた。今回は東側から入ってきたので、空き地や無骨なマンションが多く見える。そしてテレビ塔。
    夕方になり、天気は回復してきた。

  • 19:07にBerlin Zoo駅に到着。<br />春にも訪れたKaDeWeのセルフレストランへ行き、珍しくノンアルコールビアで乾杯した。<br />今日は前回も泊まったホテルに泊まり、明日はポツダムとリューベックへ行く予定である。

    19:07にBerlin Zoo駅に到着。
    春にも訪れたKaDeWeのセルフレストランへ行き、珍しくノンアルコールビアで乾杯した。
    今日は前回も泊まったホテルに泊まり、明日はポツダムとリューベックへ行く予定である。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • shinesuniさん 2005/10/07 22:37:38
    この駅で...
    ベルリン〜マルメに行く夜行で間違って降りてしまい、真夜中の真っ暗いなか駅構内で始発を待っていました。(最後尾の車両に乗っていたのですがここだけマルメへ行かないとのことで..)
    電気もロクに付けず、近くにおいてあるゲーム機が気持ち悪い声を出します...恐くて泣きが入りました。今では懐かしい思い出です。

    昼間はこんなに綺麗なんですね〜!
    ヴィスマールとシュベリンは行きましたが、こんど行く楽しみが出来ました。

    たま

    たまさん からの返信 2005/10/10 01:53:51
    RE: この駅で...
    はじめまして。

    私、書き込まれるまでベルリン−マルメ間の列車の存在を知りませんでした。そんな(裏)渡り鳥ルートがあるなんて…。
    この時のトーマスクックと、今現在のDBのWebを見たのですが、今はBerlin Ostからノンストップのようです(99年のトーマスクックを見るとStralsundにも停車していました)。なので今の時刻表はInternationalのページにしか載ってなくて、完全に見落としてました…。
    夜行とはいえなかなか楽しそうなルートですが、Stralsund切り離しとはまた無常な車両運用ですね。

    Stralsundですが街全体がハンザの繁栄を色濃く残していて、また私の行った日が天気が悪かった、ということもあると思いますが今の、落ち着いた雰囲気(旧東がいつまでもこうでは良くないのでしょうが…)がとても対照的で印象に残っております。街全体を文化財として残していこうとしているようで案内板も整備されており、もっとゆっくりしたい街でした。

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