2008/09/01 - 2008/09/03
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Weiwojingさん
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軽井沢では「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」(理想の居場所をつくる)という展覧会が開かれていました。
ヴォーリズは、来日した1905年(明治38)の夏、はじめて軽井沢を訪れ、1912年(明治45)には軽井沢建築事務所をこの地に開設しています。それ以来建築家、実業家、伝道者としての様々な足跡を軽井沢に残しました。彼が手がけた建築物は約60戸ほどありますが、現在では3分の一しか残っていません。
その展覧会を見に軽井沢へ出かけてきました。そこで得た情報をもとに、軽井沢でのヴォーリズの足跡を求めて、彼が手がけた建築を見て回りました。
初秋の心地よい風を見に受けながら、彼が求めた理想の居場所を探し、3日間軽井沢で過ごしました。なんとも言えない充実した時間を享受することができたことは言うまでもありません。
■ 「軽井沢にヴォーリズ建築を求めて ②」もご覧ください。
http://4travel.jp/traveler/srilanka/album/10598611/
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ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories 1880 〜1964)の晩年の写真です。
彼は1905年(明治38)近江八幡へ英語教師としてやって来ましたが、この年の夏には軽井沢を訪れています。
その7年後(1912年)軽井沢にヴォーリズ合名会社建設説計夏季出張所を開設し、個人の住宅、教会、集会所、診療所、クラブハウス、幼稚園などを軽井沢の風土に合わせて、設計・建設しました。 -
東京から軽井沢まで新幹線で1時間10分ほどで到着します。
駅に降り立つと、心地よいほどの涼しさで、もう初秋の風が吹き、夏は終わりを告げるような晩夏の季節となっていました。
駅のすぐそばにかっての軽井沢駅舎が保存されています。それは「軽井沢駅舎記念館」という名前です。新幹線開通事業のために取り壊された旧駅舎を、1910年(明治43)の大改築当時の姿で再築したものです。
ヴォーリズは何度もこの駅舎を利用して、軽井沢を訪れたのでしょう。 -
駅から旧軽井沢方面に向かうと、どこでもあるような観光客向けの商店街が続きますが、中には100年以上も続く写真屋や旅館、家具屋などの老舗もあります。
それらを抜けて、脇道にそれると、別荘が点在するこのようなカラマツの林が続く道に出会います。人に会うことも多くありません。 -
林の中にはこのような花がひっそりと咲いていました。人知れず咲いている草花との出会いも楽しいです。
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旧軽井沢の商店街の一角に、日本キリスト教団の「軽井沢教会」があります。
元々はメソジスト派の牧師ダ二エル・ノイマンによって1905年(明治38)に設立された軽井沢合同基督教教会ですが、1912年(明治45)にヴォーリズによって建てられました。
当時日本人教会と呼ばれていました。1929年(昭和4)改築されています。 -
教会の向かって右側にはヴォーリズ建設事務所夏季出張所がありました(現在は「ミカサ珈琲」という名前のコーヒーショップになっています)。
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教会礼拝堂の内部です。木の温もりが感じられる教会です。
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ドアノッブが古めかしいですね。
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この照明器具も何とも言えず、いいですね。
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軽井沢テニスコートのクラブハウスです。
1908年(明治41)避夏客が組織した軽井沢運動会から軽井沢におけるテニスが発展し、1930年(昭和5)に軽井沢避夏団が建設した建物です。
軽井沢避夏団というのは、宣教師を中心に避夏生活の充実を目的とした団体で、ヴォーリズもその一員でした。 -
このテニスコートはあまいにも有名なところですね。
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この建物は軽井沢ユニオン教会です。軽井沢テ二スコートのすぐ近くにあります。
当初1906年(明治39)に建てられた碓井峠鉄道工事の外国人技師用のクラブハウスでした。
その後軽井沢聯合教会としてカナダ人宣教師ノダニエル・ノルマン等が超教派の教会を設立し、この建物を教会として使用していました。
1907年(大正7)に現在の位置にヴォーリズが聯合教会礼拝堂として建築しました。写真の建物が彼の手による教会です。
日曜日以外はオーディトリアムとして集会やコンサートなどに使われています。 -
教会入り口に掲げられている聖書の言葉です(日本語および英語共に)。
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早速教会の中に入ってみましょう。
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この時は大きな集会が開かれる直前でした。そのために様々な飾りつけなどがなされています。
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階段を上がつて2階へ行ってみました。
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木の温もりがやさしいですね。
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道路を歩いていても、苔むした道端には名も知らぬ雑草が生い茂り、他では見られない自然の美を楽しむことが出来ます。
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森の中を歩いていると、たくさんの野生のキノコに出会えます。
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ヴォーリズが手がけた「軽井沢集会堂」です。
一度1922年(大正11)に建設されましたが、その後1926年に軽井沢避夏団の依頼でヴォーリズによって建て替えられました。 -
いつも開いているわけではないので、中を訪れる機会がありません。
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玄関正面に「軽井沢集會堂」と書かれた文字が見えます。いかにも古るそうですね。
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静かな林道を歩くのは気持ちよいです。正に森林浴です。
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道行く人もゆつくり、木々の香りを楽しむように歩いています。私たちもすがすがしい軽井沢の清涼な空気を味わいながら歩きました。
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