2009/08/22 - 2009/08/25
262位(同エリア374件中)
世界攻略者さん
- 世界攻略者さんTOP
- 旅行記213冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 2,413,994アクセス
- フォロワー69人
2009年8月、ラダックのレー近郊でダライラマのティーチング(法話会)が行われました。高度3650メートルの僻地に一万人以上の信者を集めた大規模な集会です。野外コンサートのようなその様は、本物のスーパースターに場所は関係ないことを教えてくれます。
**情報は2009年8月後半のもの。1ルピー=1.9円で計算。
==インド・ラダック夢の跡 シリーズ一覧==
①真夏のダライラマ対策 (ティーチング) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10446819/
②マルカ谷 D.I.Y.トレッキング (執筆予定)
③ラダック・フェスティバル 非公式ガイド (チャム・ダンス)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10437919/
④その素晴らしき日々 (滞在情報、ティクセ・ゴンパ、バイクでゴンパ巡り)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10641487/
==カシミール観光白書 シリーズ一覧==
① スリナガル ハウスボート大全
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10438056/
② モスリムという生き方 (モスク、ラマダン、イスラム)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10452111/
③ スリナガル グリーン・グリーン (グルマルグ、カシミール鉄道)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10545380/
変更:
2012/02/01 ラダック夢の跡シリーズに統合
PR
-
[目次]
ダライラマ・ティーチング
アクセス
会場の様子(座席対策)
ティーチングの様子(通訳対策、カメラ対策、食事対策、
トイレ対策、民族衣装対策、法話対策)
帰り
三日目
最終日
まとめ
[ダライラマ・ティーチング]
チベット仏教の最高指導者 - ダライラマ14世、現在チベット亡命政府のあるインド・ダラムサラに居を構えています。実際に法王がこの町にいることは少なく、講演などで世界中を忙しく飛び回っています。その中でもインドでの活動が多く、より実践的な法話(ティーチング)という形で信者と向き合います。ティーチングとは、ダライラマ自らが仏教教義の解説をする集会で、通常3-4日間に渡って行われます。
法話集会が最も頻繁に行われるのはダラムサラですが、毎夏、ラダック地方でも大規模なティーチングが開かれます。日程と場所は毎年違いますが、2007年、2009年はレー近郊の便利な場所で行われました。ティーチングや講演の最新スケジュールは次のサイトで確認できます。
http://www.dalailama.com
今回、レーでの大規模なティーチングに参加してきましたので、その時の様子を詳しくお伝えしたいと思います。 -
2009年のラダック・レーでのティーチングは8/22-8/25の4日間行われました。会場のあるチョグラムサルはレーから車で約10分と近く、チベット難民が多く住む町として知られています。町のはずれには、法王の邸宅と大きなイベント広場があります。
この広場は、3万人規模の野外フェスができるような大きさで、小さな寺院で行われるダラムサラのティーチングとは大きく趣が異なります。ラダックはチベット仏教の盛んな地、レーのラダック人やチョグラムサルのチベット人など、かなりの参加者が見込まれます。
参加には仏教徒である必要はなく、レーの場合、事前登録も不要です。会場が広いので、席がないこともありません。ダライラマを自分の目で見るまたとない機会です。私も毎日参加することにしました。ただ、直前のスケジュール変更で、一日前倒しになり初日を逃してしまいました。この旅行記は二日目からのレポートです。 -
[アクセス]
会場のチョグラムサルはレーから約10キロ南にあります。アクセス手段はいくつかあります。
1.町の南のバスターミナルから小型バスを利用。朝6時以降30分に一本。10ルピー(19円)。
2.フレンドリーゲート(旧バスターミナル)で待機している乗り合いワゴンや乗り合いピックアップ(写真)に乗る。10ルピー(19円)。
3.ワゴン・タクシーをハイヤーする。7人乗り片道200ルピー(380円)。
4.ワゴン・タクシーを貸しきっている家族の車に同乗する。30ルピー(57円)。
これらの方法は、レーの中心部に滞在している場合で、チャングスパ方面に宿を取っている場合は、タクシー以外に便利な方法はありません。 -
朝6時発のバスに乗り、会場に向かいます。10分ほどでチョグラムサルに到着。朝早いため、渋滞なくスムーズにに到着できました。道路を挟んで広場の逆側に大きな駐車場(写真)があります。バスは駐車場の近くまで行くため、そこから広場まで少し歩きます。
-
道路を渡り、広場に下りていきます。入り口でセキュリティチェックがありますが、形式的なものなので、特に持ち込めないものはありません。パスポートも不要です。
-
[会場の様子]
会場は広く、レーの全人口が来ても大丈夫な大きさです。実際、店を閉めて来ているラダック人もたくさんいます。外国人用の席はステージ近くにあるので、そちらに急ぎます。 -
外国人エリアはステージのすぐ横にあり、かなり優遇されています。特別にシートがひかれているため、自分でレジャーシートを持参する必要はありません。
6時15分頃会場に着くと、まだ、1-2列しか先客がいません。ティーチング開始までまだ三時間、ここまで早く来る必要はなかったようです。この時間にいる人たちは、早朝から席を確保している熱心な信者です。
**写真は6:50AM頃。 -
==座席対策==
空いている時間帯でも、席決めは慎重に行う必要があります。席から法王の座る高座の間に、視界を遮るものがいくつかあります。一つは外国人エリアの柵。柵のポールによっては、でかいスピーカーがくくりつけてあります。次に、ステージの柱。これもちょっと邪魔な場所にあります。最後にセキュリティの人。柵の内側にいるのですが、これだけは運任せです。
ステージ上の席(写真)を見ると、座席が大きすぎてどこの座るのかよくわかりません。あの大きな背もたれは飾りで、法王は手前のマイクのそばに座ります。その場所を想像しながら、角度や柱の位置を考慮し、自分の座る場所を決めます。
いい席を確保したとしても、最前列以外は安泰ではありません。混んでくると、後から来た人がちょっとしたスペースに割り込んでくるからです。これはどうしようもありません。 -
ステージ近くの席は、インドらしく各種の特別枠のスペースが設けられています。ステージ正面が僧侶(写真)と尼のエリア。その横にラダック仏教協会、さらにその隣、ステージを横から見るように外国人席があります。少し後ろには、スポンサー席、軍人席、老人席などがあり、それ以外は誰でも座れる一般席になります。外国人が一般席に座るのは問題ありませんが、英語通訳のスピーカーがないので少々不便です。
-
その他大勢の地元人は、広々とした芝生や土のスペースに座ります。敷物で場所を確保し、お茶を囲んで花見のような雰囲気。家族連れがほとんどで、完全にピクニックモードです。
-
七時半を過ぎると、外国人エリア(写真)は八割くらい埋まります。後ろの場所のほうが勾配が高いため、最後列でもそれほど見にくいわけではありません。この外国人席は、ステージ後ろを走る通路まで続いており、200人くらいは座れます。
開始時間が近づくと、席が満席になります。その場合、ステージ裏の通路からの立ち見という手もあります。一旦ティーチングが始まると、暑さと退屈で途中で帰る人がかなりいるので、待っていればいずれ座れます。
ここに来ている外国人は、たまたまラダック観光でレーに来ていた人が8割、残り2割は仏教に興味がある人で、毎日来るリピーターです。欧米人が多く、日本人を含む東アジア系参加者は全部で20人くらいでしょうか。 -
[ティーチングの様子]
しばらく待っていると、笛と太鼓の演奏が始まり、VIPや高僧が入場してきます。ここからダライラマ登場までは、まだ時間があります。その間、ステージ下でとんち比べ(写真)のようなものが行われます。これは通訳されないので、ただ眺めるだけです。 -
VIP入場から約30分後、再び笛と太鼓の演奏が始まり、ダライラマが車に乗って登場します。法王のラダック邸宅は、この広場の隣にあるためすぐ近くです。入場すると、ステージ前方に出て観衆に挨拶してから席につきます(写真)。入場時間は日によって違いますが、だいたい9時くらいです。
-
法王が姿を現すと、観客は一斉に立ち上がり尊敬の念を示します。
-
法王は席に着くと、最初にお経のようなものを読んでから法話を開始します。内容により、正面の僧侶や観衆に向かって話したり、ステージ上に座っている人に話しかけたりします。このステージ上に招待された人(写真)がどういう立場なのかはわかりませんが、一般人のようです。外国人席がリンサイドとすれば、彼らの席はスペシャル・リングサイドです。
法話では、経典などのテキストに沿ったお話をされます。二日目の場合、基礎的な話が多かったので、いくつか紹介すると、
1. 思いやりについて
人間は社会的な動物である。コミュニティーを作り、他の人と一緒に生活しなければならない。誰も一人では生きていけない。食べ物は農家に、衣服は動物に依存している。そのような生活の中で、Compassion(思いやり、慈悲)は、最も本質的なもの。それがあれば、親子、家族、コミュニティ、みんなが繋がりひとつになれる。
2. 知識について
チベットの人たちは伝統に囚われすぎてきた。それが今の惨状を生んでいる。伝統も大事だが、現代科学も学ばなければならない。伝統を重んじるのは大切だが、伝統の奴隷になってはいけない。
3. 知恵について
知恵には二種類ある。一つは世間的な知恵(Conventional Wisdom)、もうひとつは究極の知恵(Ultimate Wisdom、智慧)。仏教の瞑想を通して学ぶのは後者のほうである。 -
法話は2-3時間ほど続きます。この間の過ごし方について、いくつか対策を見ていきます。
== 暑さ対策 ==
ラダックは高地とはいえ、日中の暑さは半端ではありません。8時頃まではまだ涼しく過ごしやすいのですが、ティーチングが始まる9時くらいになると、日差しが厳しく焼けるような暑さです。帽子や日焼け止めクリームは必須です。首や背中も相当暑いの。女性はショール、男性は長袖シャツで頭から背中を覆うと少し楽になります。地元の人達は、皆カラフルな日傘を差しています、外国人席では、後ろの人に気をつかって傘を差す人は多くありません。
== 硬い地面対策 ==
外国人エリアは、シートはひかれていますが、その下はデコボコの地面です。そこに長時間座っているのは苦痛で、疲れて足を伸ばす人も出てきます。準備のいい人はヨガマットやトレッキング用マットを用意しています。私は、町の売店で買った手提げ袋に上着を詰めてクッション代わりにしていました。 -
==通訳対策==
ティーチングの通訳は少々複雑です。法王はチベット語の方言で法話を行います。外国人席のスピーカーからは逐次通訳された英語の音声が、場内のそれ以外のスピーカー(写真)からは法王の声がそのまま流れます。観客のほとんどはラダッキーなので、チベット語はわかりません。法王の話が一区切りつくと、さらにラダック語の通訳が流れます。ラダック語に限り、5-10分の話をまとめて訳すので、その間、法王や外国人は通訳が終わるまで待つことになります。英語通訳はFMラジオでも聞くことができます。
このような仕組みのため、ラジオを持ってきていない人は、外国人エリアの、できればスピーカー近くに陣取りたいところです。後ろのほうに座ると、すぐ近くのスピーカー(チベット語)が邪魔で英語通訳がうまく聞き取れないからです。
ラジオを持っていれば席はどこでもいいはずですが、手違いで放送が行われないことがあるので注意が必要です。FM放送は、英語の他、ヒンドゥー語や中国語のチャンネルもあります。 -
==カメラ対策 ==
会場にはカメラ持参の外国人も多く、ダライラマの写真を撮るのが目的の人も少なくありません。法王のシャッターチャンスは主に3度あります。一度目は、法王が入場して観衆に手を振る瞬間です。この時は他の人も立ってしまうため、障害物が多いのですが、全身を撮る数少ないチャンスです。次に法話をしている間。法王は座っていますが、自分の席からの角度が悪くなければいつでも撮れます。前の人が邪魔な場合は、立って撮影するのもありです。開始から30分も経てば一瞬視界が遮られても誰もきにしません。最後のチャンスは、法話が終わり、ダライラマが退席する時です。この時も入場時同様、高座から降りて観衆に手をふります。
外国人席から見て、法王は斜め0度-45度、30mくらい離れた場所に座ります。席はステージの屋根の下のためやや暗めです。この距離でアップの写真を撮ろうとすると、ズームは最低10倍は欲しいところです。法王をどうしても正面から撮りたい場合、僧侶席の後ろの通路から撮ることができます。ただし、この場所にいると周りから厭な顔されます。 -
==食事対策==
現地の人はともかく、法話中に食事をする外国人は見当たりません。ステージが近いということもあるでしょう。それでも、ティーチングが始まるまでは、軽い朝食を取るひとも何人かいます。
広場には数千人の観衆がいますが、不思議と屋台などはありません。広場の外、道路沿いにある建物が臨時の売店になっていて、水やスナックなどを販売しています。小腹がすいたらここに行くしかありません。チョグラムサルには食堂も売店も沢山ありますが、この広場は町の中心から少し離れています。
会場には、お茶を配る女性(写真)がいます。主に僧侶に対してサービスするのですが、たまに観客席にもやってきます。残念ながらコップはないので、自分で用意しておく必要があります。 -
==トイレ対策==
法話中、トイレに席を立つのは問題ありません。ただ、外国人エリアの前の方に座っていると、出入りが面倒です。トイレ(写真)は川に近い場所にあります。地面に穴を開けて目隠しをした仮設トイレです。席からこの場所は遠いので少々歩く必要があります。 -
==民族衣装対策==
トイレに行く途中、広場の隅に並ぶテントが目に入ります。どのテントの前にも、派手に民族衣装を着飾った女性が集まっておしゃべりしています。遠くの村から来ているのか、それともお茶のサービスなど何かの役割があるのか不明です。
この会場には一万人を超えるラダッキーやチベタンが集まっています。しかも、ほとんどの人は伝統衣装で正装しています。これだけの大人数の民族衣装を見る機会はめったにありません。外国人の中には、最初から法話を聞くことを捨て、カメラ片手に会場を歩き回っている人もいました。 -
==法話対策==
法話が進むにつれ、話の内容が難しくなってきます。三日目には、テーマが空(Emptiness)になり、半分くらいしか理解できませんでした。通訳の人は仏教用語を連発するため、全体から単語の意味を推測するのも容易ではありません。カルマ(Karma、業)、ダルマ(Dharma、法)、マハーヤーナ(大乗仏教)など聞き覚えのある単語はなんとか理解できますが、それ以外のパーリ語やサンスクリット語の原名になるとお手上げです。
前列に座るな外国人信者の中には、うなずきながら熱心にメモを取る人もいます。わかる人はわかるのです。やはり、ティーチングでは仏教知識が欠かせません -
ダライラマは毎年のように、日本に招待され公演しています(有料)。そういう場所では、話す内容もカジュアルでわかりやすい。法王はシンプルながら的を射た英単語を使うため、本人の言葉を直接消化している実感が持てます。これがティーチングになると、そもそもわかりにくいテーマを、やや不完全な通訳を介して聞くので少々不満が残ります。内容的にも退屈です。
周りの外国人を見渡すと、大半は一応話を聞いていますが、あまり集中できていないようです。体を崩したり、下を向いて暑さに耐えたり、早く終わってほしいというのが正直なところでしょう。一時間もすると、帰る人が増えて、席が歯抜けになります。これは、席を前の移動するいいチャンスです。
法話も最初から最後まで難しい話をするわけではありません。時にはジョークやたとえ話など、明るいムードになることもあります。法王は低く渋い声の時もあれば、おちゃめに声を裏返して話すこともあります。私のお気に入りは、人差し指を振りながら話すダライラマ法王。傍目には、押しの強い商売人にしか見えません(写真)。 -
==終了==
ティーチングは2-3時間ほど続き、たいてい12時前には終わります。明日の内容と開始時刻が告知され、法王が退場します。お疲れ様でした。 -
[帰り]
ティーチングが終わると、荷物をまとめて出口のある道路のほうに向かいます。 -
道路を歩いて帰っていく人が沢山いますが、彼らはチョグラムサルの住民です。ここからレーは歩ける距離ではありません。車で来ている人は奥の駐車場へ、足のない人はバスが駐車場から出て来るのを待ちます。
-
来るときと違い、人が集中するのでバスに乗るのは大変です。屋根に空きがあれば迷わず飛び乗ります(写真)。この時ばかりは僧侶と競争です。小型バス以外にも乗り合いピックアップもやってきます。荷台に座るのですが、比較的乗り込みやすいのでお勧めです。
-
[3日目]
ティーチングの内容は、毎日異なります。それに加え、儀式のようなものも執り行われます。三日目は法王によるイニシエーションが行われました。これは、カラチャクラ・イニシエーションというチベット仏教の儀式で、本来はもっと日数をかけてするものですが、ここでは単純化したものを行うようです。
まず法王は次のように前置きされました。
「もし、あなたが仏教徒でないなら、この儀礼に参加しないでください。少なくとも、興味があれば参加されてもかまいませんが..」
私は興味本位ですが、儀式に参加します。その場に正座して法王の言葉に耳を傾けます。何か誓いのようなもの(五戒?)をさせられ、何度かお辞儀をしたりしているうちに、イニシエーションの儀式が終わりました。正直よく覚えていません。 -
イニシエーションをした人には、赤い紐と藁のようなものが配られます。赤い紐(ひとつ前の写真)はプロテクション・ストリングとかエンパワーメント・ストリングとか呼ばれるもので、お守りのようなものでしょうか。手首に巻き、修行中その紐をつけ続けます。
もう一方のクシャ草(Kusha grass、写真)は、ブッダが悟りをひらいた時に座っていた草とされています。長短ペアでもらい、短い方を枕の下に、長いほうを布団の下において寝ます。そうすることで、その夜、修行の助けになるいい夢が見られるとのことです。
これらの配りものは、自分から取りにいかないとまずゲットできません。スタッフの数が全然足りていないのです。 -
[最終日]
ついに四日目の最終日です。この日はいつもより混んでいる気がします。入り口で赤い帯が入場者に手渡されました(写真)。ティーチング中、これを目隠しとして使い、無知の世界を体験するのです。 -
11時過ぎ、ティーチングが一段落してセレモニー的な内容に変わりました。ステージの周りには、法王への贈り物を持った人たちが長い列を作っています。
-
捧げ物は経典や絨毯など様々ですが、何だかよくわからないものあります。
-
ギフトを持った人たちがステージを丸く囲むと、法王はゴニョゴニョ念仏のようなものを唱え始めました。変な帽子に注目です。
-
ステージでいろいろ行われている間、会場では聖なる水が振舞われました。この飲み物にどういう意味があるのか知りませんが、甘い水です。現地の人はペットボトルに入れたり、両手で作った杯に受け取って飲んだりしていました。
-
この水、欲しい人が多くて、水を配るスタッフのまわりは大変混雑します。しかし、心配はいりません。よく見ると会場の隅に給水車(写真)があり、そこで好きなだけもらえます。
-
12時過ぎにすべてが終わり、法王は退場されました。これで4日間に及ぶティーチングの終了です。
[まとめ]
毎年あるわけではありませんが、レーとその近郊の人達にとって、夏のダライラマ訪問は、年に一度のお祭りです。老若男女が民族服に着替え、家族そろって会場に向かいます。初詣と天皇参賀と野外フェスを合わせたようなイベントでしょうか。一万人を超えるラダッキーが一箇所に集まる姿は壮観です。ティーチング自体は、決して面白いものではありません。しかし、ダライラマ法王のお陰で、このような稀有な催しに立ち会うことができました。この幸運を素直に感謝したい。
残念ながら、2010年はレーでのティーチングが予定されていません。ラダックでは、カルギルとヌブラ谷で七月後半に一日ずつあるようです。2011年に期待しましょう。この興奮を一人でも多くの方に経験していただくことを期待して、今回の旅行記を終わりにしたいと思います。それではまた。 -
[リンク集]
==インド旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=&dmos=os&level1=1&level2=609&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
37