2011/03/05 - 2011/03/12
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りょしゅうさん
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新幹線の「台南⇒桃園」に乗るための、無料の台南公園⇔高鐵台南車站のバスは廃止になっているので、今年の1月2日から開通した台鐵沙崙線に乗る。
桃園では台湾到着日に泊まった「今日大飯店」に投宿。
このホテルで信じられないような、いや信じたくない出来事。
かの大戦を知らない僕にとって人生における最大の大惨事を知る。
3/5 関空~桃園
3/6 桃園~鹿港
3/7 鹿港~彰化~高雄
3/8 高雄
3/9 高雄~台南
3/10 台南
、★3/11 台南~桃園
★3/12 帰国
末尾ながら、東日本大震災におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま方に心よりお見舞い申し上げます。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
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-
「台鐵沙崙線」
台鐡沙崙站(高鐡台南)毎時00分と30分発台鐡中洲站行⇔(22分)台鐡台南車站毎時、07分と37分発 -
台鐡には敬老料金はありません。 -
途中に長栄大学火車站があるので学生が多い。 -
台鐡沙崙站と高鐡台南站とは連絡通路で繋がっている。
台鐡と高鐡は経営が異なっていて競合関係にある。 -
高鐡台南站から台鐡沙崙站を見下ろす。 -
「高鐡台南站」
台鐡に比べ乗客が少ない。
「これでやっていけるだろうか?」
人事ながらちょっと心配。 -
「新幹線」
停車する前、走っているのを写したため、ちょっとぼけています。 -
「台南⇒桃園」の新幹線の成人料金1,190元。
満65歳以上なら敬老料金で半額だが、数え年ではだめだった。 -
空いています(ガラガラ)。
僕の後ろの座席は日本のビジネスマンが二人。食い物(グルメ)の話を日本語でぺちゃくちゃ話していた。 -
「高鐡桃園站」
構内は広いけど人は疎ら。
新幹線と言えど台鐡に相当押されているようだ。 -
駅の西出口を出ると、4番乗り場に台鐡桃園站行きのバスが待っている。 -
運転手に新幹線の乗車券を見せると無料(免費)。
一般乗客は有料。
台鐡桃園までは普通の路線バスのように各停留所に止まる -
さすがにシャトルバスを兼ねているので車内は豪華。 -
バスは関南大学の構内に入り玄関に横付けして折り返す。
このころから雨が降り出してきた。 -
台湾初日に泊まった今日大飯店の近くでバスを降りる。
気温も台南よりかなり低い。 -
「TATTOO」 -
「今日大飯店」のロビー
万国旗(?)が過去の栄華を忍ばせます。
日本語の話せる支配人いわく「30年前はうちも“一流ホテル”だった。日本の団体客で満員だった」(笑)
本当でしょうか?観光客だらけの“二流ホテル”なら分かりますが・・・。 -
30年前の10元紙幣を見せると、「これは珍しい!」「現在なら千円の値打ちがある」と言って100元札と交換してくれた。
僕が出した10元紙幣は、台湾銀行の発券した台湾元であるが、2003年から流通停止。現在は使用できない。
現在流通している紙幣は、中華民国中央銀行発行の紙幣のみ。
(中華民国中央銀行は唯一の政府銀行) -
この部屋で1100元(朝食付)
「2度目だからまけろ」と言ったら「グレードアップしておく」と言ってたが、初日に泊まった部屋より、なんだか狭くなった気がする。 -
「デパートの食堂」
支配人に食事処を尋ねると、桃園站付近には大きなデパートが3ヵ所あり、いずれも大きな食堂街を併設しているので、そこなら間違いないと薦めてくれた。 -
韓国焼肉定食170元。
これ(見本)を指差し注文。
鍋と焼肉がセットになっていてボリューム満点。 -
食事から帰ると、支配人が「日本は今大変なことになっている」と言って
僕を自室(事務室)によび入れる。
入ってみると東北地方の地震のニュース。
残念だがこのホテルはケーブルTVだがNHKは見れないと言う。 -
僕は部屋に戻り、ブラウン管の小さいオンボロTVを食い入るように見た。
「世界で5番目に大きい地震」
「破壊的な津波が日本の東北部沿岸を襲った」
台湾語は分からないが字幕で理解できる。
これはとんでもない大惨事だ!! -
TVは第一報以来、他の番組を中止してまで地震情報を流し続けている。 -
報道で被災状況を見た後街に出ると、街並みも行き交う人々も何故か先ほどと違うような・・・不思議な感覚に囚われた。
ホテルの南西200mに小規模ながら小吃(シャオチー)街がある。 -
いつものように串焼きを・・・
いつものようにホテルに持ち帰り。 -
部屋でこれを摘みに、震災情報を見ながらビールで一杯。
(炭火ではなくガスで焼いているので、冷めたら硬くなり味も悪い) -
「津波の恐れは台湾にも広がっている」との速報も・・・
馬総統以下全閣僚が防災用の赤いベストを着てTV画面の中で心配そうにしていたのが印象的だった。
この日、台湾人の多くは深夜までNHKの生中継を見ていたそうだ。
(このときだけはワンクラス上のホテルに・・・と悔やんだ) -
3月12日朝。
ホテルのロビーにあった台湾の新聞。
日本の大震災のことが大きく出ている。
フロントの女の子に持ってもらい写す。
「記念に持って帰って良いよ」と言ってくれた。
気のせいか何だか急に親切になった気がする。 -
桃園空港行きのバスは、ホテルからたった10mも離れていない7-イレブン前から出発。
ただのバス停だが、乗客整理の係員がいて、「エアポート?」と一言発すると「ウン?」とうなずいてくれる。
看板の一番下部に停車バス停が載っています。 -
帰国はジェットスター3K721。
機内サービスは全て有料。
水(300ml)80元。
カップラーメン(インドネシア製)で300元出すと、おつりはシンガポールの硬貨を少しくれた。
※持ち込み飲食は禁止だそうだが、来るときお茶を免税店で買って持ち込んだが、何も言わなかったから、入出国の審査後に買って持ち込んだほうがはるかに安くつく。 -
帰国後。
1週間ほどはTVの震災報道を食い入るように見るだけで、何もする気になれなかった。
台湾から持ち帰った新聞を開いてみると、7ページぶち抜きで日本の震災報道が載っていた。
日本は72年に台湾との外交関係を一方的に断ち切った。しかし、台湾にとって経済や安全保障の面で日本は特別な存在のままなのだ。
他国の震災でありながらこの扱い、日本に対する関心の深さがありありと表れている。 -
東日本大震災1ヶ月後。
日本のメディアによると・・・馬英九総統は、これまでに義援金40億台湾ドル(約120億円)と救援物資500トン以上が集まったことを明らかにし、「台湾の人びとは日本への深い愛を示し、日台関係において双方の感情がどれほど深いかがよく分かる」と語った。 -
思えば戒厳令下の台湾を訪れてから三十年。
その様変わりぶりを見るために訪れた台湾は、想像した以上に民主化されていた。
お年寄りに優しく、身障者にも優しく、人を大切にする。その姿をこの目にしっかりと焼き付けることが出来た。
台湾の人々の災害支援はまだまだ続いています。
台湾の人々の裏のない?御厚情に衷心的感謝(深謝)。
「真的謝謝台湾!!」
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